落語家 新作落語 愛犬 三遊亭円丈落語の世界

21世紀のお弟子さん

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【下段左から亜郎、ぬう生、たん丈、上段左から天どん、らん丈、円丈、玉々丈 欠席左・丈ニ、右・白鳥・向こうむきの犬ミッキー、こっち向きろっきぃ:08/01/01】

09年・円丈一門通信

ぐん丈が、パンダになった?なんだそりゃ?・・09年冬

元弟子のガッポリ建設小堀くんがパンダに扮装 元ぐん丈くんは、「がっぽり建設」と言うコントになったけど、最近は全然、顔を出さない。

 しかも「がっぽり建設」も活躍もほとんど聞かない。 そうしたら、最近になって、あのぐん丈くんが、パンダになったと言うんだ。

 いや、深夜の番組「あらびき団」でパンダになってとか?テレビを見たら、パンダーズとか言って、パンダの縫いぐるみを着て、目と鼻を黒く塗って、パンダになって、のったり、のったり、歩いてるだけなんだ。

 しかし、あれをするためにそもそもぐん丈は、噺家になったのだろうか?あれなら誰でも今すぐなれるぞ。

【画像:きぐるみを来てパンダになって頑張る小堀君】

ゲッ、嘘だろ?あのたん丈が二ツ目に昇進?・・08年秋

 円丈一門の五番弟子たん丈あの、しくじり続きのたん丈が、08年秋に二ツ目に昇進した。正直、一体、彼に何度、破門と言いそうになったことか?

去年二ツ目に昇進が決定した後、すぐにしくじって、もう二ツ目を半年おくれせようと会長の馬風師に話したら 「でもめでたいことだから、今回は会長のおれが特別に許すということで・・」 とそのまま二ツ目になってしまった。

  いやあ、悪運が強いというのか?とにかく今のままじゃダメだね。芸人として消えちゃう可能性もある。

 しかし、これだけ同じ小言を円丈に言わせ続けた弟子はいない。

 つまり小言を言う意味がない!おなじことを何百回と言わせる。弟子にとった円丈がバカだったね。ごめん!!

【画像:目立っていじられること好きだけど落語をもう一歩頑張って欲しい】

天どんくん・ホクトピアの新人賞受賞!おめでとう

先日、天どんから電話が掛かった来た。それで北区のホクトピア落語会で新人賞を貰ったと言う。彼はよほでうれしかったんだろうね。いやいや、師匠の円丈としてもうれしい!おめでとう。とにかく弟子が、脚光を浴びると言うのはうれしいことなのだ。新作もスワのメンバー(昇太くん、白鳥くん、喬太郎くん、彦いちくん、山陽くん)は注目を浴びてる分だけ、その下のメンバーは、なかなか世間に認めさせることはこれは大変なことなんだ。

  円丈はこれをスワ断層と呼んでる。しかし新作全体からすれば、この断層は、それほどうれしいことではない。後から、どんどん新人が世に出て欲しいのだ。下から出てくれば円丈自身もライバルが増える訳だから苦しくなる。しかし、そんなことは百も承知。後輩とガチンコをすればいい。それで負けたらごめんなさいだ。

でも何度でも勝つまでやればいいだけのこと。それでも負けたら、まあ、しゃあない!でもそれは世代交代が上手く行ったと言うことさ。  とにかく天どんは期待してる。かなりの努力家。ジワジワと来てる。なんとか世に出て欲しいものだ。天どんはいつか「上天どん」になる!

袴をはかせる時に上がってしまう玉々丈くん・しっかりしろ!

今一番下の玉々丈で悩んでる。先日、玉々丈が、私に袴を付ける時、補助をした。袴の場合、着物を着せるより難しい。 1.袴の紐を師匠連中が結ぶ時、着物の袖を持つ 2.帯の上にグッと袴の後ろを乗せて、後ろから紐を前に出して師匠に渡す。 これが全然出来ない!まあ、最初は結構難しい。でも3ヶ月も経ったら、出来る筈だが、全く上手くできない。

本人に聞いた。 「もう袴の着せ方を教わって、何度もやってるたろ?」 「そうです」 「じゃなんで、上手く出来ないんだ?」 「ハイ、どうも袴に苦手意識があって上手くできないんです」  なんだ、こいつは?袴の着せ方に苦手意識?袴着せ方トラウマになってる。この玉々丈、パニック症候群に近いんだ。

実はその兄弟子たん丈もややパニック症候群なんだ。だから最近はたん丈が、パニックなると! 「落ち着け!落ち着くんだ。ここでお前がしくじると刑務所に入って前科がつくのか?死刑になるのか?怒られるだけだろ?まず落ち着け!」すると彼は我に帰って平常心を取り戻す。もう円丈は、直ぐパニックになる弟子を二人も獲ってしまった。オレがパニックになりたいよ。もう。でも円丈はメチャ弟子に怒ってる時も高座も地震も・・とにかくパニックにならないなあ。 とにかく玉々丈は状況判断が苦手な男なんだ。

主観が強すぎて客観しできない。一人で全てを演ずる噺家は、いつも冷静に自分を見てる自分が必要なんだ。そして今、私は何をしなければいけないのかと言う必要最小限の状況判断は必須条件。これが出来ないと噺家としてはモノにならない。しかもネタを作る新作派には、作家の目と演者の目が必要。ところが玉々丈にはこれがない!

そこで玉々丈に反省文を書かせたら・・アア、情けない

そこで玉々丈があんまりアホみたいなしくじりをするので 「お前はまず自分を見つめろ、それが足りないんだ。自分を見つめるってことは自分を客観視するってことだ!物事を客観視するのには、自分を見つめるのが一番だ。反省文を書け」 って反省文を書かせた。すると私が出てる寄席にまるで勝ち誇ったような顔をして「師匠、反省文を書いてきました」と手渡した。  そしてその最初の書き出しが、「少し最近のオレを反省してみた・・」てな書き出しし!なんじゃ、こりゃ、弟子が師匠に出す反省文が、「オレ?」かい?仮に「オレ」でもいいけどそれならまず「いつも師匠にご迷惑をお掛けして申し訳ありません。少し日記風に反省文を書いてみました」とか、なんか付けろよ。まったくもう・・。自分の置かれた状況判断が全くできない。   しかも反省文を手渡した顔には「いや、実に良く鋭く感覚の反省文で・・オレって才能あるな」みたいな顔をしてるんだ。参ったよ。その反省文の中身は、まあ、精々中学一年生程度の反省文だね。それを主観だけで書いてるるから「いや、オレって天才じゃないのかな」なんてとんでもない勘違いをしてしまうんだよ。わ~っ。師匠もオレがパニックになりてえ~~え。

らん丈くん、ネタ本そのものを読むなよ

 もうすっかり町田の市議会議員さんらしくなった一番弟子のらん丈くん、久々に東洋館でトリを取った時前に上がった。ネタは以前からやってる「新明解」の辞書の漫談。お客さんは、結構受けていた。
 それはいいけど、これは元々、赤瀬川源平氏の 1996 年『新解さんの謎』がネタ本なのだ。それを高座の途中から、ネタ本をそのまま見てやっていた。らん丈くん、ダメダメ!それは!赤瀬川さんにいくらか払いなさい。さて狛犬建立7周年記念の一門会では、一体、なにをするでしょう?まさかかたネタ本を見るなんてことはないよね。

最新お弟子さん2013年版

 もう正直、お弟子さんは、みんな私を越え、偉くなって売れて欲しいと願っているが、なかなかな思うようにいかない。
しかしみんなそれぞれ良いところがあるのでぜひ、偉くなって頂戴!

三遊亭 円 丈

三遊亭らん丈  町田市の市会議員のセンセーになった一番弟子 真打

プロフィール

 乱丈の写真昭和34年(1959)町田生まれ。本名小野寺明 立教大学文学部 昭和56年春入門 。丈々寺となり。昭和61年9月乱丈で二つ目昇進。 平成8年3月らん丈で真打昇進。紙芝居落語をやり、古典落語もまた飄々とした味があり捨てがたい。

 2001年頃、骨折して入院中に福祉を志、新たに大学へ入り直し、国際政治を専攻、町田市の司会議員に立候補して、見事落選。そして、その後、現在、市議会議員を三期2006年春、二度目の立候補で見事当選を果たした。現在、噺家と市会議員の二束のワラジで活躍中。らん丈くん、落語の方ももう少し頑張ってね。

【こんな奴・・・趣味・・献血】
新作、古典ともにやり、紙芝居落語もいい。実に軽くていいかげんな男。しかしそれが、明るく軽い芸風につながっている。
 円丈一門の中では珍しくヨイショをするタイプ。前座時代に歩いている時先輩から「そこの自販機で缶コーヒーを買ってこい!」と言ったら、すかさず「兄さん、イイ自販機ですね」と自販機をヨイショをした逸話をもつ。

 それから彼は、無類の献血オタク、今までですでに百回を越えてる。献血オタクだね。えっ、おれ?今までで5回位、イヤこれから仕事で血を抜かれるのはなんかいやだし、そうかと言って仕事帰りで疲れている時、血を抜かれるのもいやだし、意外と条件が合わない。

どんな風に入門したか?

あとで知ったが、実は吉本興業の入社試験に落ちて、私のところへ来た。つまり芸人を管理する側になりたかったが、駄目で自分が管理される側に回った。しかもらん丈は、吉本の試験を受けたことが分かると入門を許可させない思い、ずう~ッと隠してた。

らん丈の強みと弱み・・強いかみさんが好き!!

少し人間的にヘニャヘニャしたところがあるが、そのヘニャヘニャが妙な味となり、また雰囲気のある芸になっている。このヘニャヘニャに磨きをかければなかなかの芸人になりそうで期待してる。それに円丈宅の大掃除に一番働く。えらい!

 彼は再婚だけど、二人とも気が強い。最初の会見さんの時、ホームビデオをやってて、「かみさんの寝顔をとってこい」と、そうしたらそのビデオをみたら、「今、かみさんが寝ています。その寝顔を撮ってきます。あっ寝てます。まだ気がつきません」」と言ったらそのかみさんが、寝ながらうるさいよ」「ハイ」パチッ!とそこで切れてた。もう怖がりすぎだね。

らん丈ばなし

彼はどうもスンゴイ常識的な部分とスンゴイ非常識な部分が混在してる人間。前座の時、新作の会でなんと新聞紙で着物を作り高座に上がり。お辞儀をして頭を床につけるとそのままの姿勢で
「お客さん!あっ、頭がくっついて離れなくなりました。わっわっわっ~~っ」と大騒ぎしてた。で客はし~~んとした訳だけど。おもしろい!こう言うことはまず楽屋が受けてやがてそれが認知されると客が笑うと言う順になる。時々スンゴイ非常識になる人間だ。

三遊亭白鳥  二番弟子.2001年秋に初代白鳥で真打!

プロフィール

 新潟写真昭和38年(1936)新潟県上越市生まれ 本名 藤田英明 日本大学芸術学部 昭和62年夏 入門 し、「にいがた」となる。平成2年3月二つ目昇進。「新潟」となる。平成4年 ニッポン放送主催第7回「お笑いゴールドラッシュ」優勝。
 日テレ「笑点若手大喜利」、NHKラジオ「至芸笑芸あたり芸」など準レギュ。テレビ新潟 「夕方ワイド新潟一番コ-ナ-を持つ」(金曜午後5時から)。2001年秋、白鳥で真打。彼のエネルギッシュなパワー溢れる落語は、爆笑中だ。

【こんな奴】
彼のギャグのパンチ力は凄い!ただ直ぐ手を抜く。最近は古典の改作で手を抜いてる。困ったもんだ。しかしなかなかの逸材!自称ビンボー料理研究家で食パン牛乳煮込みが得意。また自然保護にも目覚めWWF「虎の保護」で講演したと言ってるけど。ホント?
とにかく打ち上げでメニューとニラッメッコしてドンドン注文してバクバク食べて、サッと帰る!白鳥流がいつもネタにされるぐらいだったけど、真打になって、自覚が出てきたと言うか、後輩の面倒見も良くなってきて、少しずつ芸人的にも人間的にもグッと成長中。

どんな風に入門したか?

かれは、「らくご」のらの字も知らなかった。どうも入門すると時給が入ると思っていたようだ。早い話がバイトと間違えて弟子入りした。全くとんでもない奴だね。入門すると時給が貰えるんなら私が弟子になる!!プリプリ!

白鳥の強みと弱み

白鳥のギャグ作りの速さは天才的だ。入門すると必ず題をだしてギャグを作らせるが、新潟に「“時計”でつくれ!」と言った瞬間、「時計ならこう言うパターンとこう言う..」とたちどころに10タイプほどのギャグを披露した。これほど早くギャグが作れる人間にあとにも先にも出会った事はない。凄い!
同時にこれが欠点!実はこんなに反射的に作れると言うのは、殆んど考えず反射的に作ってる。だからじっくりと吟味をしない、底が浅い、筋の組み立てが単純と言うことにもなる。しかし真打前になって彼は以前より素直になって来た。ろそろじっくりと考えて作る段階に入ったと言える。まだ全然足りない!!

白鳥ばなし

かれが二ツ目になった時、私は、「なまはげ」と言う名前を勧めた。だから芸名が「三遊亭なまはげ」!高座になまはげのお面をつけて上がり 「“笑わない客はいないか~~っ!”なんてやったら絶対受ける。なまはげになれ!!」 「それだけは勘弁してください。それになまはげは秋田県で私は新潟ですから」 と泣いて謝った。 でも「なまはげ」だったら今頃、スッカリ売れてた。どうも新潟は、おもしろがることができない。芸人の本質が分かってない!

三遊亭丈二  司会もこなせる 三番弟子 真打

プロフィール

丈二写真昭和46年(1971)川崎市生まれ本名 福岡昌基 神奈川県立生田東高校卒。平成2年10月入門 、小田原丈となる。平成6年5月二つ目昇進。平成7年、一年半ほど京都留学する。
また過去に文化放送「小倉智明の夕焼けアタックル」、NHKラジオ「至芸笑芸あたり芸」、ニッポン放送「土曜、いい朝こあさクン」にもレギュラ-出演してた。05年秋真打昇進決定、初代三遊亭丈ニとなる 。

【こんな奴】
円丈一門の中で珍しく美系。そろそろ真打も近づいてきた。この1年ほどグ~ンと伸びてかなり受けるようになった。スト-リ-の構成力もなかなかのものでとても期待している。早く芽を出せ、小田原丈!!
有名な資格マニア。ないのは「落語協会認定真打」だけとか。また貯金の名人で300万円の収入で400万貯金するとか。

どんな風に入門したか?

実は彼が入門の時、二番弟子の新潟が応対に出て
「今師匠は弟子をとらないから半年後にまた来なさい。そうすれば取るから」
と勝手に決めた。新潟!お前はなんなんだ?ホントに。
それから半年間、焼肉屋でバイトをして金を貯めてからまた来た。じゃあ弟子のするしかない。そこで入門を許可したと言うわけだ。

丈二の強みと弱み

弟子の中でスト-リ-を作らせればこの小田原丈が一番。それにみんな顔がお笑い系なのに彼だけは、色男系なんだ。だから女の子にファンが多い。しかも彼は、聞き上手!それに大阪の芸人と太いパイプがる。 まあ良いことずくめのようだが、まだ彼の噺が浅く、もう少し厚みが欲しい。落語21では一段アップしてそこそこ!良くなった。あと一歩だね。あと一歩で来るねえ。頑張れ。小田原丈。

丈ニばなし

どう言う訳か資格マニア。並べると 珠算1級。カラーコーディネーター2級。茶道裏千家。社団法人日本バーテンダー協会所属。「日本参道狛犬研究会」相談役などなど。 プロフィ-ルにも一年半京都留学とあるが、一体、京都に何しに行ったのか。それがなぞ!!大阪なら上方噺の稽古とか分かるけど。京都!なにそれ? しかも別に京都弁を覚えた訳じゃないし、名所旧跡も全然行かなかったようだし。一体何しに行ったのか?分からん。本人にも聞いたことがあるが「ええ、まあ」しか言わない。別に京都に女がいたわけでもないし。う~~~~ん!謎だ。 趣味。ハーブティを飲むのことホントかよ。

三遊亭天どん  化けたら大物・・四番弟子 二ツ目

プロフィール

天どん写真昭和47年(1972)8月生まれ
都下東久留米市うまれ。
本名 高野泰三
埼玉大学教育学部卒業
入門 平成9年春入門し、天どんとなる。
2001年春、天どんで二ツ目に昇進。

【こんなやつ】
母性が少ない。つまりやさしさがチョイ足りないタイプ。二ツ目寸前のところであわや破門になりかけたが、2001年春、なんとか二ツ目に昇進した。しかしそれ以来、かなり自覚が出て来て。波紋しかしその反面、努力家でかなり古典、新作とも上がってる。以前の特技が独り言!百回以上小言を言ってやっとなおった。

どんな風に入門したか?

実は埼玉大学教育学部卒で教員の資格を取ったのに噺家になった大バカモノ。大体入門時は、ネタを作らせるか、話させるかテストしてとっていた。がしかしぐん丈を見て全然、当てにならないことがわkったので止めた。だから天どんは、テストなし!ただ入門許可の時、お母さんが来て
「息子を噺家にしょうと思って育てたんじゃありません」
と嫌味を言われた。んなこと言われたって私だって必ず二度は断る。頼んで弟子になって頂いた訳じゃないからね。

天どんの強みと弱み

欠点が多いのが長所と思えるほど欠点だらけ!やさしさに欠ける、間が悪い、愛想悪い、評判悪い、24時間独り言を言うなどなど無限に欠点がある。
しかし最近かなり自分の欠点がわかってきたようだ。私がネタを作った時、色んな人に読んでもらうが、この天どんの批判が一番適切で現実的だ。言われて一々納得する。頼りにしてる!それぐらいだから結構面白い落語がつくれる。しかも弟子の中で一番学ぶことに貪欲で勉強熱心だ。2001年には二ツ目になる。天どんに期待している!二ツ目は「上天どん」で行くか?

意外に女性にもてるらしい?ウソ!!

この独り言の天どん。実は最近分かったのだが、意外や意外、女性に結構モテルらしい。ウソだろ?でもどうもホントらしい。

天どんばなし

彼の特技は独り言!!いつもぶつぶつと呟いてる。中年過ぎになると独り言をいうようになるが25才で独り言!しかも私が小言を言うとうす笑うを浮かべる。こわ~~っ!なんだおめえは?
でも散々注意してやっと三年目に独り事を言わなくなった。とにかく癖を治すのには長い時間がかかる。自分が他人からどう見られているかと言う状況判断が出来ない。これが、立川談志師匠の言う
「状況判断出来ない芸人は駄目だ!」ことだね。
我々芸人は、人から見られるのが仕事。どう見られてるかの状況判断が、出来ないと致命傷になる。やっとそれが三年目にして少し分かってきたと言う段階...。

三遊亭究斗  四番弟子 真打ち。あろーから、亜郎、究斗となる

プロフィール

亜郎写真本名:雉鳥功策(きじとりこうさく)
昭和38年(1963)2月6日、香川県高松市生まれ。 昭和63年(1988)劇団四季入団 平成9年(1997)6月春風亭小朝門下入門。えびー太となる。 平成13年1月(2001)円丈門下に入門三遊亭あろ―となる。
 
【こんなやつ】
劇団四季には10年在団し、ロンドン.中国.シンガポール等海外公演に参加。 コミカルな約からシリアスな役までこなす。歌って踊れるけど落語が下手な噺家です。エンタティメントたっぷりな落語を目指す。現在、活弁をやり、絶賛を博している。

【主な出演】
TBS『動物病院24時』『スーパー知恵MON』テレビ朝日『ターニングポイント』等

どんな風に入門したか?

春風亭小朝師のところを首になり、(天どんと同期で二ツ目目前で)そこでうちに来たので即座に弟子入りを許可!このあたりの詳しい事情はいろいろあるが、関係者に迷惑がかかるので詳しくは書かない。ただ彼がどう言う形で協会復帰するか分らないが、うちではそれに関わらず天どんと同期と言うことにした。

あろーの強みと弱み

まだあろーくんをそれほど知ってる訳ではないので詳しくは良く分らない。現在。新作を作るトレ-ニングと彼の古典落語を聞いて、彼に強みと弱みを調査中!
とにかく彼は、生まれながらの客の対するサ-ビス精神があり、しかし劇団四季で10年それを磨いてきた。あろーは、受けさせるためならなんでもするタイプのように思う。それが素晴らしい!
彼は芸人としてのプロだと思ってる。結婚していてそれで前座になった、そこには最近ありがちな目的意識もなく噺家になった坊やタイプには、ない秘めた強い思いがある。私は彼に未来を信じる!必ずや落語界のお役に立ってくれると思う。

あろーばなし

とにかく気がつくねえ。先日、一緒に電車に乗り、時間を見ようと腕を見たら時計を忘れてた。するとその瞬間、あろーが、
「11時24分です!」感動した。今までこんな気がつく弟子はいなかった。天どんなんて1000年噺家をやっても出来ないだろうね。もっとも天どんが、そんなことをしたら逆に気持が悪い!
「どうしたんだ。急に熱でもあるのか?」
と思ってしまう。

三遊亭 彩大  6番弟子 真打ち  04年秋・・かぬうから、ぬう生、彩大になる

プロフィール

nusyo本名:三上尽(みかみじん)
昭和46年(1963)2月6日、埼玉県大宮生まれ。平成6年埼玉大卒業後、数社を経て平成13年3月入門。かぬうとなる。04年秋に円丈の前名ぬう生(二代目)となる。
 
【こんなやつ】
二ツ目になって寄席の高座でも自作のネタで10日間通す。寄席を全部新作で通すのは、結構勇気がいる。その点ぬう生はえらい。正直、少し不平、不満を言い過ぎる。人のコトを言うわりに自分は大してしない。円丈も他人のことを言うけどそれなりの努力はしてる。その点ぬう生は自分に甘すぎる。この辺は反省してほしい。彼は、私が小言を言うとよく涙をこぼす。ただなにをやっても能力的に高そうな男。適応力、状況判断、素直さ、創作力もあり、努力家。どんな職業についてもそこそこできそう。ただその中で芸の筋だけは並!でもこの芸も努力と工夫でクリアするはず。とにかく期待している。

どんな風に入門したか?

前の会社でプログラマーをしてて。自宅に来た。年が29才なのだが、あろーが37才!もうこの際、年は関係なし。しかもうちにきた時、愛犬ロッキーにお土産を持って来た。もうツボが分ってる。苦労人。さすがだ!偉い。

ぬう生の強みと弱み

とにかく努力家だと思う。彼に朗読の本を貸した。大体、こう言うのは持って帰って置いとくだけが多い。しかし返した本を良く見たら難しい漢字に鉛筆で振り仮名がしてあった。つまりかれはキチンと朗読の練習をしていた訳だ。古典のケイコもかなりしてるのが分る。芸が並以外に今のところ、欠点が見つからない。その内に弱みを見つけたら書きこもうと思う。

ぬう生ばなし・・円丈の友人

弟子の中でかれは円丈の友人だね。カラオケに行ったり、漫画喫茶に行ったりする。円丈は、一門とか、全体のことは白鳥に大体、相談する。彼が一番、ハッキリと物を言い、的確だし、信頼し相談できる。しかし、個人的な悩みとかは、やっぱぬう生だね。彼は親身になって相談に乗ってくれる。円丈の身の上相談の先生でもある。他の弟子は、私に構えるところがあるけど、ぬう生は、私の中に飛び込んで来るからね。かれには個人的なことも相談できる。

三遊亭たん丈  7番弟子 04年秋入門たん丈となる。08年秋、二ツ目に昇進!

プロフィール

たん丈写真本名:浅野成司(あさのせいじ)
昭和37年(1962)1月15日、秋田県男鹿市生まれ。地元の高校を卒業し東京デザイナー学院卒業後、アルバイトや会社を経て、秋田から再び上京。平成16年秋入門。たん丈となる。

【こんなやつ】
42才の最年長で弟子入り。年だけあって一門の中では一番気遣い、やさしさがある。うちの弟子は気が利かなくて冷たい弟子が多い。亜郎が他から入って来た時、その気遣いの細かさに驚いた。
このたん丈は、やさしい。かみさんが旅行に行った時、朝来たらゴミを出してくれた。彼は円丈家のゴミをはじめて出した弟子なのだ。エライ。現在は古典落語を教えてる最中だが、一生懸命やっている。ただだれでも入門したての頃は、こうして必死になるが1~2年経つとスッカリ怠けてしまう。ず~っとこうであって欲しい。

どんな風に入門したか?

42才と聞いて取る気はなかったけど、例え好きな道に入れば、例えダメでも納得できるだろうと思い弟子入りを許した。しかし、覚悟がないから、入門できたと言う人もいる。
どうもたん丈は、その方だね。

たん丈の強みと弱み

入門の時、落語を作らせたら一応書いた。声量もあり、デカイ声もでる。ただ声がしわがれ声。古典落語を教えながら、しわがれ声をなるべく出さずに落語をやるように厳しく指導してる最中。それにたん丈は落語を全く知らない!円丈は、20才でなった時、25本以上落語が出来たけど。全然落語を知らない。私の落語をテレビはなんかで聞いて感動してなったようだ。これだけ落語を知らない弟子は白鳥以来だね。白鳥もバイト感覚で弟子入りしたからね。彼の持ってるやさしさはやがてお客さんに向かえば、とても大きな財産になるだろう。

たん丈ばなし

うちは入門してすぐ名前がつくが、彼はしばらく“おい”とか、“こら”と呼んでいた。どうも適当な名前が思いつかない。秋田県出身だから“あき丈”とか、ただ三遊亭アキとか、三遊亭男鹿(おが)とか、考えるけど適当な名前が思いつかない。しかも42才って男の厄年!数字を読むと“シニ”!死んだのなら、あとは生まれるしかないだろうと“誕生”から「たん丈」になった。

三遊亭玉々丈(たまたまじょう)  八番弟子・・06年5月入門

プロフィール

玉々丈写真本名:門馬 浩一
昭和47年5月17日・・34歳 東京都目黒区生まれ 立正大学 卒業
趣味 スポーツ観戦 草野球 ボクシング 

【こんな奴・・素直、マジメ、一本気】
入って2ヶ月ほど、どんな奴だか、正直まだ良く分からないが、素直だね。とにかく才能以前にまず素直が一番!素直な弟子は伸びが速い。まあギャグは作れるタイプだが、演ずる才能は並か、やや低い。
でもガツンと言うとそれを素直に直すので、思ったより上達は早い。ただ繊細さにやや欠ける。噺家には繊細さが必要だが、どうもこの辺大ザッパだね。それなりの努力してるはしてるが、まだ全然足りない!芸人は表情豊かでないとなあ。 ただボクシングを大学時代4年間してたので・・。喧嘩はそこそこ強いみたいだね。

どんな風に入門したか?

05年秋、演芸ホールを出たら、台本を持って、追っ掛けて来た。それから、家に来て、台本を読んだら、そこそこの出来。しかし直ぐ上のたん丈がいるし、そんなに弟子を積極的には取りたくない。それで『八九升』と言う落語を教える。まあ、半年かかったが、せっせと通ってきた。それでこれ以上は長引かせないないと入門を許可することにした。

玉々丈の強みと弱み

彼は、考える前に行動してる。だから考えないで行動する!落語もストーリーを考えないでもう書き出してる。これがよくない。落語の台本なんてチャンと構成を考えてから書き出すもんだけど・・殆ど何も考えないで書き出すから・・。噺が膨らまないし、中途半端な落語になっちゃう。普段から本人に言っているだけどなあ。

どうして玉々丈(たまたまじょう)になったか?

彼の名前では悩んだと言うか、全然考えなかったと言うか?困った。最初、モンシロ丈・・なんてどうかな?と思ったけど、どうも良くない。そこで二子玉川に住んでいるので・・とにかく!!玉を入れようと思い。
(1)玉どん・・・兄弟子に天どんもいるし、天どん、玉どん・・いいねえ。なんならふたりで噺家を辞めてもすぐ漫才師になれそうだ。
(2)玉々丈・・二子玉川だから、たまたまじょう・・大体、彼はそれほど芸人として個性があるほうではない。そう言う弟子が、一度聞いたら忘れられない名前がイイ。たまたまじょうと言うのは可愛い感じがするし印象に残る。
以上ふたつのうち、どれがイイ?と聞いたら、彼は「玉々丈がいいです」と言うのでその場で決まった。その日から彼は、玉々丈になった。」翌日、彼から「玉々丈ですけど」と電話があった。もう玉々丈に馴染んでいた。うん、玉々丈!その息だ!!

なまる江戸っ子・・門馬くん

彼は、お父さんもお母さんも三代続いた江戸っ子だと言う。お父さんは大工だと言う。しかし、この門馬くん、なまる!!まいったな。まあ、通常の日常会話でなまると言うことはないけど、江戸っ子の出てくる古典を教えると江戸弁ができない。江戸弁がなまる!!マジで怒った。
「この野郎、おれは東京落語をやってるけど名古屋人なんだ!てめえは、江戸っ子だろ。江戸っ子のクセに江戸弁がなまるとはどう言う訳なんだ。ふざけんな!」
と怒ったね。三代続いた江戸っ子がこれだもん。もう江戸弁は滅びるね。


三遊亭ふう丈(ふうじょう);九番弟子・・11年3月入門

プロフィール

九番弟子ふう丈の顔写真岡村卓1984年8月23日・男
出身:熊本県山鹿市
2004年駒沢大学経済学科入学
2008年駒沢大学経済学科卒業
大学時代、落語研究会

・・本人の説明・・

高校時代からお笑いをやろうと言う相棒と大学4年の時、浅井企画のお笑い養成所に入り、なんだかんだあって、その相棒と別れ、最後に卒業の年にもう一度、落語をやってみようとそして新作落語をやろうと円丈の門を叩く!!

・・芸名と印象・・
顔がふっくらしてるからふう丈!そんな理由かい?そうなんだよ。
しかし、最初に履歴書に貼りついてた写真は、もっとスリムだったから・・。やっぱ、ふう丈でももう少しスリムになってほしい。これであんまり太るようだと二ツ目は、ふう丈から、ほっそりの「ほう丈」に名前を変えた方がいいかもしれない。彼は、漫才や、来んとのコントのお笑いの方へ行こうと思ってたぐらいだから、それなりのネタは作れる。


三遊亭わん丈:十番弟子・・11年3月入門

プロフィール

十番弟子わん丈丈の顔写真nndesi延川熈龍 1982年12月1日生まれ
滋賀県大津市出身
北九州市立大学文学部人間関係学科卒業


20歳の時大学の軽音サークルで始めたバンドで作詞、作曲、ヴォーカルを務める。金を儲けるどころか、バンドマンに金を払う。一方のライヴハウス界隈にて、ファン、スポンサーの獲得、新しい企画の連発などで、なんとか金を儲けるところまで行く。その途中ライヴでも長いMCとして起用される。

 この辺りから歌より、喋りの方が、向いているのではないかと思い、司会者やラジオのパーソナリティを目指して平成22年7月に上京。上京後はレコーデイング・ヴォーカルの仕事を行う。

 上京してすぐ寄席に行き、一発で落語家になろうと決める。落語と言えば「そば」、関西出身の私は、そばを食べ慣れてないので、すぐにそば屋で早朝アルバイトを始める。その後も何度も寄席に行き、末広亭で「名古屋人が出てくる金明竹」で5カ月の落語史上もっとも笑う。

 そして「5人の落語家が語る前座修行」「ろんだいえん」を読み、円丈に弟子入りを決める。先週でそばと歌の仕事を終わらせて、本日の至る。すごく面白い落語家になりたい。ひとりきりでもたいせつな人を守れる人間になりたいです。

・・芸名と印象・・
一緒に獲ったふう丈より、わん丈の方が、1歳上、でもふう丈の方が、少し先に弟子入りを言ってきたので9番弟子をふう丈10番弟子をわん丈とした。
名前をどうしようかと悩んだが、うちの犬のろっきぃとミッキーがいたので、「わん丈」って名前が、出て来たが、しかし、犬の「わん」ってどうなんだろうと思ったが、他のでかれが戌年なのでわん丈!わん丈ってどうだろう?
 
その時、うちに犬もいたし・・・・そんなことで。
彼の持ってる潜在演技力は、かなり高い。「顔面フェスティバル」という自作のラップの曲があるけど、なかなかのもんだ。

ハラショー  色物一門・・・11年12月入門

プロフィール

はら生写真本名:原田 亮
昭和52年12月4日・・31歳 兵庫県神戸市生まれ 放送芸術学院 卒業
趣味 ??なんでしょう? 

【こんな奴・・どんな奴なんだろう?】
今日入ってばかりでいままで何回しか会っていないので、どんなやうかさっぱり分からない。ただ、しんは強そうだね。それで結構強情な性格がとおもけど・・・。実際、どうだかわからない。 まあ、とにかくそんなことより、芸人としてすくすく伸びて欲しいだけだね。

【画像:かなりマジな感じのする男だね。「黒部の太陽」のみたいな顔をした男だね】

どんな風に入門したか?

無限落語の終わった後、突然、挨拶にきた。こう言う唐突の挨拶をする場合、殆どが弟子入りのばあいが多い。彼もそうだった。それから、ウチに2度ほど正式に弟子入りを願いでた。それでも年を聞くと31歳!いやいや、20代の弟子を取りたかったなあ。

はら生くんの強みと弱み

お母さんとおばあちゃんは、共に新舞踊の師匠とか、芸の血筋をひいているのか?いないのか?ただ大阪弁のアクセントを取ることは殆ど不可能かも知れない。日常の会話をしていても本人は大阪弁を話してる気はなくても、アクセントは、シッカリと大阪弁だ。う~~ん、これは、なかなか・・大変だぞ!

どうしてはら生(はらしょう)になったか?

彼の名前が、原田で、単純に円丈の前名ぬう生の生と合わせて、はら生!どうも彼は、見た目は、ヘビーな感じがする。それを打ち消す意味でも、「ハラショー」と言う明るい感じがsのイメージを打ち消すの役立つ。はらしょー!

はら生の真実!!

もう少し彼を観察して、おもしろことがあったらあとで補足しよう。

「がっぽり建設」小堀達夫 色物 

プロフィール

小掘写真昭和42年(1967)群馬県伊勢崎市うまれ。
本名 中野和則
日本通信大学で通信卒業成5年春入門 し、ぐん丈となり、平成9年5月二つ目昇進。平成12年で破門。
色物として円丈一門に留まる。現在、コント「がっぽり建設」(3人組)で頑張っている。
本人曰く「2001年中にはかならず売れます!」と宣言。ホンマかいな。とにかく頑張れ!

【こんな奴】
声がでかく、妙なフラのある芸人。馬場落語、妖精落語などがあるが、シュ-ル過ぎて良く分からん。
こども時代。7才まで箸なしで食事。23才の時、フリチンで利根川を泳ぎ逮捕される。
自称「さすらいのギャンブラ-」でロックンロ-ラ-とか、訳の分からんことを言ってる。

どんな風に入門したか?

実はこのぐん丈。26才で入門するまでセ-ルスをしてたのだが、それなのに丁寧語すら使えなかった。一体なんのセ-ルスをしてたんだろう。セ-ルスじゃなくて押し売りじゃなかったのか?
でも入門時、もう一人入門希望者がいてその2人の中から勝ち残ったのだ。だから彼は物凄く優秀なのか?それとも私の目が狂ったのか?どっちかだね。

小堀の強みと弱み

顔は鬼瓦のようだが、心には女神が棲む。とても心のやさしい人間だ。それに落語に独特の味がある。それにマ-ジャンも強い。配管も出来る!面倒見が良い。
彼の最大に欠点は自分を知らないこと。これがギャグをやる人間に取ってつらい。それがどこまで分っているのか?

小堀くんばなし

とにかく目つきの悪い弟子で落語をさせると熊さんもご隠居さんもガンを飛ばす。それに高座に上がって客にもガンを飛ばす。とんでもない弟子だ。しかも注意をする師匠にまでガンを飛ばす。しかし弟子に対しては鬼の円丈、いつでも弟子と差し違える覚悟がある。許せん!!
「なんだッ!お前のその目は?」
「これすか?普通の目ですよ」
「普通の別けないだろ。喧嘩するために落語やってんのか。このやろう」
本人もやがて気がついたが、癖になってた。これを治すのに半年かかった。丁寧語を教えるのに一年。そんなの覚えてからこいよ!ホントに

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