落語家 新作落語 愛犬 三遊亭円丈落語の世界

落語関係

円丈おなじみトリ.シリ-ズその11

~2011 年現在、66才!・・とにかく円丈はいつも元気だぞ?~

円丈トリ日記&イベント日記2011年度版

【2011年66才・・・・70才をとりあえず?】

円丈トリ日記写真「円丈」は、この先も「円丈」のままなのか?それとも「円生」になるの?そう先のコトは分からない。
しかも66才と言う年齢だから集中力、記憶力が落ちる。それをどう補っていくのか?
それともうひとつ一番円丈の足りない部分は、「楽しむ」ということだ。
どんなこともそれ自身を楽しめばいい!

そして一番大切なことは高座を「楽しむ」ことだ。実はいつも何とか笑わせようとして必死に高座に上がっている。
だから落語を楽しめない。
だから今年こそは、この「芸を楽しむ」!そう言う一年にしたいけど、ホントに「芸を楽しめる」かどうかだね。

三遊亭  円 丈

【画像:新宿末広亭にて・・・】

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新宿末広亭・2月下席(21~28日)昼トリ日記・8日間(2011/02/21~28)

【喜んで、この8日間は、休みなしだよ!・・・・ごめん・・】

【ゴホンゴホン・・ゲッ、風邪だよ~~っ!】

30代円丈ブロマイドまいったね。今日からいよいよ新宿のトリなのに・・。ゲホゲホッって、風邪なんだ。
このところズ~~ッと風邪気味だったけど、2日前ら、本格的な風邪、一昨日なんか、寝てる時咳が出て出て・・。まいったね。それでも起きてる時は、咳も大分おさまってる。

しかし、不思議なのは、高座では、絶対咳が出ないんだね。とにかく今日から新宿末広亭の昼トリなんだ。いやいや、体調万全でトリを取りたかったね。

まあ、それより、この芝居は浅草から連続だから、同じネタが、重ならないようにしようか
・・でもチョイきついか?

ねなんて考えてる最中・・とりあえず。
しばらくは、ねたが重ならないようにしよう。・・とにかく頑張よ。
   
三遊亭 円 丈



【画像:・・・30代、最盛期の円丈の営業用ブロマイド、若い!この頃に戻りたいな~あ】

【2月21日初日・月曜日・・・・・・・・風邪気味だが頑張るぞ~~っ】

【高座に上がるまで・・・・さて初日は何をするのか?】

いや、全然、風邪が抜けない。稽古寄席に行く前、少し稽古しようrと思ったが、それより。体力回復をしようと眠る。
楽屋入りをして、客席を覗くにと結構、中年以上が多い。50代から70代だね。笑い方から推察して、それほど、落語は詳しくなくて、しかもそれほど聞いてもいない感じ。やや反応は遅め!!
いつもの新作をやると、少し苦労するネタがありそう。

もちろん、こう言うお客さんの中に混じって、かなり聴きこんだお客さんがいるもんだ。
手抜きは禁物、今日は何となく「ランボー怒りの脱出」をしようと思ったが、いや、もっと分かり易いネタがいい。
そこで白鳥作の「シンデレラ伝説」やろう!!結構分かり易い作品なのでこれでいいか?

【実際やって見て・・・ズバリ正解「シンデレラ伝説」】

とにかく、「シンデレラ伝説」は、とても分かり易いし、誰でもわかる親子の会話だ。そこで少し本編が短いので長めのマクラを振るって、「シンデレラ伝説」に突入!!
うん、うける!!かなりうける。いいね、いいね!良く笑ってる。これならいいんじゃないの。
この「シンデレラ伝説」の問題は、ラストで今一つ、ギャグの盛り上がりに欠ける。それとサゲがない。
それでも良く受けて、終わる。最後、幕が締まる時、客席を見ていたら、お客さんは席を立たずに幕が閉じるまで熱心に拍手をし続けていた。
うん、お客さんは、殆どのお客さんは喜んでいたんだ。いやあ、よかった。よかった。

【終わってからの感想・・・とにかく、楽までネタを換えたい】

お弟子さんと焼肉を食べる終わってからお弟子さんと焼肉を。
風邪を焼肉で吹っ飛ばそう・・と安い焼肉屋「情熱大陸」へ入ろうと思ったら、まだやってない。
そこで高めに長春館で焼肉を食う。おいしかった。・・なにがおいしかっただ!バカ!!

それはともかく、浅草から新宿末廣と2芝居続けてのトリ。
全てネタを換えたい。夜席なら、結構、トリ目当てのお客さんも多いが、昼トリだとそうでもない。
お客さん全体に喜んで欲しい、するとそんなネタを換えられない。ここが少し難しいねえ。とにかく、ネタを換えられるだけ換えよう。長春館は、肉もうまいけどナベとか、クッパのおじやが、いい味だね。
そんなことより、明日のネタの稽古でもしよう!

【画像:肉を挟んでチーズ:左から亜郎、円丈、丈ニ】

【2月22日ニ日目・火曜日・・・・・・・・ギャオ!!今日は完敗?!!】

【高座に上がるまで・・・・風邪がひどくなる・・】

このところず~っと風邪ギミだったが、今日はヒドイ。咳がひどくて、痰が出て、喉がいたい。
高座を休みたいが、トリじゃそうはいかん。・・・しかし熱はない。5度8分!じゃ平熱じゃん。でもつらい。
いつもの「六町クリニック」で薬を出してもらう。
とにかく薬を出し貰って、それで少し落ち着く・・・。 楽屋入りすると客席は割と年齢層が高目だ。
「小言念仏」なんかそこそこ受けてる。そこで古典の「茶金」(「はてなの茶碗」)はどうだろう?と「茶金」をやる・・いやいや。これが駄目だった。

【実際やって見て・・・「茶金」でここまで静かになるとは??】

いや、人生は勉強だね。この日は、中高年の団体が、100名ほど入ってた。その中で一番大きな団体が、60人ほどだ。上がってマクラで今風の軽い話しをしていた時はウケていたけど、いざ噺に入って「京都三条木屋町筋に茶屋金兵衛・・」と言った瞬間からお客さんド~~ッと引いた。

いやあ、そんな難しいこと言ってないんだけど・・・それから静かになりっぱなし、どうもとんでもなく難しい噺のように感じたみたいだね。今日の団体は合計100名ほど、この団体が、ほぼ全体の雰囲気を引っ張っていくことになった。とにかく今日のお客さんじはとにかく分かり易い。笑い易い噺を聞きたがっていたんだね。
いやあ勉強になりました~~~~~~~~~~~~あ!!!!!!

【終わってからの感想・・・お客さんに合わせるがネタは変え続けるぞ!】

いやいや、なかなか強いお客さんだった。しかし、円丈は負けない!!やるよ。ネタだって変え続けるぞ。少しやるネタの方針を転換しよう。全体に分かり易いネタ、笑い易いネタの新作、古典をやって、しかも前の浅草昼トリからのネタを全部避けながら浅草、新宿全てネタを変えてやるよ。しかし、きっちりウケさせて!!

ただホントは人情噺「百年目」とか、古典「居残り佐平次」とか、「インドの落日」とか、「」藪椿の陰で」の悲しみ系の落語は今回掛けられないかもしれない。

後は意外に紙芝居落語「地球最後のタヌキ」なんてやるかもしれない、あるいは久々に「イタチの留吉」なんてありかもしれない。とにかくお客さんに笑って欲しいね・・。

【2月23日三日目・水曜日・・・・・・・「いたちの留吉」で 昨日のリターンマッチ、勝負!】

【高座に上がるまで・・・・*風邪で・・もうタイヘン!】

今日は風邪が全然治らなくて、こう言いう日に限って、昼仕事!それをこなして、楽屋入りすると、お客さんが昨日と似ていて、高齢者が多い。
弟子の丈ニが言うには「昨日より、もっと笑わないかもしれません」「えっ、昨日より、笑わないって、昨日は完敗したんだよ」「とにかく手ごわいお客さんです」「」マジかい?」

でも昨日、完敗でも連敗は許されない。
こう言う時はどんなネタがいいだろう?
するとたん丈が言うには「名古屋弁でみゃあみゃあ言う『金さん銀さん』はどうでしょう?』少し前なら高齢者には絶対の切り札だった『金さん銀さん』だが、今どうなんだろう?
『いたちの留吉 』42年ぶりに刑務所からシャバに復帰するする噺だが、もう1.2年やってないが、どうなんだろう?まあ、やってみっか?

【実際やって見て・・・今日は合格!!「いたちの留吉 」】

前に上がった二楽さんのギャグには良く反応していた。確かにどうも高齢者が目立つが、でも1~2割は、結構落語ファン、円丈ファンだっているんじゃないのか?そこで高座に上がる。「ぬう生とヌードショーを間違えた」と言ういつものこてこてのマクラを振りながら、徐徐に「イタチの留吉ワールド」へ、「元やくざのおじさん」とみんなで叫ぶトコで盛り上がって、その勢いで本題に!!

しかし、いつもよりウケはやや低いが、それでも反応はいい。そしてフィニッショ「とうとうこの男、マクドナルドに就職をしたと言ういたちのの留吉出世物語と言うおめでたいお噺です」でキッチリうけた。
幕が降りる時、みんな喜んで拍手していたから、よかったんじゃないかね。

【終わってからの感想・・・ああ。とにかく疲れた寝よう・・・】

正直、疲れてる。なんか風邪がだんだんひどくなる感じがする。今日は、よせが終わってから、狛犬研究会があったけど、断った。くたくただもん。これこじらせると肺炎かなんかになっちゃうよね。
それで明日のネタ・・・・それより、ねよ、ねよ!!

【2月24日四日目・木曜日・・・・・・・・げっ、肺炎の初期症状?疲れる訳だ!!】

【高座に上がるまで・・・・注射で少し楽に・・・】

薬の写真今朝、ドッと疲れて、六町クリニックでレントゲンを撮って貰ったら、なんと肺炎の初期状況!えっ、疲れる訳だよな。それで太い注射を1本打って貰って、強めの薬を出してもらって、やっと少しらくになった。トリでなかった。休んでいるね。

それで寄席に今日は1階が、一杯で2階にも少し入ってる感じ。今日は「一ツ家ラブストーリー」をやる。
意地でも浅草からのトリネタを全て変えてやる!一応、軽くネタ浚いをしてきた。ふ~~っ、でも疲れた。
ら、寄席を休んでいる状態だね、とにかく2日前に病院にいったくすりが全然きかない。


【画像:今度は少し強い高い薬みたいだ。ジェネリックじゃねえぞ】

【実際やって見て・・・声がでない、途中で痰がからむ「一ツ家ラブストーリー」】

それで高座に上がって「待ってました!」と声を掛けられて「声を掛けられたのは、今日で2度目です」と言おうと思ったら、それを「声を掛けられたのは今日で二度目です」と間違って言って客席はキョトン!
集中力が全くないし、その上、声がうまく出ないわ、噺に全然集中できないわ、途中で痰が絡んで、声が出なくなるわ、そこで高座に前座さんのお茶を持ってきてもらったら、2分ぐらいかかるわ、いやいや、ダラッとした高座だったけど肺炎の初期症状ならそうだろうね。
でも66才で肺炎の高座ならこんなもんだろう。まあ、よくやったんだろう。

【終わってからの感想・・・とにかく明日、明日!!】

とにかく寝よう。ゆっくり寝よう。死んだオフクロが言ってた。「寝るより、楽はなかりけり!」
全ては明日明日!!

【2月25日中日・金曜日・・・・・・・・ごめん!!肺炎のため急遽休み】

【2月26日六日目・土曜日・・・・・・・・病み上がり高座・・「ランボー怒りの脱出」】

【高座に上がるまで・・・・昨日より楽だけど・・・・・】

二日続けての注射と先生が「少し強めの薬を出しとくね」と言ったけどこの強い薬が効いたようだ。
なにしろ、何時ものは600円台の薬代が、今回1700円、約3倍強い!
金と強さは比例にするのか?
まあ、そうだね。 とにかく今朝は昨日より、大分、楽になった。それに呼吸が、弾まないので、なんとか普通に落語が出来そうだ。
それで今日から末広亭に復活することにした。
寄席は、よく入ってるね。1.2階満席で立ち見まで出てる。但し、10~30人ぐらいの団体が、100名ほど入ってる。
今日はアクション落語「ランボー怒りの脱出」をやろうか、どうしようか?この噺、結構体力を使うネタだからなあ。
それとも・・・う~~ん、もう考えるのは面倒、「ランボー」をやろう。

【実際やって見て・・・息も上がらずなんとかやり通す「ランボー怒りの脱出」】

ドラゴンズ湯呑高座には、肺炎だから、突然、喉が涸れちゃうかもしれないから、湯呑みをつかう。
それも円丈は名古屋生まれだから「ドラゴンズ湯呑み」を使用で高座に置いた。
マクラは、ややウケが少ないかな?それから笑いのボルテージは上がって行ったが、最後のドカーンと言う弾けた笑いにはならない。
やっぱ、病み上がりのせいか?それとも今日のお客さんの特性なのかは分からない。
まあ、病み上がりではスゴイ元気な高座だったと思う。でもいやいや、疲れた!!

【画像:このドラゴンズ湯呑みを高座で使用・・。するといい芸が出来ました。いや、ドラゴンズは、落語にもイイ!マジかよ??】

【終わってからの感想・・・楽まであと二日・・】

終わったら末広亭の社長がわざわざ楽屋まで訪ねてくれて「大丈夫?無理しないで」と・・「ヘヘヘ~~~ッ」と思うず頭を下げた。とにかくあと二日、頑張ろう!!

【2月27日七日目・日曜日・・・・・・・・紙芝居落語「地球最後のたぬき」・病み上がりでやや不発!】

【高座に上がるまで・・・・紙芝居のマシーンを持って、あ~あ~重いよう!】

紙芝居マシーンを運ぶ今日は先日無限落語でやった「前座生中継」をやろうと思ったけど、どうもうろ覚えになりそうなので・・。
そこで一度やってみようと思ったのが、紙芝居落語だ。どんな感じなのか一度やって見ようと思っていた。

そこではるばる足立区より、紙芝居のマシーン(一般的には「紙芝居の枠」と言う) とそれと紙芝居の絵と着物思ってでたが重い、メチャ重い!ひ~~ひ~重いよ~っ!
肺炎の病み上がりには応えるなあ。
楽屋入りして、客席を見ると立ち見が出て満員!!まあ、軽い良いお客さんじゃいないかしら。

【画像:紙切りの二楽師と並んで、指差してるのが、二楽さんの切ってる紙のサイズ】

【実際やって見て・・・・・・上がってやったが、普通の落語より数倍疲れる?】

まず普通に上がってマクラを振る・・。なんか違和感を感じる。
いや、多分、円丈が、病み上がりで、それをお客さんが本能的に感じて、少しうけが悪いのだ思う。それから紙芝居をやる。まず「全部圓生」・・もしかして、こっちのネタをやるべきだったかと思う。
食い付きは悪くなかったが、それを少しだけやって「地球最後のたぬき」に入る。でも結構エネルギッシュに動かないといけないんだけど、もう病み上がりで動きたくない。なんかやっていて、だんだん疲れて来て、面倒になって来て・・もう早く終わらせようみたいになってきた。

病み上がりは紙芝居に向いてないと言うことを発見した。集中力が保てない。 病み上がりは普通の落語の方がいいねえ。 しかし、あ~~疲れた!納得できない!!それと普通の寄席では円丈の絵が後ろでは、やや小さいのではないのか。
それもウケ方に微妙に影響してるような気がする。ひ~~ひI~~!あ~あ、疲れたよう。

【終わってからの感想・・・帰りはぬう生にマシーンを持ってもらう・・】

それで帰り、弟子のぬう生くんが「師匠のウチまでマシーンを運びます」なんて殊勝なことを言ってくれたんで、ワンセットもって貰った。ありがとう、助かるよ・・。で明日は何をやろう?

【2月28日千秋楽八日目・月曜日・・・・・・今日は千秋楽うれしい・・・・「前座生中継」】

【高座に上がるまで・・・・なんか浅草からニ芝居続けてトリ、】

なんか浅草からニ芝居続けてトリを続けて、しかも肺炎になって、まあ、大事にいたらず、今日が千秋楽!うれしい。
とにかく、今日がは、こないだ無限でやった「前座生中継」をやる・・・と思って、けいこしたが全然、覚えられない。
やっぱ歳だね。 今日は朝から冷たい雨が、降り続き、昼には一時雪が降りだした。
でも1階は満員だもの。この芝居良く入ってるねえ。ただ少し天気のせいか、お客さんが、ややというか大分と言うか重い感じ。年代層が結構高めと言うところも結構影響してると思う。笑うけど、少し重い。
まあ、とにかく、今日はもう「前座生中継」をやろう。とにかく、なんでもやってみなきゅ分からないんだから・・・・。

【実際やって見て・・・カンペ見ながらなんとか「前座生中継」】

お弟子さん達と写真いやあ、今日は特に団体はいない筈だけど重い。
ギャグでガンと押さないと笑いが弱い。いつもの「ぬう生」のマクラから前座のマクラを振ってから、「前座生中継」に入る。

ここで笑うと思ったとこで外れたりする。ちょっと「前座生中継」でくるしいとこはあったが、かまわず続ける。全体に少し笑いがたりないとこもあったが、最後フィニッシュ!不満と言えば不満だし、もう少しキチンと覚えたかった。

噺の中でギャグとして川柳さんの名前を上げたが・・殆ど反応がなかった。今日のお客さんは、落語を知らないお客さんが、多いと分かった。 

【画像:楽だからお弟子さんとパチッ!左からぬう生、円丈、亜郎、丈ニ】

【終わってからの感想・・・・・二芝居トリでネタをすべて変えたぞい】

いやいや、終わった、終わった!
風邪気味から肺炎にかかりながらも、浅草、新宿の連続トリでしかも全てネタを変えた。ざまあ見ろ。
しかし、今回、長編のネタ、悲しみネタなどを外してる。どうも昼席って、泣かせるような噺は、どうもやりずらいんだ。
とにかく、終わって打ち上げでお弟子さんと焼肉を食べた。

◎新宿末広亭2月下席(21~28日)のトリ日記・毎日見てくれて感謝感謝!


浅草演芸ホール・2月中席(11~20日)昼トリ日記・10日間(2011/02/11~20)

【13、18、20日の3日間休み!17日早上がり・・・・ごめん・・】

【久々の演芸ホールのトリ!!】

楽屋袖からのぞく今回は、久々の演芸ホールの今日は浅草昼トリだ。一般的言ってトリを取る時、夜席の方が、割とトリ目当ても多いので、好きなネタをわりと出来るが、昼席は、お客さんが多いだけに一般度も上がるので・・。あまりやりたいネタだけやってると、スコーンと外す場合がある。

だから今度の浅草の昼トリは、ウケることを考えながら、高座を務めるから・・。
少しネタが物足りない人もいるだろうが、勘弁してちょうだい。それと結構やすみが多くてごめんねごめんねごめんね。
とにかく浅草、新宿とトリが続く・・頑張ってやるよ!!
三遊亭 円 丈

【画像:・・・楽屋の袖から客席の様子を見る円丈】

【2月11日初日・金曜日(祝日)・・・・・・迷ってやったのが「悲しみは埼玉に向けて」】

【高座に上がるまで・・・・全然ネタが決まらない】

前日は今月19日にやる無限落語のネタ下ろし!
・・・しかしこれがどうも仕上がらない。完成して覚えて19日に出来るのか?
やはり66才と言う年齢から来る衰えが、作る時にも確実に現れる。う~~ん、いやいや、悩んでる場合じゃない、そんなことより今日の演芸ホールのネタだ。
自分の台本から、雪も降ってるし、しばらくやってない暖かいおでんの落語「ぐつぐつ」?寒いとなったら、そりゃ、あつあつ落語の「遥かなるたぬきうどん」もあるし、それから少しずつ稽古したが、なにも決まらないで楽屋入り、今日は雪が降ってても客席は立ち見が出る団体もあったが、それもかなり帰っても立ち見の満員盛況!ありがたいねえ。

【実際やって見て・・・センスを2本持って上がって・・「悲しみは埼玉に向けて」】

高座の上がる時、扇子を2本を持った。
これがあると「ランボ怒りの脱出」と「たぬきうどん」が出来る。懐には帽子のツバだけ(ランボーで使用)で高座に上がって、やったのは「悲しみは埼玉に向けて」!なんだよ全然違うネタじゃないか?そうなんだ。ホントにやりたかったネタは「ぐつぐつ」だった。大体出来るけど、まだうろ覚えだったので「埼玉」をやった。

上がると方々から「待ってました円丈」とか、掛け声がかかる。
結構、円丈を聞きに来たお客と、殆ど寄席を知らないお客さんの混成部隊だね。こう言う時のお客さんが一番怖い。そのお客さんに「埼玉」どうだったのか?

お客さんは少し疲れている感じがしたが、それでもだんだん乗って来た。鉄板ネタの「埼玉・・」だから、外しはしない、でもだからと言ってうけたって当然だからうれしい訳でもないねえ。
そしてフィニッシュ!果たしてどうだったんだろう?まあ、高座のからの感じは悪くなかったけど・・。
まあ、こんなこんだろうね。可もなし、不可もなしってとこかね。

【終わってからの感想・・・和民で打ち上げ・・】

終了後、弟子の丈ニ、天どん、たん丈の一門とささやかな打ち上げ。寄席から50m前方にある「和民」、雪が降ってても気にならない距離だね。たん丈の完成で料理を注文、それをケチつけながら打ち上げ。

次の新宿末広までの二芝居(20日間)ネタを変え続けるって、手があるけど、不可能じゃないね。
いやいや、そんなことより、早く切り上げて、今晩中は、HPの更新と無限のネタの仕上げ。
そして明日の朝は、締め切りの原稿を1本書いて、それからその日のネタの稽古だね。
しかしそう予定通り、ことが進むのかね。とにかく本日はここまで!!

【2月12日二日目・土曜日・・・・・・昨日やらなかったおでん落語『ぐつぐつ』小ゑん作】

【高座に上がるまで・・・・雪の予報だが外れたよかった】

天気予報じゃ、雪が積もるとか?それが外れて雪も詰まらず今日は雨。雪ならこの三連休の二日目。
お客さんが、ガクッとへるとこだったが、演芸ホールは大入りで立ち見も昨日より、さらに多く、ギッチリ入ってる。
それに昨日、今日と結構若い人も多いし、それに昨日よりお客さんも陽気だね、バンザーイ。言うことなし!! 

今日は昼間少し稽古したおでん落語『ぐつぐつ』だ。もう66才にもなると稽古なしでやるのは、結構危険なんだ。
そこで一応はさらう。
もう明日何をやるより、今日何をやるかその日暮らしだ。でも最低でもこの浅草では同じネタはしない。

【実際やって見て・・・まあ、合格点の『ぐつぐつ』】

高座にあがって客席を見ると立ち見をしてるお客さんが、ギッチリだ。もうこれ以上、立ち見は出来ない状態だ。浅草演芸ホールだと大体、マクラで「円丈の前の名がぬう生」で高座に上がったら「こら、早く、裸になれ!」後で聞いたら「ぬう生とヌードショーと間違えた」と言うマクラをふるが、これも最近さすがにうけかたが悪くなってきた。だからこの日はやらなかった。
往復はがきで高校生から入門希望が来た・・それから・・「時代が変わって来ました」なんてふって、「ぐつぐつ」。今回は「ぐつぐつ」の擬音のとこで両手をふって陽気アクションをつけた。お客さんもノッテくる感じがした。まあ、多少稽古不足の感じがしたけど、できは悪くない。
ただ犬が竹輪を食うサゲで「ウ~ッ、ガツ、ガツ、ガツガツ」ってトコを間違えて「う~っ、ガブ、ガブ!」とやっちゃった。袖で聞いてた弟子の気がつかなかったぐらいだから、まあ、いいか!いや、良くない。「」やっぱりこのサゲは「ウ~ッ、ガツ、ガツ、ガツガツ」でないと勢いがでない。でも今日はグーだったと思う。やはりこれを昨日やるべきだったね。

【終わってからの感想・・・とにかく、夜は、19日の無限のネタを・・・・】

終わってからぬう生、丈二とデニーズへ、軽く食事!さて、ぼんやりしてられない。
夜はH・PをUPして、19日にやるネタを・・そして昼はその日のトリのネタの稽古。
何しろ稽古嫌いだから、こう言うことでもしないとなかなか稽古をしないからねえ。
ホンじゃ、13日休みでごめん。14日ね。

【2月13日三日目・日曜日・・・・・お休み・・・・ごめん】


【2月14日四日目・月曜日・・・・・・やや稽古不足だけど「夢一夜」】

【高座に上がるまで・・・今日も寒いねえ、寄席は、下がほぼ一杯ぐらい】

もう寒いのいや!もう冬は飽きたね。まあ、それはともかく66才になるとしばらくやってないネタを突然やると危険なんだ。途中でドンと忘れて、それこそ、どうもすいませんってなっちゃう。だからしばらくやってないネタは、ざっとでもネタ繰りしないと危ない。

それでまあ、今日あたりは、普段の寄席でも良くやる割と軽めのネタか、それとトリネタなら、末期がんのおやじが大騒ぎする「夢一夜」かね。それで軽く「夢一夜」をさらう。
しかし、ホントはもっと稽古したいけど、19日無限でやるネタ下ろしの落語が完成しない。しかもそれを当日までに覚える。結構キツイねえ。
今日も結構寒くてどうかと思ったら、演芸ホールは1階がほぼ一杯で、いつもの平日より、やや若い・それに明るいお客さんだ。

【実際やって見て・・・「夢一夜」・・・ウケたけど、後半やや息切れ】

外は寒いけど、お客さんは、あったかだ。マクラから良く笑ってくれる。カミサンが時代おくれで今頃、韓流ドラマなぬえよくやるマクラをふって、日本人ならマクラの上に死にたいなんて「死」のマクラ、振って「夢一夜」に入る。
いやいや、思ったより、はるかにウケル。快調なペースでドンドン行く。
ただ最後の5分ぐらいのとこが、やや、稽古不足で・・・少し笑いが落ちた。ラストにやや問題があったけど、まあ、いいんじゃない。

ただ落語が終わって幕が締まってから、お客さんが、立ち上がる時間がややいつもより早い!そこが今日の問題だった。

【終わってからの感想・・・後とりで上がるのが、後3日!!】

しかし、この芝居は休みが、3日あって、もう一日は早上がりをするから、トリで上がるのが、あと3日間。
そう考えるともっときちっとやんないといけないねえ。
そうかとにかく明日もがんばろう!!!!やるぞ~~っ。少しわざとらしいかな。

【2月15日中日・火曜日・・・・・・たまに古典を「強情灸」】

【高座に上がるまで・・・・・今朝は雪!寄席はチャンとお客さんがそこそこ】

痩せてるし、夏が好きな円丈は、寒い冬はもう沢山。今朝は東京初の積雪でうちの前を雪かきしたよ。
この日、19日やる新作がなんとか完成した。それから、少し今日やるかもしれないネタを少し稽古して楽屋入り、入りは1階がほぼ満員で、2階も半分ぐらい、結構良い入りだ。
ただ少し昨日より、かなり年寄りが多くて、典のギャグにも反応する。これは下手に新作やるより、古典の方が良いのではと古典「強情灸」をやることにする。

【実際やって見て・・・この日の『強情灸』あれだけうければ、まあ、いいか!】

実は今、落語でやってたのしい落語が唯一つこの「強情灸」!円丈のやる『強情灸』だから、今までの『強情灸』より、かなりデフォルメしてある。しかし、その割に自作の新作より、笑いはやや落ちる。でもやってて楽しい。とにかくきゃあきゃあ大騒ぎしながらやる『強情灸』が大好きだ。

この日、お客さんは、平均年齢層が高いが、後ろの方には若いお客さんもそれなりにチラホラいる。しかし、笑い方が、やや遅いというか?寄席のマクラとか、色んなマクラをふるが、あまり食い付いてこない。それほど落語に詳しいお客さんはそう多くないみたいだ。それから名古屋弁のマクラをふって、名古屋と東京の銭湯違いから。東京の熱い朝湯の噺、江戸っ子が、強情というけど、昔の人間が強情だった。なんて話をして「強情灸」へ、もうお客さんおことなんか、かまわず円丈の強情灸の世界へ、円丈が楽しけりゃそれでいいの!!

わあわあきゃあきゃあ・・、石川五右衛門は、トンガリコーンになるし、灸はチャッカマンで火を付けるし、おやじは、1200度の釜で焼かれてもへいぐうともいわないし・・・そりゃ、もう大騒ぎさ。そしてサゲは正雀くんに、こんなサゲはと言われて取り入れた「おれは熱くねえが、1200度の釜で焼かれておやじはさぞ熱かったろう!」で下げた。
円丈の「強情灸」の熱気が、お客さんを浚って持ってった感じだね。

いや、別にそう思わなくたって、円丈が楽しきゃそれでいいんだ。なんせ円丈が楽しめる落語って、今のところこれしかないんだもん。

【終わってからの感想・・・明日はどうする???】

寄席が終わってから、今、ナンのインドカレーにハマっていて、近くでナン・インドカレーの食べ放題のバイキングがあるので行ったらともう終わってた・・・。そんなことはどうだっていいんだ・・。
とにかく19日のネタがやっと出来たから、それを覚えて・・。間に合うかね。それで間にトリのネタの稽古も・・。
いやいや、もう、どこまで出来るか分からないけど、やるよ。

【2月16日六日目・水曜日・・・・・とにかく『遥かなるたぬきうどん』】

【高座に上がるまで・・・今日が一番年齢層が高いね】

寒い日々が続くけど、やっと今日あたりから、陽が差すと温かくなった。早く春が来てほしいねえ。こんな日でも寄席のお客さんは、良く来てくれる。ありがたいねえ。
今日もお客さんは、来てるけど、今日は平日の中で一番年齢層が高い。
さて何をやるか、そうネタとして、「たぬくうどん」か、うちの近所の公園を舞台にした「一ツ家早朝ラブ・ストリー」か、『イタチの留吉』か、あとは・・・。まあ、結構ネタはある。古典でやりたいのは『百年目』か、『居残り佐平次』で三十五分~四十分あるから、昼トリでは少し長すぎる。まあ、『たぬきうどん』でもやってみるか?

【実際やって見て・・・まあ、「遥かなるたぬきうど」だ】

あがって見て、今日がもっとも年齢が高い。ホントは分かり易いうけるネタをやるべきだろう。でも多少の冒険は必要だ。そこで、あえて・・「たぬきうどん」に挑戦!多少やりにくさを感じながらも一応、ギャグ、ギャグのところではウケている。
しかし、残念ながら、肝心の山頂で「たぬきうどん」を食う辺りから、お客さんが離れ出した。 

なんとなく正直、噺に集中できない。客席の中からは「まだ噺はつづくんだね」と言う話し声が聞こえてきたりする。それにつられて、噺の方も散漫になる。うどんを食う音も良く出ない。それでもなんとかサゲまで辿りつく。まあ、あまり出来も良くなかった。でも終わって客席を見たが、こう言う時は直ぐに座席を立つもんだが、しかし、なぜか、お客さんは席を立たずに幕が締まるまで拍手を続けた。円丈が思ったより、良かったと思ってるお客さんもいたのかもしれない。
あまり出来もそう良くはなく、反応もさほどでもなかったが、終わって、なぜかホッとした。不思議だ。

【終わってからの感想・・・明日から、結構迷惑かけます!!ごめん】

これで明日は、十二時半に早上がりだし、18日と20日が休み!19日はちゃんとでるけど・・いろいろごめん!それより19日、無限でネタ下ろし、ああ、おぼえられるのか?わあ、わあ、心配だねえ。

【2月17日七日目・木曜日・・・・・・早上がり・・13:00頃の予定】

【高座に上がるまで・・・今日は12時台に早上がり】

いやいや、寄席ってすごいにね。もう12時前に始まって、12時半の頃は、もう7割方お客さんが入ってるんだから、今日は早上がりして、名古屋の方に仕事!

【実際やって見て・・・「名古屋弁金明竹」をやる】

高座に上がって「今日は早くあがさせてもらいました」と言ったら、「なぜちゃんとトリに上がらない?」みたいな顔をされてしまった。
こりゃ、まずい!と良く振るマクラでウケをとってから普段の寄席で良くやる「名古屋弁金明竹」を掛ける。
問題なく笑いをとって、フィニッシュ!!さげを言った時の拍手がやや弱かった。贅沢言ってる場合じゃない。

【終わってからの感想・・・とにかく19日の無限のネタが・・・】

明日も休みます。ごめんなさい!!・・でもこんなに忙しいことは千年に一度しかないからねえ。
それにしても19日の新作ネタ下ろしが、全然覚えられないのがつらい。66だもんねえ!!

【2月18日八日目・金曜日・・・・・・お休み・・ごめんなさい】


【2月19日九日目・土曜日・・・・・・ごめん!今日が千秋楽になってしまった】

【高座に上がるまで・・・原稿とネタ下ろしの覚えで・・ハア】

なんかここんとこ忙しい。
今日は、締め切りの原稿一本と今日やる無限のネタ下ろしも稽古と今日浅草でやるネタも稽古しておきたい。
今日は、どっちかの「ラン」で行こう!!そう「ランボー怒りの脱出」か、「ランゴ。ランゴ」のどちらかにしようと思う。


【実際やって見て・・・少し長めのマクラだったので「ランゴランゴ」】

今日はお客さんは少なかったが、若い人が結構多く、反応もいい!!
もう今日は「ラン」の日と決めてしまうと気が楽だ。あがって、昔の寄席のことや、韓流ドラマのネタをして少し長くやり過ぎたので時間的に少し短い『ランゴランゴ』をやる。
とにかく、元気に良く笑ってくれる。乗りのいいお客さんだとやっていて楽しい。良い感じで終われた。

【終わってからの感想・・・*新宿までのトリも全てネタを換えるのか?うん、考え中!!】

浅草は明日休みなので、今日が千秋楽になる。いやいや、少しやすみが多くてごめんなさい。
どうも千秋楽休みと言うのは、どうもピッとしないね。
次にトリを取る時は、10日間ミッチリ稽古をして、たきっちりトリをとりたかった。
っそれから、つぎの新宿の昼トリとこの浅草のトリを合わせて全てのネタを換えようか、どうかしようと迷ってる。う~~ん、どうしよう?

【2月20日千秋楽・土曜日・・・・・・お休み・・ごめんなさい】

***** 少し休み多くてごめんなさい!!!*******

1月27日:夜: 「円丈の哀愁、鯉昇のとぼけ」(円丈鯉昇二人会)

場所:北沢タウンホール:夜 19 : 00 開演

【円丈、鯉昇二人会・・「哀愁」と「とぼけ」・・緊張感のあるいい会だった】

このお客さん、ほぼ満席!!年代層は、50才以上が多い。まあ、円丈が、66才だからねえ・・。

・ とぼけ・哀愁のオープニングトーク・・・・・・円丈、鯉昇

全くなんの打ち合わせもなしでやったけど・・このオープニング・トークは良く受けたねえ。
これならこのトークだけで落語はいらないんじゃないかと思ったほどだね。

・ 三遊亭円丈 ・・・・ 「悲しみは埼玉に向けて」

円丈で哀愁うと言ったら・・「悲しみは埼玉に向けて」だろう。高座に上がる。うけるけど・・・・思った程じゃない。
どうなんだろう。ことによったら今日のお客さんは、古典が好きなお客さんかと思った。
噺の半ばあたりから結構ウケ出したが、なんというかお客さんとの一体感がイマイチと言う感じだね。
まあ、落語なんてそう毎回、うけるもんじゃないからね。

・ 滝川鯉昇・・・・「千早や」

円丈は、ことによるとこの日のお客は鯉昇くんのファンじゃないかと思ったが、実は鯉昇くんもこの日のお客さんは円丈ファンじゃないかと思ったそうだ・・。「千早や」はうけていたけど、鯉昇くんはそう思ったみたいだね。

  * 仲 入 り *


・ 滝川鯉昇・・・「長屋の花見」

自分のネタのことで手いっぱいで、あまりに聞いてなかったが、モニターからは、客席からの笑い声が伝わってきた。結構受けていた。 

・ 三遊亭円丈・・・「インドの落日」

この二人会では、一席はこの「インドの落日」をやろうと思っていた。笑いを取る噺ともう一席は、聴かせる噺。
そして聴かせて、そして円丈の哀愁と言ったら、「インドの落日」だ。
この噺を「昭和」の時代と銘打ってから外してない。程良く感動出来る見たい。
この日は、いつもより、やや手応えが・・という感じもあったが、最後のシーン・・「お父さん、あれがインドの落日だよ」できっちり落として、頭を下げた。その時の拍手の手応えはかなりあった。

【それでみんなアウエー感の中での落語会】

楽屋で営業用顔でポーズ実は鯉昇さんが相手なので、一席は古典をやろうと思っていたが、進行表の高座時間を見たら20分!
考えていた古典が30分ある。
それで20分で出来て哀愁のある新作は「悲しみは埼玉の向けて」だろうと言うことになった。
しかし、この日、鯉昇くんも円丈もそして、お客さんもアウエー感を持っていたみたいで・・
しかし、それでも最後は、ピシッと決まったと思う。

【画像:楽屋で営業用の顔でポーズ】

【この会は、実は明治バツだった】

この日、円丈、鯉昇くん、二人とも明治大学
・・まあ、円丈は2年中退で鯉昇くんは、3年卒業!なんだそりゃ?
なんでも3年でカンニングして卒業に必要な全体を取得したとか、そしてこの会館の館長さんも明治閥!これからの落語会は明治によって動く!

【打ち上げとウンチ】

それから打ち上げでわあ、わあ、言ってるうちに・・。楽しく最終電車の時間になった。それで慌てて引き上げ、小田急にのったら、直ぐ腹が痛くなって、トイレに行きたくなった。直ぐ電車を降りて、駅のトイレに直行!!
それで充分ウンチをして、出たらもう電車なし、仕方なしにタクシー乗ったら、九千円かかった。ウンチ代が、九千円!高いねえ。

1月20日:大阪繁盛亭:超満員の福団冶円丈二人会:19:00開演

【福団冶師匠、やり過ぎてごめんなさい!】

天満天神の狛犬【どうもどうもすんません】

福団冶師匠は、多分私より、2.3年ほど先輩だと思う。初めて見たのがテレビで「ペケペン落語」、ギャグをひとつ言うとペケペン!!おもしろかった。
それで最近では学校公演で、良くお会いするが、ささやくような声でマクラをふって生徒をクスクスッ、クスクスと笑わせ、それでなかなか笑わない今時の高校生を最後はドカーンと持って行ってしまう。

円丈は大きな声ガンガン飛ばすが、どうやっても叶わない。どうやったら、ああ軽くやって受けるんだろう。その福団冶師匠に二人会を誘われて
ありがたくさせていただくことになった。

でも少し時間的に長くやり過ぎてしまって、福団冶師匠!ホントごめんなさい。



【画像:「まいど!・・天満天神はんの狛犬でおます。一応大正13年の生れ出す」・・今回カメラを忘れて・・・。 それで狛犬を!!】

このお客さん、もうキップは、十日ほど前から完売だったとか、当日は完全な満席!

・ 桂福丸・・・「道具屋」

少し楽屋で聴いていただけど、実にしっかりした芸だね。基礎がしっかりしてる。円丈の弟子にもこう言う福丸くんのような芸のしっかりしたのが欲しいなあ。

・ 桂福団冶・・・・「看板のピン」

チョイ江戸ッ子の感じ親分を関西弁で真似て・・気取るとこがおもしろい。福団冶師匠のかるい味がでいておもしろかった。

・ 三遊亭円丈・・・・ 「居残り佐平冶」

持ち時間20分と言ってたけど、せっかく東京から来たんだから、少し長いけど、「居残り佐平次」をやらしてもらった。
少し伸びてしまって、イヤイヤすいません。二人会と言うと30分ずつ1時間みたいな気になってしまう。

  * 仲 入 り *


・ 座談会・・円丈、文福、松枝、春若、タージン

福団冶師匠が、企画してくれたコーナー。当日のチラシで初めて知ったコーナー。各師匠も結構やりにくかったんじゃないかね。文福さんに松枝さん、なつかしかったね。タージンさんは、この日初めてあったけど、彼は、落研で昔、「ご乱心」を読んでたと言う・・。

・ 三遊亭円丈・・・「タイタニック」

新作、古典一席ずつと考えて、新作は最近作の「タイタニック」をやろう。しかし、円丈の新作は、固有名詞が多いのでちっとも覚えない。ウケタけど、それでこれも少しやり過ぎて9時ハネ予定が、円丈が降りたのが、9時10分前!ホント福団冶師匠、すんませんでした。

・桂福団冶・・・「ねずみ穴」

久々にこの「ねずみ穴」を聴くが・・・。シトシトとした感じで噺は進み。どんどん客をその世界に引き込み。とても素晴らしい・・出来だった。あれで円丈が、もう少し早く降りれば完璧な落語会だった。

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