落語家 新作落語 愛犬 三遊亭円丈落語の世界

落語関係

更新:13/12/08 「13年簡略トリ日記」だよ・・。

<2013年版・・おなじみトリ日記だ~~~~~~よ>


 ええ~え、 どもども円丈っす。68歳になると一年たつのが、早いね。おとつい、去年の元旦だと思ったら、今日はもう今年の元旦だもん。明日は来年の正月じゃないのかね?

 とにかく時間の経過が早い。この調子でもう80なんて、あっと言う間だろうね。生きてさえすれな、90、100歳もあっという間だ。それで気がついたら死んでたなんてことにもなるね。

円丈も人生のラストラウンド。何時死んでもいいように自分の持ちネタをしっかりしておかないとね。年に負けちゃいられないよ。とにかく頑張ってやり~い!!
     円 丈

◎新宿末広亭12月上席(1~10日)昼トリ:9日のみ休み
◎円丈十番勝負新作対決!11月喬太郎VS円丈 ・・・しばし待て!
◎国立演芸場「円丈白鳥親子会」9月18日 夜
◎大坂トリイ・ホール「黒船円丈」独演会8月30日・夜・円丈三席・企画吉田食堂

◎国立演芸場・8月上席(1~10日)昼トリ
◎円丈十番勝負・昇太編・7月19日夜・・日本橋公会堂「日本橋劇場」
◎円丈大須独演会・名古屋・大須演芸場5月3日4日昼席  
◎新宿末広亭・3月余一会3月31日(夜の部)・・円丈、小ゑん二人会

◎池袋演芸場・3月中席夜トリ(11~20日)
◎浅草演芸ホール・2月昼席トリ(11~20日)
◎ 円丈白親子会・・東京芸術劇場ウエスト館:池袋2月4日夜19:00開演

円丈トリ日記16新宿末広亭昼トリ:12月上席(1~10日):9日・・休み

 

末広亭の客席・雰囲気がある。寄席の良い雰囲気がある。 今日から新宿末広亭のトリ、なにしろ、この12月上席は、昼トリが円丈、夜トリが小ゑん!
ある新作ファンからメールが来た。

「末廣亭12月上席、マニアには堪らないですね。

 円丈師匠はじめ小ゑん師、川柳師、白鳥師、清麿師、歌之介師、百栄師、彦いち師そしてしん平師、こんな顔付って過去にありましたかね?!
これで2,800円とは逆詐欺のようなものです」 と言うメールだ。
 これだけ、コストフォーマンスに優れた顔ぶれはない!ぜひ一度、12月上席は、新宿に来て頂戴!!!

【画像:新宿末広亭の客席は、雰囲気があるね】  

12月1日:初日(日)・・・今日のお客さんは強い!・「ランゴランゴ」

<上がる前・・・・・えっ、お客さんが重い?>

楽屋入りで客席を見る、客席はほぼ一杯で二階の桟敷席があく。しかし、高座からは、あまり笑い声が、聞こえてこない。仲間に聞くと今日のお客さんはオモイ(あまり笑わないコト)と言う。清麿師が上がって、最近殆ど外さない得意の「東急駅長会議」をやる。
あまり受けない!えっ、マジ!そこで前座さんに聞くと「少しオモイです」と言う。
しかし前座さんは謙遜して「少しというがホントは結構オモイようだ。じゃ何をする。これは、分かりやすくて、しかもエネルギッシュなパワフルな落語が良いね。そうだ。

<「ランゴランゴ」・・なんとかセーフ!!>

上がって「ぬう生とヌードショーと間違えた」とか、良くやるマクラから始まって、韓流ドラマとか、笑えるマクラを振り倒して、充分に笑いをとってから「ランゴランゴ」を入る。まあ結構うけた。ただ一か所、固有名詞を忘れたとこがあって、それをごまかすのに、少し苦労したけど、なんとかセーフ!危なかった。
しかし、夜のトリの小ゑんさんに聞いたら、結構うけたと言う。
そうなんだ。お客さんってモンスターなんだ。いつも刻々と姿を変えるとこがあるから、怖いね!

12月2日:ニ日目(月)・・今日も強敵・・・「ぐつぐつ」をやる

<どんなお客さんなのか??>

今日は、結構中高年が多くて、そんあに落語を知らない感じ、そこに一部円丈ファンが混じる感じ。
ある楽屋スジでは、「今日は古典落語や新作落語や、漫談よりも一番うけたのは、漫才だった。じゃどうするんだ?

<おでん落語「ぐつぐつ」をやる・・・う~~~ん、どうだろう?>

楽屋で笑ってポーズ、h円丈、白鳥、亜郎、丈ニ、わん丈 高座に上がると「ヨッ、円丈とか!」何人も声が掛る、一部円丈ファンがいる。

しかしお客さんに合わせてばかりいても、ネタは広がらない。
 多分、うけると思うから、「ぐつぐつ」をやる。まずマクラをフルが、反応が薄い。強い!

まあ、とにかく「ぐつぐつ」をやっちまえ!話に入ったが、それなりにうけるけど、どうもパッとしない。それなりにうけるけど・・・今一つだな。

そしてサゲでフィニッシュ!結構力強い拍手もあるが、いまひとつ!う~~ん、でも明日は勝つぞ!!

【画像:左から丈ニわん丈、白鳥、円丈、亜郎】

12月3日:三日目(火)・・「夢一夜」でもう玉砕!どうでもなれ!

<どんなお客さんなのか?>

どうもHPの更新が全然、はかどらないので稽古が出来ない。とにかく、この年になるとその日やる台本を一度は目を通して固有名詞を頭に叩き込まないと不安だ。
今日のお客さんもやはり結構年齢層が高い。しかもある噺家が、お客さんに「お前ら、笑えよ」と小言を言って、お客さんが静かになったとか?
しかし、なぜ笑わないんだじゃなくて、なぜ笑わせないんだ?だよね。

<「夢一夜」をやってみて>

何となくいらついていたんで、高座のドアをドンと一つ拳で叩いてから高座上がる。やったろやないか!座席がほぼ一杯の入り、後ろに若い女性がいたが、この連中はあまり笑わなかった。これは分かっていた。末期がんの主人公の落語に戸惑いがあるみたいで、しかし、中高年」はそういう噺を屈託なく笑う。
なんとか、笑わせてフィニィシュ!まあ、合格か!

12月4日:四日目(水)・・愛犬落語「藪椿の陰で」とにかく
コレ!

<どんなお客さんなのか?>
一日1回笑顔運動この芝居は何時もより、入っているという・・。そうかね。トリで上がると座席がほぼ埋まって、ザザっと桟敷にお客さんが、いると言う感じだ。

 今日は、ペット落語「藪椿の陰に」をやってやってみよう。とにかく上がるまでに一度はさらっておかないと年をとると不安だ。そこで一応、さらった。

 <「藪椿の陰で」をやってみて>
 この日の落語のマクラが、うまく決まらなくて、ダラダラとマクラをふって、終ったら40分もやってた。
  いかんいかん!もっとマクラを短くして、本題に入って、ビシッと終ればよかった。

 それが、散漫な感じになった。それでもラストの方では、大分、ビシッと締まった。
 カスカス合格か?危うく失格か、どっちかだね。まあまあ、明日明日!明日はやるぞ!!

【画像:歳をとると笑わなくなり、笑うと顔が引きつるので、只今、円丈「1日1回笑顔にっこり運動」を展開中!!さ、アンタもニッコリ!!】

12月5日:五日目(木)・・「悲しみは埼玉に向けて」をやる!!

<どんなお客さんなのか?>

昨日と客層、数もそんなに変わらない。あまり落語を知らないお客さんに1割ほどのかなり落語に詳しい客が混じるって感じ。白鳥くんのは結構ウケテいたが、しかしドカ受けじゃない。 なかなか強いお客さんだ。今日は「悲しみは埼玉にむけて」をやろう。受けなきゃ玉砕でいい!やるぞ。

<「悲しみは埼玉に向けて」をやってみて・・しかし、古くならない噺だ>

 
【画像:一日一回ニッコリ運動を和楽社中とにっこ!】

マクラでぬう生とヌードショウとか、分かり易いマクラを短めに3つほど、笑うけどドカンとはこない。程ほどにして「埼玉・・」のネタに入る。まあ、そこそこ笑うが、ドカンじゃない。
それから東武線のネタに入って行く。かなり笑うが、いつものドカンの半分ぐらいが、わらいのリミットになって、それ以上は笑わない。何度かそのリミットの笑いは来たが、それ以上はだめだった。まあ、このお客さんなら、合格だろう!




12月6日:六日目(金)・・・・前日、階段から落ちて右目を怪我するも「なんばん」

<どんなお客さん・・今日が今までの中で一番若い。今日は良く受けた>

夜中にトイレに起きて、階段で転んでゴチン。右目が腫れて、殆ど閉じた状態になる。しかも眉間や鼻が怪我して腫れてる。こんな顔じゃ、お客さんは笑えないよね。そこで貼れる眼帯を買い、それを付けて上がる。 しかし、こんなのしてて客が笑うかねえ。

<「なんばん」をやってみて・・・いやいや、うけた!>

円丈一日一回ニッコリ運動にっこり運動 上がって、眼帯をしてる理由を言って、普段は、両目でやってるけど、今日は片目だから、いつもの半分受ければ充分!

とかいって、この「なんばん」のマクラ、箸のマナーのはなしをするが、良く受ける。

その勢いで本ネタに入るが、笑いは、落ちない。

この「なんばん」は、やると評判いい割に笑いが少ない。しかし今日は、良く笑う。 この芝居のネタでは、よく受けた方だ。
 
いやいや、よかった。片目でやってあれだけウケたら万々歳!
あとは「圓生母ちゃん」が出来たらやってみたいね。

 【画像:ひとりでも「ニッコリ運動」を実施中・・・】

12月7日:七日目(土)・・・・「ランボー怒りの脱出」・この芝居で一番の入り

<どんなお客さんなのか?・・・今日、眼科で見て貰う>

昨日、階段に目をぶつけて、隠してるまぶたの方は結構腫れてる。「目は、危ないから、一度見て貰った方が良い」と丈ニくんが言うので、近くの眼科医に見て貰う。すると目を奥を見るために。瞳孔を広げる薬を飲んだら、病院を出たら、瞳孔が開いたので、眩しいまぶしい!
自分が、狼男のなったような気がした。しかし、見て貰ったらm、少し目がずれた感じがするね。落ち着いて落語をやってらんない感じだね。・・・あっそうそう、今日のお客さんが、昨日よりさらに少し若いね。

<「ランボー怒りの脱出」をやってみて・・>

ホントは実は、ムービー落語「タイタニック」をやりたかったが、どうも今ひとつ覚えが良くなかったので。やまた。どうも片目を隠してやるとどうもやりにくい。初めにマクラをふるが、どうもきちっと ハマらない。それでネタに入る。うけるけど、どうも微妙にお客さんとずれる。 まあ、それでもこの「ランボー・・」は力技なので最後はお客さんさんを力でねじ伏せたという感じだね。しかし、この芝居中には、目の眼帯は散りたいけど、無理かな。残念だね。

12月8日:八日目(日)・・・・大熱演「タイタニック」45分!か?

<どんなお客さんなのか?・・・この芝居で一番ツボで笑うお客さんだと言う>
今日がこの芝居で一番の入り、1階2階ともほぼ満員でしかも若いね!今日は、昨日やろうと思った「タイタニック」、何とか出来そ「う なのでこれをやると決めた。今日は昨日まで眼帯をしてたが今日は外す。とにかくやるぞ。ダメなら玉砕だ。

<ウケルとこはウケタけど・・45分の「タイタニック」!>
新宿末広亭日曜日の昼席今日お客さんがよく分からない。
確かにツボでウケルけど、外す時もある。

 タダ「モテル男のモテポイント1」あたりから、ドンと笑いがのって来た。

ただ正面の時計、30分を越えた。なんで?そんな長い噺じゃないのに、後半は結構うけたけど、なんと45分あった。

しかし噺の序盤があまり受けなかったとこもあった。

 <弟子の玉々丈の分析>

 玉々丈の分析では、「今日のお客さんは、ズ~~ッと笑い方が中途半端で、消化不良になってた。それが最後の師匠の落語でスコーンと笑えて、これで満足した」と言う。
 マジかい?玉々丈って、こんなに分析力があったっけ?じゃそう言うことしておこう!今日は大成功!ワハハハァ

12月9日:九日目(月)・・・・休み・ゴメン!!>

<********休みです*********>

12月10日:千秋楽(火)・・・・「圓生母ちゃん」で千秋楽!

<どんなお客さんなのか?・・・大体、同じ感じのお客さん>

 この芝居の昼席は、基本的に、それほど落語を知らなくて、やや年齢的に高いお客さんが多く、そこに2割ほど、常連らしきお客さんが、混じるって感じだね。やや、稽古不足だが、「圓生母ちゃん」をやろうと思う。将来的には、多くのお客さんの前でうけるネタになるように思って、これで行く!

<「圓生母ちゃん」をやってみて・・ささやかにウケた感じ>
良くやるマクラをふって、夢のマクラをふる。これは網、このネタの入るためのマクラ、まあ、それなりに受ける。この噺には、我が師圓生が登場するが、それを説明しなが、本題に入る。まあ、それなりに受ける。
 もっと言葉を決め、芸の部分でもハマるようにすれば、2倍程受けるようになると思うが、贅沢は言えない。芸に一日にしてならず。こんかいはこれで!


◎ 「トリ日記」読んでくれてありがとう!!じゃ、また・・

円丈トリ日記15:「円丈十番勝負、秋の陣神の骨、新作対決VS柳家喬太郎11月日・国立演芸場:夜

<目下、鋭意制作中!!!しばし待たれよ>

円丈トリ日記14:「円丈の骨、白鳥の肉 白鳥、円丈親子会」 9月18日・国立演芸場:夜

オープニングの円丈、白鳥<当日プログラムだよ>
9月18日19時開演 国立演芸場

オープニング・トーク・・台風でもう大変!リアル円丈報告!・・円丈、白鳥 
 台風で大阪に着くのが、遅れてたまクンの会に着いたのが、たまくんが、終って後、もう大変!なんて話。
「殿様と海」・・・・・・・・白鳥 
「新ぐつぐつ」・・・・・・・円丈
 仲入り

「白鳥師匠 「隅田川母娘」・・・・白鳥
「ランボー怒りの脱出」・・・・・・・・円丈

【画像:オープニング・トークで、白鳥くんの背中の白鳥がカッコイイねえ】

【こんな感じ】
正直告白!・・実は当日。午後3時まで、新たにに作ったネタ下ろしをする「悪人β」をするつもりだった。もう多少にネタうろ覚えでも、カンペをみながらでも・・と思っていたが・・しかし、うろ覚えにもならない。これはいくらなんでもお客さんに迷惑がかかるので、途中した。ホント、ごめんなさい!
でもこの日の二人会しかし、白鳥くんは良く受けていた。円丈はそこで鉄板ネタで「ランボー」で勝負した。(円丈)

1・白鳥「殿様と海」・・・・ 快晴の秋空の下、群青の海で、クロマグロにまたがった
殿様の姿がほほえましく、前半の仕込みも効いていて楽しい一席。
クロマグロだから黒いはずなのに赤紫の座布団だとなんとなく鮪らしく感じるのは、 わたくしたち消費者が、鮪の赤身を身近に感じるからでしょう。

釣り具屋が貸してくれた、釣りキチ一平の釣竿ですが、 白くて、材質が不明との設定で、私はなんとなく「骨かな」と思っていたら、やはり一平の骨で作ってあり、 それが勝手に釣りをするという噺でした。快晴の秋空の下、群青の海で、クロマグロにまたがった 殿様の姿がほほえましく、前半の仕込みも効いていて 楽しい一席でした。(大川はな) 

2.円丈師匠 「新ぐつぐつ」
実は当日の午後3時までうろ覚えでもネタ下ろしをやろうと思ったいた。
この噺は、小ゑん作をアレンジした。夏場はあまり受けない。暑い時はどうもおでんの噺は、ダメみたいだね。
涼しくなってからが、聞き易い。巾着と竹輪の淡い恋心、と若い男の客と連れの女性の恋愛の行方が、これが一本のストーリーに繋げた。その恋愛の相談相手になる親父・・。なかなかすいきな話だね。(円)
 
熱演する白鳥3.白鳥師匠 「隅田川母娘」
ネットでかなり話題になっており、どんな噺だろうと思っていたら、まさかの皇室ネタでした。
これを国立で掛けるとは思ってもいませんでした。愛子様が御所を抜け出して浅草で冒険をし、翌日は雅子様も連れて行くのですが、浅草のおばちゃんや、おじいちゃんたちの優しさが暖かく心を包みます。

4.円丈師匠 「ランボー怒りの脱出」
久しぶりにこの噺を聞きましたが、やはり何度聞いても面白い噺ですね。よりによってアメリカ映画を古典落語の動作で表現するという発想は、コペルニクス的展開だと思います。
映画のランボーは、とても可哀そうで、見ていて泣けてしまうのですが、落語のランボーは強くて楽しそうで、一昔前の007のようです。(大川はな)

円丈トリ日記13:「円丈黒船」独演会・大坂トリイ・ホール芸場:8月30日夜!

円丈三席独演会の中の一席、名の仕草だかわからない<いやあ、三席独演会!一所懸命やり過ぎて・ハネが、夜9時半!>
・円丈三席
 「牛ほめ」・・・・・・・・・・・.喬介
 「名古屋弁金明竹」・・・・円丈
 「ランボー怒りの脱出」・・円丈
    仲入り
 「新牡丹灯篭」小ゑん作・・円丈
  ・・・吉田食堂PRESENTS

<こんな感じだよ>
 いやいや、最初の二席、「金明竹」と「ランボー怒りの・・」で少しマクラを振ってたら・・長くなって・・、1時間20分!

イヤ、ウケたけど、もうここまでで疲れちゃった。しかもランボーは、もう力技の芸だから、がはっくり。そりゃドカンとうけたけど、考えたら、この「ランボー・・」を取りに持って行きゃよかった。
アホは終ってから気が付くんだね。 最後の一席の時、高座に上がったら、もう息があがっちゃって、稽古の時、すんなり出てた固有名詞も少しトチリ気味、それでも合格点はとったと思うけど、大阪のお客さん、ありがとうございました。御苦労さ~~~ん!

吉田食堂さん、喬介くん、円丈で最後、ホテル前で記念撮影「黒船円丈の由来」
 円丈が、80年に「グリコ少年」でヒットした頃、大阪に朝日放送の岩本氏の旗振りで呼ばれた。その時「黒船が来た」と言われた。その次から、大阪でバーボン・ハウスで文枝師率いる創作落語会が、旗揚げした。その名にちなんで、「黒船」チョイ、カッコ良すぎかねえ。

【画像:最後ホテル前で記念撮影左から.喬介、吉田食堂、円丈】

円丈トリ日記13:国立演芸場:8月上席(11~20日)トリ:10日間ネタ出し!

楽屋にいる噺家連中と記念写真・噺
<いやあ、参ったね。H・Pがおかしくなって更新出来なくなった>

「トリ日記」が書けなくなっちゃうよ。それに今回はネタだしをしたので、キチッと稽古をしなくちゃいけないのに訳のわからないHPのエラーでみんなストップしちゃうんだ。その上トリ日記が書けない。

【画像:集合写真左から、たん丈、天どん、清麿、丈ニ、円丈、小ゑん、ふう丈】

それにしても今回、HPの設定を少しいじったら、登場するエラー表示が、全然わからん
サーバーとプロジェクトは、アクセス出来ません。どう言う意味だよ


こりゃ一体どういうエラーだ。見たこともないエラーだ。

とにかく、こんなエラーは噺家に出すエラーじゃない。
とにかく、エラーの方は、長女にHPのアレンジをしてもらったが、孫と夏休みで来たので、
屋ってもらったら、HPの基本設定を少しガチャガチャしてたら、十10分程で元にもどった。

エラーの原因は、円丈が今までやったコトのない複雑な設定にしたせいらしい。それで繋がらなくなった。そこでソーユー複雑な設定を全てとったら、それでサーバーと繋がって動いた。なんだそりゃ。とにかく、繋がってよかった。 さあ、稽古、稽古!!
とにかく、この10日間は、ネタ出しだから、稽古をしないととんでもないことことになりそう。とにかく頑張る。

8月1日:初日(木)・・昨日から稽古したが、今日やる「ランボー怒りの脱出」はしなかった。

<上がる前・・・・・少しナーバスになってる。落語やるのがコワイ!>

どうもここんとこ、自分の落語に自信が無い。「名古屋弁金明竹」を少し前にやった。ラストでよく分からなくなった。悔しい! 必ずリターンマッチするぞ。ギャグも変えて面白くしてやる。 しかし昨日、稽古したのは、今回やるかぶき噺「白波五人男」と「双蝶々スカイツリー」の方で「ランボー」はしてない。
この日、お客さんは、六割程の入りかね?結構、良く見る顔のお客さんがいるとのこと、
とにかく、上がって、トリのために50分取ってあるので、少し長目にまくらを振る。

しかし、自信が無いのでなぜか、そっとマクラを振る。するとお客さんもそっと笑う。
いや、やっぱ遠慮してマクラをふってちゃダメだね。それでも本題に入るとウケ出す。そして後半はドッカンドッカンとうけてまあ、結局、合格の高座ってとこだね。

8月2日:ニ日目(金)・・今日のネタ出し「爆笑らくだ」・・どうかね?

<上がる前・・覚えているみたいだけどホント?>

どうも最近、自分の記憶力に自信もてない。稽古して一応、忘れずに出来ているけど、これってホントに覚えてるの?と自分の記憶力にゼンゼン自信が持てない。
今日のお客さんは、半分ぐらいか?平均的には、わりと中高齢の人が多い。まあ、平日の昼だから当然とも言えるけど、なくなった寄席のマクラを振る。まあ、そこそこうける!それからフグの毒のマクラも結構ウケル。
楽屋での記念写真亜郎・円丈・白酒
本題に入り、うけると思ったところで結構それたとこがある。どうも芸の流れというか、噺の流れがゴツゴツしてるようで、どうもさほど良くないかもしれない。ただ途中で帰ったお客さんは、若いカップルのみ。あとは幕がしまるまで拍手は力強かった。
でも最近のお客さんは、やさしいのかもしれない。まあ、普通の「らくだ」より、「かんかんのう」の踊りじゃなく腹話術だし、間違って棺桶入れられた願人坊主は、じぶんから進んで、緋の中に入って行くし、サゲも違うし、変わってると言えば変わっているしなあ・・。まあ、小爆笑「らくだ」とでもしておくかね。
【画像:二日目にいた芸人の記念写真左から亜郎、円丈、白酒】 

8月3日:三日目(金)・・小ゑんさんから合格点をもらった・ムービー落語「タイタニック」

<上がる前・・稽古だけは良くしてるね>

とにかく、あまり調子が良くない、まあ、稽古だけはしていこう。それで稽古の半分以上は楽日やる「白波五人男」固有名詞が多くて今から覚えないと到底出来ない。
とにかく記憶力が落ちている時は、稽古するしかない。マクラもなんか、考えないとそこでおパソコンの話をマクラでしようと思う。
楽屋入りしたら、今日はお客さんの結構年代層が高い。果たしてパソコンのは話をしてもダメじゃない。でもまあ、やってみっか?
高座に上がって、マクラでパソコンの話をすると、何と笑う。それからマウス・ネタをする。結構うけるね。それから「タイタニック」に入る。うん、まあ、主人公ジャックが、大西洋に底に沈む時、20cm程の高座台のうしろにスススス~~ウと隠れるに沈む。
名付けて隠れギャグだね。降りてきたら小ゑんさんが、「笑わせるためあすこまでやる。面白い!!」とほめた。嬉しいんねえ。明日も頑張るよ!!

8月4日:四日目(日)・・毎日勉強になるねえ・・ネタ出し・愛と感動落語「横松和平」

【画像:「横松和平」でナット巻きをかじる和平だよ】

<上がる前・・今日は若い人が多いねえ>

入りは7割ほどかな。今まで割と中高年の客層が多かったけど、今日は結構若いおきゃくが多い。
最初に上がった玉々丈は、円丈が教えた「名古屋弁金明竹」をやって、爆笑だったとか、ホント?とにかく前半まで大爆笑だったようだ。
それで上がったが、後半は爆笑疲れか?イメージしてる笑じゃない。
 この「横松和平」は新宿末広の余一会でやって大絶賛を浴びた噺。それが、少し反応が薄い。そもそも「立松和平」を45以上でないと知らない。しかも「池袋演芸場」へ、レポーターでいくが反応が薄い。寄席が初めてで池袋演芸場を知らないようだ落語「横松和平」でナット巻きを食べる和平

それに少し長めにやろうと最初マクラで講釈師先代一龍斎貞山の話をしたが少し古すぎた。反省、反省!次からは、最初に名古屋弁を振って、それから栃木弁を振ってから、栃木生まれの立松和平の立松節のはなしをしてから、ネタにはいる。
この噺シ、それでも結構反応はあったが、やはり、お客さんとネタのミスマッチがあったね。

8月5日:五日目(月)・笑うけど・・・・ネタ出し「夢一夜」

<上がる前・・顔が小さくなったって言われたけど、夏バテ>

この日は今日やる「夢一夜」の稽古は、こっちへ置いて、今日の夕方からやる「白波5人男」と「双蝶々スカイツリー」の稽古をしてた。「夢一夜」は、大体覚えてるけど、「五人男」と「双蝶々」は、長編だけどよく覚えてないから稽古しないとねえ。

それより今日の高座だ。ネタだしの「夢一夜」!今日お客さんは、4割いないかな。でも夏の平日だから良く入っているとも言える。マクラで名古屋の噺をしてから本ネタの噺に入る。
チャンと笑うお客さんだけど、でも少しお客さんとの距離も感じる。良く笑うけど、よそいきの笑のような・・・どうなんだろう?終わってから弟子の丈ニに「いや、チャンとうけてましたよ。考え過ぎです」と注意されたけど、う~~ん、微妙だねえ。

8月6日:六日目(火)・・心配してたが、ドーンとはまったネタ出し「藪椿の陰で」

セットのスカイツリで記念写真<上がる前・・今日は団体さんが多くて・・どうかね?>

今日はお客さんが、百名団体程のやや年齢的に上の世代の団体。

長い体験で言えば、今日やる「藪椿の陰で」は、もう少し年齢的に下の方がイイ感じがする。

とにかく長目のマクラ・・まず昔の寄席の話と、韓流ドラマ」の話をして、ドカンと笑わせてから、「藪椿に・・」に入る。マクラで笑わせた余韻でわらう。

さらに噺の本題に入ってもお客さんは、笑。だんだんペット噺感動モードに入るが、お客さんは、ついて来た。

そしてフィニッシュ!うん、うまくガツンといったね。いやあ良かった、良かった。

【画像:これは、昼席が終わってから明日の「双蝶々スカイツリー」のりハの時のワンカット!】

8月7日:七日目(水)・・今日から・・ネタ出し円丈かぶき噺「双蝶々スカイツリー」

<上がる前・・高座前・円丈がブチ切れた!「何、足袋、ステテコがねえ?」>

5日、6日に国立さんでリハをり、着物はもうその時、持って行った筈なのに、足袋もない、ステテコもない。バカたれ!なんでわざわざステテコ、足袋だけ持ってかなきゃいけないんだ。ふざけるな!とブチ切れた。
大体、台本が覚えてるかどうかギリギリなんだ。そのぎりぎりでやってる時に足袋が無い、ステテコがないだ?楽屋から高座に聞えるぐらい怒った。大体、本番前にこんなに怒って、イイことないんだ。

<まあ、それは忘れて・・さあ、本番!>

高座は板付きで始まる。台本は、それなりに頭に入っているが、ここで照明が変わって、ここでは一度楽屋に引っ込んでという段取りが、全然頭に入ってない。
 とりあえず喋りだす。マクラでとにかく笑わせてから本題に入ることにした。マクラでわわせて、本題に入る。古典「双蝶々」の現代版だ。ほぼ噺は、完成してる。

本題に入ってから本筋のギャグでチャンとうける。うしろの黒子のわん丈が、時々、何かいうが、小声で言うので聞こえない。そこで「えっ、何だよ?」って聞きなおして、笑いをとる!笑じゃないよ。

どうもいくつかうまくいかないとこがあった。ガックリしたけど、舞台の袖で聴いてた清麿さんは、この「スカイツリー」の完成度の高さ、長吉が、継母お光を長吉が、おぶってのやりとりなど、素晴らしいとほめていた。
国立さんも客席から見てて、とてもよかったと言う。 ほんまかいな?まあ、それを信じて、更に稽古をして、明日は完璧に仕上げよう! 客席の失笑をかったね。

8月8日:八日目(水)・・良く稽古をするね!ネタ出し円丈かぶき噺「双蝶々スカイツリー」

スカイツリー羽織の背中のスカイツリーの模様<上がる前・・孫のマクラうける>
高座に上がって、孫のマクラを振る。稽古しようとすると孫が、気をひこうとして「あれ?」とか言って指差す。その度に「な~に?」と返事をする。

それで「ええと噺の稽古はどこまで?となるからちっとも稽古が進まない。今日出来が悪かったら、それは、孫のせい」とやったら、うけた。

昨日より、セリフの覚えは数段いいし、出来も悪くない。ただこの噺全体構成が、スカイツリーのシーンあたりでサゲを付けた方が、いいような気がする。

ストリー的にはとてもいいから残念なようなきがする。かぶき噺で良いのか?

普通の人情噺にするのか?チョット悩むとこだ。それより、あしたの「白波五人男」稽古、稽古!!

【画像:「双蝶々スカイツリー」のため に作った背中のスカイツリーと円丈家の犬」ろっきぃ、ミッキー】 

8月9日:九日目(金)昼席・・同じ日、同じネタで反応がこんなに違った・円丈かぶき噺「白波五人男」

円丈かぶき噺でバックの桜で黒子と記念写真<上がる前・・それなりにだけど、反応が今一つ?>
 10日間のうちでこの「白波五人男」」が、一番覚えにくい噺。固有名詞が多くて、その上シナリオが、自然の流れじゃなく、意図的なストーリィで、筋をなかなか追いにくい。
 それに七五調に歌舞伎のセリフは、また記憶が、落語のセリフと別なとこにあるから、それが、スムーズに取り出せない。こんなストーリィをだれが作ったんだ。アッおれだ!

 それで゙一生懸命けいこをしたが、完璧には程遠い!高座に上がる。まず「五人男」とかかぶきのマクラを振って、本ネタ、どうも今一つ、パッとしない。
 
こっちのセリフの覚えが今ひとつなのか、そっと喋ってる感じで、噺に勢いが無い。流れが頭に入ってないので後ろの黒子に「おい、この後のセリフ何だったけ?」と聞いたりして、それでもバックの背景、照明が、変わるし、普通の落語と全く違う。それなりにおきゃくさんは喜んでいる感じだ。まあ、6~7割の出来かな。特にラストの方が盛り上がりに欠けた。

【画像:「白波五人男」の後バックの桜を背景に黒子とワンショット、左から、わん丈、円丈、ふう丈】

8月9日:九日目(金)夜席・・夜、同じネタだけど大盛り上がりだった「白波五人男」

<上がる前・・眠くて稽古が・・>

 昼が終わって、夜まで、少しじかんがあるので稽古しようと思ったら、最近、歳だね。夜になると眠くなる、これじゃ赤ん坊だね。それでも1~2回稽古して、夜のトリに上がる。
 夜のお客さんの方が、陽気で明るいというか・・円丈自身が、とにかくチャンとメリハリをつけ、しっかり臭く演じたら、うける。ただ歌舞伎調で歌い上げるとこはまだ覚えられない。それでも終わった時はヤンヤの拍手喝采!!いやいや、同じ一日でこんなに違うとは驚いた。
 この日、円丈が、落語狛犬を奉納させていただいた綾瀬稲荷神社の唐松宮司さんが、宮内庁賢所(かしこどころ)で57年神事をなさっていた。高谷女史がおいでなった。
もう人間パワースポットみたいないわれ方もされてる人で、高谷女史のパワーのお陰があったかもしれない。

8月10日:千秋楽(日)・・今日は満員!出来は?円丈かぶき噺「白波五人男」

国立演芸場トリ楽日の記念写真の<上がる前・・稽古はしてるけど、暑いよ~~お>

朝6時に起きて窓を開けた瞬間、外の空気が、ムワ~~~ッとムシムシしてる。なんじゃこりゃ、メチャンコ暑い一日になるぞ。ニュースでは40度を超えそうだと言う。
稽古はするが、どうもあまり頭に入らない。今日は、お客さんが、一杯来てた。どうもマクラから導入あたりはいいけど、後輩やや、失速の感がある。

<終わってみて・・・ギャグとして「かぶき噺」に徹した方がいいね>

この「白波五人男」は、3回やったが、昨日の夜の部が、一番うけた。三回目が一番覚えていたが、反応は、それほどでもなかった。これは、円丈のムービー落語みたいに。もっと徹底的に「かぶき」の側によったギャグは必要だったね。徹底したかぶきによったギャグが、足りなかった。もう少しアレンジしたほうがいい。

それと10日間、やって、全体にウケが、今一つだった感がある。「噺家不毛の70代」に近づいているが、この10日間でやってみて、以前より、記憶力は少し戻った。元気も出せる。集中力も少しだけだが戻ってる。 後はおもしろいギャグを円丈が出せるのか?
 「不毛の70代」をしっかりと見据え、なんとか「不毛の70代との戦いに悪くても引き分けに持ち込みたい。(円)

【画像:楽日の記念写真左より、丈ニ、ふう丈、小ゑん、わん丈、円丈、清麿、玉々丈】

円丈トリ日記13年・・円丈十番勝負・古典対決!昇太編・・7月19日夜・・日本橋公会堂劇場」

 

<円丈十番勝負・古典対決!50分もあった「淀五郎」昇太編7月18日夜>
 
落語会十番勝負で、昇太君とパチリ写真<50分熱演の「淀五郎」>
◎ふう丈・・開口一番
◎オープニング・・・昇太、円丈
◎「夢一夜」・・・・・・・・・・円丈
◎「宿屋の仇討ち」・・・・・昇太
  仲入り
◎「淀五郎」・・・・・・・・・・・円丈

<師匠圓生はえらい>
 今回は、我が師、圓生がよくやっていた。「歌舞伎役者」噺で「淀五郎」、実際やってみて、こんな固有名詞が多くて覚えにくい噺はないね。すらすら出て来る圓生はすごい。

【画像:とにかく・・なんかしらないけどポーズ・・左から円丈、昇太】

<昇太くん「宿屋の仇討ち」、実はたい平くんのだって!>

今回の十番勝負の相手は、昇太君で「古典対決」会場が、日本橋公会堂劇場でキャパが350ほど入る。300ほどの入り、円丈は、2席!もう一席を何をしよう。たまにやってる「夢一夜」!これはよく受けた。以前より、面白くなったと言う声が多かった。
昇太君は、『宿屋の仇討ち』をやる。どうも自分のネタがよく覚えていないので、落ち着いて、聞いてらんない。このネタは、たい平くんから教わったネタだとか、よく受けてた。

<まず圓生の「淀五郎」をやる時もまず情報収集><br />
今回は、師匠がよくやっていた「淀五郎」!師匠のを10回位は聴いている。しかし、それだけじゃない。ぬう生くんが、結構落語CDを持っているので借りて聴いてみる。いやいや、何度も聴いた噺で頭の中に大体ストーリィは入ってるね。
それから歌舞伎の仕草が入る噺だから圓生の「淀五郎」動画が欲しい。しかし、中々ない。すると落語協会にTBSで製品化したDVDが、あるが、しかし、「協会で聞く分には良いけど、コピーしちゃダメ!」ってそんなのないよ。そうしたらAKBオタクのたん丈が、「淀五郎」の動画を持ってる。ホントに?それをDVDにして送ってもらった。ありがたい。

<実際の「歌舞伎忠臣蔵」を見る>

それと「仮名手本忠臣蔵」の歌舞伎ビデオが欲しい。4750円のビデオをネットで購入!歌舞伎ビデオに圓生「淀五郎」ビデオに「圓生全集」とこれだけあれば、もう万全だ。
この圓生の「淀五郎」CDを2倍速で、もう4.50回聞いたね。それからアレンジをしながら、覚えながらやったけど、・・・全然、頭に入らん!

<こんな固有名詞だらけの噺をスラスラ覚えてる圓生はスゲエ!>

 とにかく覚えにくい噺だ。「中村仲蔵」は、屋号が「栄屋」で俳名が「秀鶴」で中村座の座頭!「淀五郎」が、「沢村淀五郎」、「紀伊国屋の親方」といちいち違う。噺家は、みんな圓生なら圓生で良い訳だ。これが困る。しかも歌舞伎の忠臣蔵は、実際の人物と、名前が違うので、全然、名前が入らない。参るね。そうしたらm、楽屋見舞いに着てくれた。70代でカラオケを教えてる、佐藤さんが、「そりゃカラオケでも・・、歳をとってからチャンと覚えるのはタイヘン」と言われたが、そうだよ。70代でも教えてるんだから、

<50分もあった「淀五郎」プラス新しいサゲ>

正直、どうも自信がない、固有名詞のとこで、「何だっけ」とか、「屋号はあれ!」とかいいそうだ。少しゆっくり目に喋る。もっと覚え込めば、自信を持ってやれたのに残念だ。
サゲはこう変えた。
 ・・4日目にでた!
「待ちかねた~」
それで楽屋に引っ込んで座頭の団蔵が、淀五郎に言った。
「今日の判官は良かった。ところでお前の今の住まいがどこだ?」
「はい、私も目黒で」
「そうか?役者は、目黒に限る」・・チョッとパロディっぽいけど

<次こそ、完璧に覚えてピシッとやるぞ>

もう少しビシッとしたかったが、でもお客さんは、幕が下げ終わるまで一生懸命手を叩いてくれた。いやいや、頑張ろう。次やる時は、ビシッと決めよう。
まあ、こんなオチだね。(円)

円丈トリ日記13・・円丈大須独演会5月3日4日共に夜席:今年も満員!!

  <第7回円丈大須独演会・五月三日~四日・午後一時開演!> 

ムービー落語「タイタニック」をp熱演する円丈 
いやいや、七年間、ネタを換えて、2日ずつ、4席×七年って考えると、いやいや、ネタだけでも大変!去年とほぼ同じぐらいの入りお客さん。

 ただ、どうも最近、やったネタなのに、稽古しても頭に入らない。いやいや、正直、疲れた。でも無事におわって、良かった。
 
 どうも円丈は、早すぎるのかね?6年まえから言ってたんだよ。



【画像:まくらで・・マウスでタバコを吸う円丈】

<これがプログラムと出し物だよ~~ん【画像:末広亭に出された看板】>

5月3日・午後1時開演 円丈大須独演会・・今年は3日「タイタニック」、4日が、爆笑「らくだ」をやった。
オープニング・円丈、ぬう生
 司会もできるぬう生が、インタビューさせて、円丈と二人でオープニング。結構笑いがあって、いい雰囲気だった。
「子ほめ」・・・・三遊亭ふう生  前座ふう丈は、一生懸命やっていたが、もう少し笑いが欲しい。得意のホスト・ネタ、結構、笑いを取っていた
「定年ホスト」・・・三遊亭ぬう生
 ぬう生オリジナルのホスト落語の代表作!そこそこ笑いが起こる、出来れば更にもう少し笑いが欲しい。
大爆笑の「金さん銀さん」
     &「ランゴランゴ」
       ・・・・・・三遊亭円丈
 チラシには、名古屋ネタ一席と書いたけど、どんな名古屋ネタをやるのか迷ったが、もう10年ぐらいやってない「きんさんぎんさん」をやる。ただこれだけじゃ、短いのでもう一席「ランゴランゴ」と一席おまけで二席やる。
 あの「金さん銀さん」が、ドカ受けした。その後の「ランゴランゴ」も結構うけた。
   仲入り
 
大神楽曲芸・・・ラッキー舞  大御神楽曲芸、関西の大神楽、両親も大神楽と言う血筋の純血種の大神楽
ムービー落語「タイタニック」
        ・・・・・三遊亭円丈
 マクラで20世紀フォックスのタイトルをやるが、殆どキョトン!なんがこりゃ?東京だとドッとウケルんだけど、大須じゃシーン!少しお客さんが戸惑ってる感じで・・・いやいや、まずい!・・・しかし、それからお客さんもだんだんこの「タイタニック」が、分かって来て、途中から、笑うようになり、終った時は大爆笑のサクセス!今日の二席は、どっちも完全に合格点!お客さんは満足だったと思う。めでたし、めでたし!

【初日が、終わってみて・・・】

名古屋・大須演芸場でやった円丈独演会の場内満員の写真大須の独演会って、何時もそうだけど、上がると「ヨッ、ヨッ!」とか、「円丈ガンバレ!」とか、もう親戚の前でやってるような掛け声が掛るが、この日のオープニングでもそう、ぬう生が司会をして、円丈を呼び込み、二人でオープニング。上がる時、ほうぼうから掛け声が掛り、良い笑いが来て、場内が、和んだ雰囲気になる。

最初のネタの「金さん銀さん」もドカウケして、ランゴランゴもまあまあ受け、2席目の「」タイタニック」も最初こそ少しのりが悪かったが、だんだん笑いが来て、最後は、ド~ンまとまった。

 いやいや、良かった、良かった。独演会でウケナイとホントがっくりくるからね。

 とにかく初日うけて良かった。よかった。 【画像:初日、満員の場内の様子】

【これがプログラムと出し物だよ~~ん【画像:末広亭に出された看板】

5月4日・午後1時開演 円丈大須独演会・・今年は3日「タイタニック」、4日が、爆笑「らくだ」をやった。
オープニング・円丈、ぬう生
 昨日より、笑いが薄い!どうも今日の方が一般度が高い感じがする。
「転失気」・・・・三遊亭ふう生 上がる前にセリフにもっとメリハリをつけろとアドバイス、本人も納得した感で高座にあがる。多少、メリハリがついたかという感じ。それでも昨日から見ると少し笑いがあった。これでやって行けば、それなりにうけるようになる筈だ
「家庭訪問」・・・・三遊亭ぬう生
 これもぬう生の自身作で、良くやるネタ。そこそこ、うけていた。
「いたちの留吉」
     ・・・・・・三遊亭円丈
 七回も二日ずつ独演会をやると、ネタがなくなってくる。今回は今までやらなかったネタでをやりたい。マクラでパソコン・マウスを使ってネタをやる。東京でドカーンとうウケたけど、大須でシーン!ヤバッ!少し冷や汗が出た。それでも昔の寄席のマクラを振り、それなりにウケさせてから、「いたちの留吉」をやる。最初、ややウケが悪かったが、それでも終わった時の反応はよかった。(そこで3月31日新宿余一会で「円丈小ゑん二人会」やった。「いたちの留吉」 をやる
   仲入り
 
大神楽曲芸・・・・ラッキー舞
 ホームランさんは、若そうに見えるたにしさんが、リーダーで、三波伸介先生のお弟子さんだった。いやあ、懐かしいねえ。
爆笑編「らくだ」・・三遊亭円丈  爆笑「らくだ」は、最初から主人公を屑屋にして今までより、やや軽いナンセンスな噺に仕上げ、噺の時代も明治に下げ、かなり評判もいい。ただ後半になるとウケがあまり良くない。そこで今回は後半をもう少してこ入れをした。
ただ少しノリが悪いお客さんなのでどうかと思っていたが、噺に入るとお客さんもついて来て、屑屋と兄貴分のたちばが逆転するところから、ズ~~ッと、棺桶から自分で出て来るところはドーンと笑って、サゲも今までのとは違うので反応もあった。
最後、幕が閉まる時、客席を見ていたが、終ってから締まり終わるまでに途中で席を立ったお客さんは、一人だけだった。

【みんなに助けられて独演会は成功した】
中日スポーツさんから貰った立派な花七回目の大須独演会も無事に終わった。今年の4月に25年間、中日スポーツに毎週「セブンアイ」と言う欄にコラムを書いていたが、終わった。

その中日スポーツさんから、義理堅く大きな花輪を頂いた。これは高そうだよ!ホントすんません。
 
それから毎日新聞に情報を写真入りで載せてくれた尾崎さん。どうもありがとうやんした。
さらに毎日文化センターの宮崎さん、楽屋見舞いありがおつございます。それから雁道の本屋のはっちゃんとか、いつもいつもすんません。
 それから大須赤門さんは、忙しく来られないようで、ホウバの葉の大きな柏餅が届いた。楽屋も5日は、我が家に孫が全員集合したが、みんなおいしいと喜んでいた。

田舎の福井まで行って山菜をとってくれた外波山さん、いやいや、みんなに支えられて、この会がある。感謝、感謝!
 こんなに簡単にギリを済ませてちゃっていいんだろうか?とにかく、なんとか疲れたけど、無事終わって、来年も大須独演会は続くはず・・・おつかれさまでした。また来年!

円丈トリ日記13:新宿余一会3月31日夜席:円丈小ゑん新作二人会

まくらで・・マウスでタバコを吸う円丈<今うなぎのぼりの小ゑんくんと二人会>

今回新宿末広亭さんから打診があって、3月31日余一会の夜の部で「円丈小ゑん二人会」が、決まった。

去年あたりから小ゑんさんが、良く寄席で使われて、ドカンドカンとうけてる。それでついこの間は、上野でトリをとった。いやいあ、日の出の勢いだ。小ゑん君とは、ず~~と一緒に落語会をやって来ている。

無限落語が、始まった6年前から無限じゃ、小ゑんさんは、ズ~~ッとうけてる。それでいろんな人に「小ゑんさん、うけてるけど、どうなの?」と聞いて来たが、「ええ、そうですね。はい・・」なんて何だかはっきりしない返事なんだ。

 なんども人に「どうなの?」と来たけど、こたえは「ええまあ・・」ってよく分からない。そしてやっと今、小ゑんくんにブレークの兆し!
 どうも円丈は、早すぎるのかね?6年まえから言ってたんだよ。


【画像:まくらで・・マウスでタバコを吸う円丈】

<これがプログラムと出し物だよ~~ん【画像:末広亭に出された看板】>末広亭に出された看板

午後5時開演 「アキバぞめき」と「横松和平」がネタだし、
「國隠し」・・・三遊亭わん丈
 前座のわん丈・新作落語会にゆでやっていたネタ。まあ、うけてた。
「選挙ホスト」・・・・三遊亭ぬう生 ぬう生得意のホスト・ネタ、まあ、笑いを取っていた
「トキそば」・・・・・三遊亭白鳥
 古典「時そば」タイプの落語、これじゃ、外さないよね。しっかり笑いを取っていた。
「夢一夜」・・・・・・三遊亭円丈
 最近、大分、出来てきた「サイボーグ弟子」をやろうと思ったけど。どうも今一つ覚えられなくて鉄板ネタ「夢一夜」、どうも思ったほどうけなくて、客層が若すぎたラジカルだけど「どう死ぬのか?」ってテーマだからね。このネタは年寄りの方が、良く笑うネタだ。ネタの選択間違えだね。
「アキバそめき」・・・柳家小ゑん  40分はあったね。笑ってるけど、何時も程じゃない。やや弱かったなあ。やや長過ぎたと言うのが、お客さんの意見みたいだね。

ドカーンと弾けて欲しかった。
   仲入り
 
漫  才・・・・・・ホームライン
 ホームランさんは、若そうに見えるたにしさんが、リーダーで、三波伸介先生のお弟子さんだった。いやあ、懐かしいねえ。
「フィッ」作円丈・・柳家小ゑん  もう一席どうしようかと迷っていたが、ややシュールな円丈作「フィッ」をやる。そこそこうけるけど、あと一つ、のドカーンがこない。
 まあ、合格点だったけど、クリ-ンヒットじゃなかった。それにこの「フィッ」は、作者の円丈も今はやってない。後半が、なかなかウケないんだからね。
「横松和平」・・・・・三遊亭円丈  これは、正直、ラストの「横松和平」がそれるとこの二人会自体が、少しヤバいぞ。それで今回は、バックの曲は、宗次郎の演奏、「円丈コレクションCD」では、プロデューサーの大友さんが、オカリナを吹いたS・E!正直セコイ。それで今回は、宗次郎演奏だから、オカリナが心に届く。
 それで今回、池袋演芸場に行く池袋編にした。なんかもうズボッっハマったね。ラストのナットウ巻きを食べるところではお客さんで泣いてる人が何人もいた。うん、ズボッとハマった。

◎とにかくまあ、なんとか無事終わり、来年も二人会は続くようだし・・・。また来年!!

円丈トリ日記13:池袋演芸場:3月中席(11~20日):夜席トリ:20日だけお休みです。

 

去年の池袋でトリを取った時 今日から池袋演芸場の夜席のトリ!
池袋って寄席は、なんだか体になじむと言うか?安心してらくごは出来るって感じだね。


考えたら円丈の伝説のお菓子落語「グリコ少年」はこの池袋演芸場から、生れたのだ。


それだけじゃない、それからプロレスもどきの「新作デスマッチ落語会】もやったね。二人で対決して、負けると体にロウソクをたらされると言うものだ。
1980年にやった「三題噺」を10日間をやったのもこの池袋だったね。そう言う円丈の歴史の中で池袋演芸場があるんだね。さあ、やるぞ~~~っ!!

【画像:去年の池袋でトリを取った時だね・・・】  

3月11日:初日(月)・・・思ったより、少ない入り。「夢一夜」

<上がる前・・・・・客席を除くと30~40人!とにかく笑える噺で「夢一夜」>

小満ん師と一緒に 朝からHPの更新して、それから天どんが来て、真打の名前を天どんのままでいいということになった。

長女にHPをアレンジさせてから、とてもやりにくくて大変だ。

客は、薄い、3~40人だ。 WBCのエア・ポケットみたいな日だね。

弟子亜郎の見立てでは、落語に詳しいお客が三分の一、何も知らないお客が三分の一、新作の好きなお客が三分の一!

とにかくお客さんの少ない日は、爆笑者、で末期がんギャグの「夢一夜」をやろう。上がるとさっきより、少し客が減ったぞ。30人切るほどだ。まあ、それでも上がって、マクラは、WBCの話から・・。
今日は男性が目立つ!女性は、ふたりしかいない。 とにかく、「夢一夜」熱演しよう。全力を上げて、やった。それなりに笑ってる。ラストで終わっとき、まくが閉まる前お客さんが立ち始めた。なんか少しがっくりしたな。もう明日から、浮けるより、やりたい噺をしよう。今日はココまで!!<br />
【画像:小満ん師と一緒に・・・】

3月12日:ニ日目(火)・・WBCの影響だね。今日は更に少ない!もう、好きなネタをやる。

<上がる前・・やりたいネタ「肥辰一代記」をやる、反応は良かった>

なんかスゴイね。WBCが盛り上がって、視聴率35%を超えた。そのあおりでトリで上がった時、28人とか、う~~ん、悔しいな。

もうネタで気を使うのはヤメ!これからはやりたいネタだけやる。オイラの好きにさせて貰うぜ。高座に上がる。昨日より、ホントに少ない。マクラで「最近のお客さんは、笑い過ぎる。むやみに笑ってはいけない。するとお客さんが笑わなくなる。当り前だよね。
そしてやったネタが、円丈うんこ噺の最高傑作「肥辰一代記」!4~5年やってないような気がする。少し頭に入ってないが、その割には、抜け落ちたとこはないし、お客さんもこの噺のマクラからよく笑っている。

一気に終りまでいった。うん、手ごたえはいい。 昨日は幕の半分ぐらい締まる頃から立ち上がって帰ったお客さんがいたが、今日は幕が閉まるまで力強い拍手が響いた。大丈夫だ。もうトリは、やりたいネタだけやり続けてやろう。

3月13日:3日目(水)・・・・強風にも負けず・・・「藪椿の陰で」

池袋演芸場入口<上がる前・・・「ホントは「前座サイボーグ」をやる予定が「藪椿の陰で」>

昨日はWBCで入りが落ちて、今日は今年一番の強風で客が少ない。

そう言えば、夕方から演芸場の上の喫茶店「巴里」で朝日新聞から取材を受けたが、今日は極端にこの喫茶室の客も少なかったね。

今日のネタは、「前座サイボーグ」をやろう。15年前からうける筈となんとその都度失敗してやっとアレンジしてなんとかなったネタだ。

やっと最近になって、モノになってきた。しかし、どうもセリフもうろ覚え。

それなら今日のネタは、まえからやろうと思っていた「藪椿の陰で」をやることにする。

【画像:池袋演芸場入口で撮影する】

<やって見て・・うん、良いんじゃない>
 マクラは野鳥に毎日エサをやって、自分はず~~と肉のトリ肉ばかり食べてる。
 わたしって、異常なのか?
それともトリに餌をやってとりをくうんだから、当り前の噺じゃないのか?どっちだ。みたいなマクラ。
 

 噺に入ると途中から鼻をすする人が、あちこちで聞こえる。感動してんのか?それともこの砂風がたって、たんに鼻を痛めていたのか?よくわからない。
でもそれなりにかんどうは与えたと思う。今日も昨日に続き、幕がしまるまでキチン手を叩いていた。

3月14日:4日目(木)・・・・「サイボーグ弟子」う~ん、いまひとつなのかな?

<上がる前・・・ちっとも覚えない「サイボーグ弟子」>

今日も入りは今一つかね。なんか責任を感じる。昨日、この「サイボーグ弟子」をやろうと思ったけど、今一つ覚えてない。そこで今日は朝から稽古したが、殆ど覚えてる度合いが変わらない。なんか昨日やってもそんなに変わらないんじゃないかね。
わん丈にどんなお客さんと聞くと新作好きのお客さんだと言う。このネタは、今日で5回目、3回までかなりアレンジして四回目でなんとかなりそうで、今日が5回目。
それなりに受けるけど、思ったほどでもない。それなりになんとかなってるけど、どうもなんかが違うようだ。あともうひとつ、アレンジが必用だね。

3月15日:五日目(金)・・・古典「居残り佐平次】をミッチリ!

<上がる前・・・・爆笑「らくだ」を覚えきれなくて『居残り佐平次』>

良く「六十の手習い」と言うけど、現在68歳だから「六十プラス八の手習い」になるだから、なかなか噺なんか覚えられなくて当然だよね。

それでもイジになって覚えてやってる。今日は去年、やった爆笑「らくだ」!これは、普通にやる「らくだ」は、らくだの兄貴分が主人公だけど、これは、屑屋を主人公にして笑いやすくした「らくだ」ライト版みないなもん。

これを去年やって、なかなか好評だったけど」、その後、やる機会がなく、爆笑「らくだ」をやろうと思ったけど、いやいや、こんな長編はなかなか覚えられない。
そこで、しばらくやってない「居残り佐平次」をざっと稽古をしたが、なんか固有名詞が全然頭に入らない。「居残り佐平次」の「居残り」がでて来ない。情けない。その固有名詞を重点的に

焼き鳥を持って見つめる円丈<上がって見て・・どうも肝心なとこでポカが>

が覚え直して、手拭をカンペに張り付けて高座へ
金曜日、今日は何時もより、少し入りがいい。「ぬう生とヌードショーを間違えた」と言う古いマクラを振って、吉原専門用語や、吉原と今の性風俗産業の違いのまくら、それで居残りへ入る。
出来自体はそれほど悪くなかったが、固有名詞がらみが、ですっと出てこない、「居残り」、花魁の名前「くれない」、「おきびき、コソドロ、かっぱらい」とかなかなか」出てこない。クスグリで5.6か所、すんなり出てこない。とこがあった。ギャグを損した。
くやしいなあ。
師匠圓生が、きっとあの世で見て「円丈の芸は49年逆戻りでげす。実にけしからんもんで!てへっへへ」ッて云ってそうだ。スンマセン!!

【画像:焼き鳥を持って見つめる円丈・・だからどうした?】

3月16日:六日目(土)・・入りは8割、鉄板ネタ「ランボー怒りの脱出」を!

 <上がる前・・・ソロソロ一度解体してオーバホールした方がいい>

今日は9割の入りだね。何時もより、客層も若い。30後半~50代。今日はICレコーダーで自分の落語を2倍速で聞いて落語スピードラーニング!
でも「タイタニック」を聴いたり、「爆笑らくだ」を聴いたり、色々聞いてる内に時間が過ぎて・・結局、覚えずじまい!ダメだ、こりゃそれで寄席に来て、じゃ今日はなんかとりあえず鉄板ネタ「ランボー怒りの脱出」をやる。

<やって見て・・・少しオーバーホールも必要か?>

高座に上がって、この頃、ついさっき体験したことをしゃべるようにしてて、今日はついさっきカレー屋の兄ちゃんが、私のの直ぐ前、カウンター越しに生の牛筋肉を大きな肉切り包丁で筋を取ってる。
その包丁の刃先が、目の間にピューピューと迫って来る!あぶねえだろ」と言う話をしたら意外とうけた。
その次に「落語スピードラーニング」って言ったらその単語だけうけた。今日のお客さんは、落語はそれほどくわしくはないね。
「ランボー怒りの脱出」をやった。うけるけど、やや、ウケ方が落ちてる。少しオーボーホールして、チューニングをし直してもいいね。17日は「タイタニック」か、「爆笑らくだ」だね。果たしてホントに出来るのか?

3月17日:七日目(日)・・またしてもやりたいネタが・・で「遥かなるたぬきうどん」!

<上がる前・・予定はあくまでも予定!「爆笑らくだ」が・・>

最初にやろうと思っていたのが「爆笑らくだ」、しかし、なんとか覚えた状態!
こんなウロ覚えじゃなあ・・。「ぐつぐつ」でもやろうかと思ったら、小ゑんさんが、先に上がった手やってた。バカたれが・・あっそうか、元々、かれのネタだった。 そこですぐ出来るトリネタは「」遥かなるたぬきうどん」をやろう。
とにかくこの歳になると上がる前にざっと固有名詞の確認、ストーリーの確認をした方がいいがそんな時間はなく高座に上がる

<やって見て・・まあまあか・・>

今日は、客席半分ぐらい。上がると待ってましたと声が掛る。多い日は3人から掛った。この日は一人、入れ歯のせいか、元々仕草が、だめなのかなかなかうまくいかない、細部ではどうかと言う部分があったが、力でねじふせてしまった感じだね。
 まあ、なんとかなった。しかし、このはなしは、もう一度細部も稽古して、ビシッと仕上げてやる噺だね。いいネタなので大事にしたいネタの1本だ。明日こそ、「楽章らくだ」ホントかよ?

3月18日:八日目(月)・・・WBC準決敗退にも、円丈は負けず

<上がる前・・今日こそ、ついに「爆笑らくだ」!後半がイマイチか?>

今日は、WBC準決勝で負けて歯医者に行って、その後、痛め止めの薬を飲みながら高座に上がる。
 しかし、稽古してもどうも芸に積み上げのようなものがない。高座に上がる。常連みたいなお客さんが何人かいる。とにかく頑張ろう。高座で「もしかしたらWBCの山本監督はスゴイ監督カモと思ったけど、結局、アホだった」と言ったらウケた。

 3日前からやるとって言っていた「爆笑らくだ」だ。前半は受けたけど、後半がウケがなかった。
 サゲのとこで少し盛り上がったけど、どうも芸としてもう少し上げないといけない。  ただお客さんは、ラスト幕が閉まるまで盛んに手を叩いていたから、結構面白かったんじゃないだろうか?
 さて明日は、ムービー落語「タイタニック」か、それともなんだろう??

【画像:文さんがくれたトリノ帰りの老舗菓子店「ペイラーノ」なんだって】

3月19日:九日目(火)・・今日が事実上の千秋楽・ムービー落語「タイタニック」】

<上がる前・・・もう覚えれなくても「タイタニック」>
今日の入りは、いつもの平均かね。
楽屋では、なにか少し変なお客さんだと話していたけど、そうかねえ。舞台に上がると・・・まあ静かだけど、普通のお客さんだね。

ただ、割と一般度の高いお客さんのようだ。
今日のムービー落語「タイタニック」でムービー落語の説明をして、ネタに入ろうとするが、どうも、盛り上がらないので、ぬう生とヌ-ドショーを間違えたと言うマクラから、この頃の事件の話をして、笑いを取る。
結構笑ったので本題に入る。「タイタニック」は久しぶり。

本題の中でモテル男のモテポイント1とか、モテナイ男のダメポイント1とかのギャグでいやいや、結構ドカンドカンと来た。
この噺は、もっと整理して、映画アクションの部分を取ったら、もっと完全に弾けそうだな。いやいや、なかなかよかった。

【画像:終わってから居酒屋で左からわん丈、円丈、丈ニ、亜郎、玉々丈】

3月20日:千秋楽(水)・・ごめん、お休みです」

<終わってから・・・10日間どうも・・・ありがとう!>

◎10日間、お付き合い頂いてありがとうございます。

円丈トリ日記13:浅草演芸ホール:2月中席(11~20日):昼席トリ:11日15日、19日はお休み、ごめん!!

  

今日から浅草演芸ホールの昼のトリ!
  どうも演芸ホールは、、他より、やや新作が受けにくいと感じがする。今度はどうなのかね?

浅草演芸ホールの昼のトリ

  

2月11日:初日(月)・・ごめん、この日お休み!

<すんません!お休み>

2月12日:ニ日目(火)・・とりあえず「いたちの留吉 」

<上がる前・・・新作が出ていない!今日、新作はヤバイの?>

出掛ける前まで「落語会にう」のH・Pの更新をしていた。しかもトリ日記の準備をしなくちゃいけない。楽屋入りして、客席を見ると6~7割の入り、やや笑い方の弱いお客さん。

そしてネタ帳を見ると新作が一席も出ていない。仲後にあがった丈ニが「味噌豆」をやっている。

おい、新作大丈夫かね。やや不安になる。大丈夫?うん!さあ、どうしよう。


【画像:寄席がはねた後、水入れとカレーの容器で気炎を上げる円丈と】

<やって見て・・・「いたちの留吉 」をやる・・どうも今一つパッとしない!>

 以前より、パワーが落ちた「いたちの留吉」を少しギャグを変えて、やる。マクラを振る。まあ、それなりに受ける。そして「説教するヤクザのおじさ~~ん!」お客さんと合掌する。ここまではそrてなりだったが、その先、どうもウケが弱い、ドンドンうけが弱くなる。
 下げで少しうけて終わる。うん、あまり良い出来じゃなかった。明日はもう少しドカンとウケル噺をしたいけど・・・さて何をする。

2月13日:三日目(水)・・・今日こそは、負けられぬ!「新ぐつぐつ」

<上がる前・・・今日は、弟子たん丈の「なまはげ小噺」以外の新作なし!>
昨日はどうも今一つパッとしなかった。しかし、今日こそは負けられぬ!落語の「大安売り」だね。昨日より明るいお客さんだったけど、果たしてどうなのか?おでんの噺「新ぐつぐつ」あたりか?「遥かなるたぬきうどん」を行こう。 今日こそは負けられぬ!!


<トリの落語が終わって1.5秒後にどん帳が降りていた。早過ぎだぞ>
 高座に上がって、ぬう生とヌードショーのマクラをふって、資産家夫婦殺人から、恵方巻きのネタをして、結構うけて「新ぐつぐつ」に入る。今日は大丈夫、チャンとうけてる。まあ、多少本筋テーマのウケが少し悪いのは、少しお客さんの年代の上の人がいるせいだろう。
 まあ、完全に合格点、ただひとつ、サゲを言った1.5秒後にさっとまくが降りた。昨日もそう。確かか幕は早めに下ろしてくれとは言ったけど、1.5秒にドンと幕を下ろすのは間違いだよ。

2月14日:四日目(木)・・・外さない『夢一夜』は?外さなかったのか?

<上がる前・・・一階は満員だけど・・なんか古典落語が好きそう!!
 昨日は団体が多くて中に秋田県の団体さん(35名)が来てて、弟子のたん丈が「僕は、秋田県生れです」と言ったら、その団体客が「うお~~っ!」って叫んだと言う。それから「ナマハゲ小咄」をやって「大爆笑になった」とたん丈が言ってたけど・・ホントかよ?
 さて今日もお客さんはほぼ一杯で一階も満員!明るいお客さんだけど、噺に入るとややウケが悪いとこがあるみたいだ。
 浅草は他の寄席より、やや新作が、うけにくいとこがある。それじゃ、外さないネタ『夢一夜』でもやってみようか?


<やって見て・・・爆笑落語『夢一夜』!やっぱ今回もウケた!!強いネタだ
 高座に上がって昨日と同じマクラを振る。うける!!そして「高座の上で死にてえ!」のマクラでうける。さらに親父の臨終のはなし、うける。そして「夢一夜」に突入!
 ややウケの悪いとこがあるが、それでも充分にウケてる。ただラスト3.4のウケが悪かった。これの原因は、お客さんの年代層がやや高い人いて羽田空港のロビーがどうもイメージ出来にくいのとこのラストのくだりが、やや演じ方が雑なとこがあった。でも全体からみれば、充分サクセスだよ! 

2月15日:五日目(金)・・今日はもう「ランゴランゴ」!!」

<上がる前・・・やや反応が重いかな、とにかく、今日は「ランゴランゴ」
 今日は高座の袖昨から見るとどうも少し重いお客さんみたいだ。菊之丞くんも少し首をひねって降りて来た。さん喬さんも少しウケが弱い感じ。
 なんか重いようだが、とにかくまあ、ダメな時はダメなんで、とにかく今日は「ランゴランゴ」で玉砕でいい。ダメな時はなにをやってもダメからね。

<やって見て・・・「ランゴランゴ」、意外とうけた。まあ、良かった!良かった!
 上がると「よっ、円丈!」とか掛け声を掛けた人が二人いた。昨日と同じマクラでうけて、その勢いで「ランゴランゴ」をやった。結構うける。この「ランゴランゴ」は勢いでやる噺。もう勢いでどんどんせめて、笑いをとる。きょうもなんとかなった。良かったよかった!

2月16日:六日目(土)・・「遥かなるたぬきうどん」 うん、出来がな~~~~あ?

今日のヒザぺぺ先生とカシャ<上がる前・・・今日が一番良く笑うお客さん>

なんか今日は少し疲れてる。歳で少しやってないネタは忘れていそうで怖い。

今日あたり「遥かなるたぬきうどんをやって見ようと思う。

楽屋入りして、客席を見ると普段よりお客さんも若くて、良く笑っている。

 弟子の丈ニもネタ帳を見ると「」1パミールの恋人」をやってる。かなり用心深い丈ニが、新作をやってるんだから、大丈夫なんだろう。
<画像:今日のヒザぺぺ先生とカシャ!!> 

<やって見て・・・「遥かなるたぬきうどん」、・・どうも出来が今一つか?
 今日は、比較的良く笑うお客さん。上がるとその通り良く笑ってくれる。「遥かなるたぬきうどん」のマクラまで、良かった。ただネタに入ってからが、どうも少し雑になった感じがする。なにか中途半端な出来になった。残念だ!!

2月17日:七日目(日)・・・ごめん、お休みです

 <ごめん、お休みです>


2月18日:八日目(月)・・「ランボー怒りの脱出」・なんとかなった

<上がる前・・・漫才の順子先生は沸くが、落語の時はどうも今一つパッとしない
 今日あたりは、「ランボー怒りの脱出」やろうとネタをさらうがすんなりでてこない。結構やってるネタだけど歳を取ると記憶力がガクッと落ちる。そこで高座までにネタくりをする。
 楽屋入りする。客席は満員!漫才の順子子先生は良く受けているが、落語のウケが弱い。少し重いお客さんのようだ。「こりゃ『ランボー・・』をやっても果たしてうけるかどうか、わからんぞ。

わんちゃんチョコ
【画像:Oさんが差し入れてくれたわんちゃんチョコ】

<やって見て・・・「ランボー怒り:の脱出」、ズバッとハマった!

上がっていつも浅草演芸ホールで良くやる「ぬうしょーとヌードショーと間違えた」と言うマクラでドーンとうけた。その勢いでこの芝居良くやるマクラでどんどんと笑いを取って、本ネタに入る。落語のアクションの説明をし出すと・・お客さんが離れ出す。おっとヤバイ!
 油断は禁物だぞ。全体に詰め気味して、噺をどんどん進行する。まあ、何時もより、ややウケは弱い部分もあるが、声を最大限に上げて、その迫力でおし、フィニッシュする。まあ、なんとかなった。
 今日は「ランボー・・」は結構鉄板ネタだからなんとかなったが、他のネタだったら大コケしていた可能性が強い。いやあ、危なかった。

2月19日:九日目(火)・・今日はダメモトで「噺家と万歩計」

<上がる前・・・団体が多く、そこそこ陽気のお客さん
 つい先日、「落語会にう」でやったネタ下ろしの「噺家と万歩計」を今日のトリでやって見よう。しかし、良く覚えてない。朝から覚えに入る。なかなか覚えられない。
 でもいいや、ダメでモトモト、やっちまえ!この芝居、完全な敗北がない。きょうは負けてもいい。いけいけいけ!

<やって見て・・・結構うけたぞ!今後も寄席で行けそう
 大体、この芝居は同じようなマクラでふってからネタに入る。この万歩計ネタは、なんとなく寄席に来る世代とかなりオーバーラップするから、結構いけそうなんだ。
 ネタ入るとイヤ思ったよりうける。いいね。いいね。その後もそこそこうけて、サゲ際までうける。ただ、サゲの「やっぱり万歩計は、健康にいい」は、全くの無反応!グエッ!少し驚いたが。いやいや。いこれだけ受ければ。サクセスよ!後もう少しギャグを入れて、ウケるようにして、サゲを少し考えれば、トリでなくても行けそうだね。

2月20日十日目:千秋楽(水)・・リターン・カムバック「悲しみは埼玉に向けて」

パール谷さんとオームのかとうくん<上がる前・・・今日もそこそここ明るいお客さん!
今日が浅草楽日、ラストはネタを何をしようか?この一年丸々やってなかった「悲しみは埼玉に向けて」。

スカイツリーが出来てどうも北千住、東武線千ス円以来、「落語会にう」でやったネタ下ろしののイメージが良くなって、「悲しみは・・」がうけなくなった。
 
しかし、このネタは、円丈の代表作とも言える作品なのだ。そんない簡単に捨てネタにしていいのか?

スカイツリーのことを振ってからネタに入れば、いいんじゃあ!とそこでざっと稽古をしてこのネタでいくこにした。
【画像:楽屋に来てくれたパール谷さんとオームのかとうくん】

<やって見て・・・まあ、それなりに受けた「悲しみは埼玉に向けて」
 高座に上がるほぼ一杯の入り。上がってこの芝居やってるマクラを振ったが、何時もよりややうけが悪い。なかには聴いたことのあるお客さんもいたんだろう、何時もより、ややうけが悪い。
 それから「悲しみは埼玉に向けて」に入る。まあ、結構うける。最盛時の時のウケ方には及ばないが、まあ、良いんじゃないかね。ただこの落語を演じる円丈がなかり冷めていた。この辺がどうだったんだろう。今後もこのネタはやって行こう。

<浅草トリの自己採点表>

2日目× 「いたちの留吉」 やっぱ少し古いかな。寅さんが死んで拾数年だもんね。
3日目◎ 「新ぐつぐつ」 このネタでうけないようじゃ、円丈の終りだね。うけて当り前
4日目◎ 「夢一夜」 円丈鉄板ネタのひとつ。当分、鉄板だね。
5日目◎ 「ランゴランゴ」 浅草ではそれる可能性もあったが、幸運にもウケた。
6日目○ 「たぬきうどん」 トリでやると大体、いけるネタ・・でも入れ歯のせいで良い音が出ない。うどんすする音をなんとかしたいね。
8日目◎ 「ランボ怒りの脱出」 これも鉄板ネタだね。ここ十年しらけたことなし!
9日目◎ 「噺家と万歩計」 目下2連勝中・・・果たして鉄板ネタになるのか?
10日目○ 「悲しみは埼玉に向けて」 元・鉄板ネタ・・なんとか勝利!

まあ、成績は良いんじゃないかね。2日目は×になってるけど、それでもそこそこはうけたけど、。自分で納得できないから、×にした。タダの○は、基本的にグッドだが、若干の問題があるのは○にした。
それから古典を1.2席やりたかったが、4~50分ある大ネタが多いのでトリでも少し長いかなとやらなかった。


◎どうもどうも。。。。感謝、感謝~~っ。

円丈トリ日記13:円丈白鳥親子会:東京芸術劇場:2月4日19:00開演

<ごたび、円丈の骨、白鳥の肉・・ああ、楽屋が遠~~~い>

グーとチョキではくちょうの勝ち
 2月4日夜、池袋西口の東京芸術劇場ウエスト館で行われた。この芸術劇場、最近、大幅の改装が行われたようで、以前のように会館のB1受付から、楽屋入ろうとしたら、この横の通路を通って一度、外に出て、建物伝いにつたって、入口が見えたけど、全然違う入口!
更にその横の入口を入ると「従業員専用の入口でダメ!」
ってそれで尚もぐる~~っと回って、殆ど会館一周しちゃったじゃないか?いやいや、もう、68だから楽屋にたづろ付くまでに疲れたね。 

【画像:じゃんけんぽん!グーとチョキではくちょうの勝ち】 <人情噺対決だぞ!!・・・「百年目」円丈VS「奥山病院忌憚」白鳥>

今回でこの親子会は、5回目なんだ。今度は人情噺対決!昔「フランソワ2号」だったか、5号だったか、女性カーナビが、車の持ち主惚れて、そのカーナビが、車の持ち主と心中を図ろうとするしる。白鳥初期の名作。そのシリ-ズの新バージョンだね。一方、円丈は、師匠圓生仕込みの人情噺「百年目」だ。

なんだかんだオープニング   ・・・・円丈、白鳥 2人でなんだかんだの楽しいトーク
「台所の隅で」・・・・・・白鳥 ゴキブリが主人公の噺。かなり以前のアレンジ版のようだ。白鳥初期、貧乏を売りにしていた頃、よくゴキブリが、かれの落語には登場した。
古典落語「百年目」・・円丈  円丈圓生の魂がのりう移ったような落語。四十数分の長編、淀みなく噺は進み、会場のお客さんは、後半の旦那と番頭のシーンで、ガツンと感動モードに入った。円丈の高座には、圓生は降臨したと言う。
また別のお客さんは、「圓生に似てた」と言う。当り前、円丈は、弟子なんだから、
  仲入り  
「奥山病院奇譚」・・・白鳥 関西のおばちゃんが、車に乗移る噺。ラストのネタをどうしようと考えていて、あまり聞けなかった。残念!
感動の部分がやや少しだけ足りないかとも思ったが、白鳥のギャグの津波に大喜びだった。
古典落語「強情灸」・・・円丈  上がったのが、大体9時!・・で終演が9時!殆ど時間がないじゃん。でも少しはいいか?それでもう今日の円丈は二席とも古典で行こう。
最後の一席は、CD円丈コレクションの中にもある『強情灸』だが、あのCDを出した頃のより、更に進化した『強情灸』。サゲもCDとは別なサゲだ。
このネタはハマった。ドッカン、ドッカンうけてエンデイング。いやいや、良かったよかった。

<もう命の限りやるよ>
いやいや、正直、どうもやろうと思ってる古典『百年目』が覚えが心配で、やって見てスラスラ行ったと思っているようだが、実はお客さんは気がつかなかったけど、2.か所ほど、セリフを忘れてしまってシーンがあった。しかし、主人と番頭の会話は、淀みなく続いていたけど、あれは適当にごまかしていたとこだった。
お客さんには、それが良い間に聴こえたようだ。でも危なかった。次からは、もっとしっかりやろう。 いや、白鳥くん。いろいろありがとう! 円 丈

円丈トリ日記13:池袋演芸場3月中席(11~20日)昼席トリだよ

<さあ、なにをやるんでしょう?>

3月11日:初日(月)・・ごめん、この日お休み!

<すんません!お休み>


3月12日:ニ日目(火)・・さてどうなるのか?

<さあ、どうなる?>


3月13日:三日目(水)・・・さてどうなる?

<さあどうなる?>

3月4日:四日目(木)・・・さて、どうなる?

<さあ、どうなる?>


3月5日:五日目(金)・・さて何をやるか?

<さ、どうする?>

3月6日:六日目(土)・・・さて、どうなる?

<さあ、なにをやる>、


3月7日:七日目(日)・・・さあ、どうする

 <さあ、なにをやる?>


3月8日:八日目(月)・・・さて、どうなる?

<さて、どうなる>「


3月9日:九日目(火)・・さて、どうなる?

<さあ、どうなる?>

3月10日十日目千秋楽(水)・・さて、どうなる?

<さあ、何をやる?>

◎どうもどうも。。。。感謝、感謝~~っ。

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