更新日03/11/23
狛犬好きで全国の神社を4千社まわった円丈が、心に残った神社を紹介しようと言う新コーナー。
一体どんな神社が飛び出すか?お楽しみに!では紹介しよう。  三遊亭 円 丈

第ニ回  
 萱葺き屋根の素晴らしい天津神社 ・・新潟県糸魚川
第一回  
初めて来たのに無性に懐かしく心がなじんだ住吉大社  ・・大阪市住吉区住吉2-
残雪残る境内に革靴で正座する老人のいた神社  ・・埼玉県大滝村
ナニ、これ?鳥居しかなかった不思議な神社 ・・北海道函館にて
死ぬかと思った雪の三峰神社 ・・埼玉県大滝村


第2回

 糸魚川の天津神社

 狛犬を探しながら神社巡りしてて、名前は全く知らないけど素晴らしい神社だったと言うコトがホントに良くある。しかしそういう神社ってわれわれが知らないだけで昔からその地元では信仰を集めていて。要はこちら側の知識不足だったと言うだけ。
  今月も新潟県糸魚川に仕事に行き、時間のあったので少し神社を回ったらすばらしい神社に巡りあったのでそれを紹介。(円丈)


その1
 萱葺き屋根が素晴らしい糸魚川の天津神社
                         ・・・新潟県糸魚川市

 この糸魚川市の神社は、2.3社見て回ったが狛犬の方は、あまり古いものがなく、狛犬的にはさほど期待もなしでこの天津神社に行った。しかし由緒を読むと「一の宮」とあり、奴奈川神社、天津神社。並列で書かれていた。しかもこの神像は、平安末期の作で国の重要文化財になってる。でも狛犬は、それほどでもないみたい。

  そして広い境内の中央にあった拝殿が、なんと萱葺き!通常、神社の屋根は檜皮(ひわだ)葺き
が多いが、たまに萱葺き屋根に出会うが、昔の農家のような素朴な雰囲気がある。しかし神社の格とか、威厳のようなものだとどうしても檜皮の方に歩がある。ところが、この天津神社の萱葺きは実に素晴らしい。格や、威厳も檜皮に負けてない。いや、むしろコレを見ると、神社の屋根は、萱葺きの方がいいなあと思ってしまう。
【拝殿を横からみたところ・どっしりと落ち着いていて素晴らしい】

 それで拝殿の中ではなにやら祈祷が行われていたが、これが都会の祈祷、祈願だと大体、2.30分だけどここは長〜〜〜い。1時間以上やっていたと思う。終わらないんだ。実は本殿の前に少し気になる狛犬がいたんだ。でも祈祷の最中に勝手に本殿に入って行って調べる訳には行かない。そんなことしたら天罰が下るよね。

  そこでしょうがないから、しばらく辺りをブラブラして、1時間ほどを時間を潰したが、まだ終わらない。こっちもこれから落語の仕事がある。まあ、それほど古い狛犬でもなさそう。せいぜい古くても江戸末期と言う感じなので諦めて帰った。しかしこの天津神社の拝殿はいいなあ。素晴らしい!
【拝殿では長い長い祈祷が行われていた:1時間ほどしてた】
 結構デカそうな狛犬。近づけないのでサイズも良く分らない。仕事の細かさから行っても江戸中期までは行かない。古くても江戸末期。もしかすると明治初期あたりかも知れない。しかし、台石を見てみないと本当のことは分らない。でも素晴らしい神社にいたら結構仕事で疲れていたが、すっかり疲れも取れた。感謝、感謝!

【結局この狛犬は未調査に終わった・・お前はどういう狛犬なの?】


第1回


その1
 初めて来たのに無性に懐かしく心がなじんだ住吉大社
                      ・・・大阪市住吉区住吉2-
 この住吉大社には生まれて初めて来たのに。なぜか、とても懐かしい、まるで故郷に戻ってきたような不思議な感覚にとらわれた。
  良く言われる初めて来た場所に以前来た事があると言う既視体験とは全くちがう。もちろん初めて来た神社でまた初めてみる景色。でもそれがとても懐かしく故郷に帰ってきたような感覚にとらわれた。心はしっとりとこの神社に馴染み、とても安らぎ覚えた。

 こんな感じを覚えたのは、全国4千社以上の神社を回ってこの住吉大社だけです。私の遠い遠い先祖は南方系の海の民だったようで、今も海を見ると心が安らぐ。
  多分先祖記憶のようなものが遺伝子の中にあるんだと思う。そして住吉大社は海の神様をお祭りしてる本社。そんなところから初めて行った住吉大社に懐かしさと安らぎを覚えたのではないだろうか?いずれにしろ、また大阪に行ったらぜひもう一度参拝したい。(円)

 

その2
残雪残る境内に革靴で正座する老人のいた神社
                    ・・・埼玉県大滝村
 埼玉の神社を回っていた時、とある林の中にある神社に来た時のこと。写真ではあまりハッキリしないが、拝殿の少し左側に黒い点のように見えるのが実は人間。
  それは一人の老人だった。彼は、残雪残る拝殿の前に革靴を履いたまま。正座して盛に何やら祈願をしていた。いや、それは一心不乱といった方が良いだろう。雪の残る境内で革靴で地面に正座。
  一体、この老人をそれほどまでにすがりつくような気持ちで祈願することはなんだろう?長年連れ添った妻の病気か、それとも・・・よほど思いつめたことがあったのだろう。私はその姿をぜひ写真で撮りたいと思い、望遠レンズを探したが、ところがこの日に限って望遠を持ってこなかった。
  そこでやむなく標準レンズで写し、更に近づくとその老人は私に気づいてあたふたと帰っていった。しかし、この老人の願いとは一体なんだったのか?今も革靴で正座して必死に手を合わせる老人の姿はハッキリと目に焼きついてる。

 

その3
ナニ、これ?鳥居しかなかった不思議な神社
                    ・・北海道函館にて
 全国回っているといろんな神社に出会うけど、これも変わっていた。この建物の前に唐突に鳥居だけが建ってる。なんだ、これは?と思い。

  最初はこの建物の裏に神社があるだろうと裏に回ったが何もない。そして周りを調べたが、神社がない。この鳥居しかないのだ。地図を見直したが、近所に神社はない。どこにも神社はない。一体、これは何だったのか?今もって謎だ。鳥居だけの神社。それじゃ神社じゃないよね。こう言うのは初めてだね。う〜〜〜〜ん、不思議だ。

【史上初の鳥居だけの神社??】

その4
死ぬかと思った雪の三峰神社
           ・・・・埼玉県大滝村
 狛犬を求めて日本全国の神社を回っている。だからあくまでも神社巡りをしてる訳だけど。ところがこっちは神社巡りをしてるだけでもそれが、山登りに変わっていることがある。埼玉県大滝村の三峰神社。
  この神社は、狛犬じゃなくオオカミがいると言うので足立区から4時間ほどかけて出かけた。この神社は山の上にあり、ケーブルカーに乗って行く。三峰登山口には雪がなかったが、上に着いたら雪が積もってる。しかし、一応トレッキング・ブーツを履いてるので。少しの雪ぐらいでは驚かない。
  本社の方は、別にどうと言うことはなかったが、山頂に奥宮がある。ここにもオオカミがいるかどうか、自分で確かめて見るしかない。そこで写真の鳥居を潜って更に山の中へ!

【奥宮への入り口・・かなり雪が積もってる】
 これを超えて行くと山裾を伝いに登っていくことになる。参道なんだか、沢登りだか分からないなってきた。しかも雪が積もってるから下に道があるのか?ただ雪だけなのか?分からない。下手に踏み外すと下の沢に落ちてしまう。しかもこんな雪の日に奥宮まで行く物好きなんかいない。
  本社には結構人がいたが、この奥宮の参道ではだれにも会わない。こんなとこで沢に落ちたら下手したら死んじゃうよ。もうヒヤヒヤもんだったね。そして歩くこと4〜50分。ついに奥宮に!ところが、ここが鎖場!岩から鎖が垂れててその鎖を手繰って登っていく。いやいや、ホント死ぬかと思った。
  狛犬巡りじゃたまにこう言うことがある。でもこの三峰神社。30対近くのオオカミがいて。しかも関東では最古のオオカミもいた。もしオオカミが見たければ雪のない季節にお勧めします。
【もうこんなの参道じゃないよね】

 

次回を楽しみに・・。


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