落語家 新作落語 愛犬 三遊亭円丈落語の世界

「円丈らくご塾」と書いてあるタイトル

最終更新日:16/04/30

次の16回円丈らくご塾は、日程は決まってないが、必ずやる。死んでもやるよ~~っ。
一応7、8月ごろやる予定:場所:松一会館京王線明大前徒歩10分

<さあ、次回円丈らくご塾16は、2016年の7月か?8月?だよ~~っ>

今回でらくご塾も15回になった。ふう丈、わん丈は、今回で前座でるのは卒業~~っ!
うちの前座、ふう、わんに代わって、今回からああおもりが、レギュラーになった。
 次回からは、ふう丈もわん丈も二つ目として出演することになる。
この会では毎回、二ツ目がとりをとるから、意外に早く、この二人がトリをとることがあるそうだね。

 しかし、この頃、らくご塾のお客さんが、打ち上げに慣れて来た、以前は、どこかぎこちない買ったが、ラストのお客さんの一言コメントも実にうまくなった。
このごろじゃ無口の円丈を抜いてると云う・・・・・。

 次回は、7月8月頃の予定をしている。安くて、楽しい落語会になるつもり、yて回は、前座の
そして、円丈・・?頑張るよ。ただ記憶力が、落ちてるからね。(円)

出演者一同でパチッ
【画像:16回円丈らくご塾の出演者後列左から天歌、めぐろ、あおもり、ふう丈
前列左から夏丸、円丈、清麿】


<円丈らくご塾ってこんな会だ~~~~よ>

    この会は、演者の時間制限もあるよ。
   もう前座、二ツ目に30分も40分もやられちゃ、たまんない。
  そこで持ち時間は、
  ◎前座・・・制限時間10分
  ◎二つ目・・制限時間15分
  ◎ゲスト、トリは、20~25分以内!
  ◎しかも仲入りとトリは、二つ目がとり、円丈とゲストは、仲入り前とクイツキに回る。
  ◎そして「打ち上げ付き落語会」で500円でビール付き打ち上げの会に参加できる。
  勿論、参加しないのも自由!でも参加してちょうだ~~い!

  ◎開場16:30 開演17:00 終演20:00頃
  ◎予約1600円 当日2000円(前回からチョビッと入場料UP!でもまだ安い!) 
  ◎TEL090-8723-1524(担当鈴木)
  ◎京王線明大前・徒歩五分・松一会館:世田谷区松原1-52-4 

  <ご予約は(1)氏名(2)住所(3)枚数(4)打ち上げ参加、不参加>
  ・・以上をメールか、お電話でお知らせください。
  ◎電話予約090-8723-1524(担当鈴木)
  ◎メール予約 enjojuku@yahoo.co.jp

らくご塾の打ち上げにて
【画像:打ち上げ「つぼ八」にて、左から粋歌、円丈、羽光、夏丸、清麿、若林氏、けい木】

「15回円丈らくご塾16年4月17日夜・・・出演者とネタ、簡単メモだよ」

オープニング・あおもり、ふう丈、めぐろ 毎度、オープニングをやる円丈が、遅刻のため、この三人でオープニングをやった。ごめんね!
三遊亭あおもり・・「普通の日」 白鳥くんの一番弟子、あおもり初登場、ネタは「ふつうの日」かなり緊張してが、その真摯な態度は、お客さんににとても評判良かった。
三遊亭ふう丈・・「シュウヘイ」 今度、二つ目になる円丈九番弟子のふう丈、作る腕はありんだけど、どうも出会い頭におもしろいモノが出来る。これがコンスタントに良いモノができるようになると、スゴイんだけどね。
三遊亭天歌・・「真夜中の集い」 二つ目昇進の時、何と自作新作で40日毎日ネタを変え続けた天歌くん、久々のネタが、『真夜中の集い』!自殺が、テーマ?うん、いやもっと明るいテーマがいいんじゃないかね。
夢月亭清麿・・「オリンピック三人男」 らくご塾の”陰の塾長”と言われている。また毎度、結構うける。えんじょうもボヤボヤしちゃいられない。今回も
三遊亭めぐろ・・「3つの袋」 この「3つの袋」は、ネタ下ろしのようだけど結婚式の祝辞でよくする「三つの袋」だよね。これってもう30年も前から聞いてるネタだよ。もう少し、テーマが新鮮なものにして欲しいなあ。ガンバレ、めぐろ!!!
  仲入り  
三遊亭円丈・・「帰って来た金さん銀さん」 高座に釈台を置いてやろうと思ったが、台がないので、段ボ-ルに風呂敷を被せて、台代わりにしたら、そこの載せたお茶がひっくり返ってビショビショ!いやいや、どうもいろいろここんとこ良くないね。
桂夏丸・・・「魁傑、男の旅愁」 ご存知、唄う落語家桂夏丸、今回は魁傑(かいけつ)の物語。いや、円丈が、唄う落語家って言い過ぎたか、わざわざ重ならないように新しい相撲取りで、歌のレコードも出してる魁傑を主人公にしてわざわざネタを1本作らせてしまった。いやいやい、少し申し訳なかったかね。でもよかった。、
ウチアゲ!!カンパ~~~イ! 希望者と出演者で結構、盛り上がっよ。次回は参加してね

らくご塾の楽屋のネタ帳
【画像:これが楽屋のネタ帳】

らくご塾第16回16年4月17日(日)・・「大川はなちゃんの聴きました」

大風のなか、電車が動いているか、心配でしたが、無事会場にたどり着くことができました。
 オープニングで、ふう丈さんが、円丈師匠と連絡がとれないとのことでしたが、無事に到着されて、安心しました。

1.あおもり さん・・・「ふつうの日」

近未来の日本で、「普通が一番」と教育されてきた総理大臣が、毎月22日を「普通の日」と定め、 その日は、変わったことをすると逮捕されてしまうことになる。しかし逮捕者の数が増え続け・・・ この会は、今日が初めての、あおもりさん。師匠である白鳥師匠の寄席を休んでの出演です。
  オープニングのときから緊張し続けでじっと立っていられないくらいでしたが、噺が始まると、慌てずに進めていきました。
 いくらなんでも、こんな法律は制定されないと思いますが、枕で話していた、電車のなかで出会った不思議な女性の話とも絡め、うまくつなげていました。普通とはなんだろう、と考えるとわからなくなっていきます。

2.ふう丈さん・・・「シュウヘイ」

確か、落語会にゅでも披露した「しゅうへい」の噺。
 ある日、会社で嫌なことがあった男性が、初めて入ったバーで、しゅうへい という人に間違えられ だんだん しゅうへい としてふるまうことに慣れてくる。
 しかし、別れの日がやってきて・・・ しゅうへい の人間像が、統一感がなく、いったいどんな人なのかと思ったのですが、お客さんたちや、マスター、それぞれの「しゅうへい」だからのようです。
 やっと理解できました。勘違い、がテーマということでしたが、勘違いではなく、マスターと常連さんが、意図的に作り上げているような気がします。
らくご塾第12回15年5月24日(日)・・「大川はなちゃんの聴きました」

3.天歌さん・・・「真夜中に集い」

 
  練炭自殺を企てた男性が、トランクルームへやってくる。しかし、着火の道具を忘れたことに気づき、
  買いに出ようとすると、たまたま放火をしようとしていた男に出くわして、ずいぶんとにぎやかなトランクルームです。最終的に、この、トランクルームの401号には、7名の人間が顔をそろえ、しかも、うち一人は力士ですので、かなりぎゅうぎゅうになってしまったと思います。
 あと、トランクルームには窓がないような気がするのですが、 「そこ、開けて」というセリフは、窓を開けて、という意味なのだろうか、 ドアだとこの後の展開と矛盾するから、と少し考えていました。窓のあるトランクルームだとすれば、問題ないです。
 途中、宮崎牛をほめていましたが、後で名鑑で調べたら、宮崎のご出身なのですね。
 枕で宮崎出身と言えば、もっと受けたかなと思います。
 全体によくまとまっていて、最後には、全員自殺を思いとどまったようで、後味のよい幕切れです。



4.清麿師匠・・・「オリンピック三人男」

   
 東京オリンピックの頃の、思い出話。資料映像などは、よく見かけるものの、
 東京オリンピックのときに、一般の人で、実際にいろいろ体験した人の話は
 あまり聞いたことがありません。
 清麿師匠の話は、いつも具体的で、その場の状況がありありと目に浮かぶので、
聞いていて、爽快です。大事に飼っていた鳩が2羽ともいなくなったAさん髪を七三に分けて、聖火ランナーを務めたBさんは、その後どうなったのでしょう。とにかく、清麿師匠の噺のなかで、二人は永遠にそのときの姿をとどめています。


5.めぐろさん・・・「三つの袋」

   結婚式のスピーチの代役を前日に頼まれた鈴木君は、当日新郎からスピーチのコツを聞いて、
緊張しながら出番を迎えるが、案の定スピーチは、めちゃくちゃになる。新婦と新婦側の親族が、何も悪くないのに、かなりひどい言われようです。
 気の毒になってしまいました。「三つの袋」を、袋違いにするところは、相当考えたのだと思います。かなり無理していますが、何とか三つ揃えました。



6.円丈師匠・・・「帰って来た金さん銀さん」

 
  冒頭から、ちょっとしたハプニングがありましたが、落語に入り、「帰ってきた金さん銀さん」から
「新寿限無」の言い立てへ。今回は、偶然の産物ですが、二つの噺を一つにしてみる、というのも面白いと思います。金さん銀さんの曾孫が生まれる、ということにして、二人で、名前を考える、というのがいいかもしれません。そうなると、また新しい言い立てを考える必要が出てきますが。

7.夏丸さん・・・「「魁傑、男の旅愁」

    後に放駒親方となった、大関 魁傑 の物語。「休場は職場放棄」「相撲取りである前に、
   立派な社会人でありたい」等、名言を残した、まじめ一筋の力士の生涯を夏丸さんらしく、
   その人に寄り添うようにして、語ります。
  現役時代も相当な努力をされていますが、親方になってからの苦難、特に、夢の話は、印象的でした。
  最後は、魁傑の歌、「男の旅愁」をたっぷりと歌い上げて目出度くお開きとなりました。

わん丈、ふう丈さん、二ツ目おめでとうございます。

   それから 最後になりましたが、ふう丈さんとわん丈さんが、5月21日から二つ目に昇進とのこと、
    まことにおめでとうございます。・・・・大川はな

【画像下:ある回の打ち上げ風景、何時だったか?忘れた!】
この打ち上げは、お客さんの意見を聞くが、芸人の中には、「お客さんが、言いたい放題、云い過ぎると云う意見もあるが、まあ、そこはまあまあ・・・。

久しぶりの打ち上げ風景
【画像:12回終演後のみんなで打ち上げ風景、こっちは殆どお客さんだね】

<これが2015年5月24日(日)の時のらくご塾だ~~~~~~~よ>


  【開  場】2015年5月24(日)16:30開場 17:00開演。
  【12回目の出演者】
  雨乞い村・・・・古今亭今いち
  だぶるくりっく・三遊亭わん丈
  ご当地ROCK・ ・古今亭志ん八
  「昌子の皿」・・夢月亭清麿
  もごもご・・・・・三遊亭はらしょう
  仲入り 
  「ランゴランゴ」三遊亭円丈 
  「ほれうそ」・・・・A太郎


・打ち上げ・・ <希望者でビールで乾杯!!・・・・乞う、ご期待!>

「らくご塾」!とにかく前座、二つ目の噺家さんの新作落語道場みたいな会を以前からやってみたかった。最近、前座さん、二つ目さんの中で結構新作に対する興味が、高まったいる。

【場 所】松一会館:世田谷区松原1-52-4
(京王線明大前徒歩10分 TEL03-3325-1709)
時 間:16:30開場 17:00開演・・終演20:00頃
入場料:当日1780円 前売1380円
・・打ち上げ券の情報はこの下だよ・・

<当会は、時間制限あり>
しかし、前座、二つ目の新作落語をダラダラ聴くのはつらい。ご安心を!
この会は時間制限付きだよ。
・前座は10分! ・二つ目15分 ・仲入り、トリは20分!
・ゲストは、20分と決まっている。
そして「打ち上げ付き落語会」、落語会500円でビールが、ついて打ち上げに参加できる。
ぜひぜひ参加してちょうだ~~い!
・そして今回から「大川はなちゃんの聴きました」が始まる。この下だよ

らくご塾第12回15年5月24日(日)・・「大川はなちゃんの聴きました」

1.今いちさん・・・「雨乞い村」

ある村で、日照りのために困っていた村長が、雨乞いの先生を呼んできた。
陰陽師 安倍の清流と名乗る雨乞師は、水あめから始まって、さまざまなものを降らせるが、肝心の雨は一向に降らず、ついに村民山田君を生贄にする。水あめ、春雨、ゲリラ等、いろいろ降らせるところは、並列になって少し飽きやすいので、いつ切り上げるかが難しいですね。声が大きくてよく聞こえますし、歌も入って、にぎやかな、楽しい高座でした。

 

2.わん丈さん・・・「だぶるくりっく」

げんぞうおじいさんは、ネットで千葉県産落花生を買いたくて、パソコンと格闘中。
そこへ幼馴染のルキアが通りかかり、ダブルクリックができなくて悪戦苦闘しているところを、フェイスブックにアップされてしまう。
そのとき遠くへお嫁にいったはずのセツ子さんが現れて・・・
展開がスムースで、途中挟み込まれる「Say Yes」もうまく、よくまとまっていました。サゲが下ネタ風なのも、わん丈さんらしいです。 

 

3.志ん八さん・・・「ご当地ROCK」

こちらも村を舞台にしており、村おこしの話です。
出身地川越の話を枕でしてあるため、噺がわかりやすくなっています。
落語の中の村おこしはたいていうまくいかないのですが、
現実にも難しいものですね。
こちらも歌を歌いましたが、みんなで手拍子をして、あれは・・・落差が笑えます。

4.清麿師匠・・『昌子の皿』

 

勲章までもらった老陶芸家のところに、弟子入り志願の女性がやってきた。
初めは断っていた師匠も、相撲やプロレスの話で意気投合したためか、
弟子入りを認め、生涯最後の作品を焼く。
できあがった作品を前に、師匠があるゲストを呼び、意外な注文をつける。
東日本大震災のとき、一枚だけ残った皿の話が核になっています。
最後に出てくる中島誠之助さんもいい役どころです。
芸術とは何か、ということを考えさせる深い話だと思います。
私は今回初めて聞きましたが、ぜひまたどこかで演っていただきたい噺です。
黒門亭あたりで、かからないかな、と期待しています。

 

5.はらしょうさん・・「もごもご」

   

前座だった頃も、声が大きかったですが、さらに大きく、太い声になりました。
アスファルト寄席(路上ライブ)などをやっているからでしょう。
今日の漫談は、豊島園のアルバイトの話ですが、
ここに出てくるベテランのおじいさんの存在が光っています。
放送作家として、また演出の仕事もしており、とにかく一所懸命なのがよくわかりました。
今日の会以外にも、落語会に出演するそうで、これからますます楽しみです。

 

6.円丈師匠 「ランゴランゴ」

   

この噺は、あの小噺や、あの前座噺が、アフガニスタン語?だと
どうなるか、が楽しみな噺です。
何かよくわからなくても、言葉のリズムを聞いているだけでも楽しいです。
寄席でも人気の噺ですので、まだお聞きでない方は、ぜひ寄席や落語会でどうぞ。

 

7.A太郎さん・・「ほれうそ」

小学生の孫に、反対語を教えてくれと頼まれたおじいちゃん。
独自の解釈で珍解答を繰り出します。
途中から、お客さんにリクエストをつのり、その場でいくつか即席の回答をこしらえていました。
あれだけたくさん作るのは大変だと思います。
ただ、並列なので、ストーリーがなかなか展開しないのが難しいところだと思います。
宅急便の反対は「白犬」とのことで、これは黒猫の反対だとすぐわかりますが、
ではペリカンの反対は何だろう、と考え始めたら、寝られなくなりそうです。
次回も楽しみです。次回がいつであっても行きたいです。

 

<君は何人芸人が分かるか?・・答えは下に・・>てもらい、いいことを言った子には金平糖をあげている。鯉八さんの噺は、時間や場所がほとんど特定されず、登場人物の年齢等も、あまりよくわからないので、昔話のような感じがします。
加えて独特の語り口が、日本語で話しているのに、日本ではないような感じを醸し出します。特に、ロシアの民話を聞いているような感じがするのです。なぜかはよくわかりませんが。

 

「大川はなちゃんの聴きました!」・・・・・・第1回円丈らくご塾

どうも円丈です。大川さんは、ここ3年程、毎回、無限落語の感想などを送ってくれて、本人が言うには、メモも取らないと言う。それなのにかなり正確な評論です。それで円丈だけ読んで勿体ないので、この「円丈らくご塾」での評論をお願いしました。
ということで以下が「大川はなちゃんの聴きました」です。 円 丈

 

<1・三遊亭わん丈さん・・・ 「名字」>

久しぶりに来社した元営業部長の名前を思い出せない受付嬢。社長室に案内したら、今度は社長が四苦八苦…。一本道をまっすぐ走るような噺で、すんなり筋立てがわかります。  社長の名前はアナウンサーからとったのでしょうか。

<2・林家けい木さん・・・・・「愛Phone」>

冒頭の喧嘩の場面は、説明があったので、理解できました。なかったらわからなかったかもしれません。スマートフォンの宣伝のようでしたが、かえってガラケーに親しみを感じる噺でした。

<3・笑福亭羽光さん・・・・・「AKB親子」>

古典を下敷きにしていると思われる作品。父親がアイドルおたくの息子を叱る場面は、宗論のようでした。
 安定感があります。秋葉原やAKB劇場の描写がリアルでした。

<4・夢月亭清麿師匠・・・・・「バス・ドライバー」>

始めは陽気な酔っ払いと運転手の会話だったのが、徐々に狂気を帯びてきて、悲劇に向かってひた走るバス。残念ながら行ったことはないのですが、実験落語の雰囲気は、こんな感じだったのかな、と思う作品です。はじめのうち笑っていると後になって怖くなります。

<5・三遊亭ぬう生さん・・・「ねえちゃんほしい」>

42歳の落語家が、出会い系サイトで姉ちゃんを募集。 渋谷のハチ公前に現れた姉ちゃんは28歳…。姉のない男性が、姉ちゃんに憧れる気持ちを表した作品。
 姉は、妻とも妹とも違う、優しい肉親ということのようです。なかには弟を叱りつけたり、こき使う姉もいますけれど…。

< 仲 入 り >
円丈が上がった時の高座写真、そこそこお客さんもいる
【画像:円丈の高座、そこそこお客も入ってて形にはなってま~~す】

<6・三遊亭円丈師匠 強情灸>

名古屋の銭湯の枕なので、もしやと思ったらやはりこの噺でした。  新作の会でも、この噺は現代的味付けなので、他の噺の中でも馴染んでいたと思います。  何度聞いてもホットな噺です。

<7・三遊亭粋歌さん・・・・・「二人の秘密」>

プロポーズ  映画「君に読む物語」に少しだけ似た作品。  ただし、あちらは女性が認知症、こちらは男性が  妻を認識できない。妻は10年前に死んだと思っていて、  別人と思い込んでいる妻にプロポーズ…。最後の妻のセリフに夫婦の情愛を感じる、ほろ苦くて心温まる噺でした。
   それにしても、世の男性はそんなにも妻に死んでほしいものでしょうか。ぬう生さんの作品にも「女房が自転車に乗って買い物に行くと、  このまま事故に遭って死なないかなと思う」というセリフが出てきました。結婚しただけでは夫婦になれず、年月をともに過ごして最後に夫婦ができあがるのかもしれません。

◎曲がりくねった道の先にある松一会館で行われた手作りの落語会。
これからも楽しみです。  

これが「円丈らくご塾」のビラだよ!

落語愛国者に告ぐ!

 落語史、特に新作落語史上史における三遊亭円丈の足跡は、特筆すべきものである。
実験落語会、応用落語会、無限落語会、超実験落語会などの実行を通して、自身だけではなく、多くの新作落語家を育て上げた。

 その円丈が「今、一番やりたい!やらなければならない!」と決意したのが、この落語会である。
「明日の新作落語家を育成し、今の落語界に刺激を与えたい」こう宣言する円丈は、出演者をげんそくとして、前座、二ツ目の若手に決めた。自身や、応援の人気・実力の先輩落語家は、あくまでもワキであり、主役は、若手の落語家とその育って行くさまを見守る観客だという。
あえて古典一辺倒の時代に茲に警笛を鳴らすものである。六月二三日と七月二一日は「円丈らくご塾」(明大前、松一会館)に集合せよ。祝儀をもって行け!愛国者よ。

   憂国の五月惜春
          落語愛国の士 
                 夢月亭 清 麿

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