最終更新日04/06/08 落語21の新シリーズだ〜よ!





第4回、落語ちゃんはこうだ。
相変わらず評判がいい小らくごちゃん

    04年5月11日 18:30開場 18:45開演 



【やっと今回、お客さんの減少に歯止めがかかる】
 この落語ちゃんは、内容的には、スンゴイおもしろくなっているのにおきゃくさんがこない。もう落語界の七不思議のひとつだね。

  しかし今回 やっと少し回復した、しかも内容的にも稲田先生は、今までで一番だと言う。私の印象も良かった。この調子で行ってくれるといいなあ。それに彦いちくんの落語も聞けたし、私としては満足だね。(円丈)

【こらくごちゃん。出番をジャンケンで決めるメンバーたち】







稲田先生は初めから、円丈は最後の方見た。良かった
    第4
回「らくごちゃん」
         5月11日 18:30開場 18:50開演 

【こんなが中身だよ】
オープニング 川柳つくし、三遊亭小田原丈、三遊亭白鳥
桂ゆう生立川ブラッC 「芸者に就職」

桂花丸

「動物タレント」
春風亭昇輔 「ペットたち」

夢月亭清麿

「幻のレシピ」
 仲入り  休  憩
林家彦いち 「ユーコン川・愛宕山」
三遊亭小田原丈 「陛下とパンティ」
 ついに円丈が小らくごちゃんに乱入!

小らくごちゃん(5分間落語王座決定戦)
優勝・・果たしてチャンピオンは誰だ?

司会:林家彦いち
小らくごチャレンジャー
三遊亭 円  丈、 春風亭 栄輔
川 柳 つ く し
、 三遊亭 福楽
古今亭 錦之輔



  目下成長中!
      桂ゆう生「芸者に就職」
【こんな噺】
成績の悪い女子大生、不況の時代、就職課に見放される。唯一あった求職にとびつく女子大生、その就職先は芸者置き屋だった。
【稲田先生寸評】
 ストーリー構築がきちんと出来ていて前座の新作としては及第点。笑いもそこそことってました。後は噺をどう発展させるか。高齢幇間なんかで瑣末な笑いに逃げず、芸者とか花柳界のディテールにこだわって噺を再構築してみるのもよいかと思います。 折角作った話はちゃんと覚えようね。
【円丈寸評】
 この時間は池袋演芸場の寄席にいたので!なんかテーマはおもしろそう。

 

  評判良かった
     
桂花丸「動物タレント
【こんな噺】
動物タレントたちが本音で会話。そこはさながら、人間の芸能界の縮図にも似ている。
【稲田先生寸評】
 米助さんの「ひとり言シリーズ」をちょっと思い出してしまいました。おもしろいけど、ネタが並列になるので、もう少し整理してポイントの笑いでまとめれば寄席でも出来るのでは。
【円丈寸評】
 結構おもしろかったと言う評判は聞いた・・。

   春風亭昇輔「ペットたち」
【こんな噺】

独身OLが、犬やイグアナ(?)など何匹かペットを飼っている。ペットたちは牡で、OLに恋愛にも似た感情を抱いている。ある日、セクハラ上司がマンションを訪ねて来た。
【稲田先生寸評】
 ※一歩間違えば変態落語にもなるし、私個人的にはそっちのほうが好きかもしれないけど、昇輔さん、よく辛抱したねえ。動物たちの表情とかで、うまく笑いをとってて、なかなか面白かった。セクハラ上司の演技とか、円丈師に言われたとかくどく言わず、思いっきりやればいいのに。
【円丈寸評】
 リハの時は、良くも悪くもと言う感じ。あれからどれだけ上がったのか?聞いてみたかった

 更に頑張れ
      夢月亭清麿「幻のレシピ」
【こんな噺】
40代後半で放蕩のすえに死んだ父。彼はかつて料理人だったと言い、息子に幻のレシピの書かれた封筒を渡す。
【稲田先生寸評】
 ちょっとしたミステリータッチのドラマで色々無理があるけど、料理薀蓄を散りばめ、面白く作ってありました。
【円丈寸評】
 聞いてないけど、清麿先生にはもっともっと頑張って欲しい。

   聞いていて感動した
       林家彦いち「ユーコン川・愛宕山」
【こんな噺】
カナダ、ユーコン川の旅行記を、古典落語「愛宕山」のストーリーに載せて語る。

【稲田先生寸評】

 もとのユーコン川旅行記が馬鹿なおもしろさ。だから、無理に「愛宕山」にする必要はないと思うけど、こういうのを喜ぶ愚かな評論家(古典落語しか知らない)がいるんだ。ふーっ。

【円丈寸評】

 やっとここから聞けた。いや、稲田先生とは逆だね。とても良かったね。トークではなく一席にして良かったと思う。愛宕山にしたのは少し疑問が残るけど、全体、とても良かった。素晴らしい!!

【バズーガ砲で狙いながら話をするシーン・決まってるね】


   結構、受けたぞ!
      三遊亭小田原丈「陛下とパンティ」
【こんな噺】
人質事件が海外で起きた。要求は「日本のトップがテレビでパンティをかぶれ」。首相は、「日本のトップは自分でなく天皇陛下だ」と言い出し、ついに陛下が国民の命のためとパンティをかぶることになる。
【稲田先生寸評】
  決して褒められた噺じゃないけど。よく作った。円丈師も言ってたけど、もっと皇室の因習とか、宮内庁のあわてふためく様とか、皇室ディテールで笑いをとれると思う。天皇っていうだけでは、とても噺が小さくなってしまう。陛下にだけ恥はかかせられないと国民全員がパンティをかぶるシーンは圧巻でいい。映画にしてもいいんじゃないか。
【円丈寸評】
 やっとここから聞けた。いや、稲田先生とは逆だね。とても良かったね。トークではなく一席にして良かったと思う。愛宕山にしたのは少し疑問が残るけど、全体、とても良かった。素晴らしい!!




第3回、落語ちゃんはこうだ。
なかなか良かった小らくごちゃん

    04年3月第二火曜日 18:30開場 18:45開演 

 またまた評判が良かった。小落語ちゃんだ〜〜よ 
         ・・・・・・司会 林 家 彦いち
【小らくごちゃんとは?】
 制限時間5分のショート落語で。客の拍手で優勝を争うもの。
【今回は?】
 リハに立ち会ったが、栄助くんのネタが、その時からおもしろかった。それから福楽くんの小ネタのギャグを間に「サルマタ小僧〜〜っ」で繋ぐネタ。一重にキャラクター。バカになり切れるかどうかだけど、本番でやや上がっていた。思ったほど受けなかった。(円)
出演者 こんな感じ
1・川柳つくし 女芸人禁止。噺の骨子は悪くない。ただ、あんまり自分を主人公にしないほうがいいと思う。自分を主人公にするなら、もっと道化になるか、さもなくば自分の恰好いいところも馬鹿なところも全部させけ出すか、その覚悟が必要。
2・古今亭錦之輔 取調室の話。堅実に笑いをとる
3・三遊亭福楽 「さるまた小僧」小ネタのギャグをやって「サルマタ小僧〜〜っ」と歌うネタ。でさるまたは白でないと。もっと馬鹿になれ。
4・三遊亭天どん 他人携帯を拾って、届ける噺。悪くないけど、良くもない。
4・春風亭栄助 リアクション家元。栄助さんは演技力(というか、思いっきり)がある。京都弁が、印象に残る。【派手なリアクションで優勝した栄助くん】
ゲスト三遊亭円丈 「星をつかむ」。運命論的な噺。まだこんな隠し玉があったのかというくらい、重いテーマを軽い笑いで驀進。
そして優勝者は? 全体にレベルも上がってるし、笑いも多い。小落語ちゃんの成果がきちんと出て来たということでしょう。
【慇懃無礼なサラ金、社員を演ずる】

 こんな落語21スペシャルの企画を考え中だよ〜〜〜〜〜っ!
 
 【その場で三題噺チャンピオン決定大会進行中!!】
  落語21で評判になったひとつに林家しん平師匠の「その場で三題噺」がある。今までの三題噺は題を貰ってから、一度楽屋に引っ込んで。2時間ぐらい考えてから高座に上がった。しかししん平師はその場で三題噺。しかも受ける!
  ならやってやろうじゃないか?メンバーを募って「その場三題噺チャンピオン大会」企画中、勿論私、円丈も挑戦する。多分メタメタになるだろうけど。でも挑戦するぞ!負けるのか恐くて新作を40年もやってられるか?年内は来年そうそうにもこの企画を実現したい。(円丈)

  【おザブはいらない落語会】
  現代モノの新作をやってて、時々、ホントに着物きてお座布に座っていていいの?自問自答することがある。しかしかといって噺家、一人コントみたいになってもしょうがない。落語と言う基本的形式を維持しつつ、なんとか安定的に新しい形式はないものか?いろいろ考えてる。これも目下、考え中!(円)





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