最終更新日06/11/09

    
  〜唐松宮司による〜

片  言  玉  句
 
   人生に役立ち、自分の周りの人も幸せに導く
言葉の数々。心して読むべし



 【唐松宮司】
 この項をご覧になった方々から、是非、天野先生の所在を教えてほしいというようなメールや問い合わせ、また、個人的な相談にのって貰えないかということなど、多数の願いが(数多く)届いております。
  さてその河北先生のお話では先生には十余人のお弟子がおられますが、一切名利名聞を眼中におかれなかった、その心眼先生の教えが、たった十余人のお弟子だけで共有するのは、大変もったいないことだと、心眼先生の高弟・河北先生が申されました。
 以後、希望者が多数あれば、窓口を作り、人生相談ほか、諸般の指針も示して下さるというお気持ちもあるそうです。ほんとありがいことです。但し、この場合は、すべて予約制で直接面談とされるでしょう。場所は東京都内でという感じです。なにやら新展開が始まる予感。
  今回からは「河北先生の片言玉句」というふうになりました。人生に役立つことは勿論のこと、自分の周りの人も幸せに導く言葉の数々。期待に胸をふくらませて楽しみにしてお待ちください。



 【この「片言玉句」のお問い合わせについて】
この「片言玉句」に就きましての、お尋ねやご相談などは、綾瀬稲荷神社の唐松宮司までお問い合わせ下さい。
   ・・・連絡先:綾瀬稲荷神社社務所 03(3605)2512 
 
   
片言玉句集
◎其の三「上達の道標」
◎其のニ「開運の道」
◎其の一「慢心は、破壊に通じる」

◎片言隻辞珠玉集はココ

◎片言隻辞集はここ

 


   片言玉句・・その4



その4:
満ち足りた時の心得(コップの水の教え)

森羅万象は、満ちたら欠ける理です。
すべて、満つる前に、自分から欠けさせるのが、対処法です。
欠けさせれば、更にもっと満ち足りていく道が拓かれるからです。
コップに入っている水を思い描いて下さい。満杯になったら、 もう水は入りません。
無駄にこぼれるだけです。

しかし、中の水を使えば、その空いた分だけ、また新たに水が入る訳です。
人の世は、何事によらず、すべてこういう仕組みになっています。
他者の為に上手に使えば、情けは人の為ならず、いつか必ず、
使った分相応のものが、周り廻って帰ってきて、自分の為になるのです。

「ふたえ(二重=増多恵)の喜び」
と称される、こういう使い方を人道では良しとします。
人の多くはこの理に気付かず、満ち満ちて欠けた時に初めて感じ るのです。

よく聞く言葉です。「失って初めて、気付きました。」と。
  自身で水を欠けさせるか、コップを大きくするのか、人がより良く進む、
とるべき道は、どちらかしかないのです。深慮するべし。

   からまつ。

 

 


   片言玉句・・その3



【その1:上達の道標】

 人はみな、向上の志を抱くといえども成り難し。ここにその一助を与
えたいと思う。人には得手不得手があるように、性格的にも如才の無い人、一つを聞いて活かせる、いわゆる気が利く人も多い。
  しかし、向上の道には、それらは単に遅速に影響するということのみであり、人格というポイントにおいては、微小の差も無いことである。
  人は模倣に始まり、
   真似から脱皮し、
    新境地を拓くのである。

  その道程、自分を磨く為にも、練磨修行を積み重ねていく、その功が新しい発見につながる原動力になるのである。人はそれを蓄積すると、臨機応変、当意即妙、応用無尽を自得するのである。
 
 ついには、活殺自在の境地に進み、変化無極の蘊奥(うんおう)をも感得できるのである。
 
 何事も、修練の繰り返しであり、「心気を鎮静して」極致を目指すの
である。この志を保持して進めば、自身のみが気付くであろう目に見えない冥助を感受して、感謝の心が連動してくるのである。
 
  これを古の賢人は、
   「如神即妙の御霊験」が発揮されたと称したのである。拝。


  ・・・・・・・・・  か ら ま つ




   片言玉句・・その2



其の1 【 開 運 の 道 】

 人は行き詰まると、運が悪いと悩むものだが、開運の道は唯一つ、
回運することである。人は運を開く鍵を常に持っているのである。
  天運は定まりて、いかんとも為り難し。
悪い運が来ぬよう努力するのみである。

人運は人格により定まりて、地運は地相に左右されるものである。
よって、人に出来るのは、回すことである。
  人運の回転とは、自身の人格を向上させること。
地運も転居の法などにより回転し、自然と凶運悪運が転じ、
気付けば幸運へと回っているものである。

  また一つの法は、待つことである。
不運が去り行き、好運が回ってくるのをじっと待つのである。
お金と同じ、運は天下の回りものである。
この場合は心得て、辛くてもじっと我慢して、
楽しみにして待つべし。

  ・・・・・・・・・  か ら ま つ





その1
   片言玉句・・その1



  其の1 「慢心は、破壊に通じる」

 人間が肝に銘じておくべき、重要な天言の一つである。
油断は大敵であり、人は助長されやすいので気をつけないといけない。
何事も、高慢は嫌われ、自慢話は耳にうるさい。

自信満々はかえって失敗し、プライド高い人から人は離れる。
怠慢なすと怒られ、喉自慢をすると歌う大事の前に、
声枯れしたり風邪っぴきとなる。

  これら、すべての大元は上記の言葉に帰着する。
  人間は出過ぎた分、すべて失敗するのでから、過ぎてはい
けません。 ご高覧の万人、最奥の戒めとなすべし。

    ・・・・・・・・    か ら ま つ
 


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