第1回打ち上げ券アリの「円丈らくご塾」・・・いやあ、結構盛り上がった!】
【画像:第一回円丈らくご塾の出演者左から羽光、けい木、清麿、わん丈、円丈、ふう丈】
さあ、 ついに始まった「円丈らくご塾」!とにかく前座、二つ目の噺家さんの新作落語道場みたいな会を以前からやってみたかった。最近、前座さん、二つ目さんの中で結構新作に対する興味が、高まったいる。
<当会は、時間制限あり>
しかし、前座、二つ目の新作落語をダラダラ聴くのはつらい。ご安心を!
この会は時間制限付きだよ。
・前座は10分!
・二つ目15分
・仲入り、トリは20分!
・ゲストは、20分と決まっている。
そして「打ち上げ付き落語会」、落語会500円でビールが、ついて打ち上げに参加できる。
ぜひぜひ参加してちょうだ~~い!
・そして今回から「大川はなちゃんの聴きました」が始まる。この下だよ。
次回の第2回「円丈らくご塾」・・・2013年7月21日・明大前徒歩・・10分松一会館】
いやいや、第1回はうまく行ったね。結構うまく行った。言ったさあ、来月第2回だ。
~打ち上げ券500円で打ち上げに参加しよう~
「第2回・円丈らくご塾」7月21日(日)17時開演:
【場 所】松一会館:世田谷区松原1-52-4
(京王線明大前・徒歩10分 TEL03-3325-1709)
時 間:16:30開場 17:00開演・・終演20:00頃
入場料:当日1780円 前売1380円
・・打ち上げ券の情報はこの下だよ・・
< オープニング・・わん丈、ふう丈>
三遊亭ふう丈・・・・・・新作落語10分
三遊亭ございます・・・新作落語10分
三遊亭たん丈・・・・・・新作落語15分
ゲスト柳家小ゑん・・・ゲスト落語(20分)
古今亭志ん八・・・・・・新作落語(20分)
仲 入 り
塾長三遊亭円丈・・・ 落語(20分)
トリ古今亭駒次・・・・・・・・新作落語
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<打ち上げコーナー・・・30~40分>
【画像:第1回のトリで熱演した粋歌くん】
<打ち上げ券・・・500円>
・終演後30分、缶ビール、チュウハイ、ウーロン茶で乾杯一人2枚まで!終演後、直ちに会場で打ち上げ
<前座、二つ目は時間制限>
前 座10分:二つ目15分
トリ、仲入り:ゲストは20分
<メール予約>
住所、氏名、人数、打ち上げ券の有無、枚数を・・。
enjojuku@yahoo.co.jp
<電話予約>
10~20時:時間厳守
090-8723-1524(担当鈴木)
・・打ち上げ券は、仕入れの関係で前以て予約の時
【これが第1回6月23日円丈らくご塾」の真実だよ!】
第一回「円丈らくご塾」6月23日(日)17:00開演
オープニング・・・・・・わん丈、ふう丈、円丈
前 座わん丈・・・・・「名字」
前 座けい木・・・・・「愛Phone」
笑福亭羽光・・・・・・「AKB親子」
ゲスト夢月亭清麿・・「バスドライバー」
三遊亭ぬう生・・・・「ねえちゃんほしい」
仲 入 り
塾長三遊亭円丈・・・「強情灸」(20分)
二つ目酔歌・・・・・・・「二人の秘密」
--終演後、直ちに客席で打ち上げ--
打ち上げコーナー・・・30分の予定が50分・・
【画像:「愛Phone」を熱演した林家けい木くん】
「大川はなちゃんの聴きました!」・・・・・・第1回円丈らくご塾
どうも円丈です。大川さんは、ここ3年程、毎回、無限落語の感想などを送ってくれて、本人が言うbには、メモも取らないと言う。それなのにかなり正確な評論です。それで円丈だけ読んで勿体ないので、この「円丈らくご塾」での評論をお願いしました。
ということで以下が「大川はなちゃんの聴きました」です。 円 丈
<1・三遊亭わん丈さん・・・ 「名字」>
久しぶりに来社した元営業部長の名前を思い出せない受付嬢。社長室に案内したら、今度は社長が四苦八苦…。一本道をまっすぐ走るような噺で、すんなり筋立てがわかります。 社長の名前はアナウンサーからとったのでしょうか。
<2・林家けい木さん・・・・・「愛Phone」>
冒頭の喧嘩の場面は、説明があったので、理解できました。なかったらわからなかったかもしれません。スマートフォンの宣伝のようでしたが、かえってガラケーに親しみを感じる噺でした。
<3・笑福亭羽光さん・・・・・「AKB親子」>
古典を下敷きにしていると思われる作品。父親がアイドルおたくの息子を叱る場面は、宗論のようでした。
安定感があります。秋葉原やAKB劇場の描写がリアルでした。
<4・夢月亭清麿師匠・・・・・「バス・ドライバー」>
始めは陽気な酔っ払いと運転手の会話だったのが、徐々に狂気を帯びてきて、悲劇に向かってひた走るバス。残念ながら行ったことはないのですが、実験落語の雰囲気は、こんな感じだったのかな、と思う作品です。はじめのうち笑っていると後になって怖くなります。
<5・三遊亭ぬう生さん・・・「ねえちゃんほしい」>
42歳の落語家が、出会い系サイトで姉ちゃんを募集。 渋谷のハチ公前に現れた姉ちゃんは28歳…。姉のない男性が、姉ちゃんに憧れる気持ちを表した作品。
姉は、妻とも妹とも違う、優しい肉親ということのようです。なかには弟を叱りつけたり、こき使う姉もいますけれど…。
< 仲 入 り >
【画像:円丈の高座、そこそこお客も入ってて形にはなってま~~す】
<6・三遊亭円丈師匠 強情灸>
名古屋の銭湯の枕なので、もしやと思ったらやはりこの噺でした。 新作の会でも、この噺は現代的味付けなので、他の噺の中でも馴染んでいたと思います。 何度聞いてもホットな噺です。
<7・三遊亭粋歌さん・・・・・「二人の秘密」>
プロポーズ 映画「君に読む物語」に少しだけ似た作品。 ただし、あちらは女性が認知症、こちらは男性が 妻を認識できない。妻は10年前に死んだと思っていて、 別人と思い込んでいる妻にプロポーズ…。最後の妻のセリフに夫婦の情愛を感じる、ほろ苦くて心温まる噺でした。
それにしても、世の男性はそんなにも妻に死んでほしいものでしょうか。ぬう生さんの作品にも「女房が自転車に乗って買い物に行くと、 このまま事故に遭って死なないかなと思う」というセリフが出てきました。結婚しただけでは夫婦になれず、年月をともに過ごして最後に夫婦ができあがるのかもしれません。
◎曲がりくねった道の先にある松一会館で行われた手作りの落語会。
これからも楽しみです。
これが「円丈らくご塾」のビラだよ!
落語愛国者に告ぐ!
落語史、特に新作落語史上史における三遊亭円丈の足跡は、特筆すべきものである。
実験落語会、応用落語会、無限落語会、超実験落語会などの実行を通して、自身だけではなく、多くの新作落語家を育て上げた。
その円丈が「今、一番やりたい!やらなければならない!」と決意したのが、この落語会である。
「明日の新作落語家を育成し、今の落語界に刺激を与えたい」こう宣言する円丈は、出演者をげんそくとして、前座、二ツ目の若手に決めた。自身や、応援の人気・実力の先輩落語家は、あくまでもワキであり、主役は、若手の落語家とその育って行くさまを見守る観客だという。
あえて古典一辺倒の時代に茲に警笛を鳴らすものである。六月二三日と七月二一日は「円丈らくご塾」(明大前、松一会館)に集合せよ。祝儀をもって行け!愛国者よ。
憂国の五月惜春
落語愛国の士
夢月亭 清 麿