落語家 新作落語 愛犬 三遊亭円丈落語の世界

落語関係

最終更新日2004/08/06

円丈目下25年ぶりの衣装チェンジ中

着物ワッペン円丈は、もう着物にワッペンを貼った衣装でもう25年!正直15年以上前から「もう変えたい」と思っていた。じゃ、その時変えればいいだろ?

そうなんだけど、いざ変えるとなるとなかなか面倒だし、誰に頼めば良いのか?頼める人がいなかった。しかし弟子の白鳥くんが、結構着物の相談に乗って貰った着物デザイナーの芝崎るみ氏。また彼女の知り合いで舞台衣装デザイナーの堂本さん、舞台衣装パーツ師小玉しおさんの3人の協力をえて、04年から立て続けてに新しい羽織を製作してる。
どんな衣装になるのか?見てチョウダイ!! 三遊亭 円 丈

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  • 第4回、3枚目の夏物が完成!
  • 第三回、2枚目完成!
  • 第ニ回、一枚目ほぼ完成!
  • 第一回、打ち合わせの度に良くなるぞ!
  • 【これが今までのワッペン衣装:高座前に沈思黙考なにか考えてる。・・で何を?忘れた!】

お世話になった方々のご紹介

柴崎氏 【着物デザイナー芝崎るみ氏】

  とても落語好きの着物デザイナーで、儲けをどがえししてやって頂いてる、いやあ、ありがたい。以前、自分のHPで羽織と着物の色を比較で、どんな組み合わせの色が高座に映えるのかと言うページがあったけど・・。どこかに引越したみたい。とにかく、素人の私が、訳の分からないことを言ってもキチンとその関係の情報を集めてくれる。エライ人なのだ。白鳥の高座衣装のかなりの部分。芝崎氏が、手掛けている。
堂本氏 【舞台衣装デザイナー堂本教子氏】

 とにかく上々台風、大駱駝鑑等の衣裳を手がける、舞台衣裳デザイナー 。堂本氏のHPには、彼女の作品の数々が載っているのでそちらを見て頂だい。とにかく凄い!詳細なプロフィールの載っているが、英語で書いてあるので良く分からない。とにかくこんな感じと言えば、こんな風に作ろうと即座に答えが返ってくる。堂本の辞書に不可能はない。エライなあ!
小玉氏 【舞台衣装パーツ師・・小玉しお氏】

 そのパーツ師ってなんなんだ?よく分からない。この小玉さんは舞台衣装の刺繍や、舞台衣装のパーツを専門してる方。年季が入ってる。
 洋裁、和裁なんでもOK。ここをこんな風にと言うとその場でチョコチョコとやってくれる。とにかくプロ!その上ヒモをチョコチョコと編んでその場。羽織の紐のような物を作ってしまう。素人の私から見ると魔術師のように見えるね。

 

第4回3枚目の夏物羽織!!円丈羽織3枚目・・夏物一号完成!

 やっと合わせの羽織が2枚出来たと思ったら既に夏!すると合わせじゃ夏は着られない。そこで夏物の製作を依頼し、とりあえず原宿の古着屋さんに着物デザイナーの芝崎さんと夏物の素材を買いに行く・・。しかし夏物は意外と数が少なく、明るい色も少ない。4軒ほど廻ったがなかなかない。5軒目に紺の生地のやや地味目の物があって、贅沢を言ってられない。これを購入し、夏物1号を製作した。

 夏物羽織の問題点はここ!

夏物羽織のここが問題なんだね

◎肩パットを入れると呂の生地は、透けて見えてしまう。
◎しかも肩パットあると畳みにくくて、しかもかさ張る。
◎とにかくかさ張らなくて、肩のラインが、ピシッと出るようにしたい。

衣装パーツ師の小玉さんの答えはこう・・

◎肩のラインに竹ヒゴを入れる・・えっ、そんなんで大丈夫?
◎これだとかさ張らずしかも透けて見えることもない・・ホント?

 仮縫い・・夏物羽織は長~~~~~いのだ!

衣装仮縫い今度はなが~~い羽織にしよう!

2枚目からは、堂本さんのアトリエで仮縫いをしてる。浅草橋近くのビルあるところ、今回の肩パットの竹ヒゴを入れるだけ、しかしピーンとなる。いや、考えるねえ。

今回のあとの目立った変更は?

羽織の丈を長~~~~くする!羽織の丈は、スカートの丈と同じで流行でその時代により、短くなったり、長くなったりしてた。それが最近はそれがなくなった。
今回は思い切り長くしようと言う訳だね。なぜ、長くしたのか?

(答え)
◎長いのは短く出来るけど、最初に短くするとあとで長く出来ない。
◎長いの飽きたらあとで短く出来る!・・さすがプロは違うね。

それで羽織を長くした分だけ、羽織の紐も下げて、帯あたりの位置にすると言うことで、最終仮縫いが終った。あとは完成のみ。基本的なデザインが決まってきたので、仮縫いも早く終るね。

羽織の紐は?

今回の羽織の紐は、羽織の生地で作り、ホックで留められるようにする。

【かなり長い羽織だね。イスに座ると下の床についてしまう】

羽織第3号完成それで円丈羽織第3号、夏物羽織完成~~~っ!

【こんどは、すごいコンパクトに畳めていいなあ】
 それから2週間ほどで7月の中旬に夏物羽織が完成した。今度のはとにかくコンパクトになって、しかも肩のラインはピンとなってる。いいねえ。とても気に入ってる。

では難点は?

これは難点と言うか当然のことだろうけど、色がやや地味目の紺だから、合う着物が少し制限される。同じ紺か、薄い明るい色の着物だね。
しかしこれは難点と言うより、どんな羽織だって全てに合う訳はないんだから当然だね。やはり夏物も色んな色で3枚ほど作ってカバーしないといけないね。

羽織の紐が問題?

  1. 羽織の紐が下過ぎて座るとヒザの上に羽織の紐を乗った形になってしまう。チョイ、情けない形になる。
  2. 羽織の紐が、最初結んであったが、高座で解いたら、紐の結び方が分からなくなってしまう。いまだにキチンと結べない。自分が情けないね。
  3. 考えたらホックを外せば良いんだから別に外す必要はなかったんだね。私ってバカだあ~~な!

【これがそう・・どうもモデルが良くないね・あっ、俺だ!】

羽織セットこんなにコンパクトになった羽織3号

いやいや、どう?羽織3号と最初の1号ではこんなに量がい違うんだ。1号はセットになっていて、丸い筒に肩パットが入っていて、上のケースには小物の飾り物が入ってる。もうこれだけでももって歩くのがタイヘン。
でも3号だとこれだけ!良いねえ。しかも呂だから単で薄い、軽い!人間の相違工夫によってこれだけコンパクトになる。でもこれ以上は無理だね。あとは羽織の丈を胸で切るとかしないとね。うれしい!

◎とにかく引き続き、夏物2号に取り掛からないと・・まだあと3枚ほどは欲しい。

第3回2枚目の羽織、今度はグリーン 円丈羽織改良2号完成!

 1枚目の羽織はピンク。これで高座に上がると中に女性客から「わ、きれい!なんて声が上がったりする。
なんか、照れるけど、少し嬉しいねえ。ただ、まだピンク羽織に自分が馴染んでいないせいか、少し緊張するね。
それに羽織を脱がずに落語に入ると手の仕草の時、肩パットが邪魔でしょうがない。そこで途中で脱ぐ。
とにかく、なんとかなる目途はついたので2枚目の発注することにした!

羽織第2号の改良点

【円丈羽織1号のここが難点】

  • 肩パットが、大きいので持ち運びが面倒!
  • 肩パットが、でかくてすれ違うと人に当る。
  • 肩パットを持つ運びの時、いちいち外さないといけない。

【円丈羽織1号のここが難点】

  • 肩パットを入れたまま畳めるようにする。
  • 肩パットの幅を出さない。
  • 色は、薄グリーンのもので作る。

大体、こんなところで第2号に製作を依頼、しかしいいねえ。舞台衣装を中心にしてる堂本さんや、縫い子の**さんは、とにかくすばやく対応してくてくれる。こうしたいと言うと直ぐそうしてくれる。ありがたい、これが和裁オンリーの人だったら、こうは行かないもんね。

円丈羽織第2号、最終仮縫い風景!

仮縫い風景【これが仮縫い風景】

1枚目がピンクで2枚目が薄グリ-ン!芝崎さんと先日、なにかいい古着でもないかとみて歩いたが、なかなかなし。そのあと苦労して、芝崎氏が、いい出物を探してくれた。それを羽織に仕立てて仮縫い。
今回は堂本氏の事務所で仮縫い。仕立ての小玉さんも加わった。
しかし 薄グリーンの羽織って、ピンクより、着る側の円丈としては気持ちも落ち着いていいね。問題は肩パット!今回はプラスチックのようなもので作り、パットを入れたまま畳めるように改良!しかも肩幅を狭めて、人にぶつからないようにする。

  1. 仮縫い前の仮仮縫いをして。おおよそのデザイン右を決定して
  2. 実際の生地で形をと作った仮縫いをして
  3. 本仮縫いで最終チェックしたところが、左の写真だね。

羽織の紐部分も

  1. 大きな扇子をあしらったものから 仕立ての小玉さんが対応いたします。
  2. 着物の生地で結んだものをそれを更に
  3. 写真のように帯状の紐に変更して結構修正が加えられてる。

【今、今回の肩パットは、プラスチックのようなもの、結構テレてる円丈】

羽織第2号これが完成した円丈羽織第2号だよ!

【とってもGood!気に入ってま~~す】

正直、この2枚目の羽織はとても気に入ってる。肩パットがうるさくないし、色が良いねえ。どうもピンクのは派手過ぎてなんかしっくり来ない。1枚目のピンクは、持ち運びも面倒だけど、今回のは畳めるし、グッとコンパクになった。
今回の羽織の紐は、仕立ての小玉さんが、紐を編んで作ってくれた。なかなか感じが良い。それに薄グリ-ンは、結構いろんな着物とも合いそう。嬉しいんねえ。
それから着物にワッペンは別に邪魔になることもないのでそのまま使うことにした。たまに羽織とのバランスでうるさく感じた場所のワッペンだけ外す方針にした。

【池袋演芸場の楽屋でゴキゲンの円丈】

これが実際着てるところの円丈羽織第1・2号

ピンクブルー羽織
グリーン羽織
ピンク羽織
【ピンクとブルー】
合いそうもない感じだが、そうでもないね。結構違和感はない。
【グリーンとグリーン】
羽織も着物もグリーン!とてもよく会う。肩パットで出てない。落ち着く。
【ピンクとピンク】
羽織も着物もピンク。当然あう。座った時。やや紐の位置が低いかな。

呂の羽織夏場はどうする・・呂の羽織がないよ!

さて6月で衣替えになり、するとやっと作った羽織も秋まで使えない。そうなると着る円丈羽織がない。夏は透けて見える絽(ろ)の生地になるけど。少し派手な柄の生地があるかどうか?
しかしあってもあまり透けて見えると肩パットが丸見えになるし、結構むずかしい。じゃどうするか?う~~ん、どうしたら良い。

【3人の女性に囲まれてうれしい!アホか?撮影:芝崎氏】

前掛けを考慮中・・。

そのうちに着物の下の前掛けをしようと考え中!以前、大阪なんかでは、高座返しは女性のお茶子さんが、座布団をヒックリ返していたけど、前掛けをしていたけど中々良かった。噺家と言うと着物に袴になるけど、みんなやってて平凡!
そこで袴代わりに前掛け!高座イメージは、着物の前掛けに羽織。これを円丈の高座衣装の定番にしようと考えてる訳なんだ。ただまだこれは言う決定版のアイディアがでないけど。今年中にはなんとか、前掛け姿の円丈をお見せしたいね。

第2回やっと1枚目の羽織が・・円丈羽織第一号ほぼ完成!

とにかくまずお互い意見をぶつけて調整するのに2ヶ月ほどかかった。とにかくこちらは素人だからいろんなこと言うんだね。
そしてその内容は以下のようなもの・・。

これがその円丈羽織だよ~~っ!

羽織第一号 まず芝崎さんとメールでデザインのやりとりを10回ほどしてから、次に

  1. 仮縫い前の仮仮縫いをして。おおよそのデザイン右を決定して
  2. 実際の生地で形をと作った仮縫いをして
  3. 本仮縫いで最終チェックしたところが、左の写真だね。

羽織の紐部分も

  1. 大きな扇子をあしらったものから
  2. 着物の生地で結んだものをそれを更に
  3. 写真のように帯状の紐に変更して結構修正が加えられてる。

【写真:結構テレてる円丈】

悩んだ羽織の背中のデザイン

羽織背中背中の部分の飾りをどうしようと相談して

  1. とにかく昔の半纏のような大きなマークにしようとなった。
  2. それで三遊亭のくずし橘の紋を大きく入れようと言うことになった。
  3. でもどうもパッとしないのでボタンの柄のようなものをつけた。
  4. それだけじゃ地味なのでその下に歩くとヒラヒラするヒモをつける。

それで背中は大体こんな感じになった。実際付くヒモは、もっと軽くて実際、歩くとヒラヒラする素材になる予定。とにかく合わせる度に良くなっている。芝崎さんと堂本さんに感謝、感謝!やっぱプロって違うわ。すごいなあ。

【写真:これでポケットも両サイドに2つ着いている】

早くも2枚目、色は黒!果たし合うのかね?

1枚目は、なかなか素晴らしい出来になった。それにもう完成しててアトは受け取るだけ。早くも2枚目に着手。今度は色は黒の留袖を生かして円丈羽織にしようと言うことになり、2~3枚、候補の写真を送ってきてくれたが、しかし黒って実際、羽織にするとどうなのか?写真を見て思ってしまう。ことによると別な色に変更になるかも知れない。

今、円丈前掛けを検討中!

目下、羽織を着て、前掛けをしようかと検討中。前掛けと言えば、少し前の家庭の主婦が、していた膝ぐらいの長さの前掛けを連想するけど。円丈の考えてる前掛けは、着物と同じ丈のある。長い前掛けなんだ。
これに少し工夫をして。着物、円丈羽織、前掛けの3点セットで円丈の高座衣装にしようと考えてる。最中!これも結構おもしろいものが出来そうな気がする。この前掛けは、まだ検討段階だけど、これも早々に実現化しそう!

さて問題は、これを着て高座に上がってキチンとお披露目する場所考えないといけない。
取り合えず4月ごろまでにはお披露目をしたいなあ。

第1回円丈羽織計画・・ただ今進行中!!高座衣装は2タイプ考えてる!

2番目のタイプを今回は製作するよ~~ん。

  1. 着物と洋服の中間のような衣装 現代モノの新作落語をやっていると果たして着物で良いのかと言う疑問がいつもあった。でもやはり落語は座った方が聞く方も演る方も落ち着ける。そこで洋服で座る?これもどこかのお寺の法事みたいなものでバカみたいだ。するとやはり着物と洋服の中間のような衣装がいいのでは?と考えたが、なかなかこれは実現が難しい。そこで今回、これは後回し!
  2. 今あるものを利用して少しだけ変化を付ける
    まあ、現実的には、今まで着てきたワッペンの着物がある訳だから、その財産を生かしてイメージ・チェンジを図る。新作をやる噺家で一番多いのが着物に袴!しかしあまりにも多くの噺家がこのタイプ。今更、これを円丈がやる意味がない。やはり、他の噺家と差別化する意味でも人がやっていないのは陣羽織のような羽織だね。
    この新しい陣羽織でその下にワッペンを取った今までの着物。これが一番現実的だ。そこで少し新しいチャンチャンコと言うか、陣羽織と言うこれをとりあえず「円羽織」と言う名前にしよう!今回は円羽織を作ることにしたのでした・・。

円羽織これが円丈の考えた「円羽織」?

【これが空想の世界の中の円羽織】

 どう空想の世界だと色んなことを考えるね。羽織の両サイドが、帽子のように広がって、しかも脱着可能。しかも頭にかぶると帽子になる。

5千万円入るポッケだの!アンテナだの・・もう大変だね。こんな感じだよ。えっ、お前の頭はこどもか?そう子供なんだもん・・・多分。これで実現できるのは、ゼロだね。

作ってくれるのはこの人たち

【そこでこんな感じで・・】
ワガママな注文人・・・・・・・三遊亭円丈
コーディネーター・・・・・・・・芝崎 る み
デザイン・製作・・・・・・・・・堂本 教 子

◎さあ、果たしてどんな紋が出来ることやら、

とにかく陣羽織スタイルで!

とにかくまずお互い意見をぶつけて調整するのに2ヶ月ほどかかった。とにかくこちらは素人だからいろんなこと言うんだね。
そしてその内容は以下のようなもの・・。

円丈&芝崎の「円羽織」問答

円丈「まず陣羽織にポケットを付けて欲しいですね!それに胸に扇子差す扇子差しも欲しいなあ!」
芝崎「はい、それはO・K!出来ます。ただ型のラインを出すためには、生地は硬いものになりますね」
円丈「ダメ!生地が硬いとシワになるから絶対ダメ!柔らか羽二重モノがいいです」
芝崎「でも肩をビシッとする為にはどうしても固い生地になる。柔らかいものでは無理ですね」
円丈「ダメ。麻なんか、直ぐシワになり、しかも夏しか使えない。その上折り畳むと折シワが出来でイヤ!他にない?」
芝崎「そう、アト型崩れしないとなると三宅一生のブリーツでどうでしょう?」
円丈「グエッ、三宅一生?それって高そうじゃない?恐いなあ。型を付けるだけで突然、三宅一生っていやだな。別に型だけならボール紙で型を作っても良いんじゃないですか?型が崩れてきたら新しいボール紙を入れれば?」
芝崎「ひえ~っ、いくらなんでもボール紙では・・・前座じゃないんですから・仮にも一応、落語協会理事ですから」
円丈「いや、理事とボール紙とは関係ない!」
・・・こう言う問答が、メールを通じて10回以上やり取りして段々、煮詰まってきた。

そして出た最後の結論

芝崎「舞台衣装デザイナーの堂本さんにも参加して頂きます。どんなことにも対応できる人です。とにかく、プロに任せないさい!」
円丈「ハハ~~ッ、よろしくお願いしま~~~す!」
そして賽は投げられた!

ついに仮縫いする前の仮仮縫いを実行!

とにかく「ああだ、こうだ」と何時までも議論しててもしょうがない。とにかく仮縫いの仮仮縫いを行って
ドンドン本人の意見を取り入れながら基本的な形を決めてしまい。それでとりあえず仮縫いまで漕ぎつけ
ようと作戦だ。しかし堂本さんはさすがに舞台衣装デザイナー。普段から無理難題をふっかけられているから、
こうして欲しいと言うと直ぐ実現してしまう。芝崎氏が悩んでいたことは、まさにそこだね。
着物を縫える人に「ポケットを付けて欲しい!」と言っても出来ない。ではだれにそれが出来るか?
それで堂本氏を指名したが、まさにぴったり、大正解だね。

仮仮縫いでこんな感じになった

写真を見ても分かると思うけど、とりあえず白いダミーの生地にドンドン加工していく。 それで大体の形を作る訳だ。しかし、これは、予想外に仕事が捗るね。ここで決まったことは。
◎型ラインが淋しいので三角の部分を追加して入れる。
◎丈は、写真より少し長めにする
◎紐は今まで羽織の紐じゃないものにする。
◎後ろセンターには切れ込みを入れる。
◎両サイドにポッケをふたつ作る。
◎生地は柔らかモノにする。いろはピンクで派手なものにする。

◎さあ、仮仮縫いの次は、仮縫い。果たしてどうなるか?楽しみだねえ。
と言うことでこの「円丈羽織」が一体、どうなるか?次回に続く・・。いや、引っ張るなあ。

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