〜ロウ&ミー日記(2002年1月〜)〜
ろっきぃ&ミッキー日記T |
大変だ。大変だ〜ぁ!!ろっきぃがミッキー恐怖症になったぞ。
しかもミッキーは不良になって家の中で暴れまわるわ、カミサンはもう「室内で飼うのイヤ!」と言い出すわ。ああ、正月早々なんてこった。 一体これはどうなるんだ? 三遊亭 円 丈 【一見、仲が良さそうだがとんでもない、寝てる時だけだよ】 |
それぞれの言い分 |
飼ってる犬だってそれぞれに言い分がある。なぜ、仲良くできないのか?聞いてみよう!
ろっきぃの言い分 |
【ミッキー、覚えてらっしゃい!負けないわ】 |
どうしてあんなノラ犬なんかウチで飼うのよ。ノラで外で会ってたから遊んであげてただけなの。アタシはお嬢さま犬でいつも皆に愛されて来たのよ。ところがノラのミッキーが転がりこんで来て愛を独占出来なくなったの。アタシはいつも愛されてないとイヤなのよ。 |
ミッキーの言い分 |
【ふん、ネンネの癖に何よ】 |
フン、なによ。少しぐらい先にいたからって姉さん風を吹かしてエラそうにして冗談じゃないわ。もうろっきぃたら、てんで子供なの。あたしなんかノラしてたでしょ。若くたって苦労犬なの。だから我慢が出来るのよ。 ご主人がいると直ぐ良い気になってアタシの頭を齧ったり、偉そうにするの。でもあたしは利口者で逆らわないの。腹出して負けたフリしてるだけよ。だから散歩の時や、2人で留守の時は思い切り脅かしてやるの。良い気味だわ。私の方が能力はみんな上なのに、でもなんでもろっきぃが優先なの。コンチクショウと思うけど我慢しれるだけ。 あんな世間知らずのワガママ犬なんて大嫌いよ。この頃はお客さんがきてもご主人が帰ってきてもいつもあたしが、真っ先に駆けつけるのよ。それなのに、いつもろっきぃばっか可愛がられて!でもそれも今の内よ。必ずあたしの方が姉さん格になってやるわ。お馬鹿の柴なんてポイよ。エラソウにしてるのも今の内だけよ。 |
飼い主円丈の言い分 |
【いい加減しろ、てめえら!】 |
こら〜〜〜あ、てめえらホント、いい加減にしろよ。ろっきぃ!お前のことを顔を立ててミッキーより、なんでも先にしてミッキーより、ズ〜〜〜ッと可愛がっているだろう。それなのにいつも不満そうな顔をして。もうホントにもう。その上、元ノラのミッキーに刺激されて拾い食いするわ、ウンチを食うわ。なんだ、オメエは!!! それからミッキーお前もだ。一生懸命飼ってるのに何時までたっても怯えるわ。その癖、留守にすると部屋中荒らし回ってゴミ袋はそこら中に散らかすわ、ホント何が不満なんだ。お前が留守に散らかすから出掛ける時だけ、鎖に繋いでおくんだ。 お行儀よくしてればいつでもフリーにするんだ。しかも2頭ともヤキモチ焼きで。飼い主のオレにどうせいと言うんだ。えっ、おい、もう怒った。2頭とも食っちゃうぞお〜〜ッ! |
【ミッキー恐怖症になったろっきぃを救え日記だよ〜〜ん!】
ミッキーのイタズラが酷くなったので・・・2001年12月15日 |
いやあ、参ったあ。ロッキーと同じ条件でミッキーも飼っていた。・・・しかしこの頃イタズラがヒドイ。寝てる間の台所のゴミ袋を開けて食べ物を探す。朝はもうとっちらかって大変。しかも齧り癖が直らない。
しかも困るのは、叱るとビクついて逃げていく、しかも言葉が分からない!今もやはり怯えは取れず、言葉も分からない。しかも頭は良いのだが、それは全て悪知恵の方に廻ってしまう。そこで1週間ほど前から、寝る間と出かける時はミッキーを鎖に繋ぐことにした。これで万事解決する予定だったが、大間違い!
ろっきぃが震える、元気がない、風邪のようだ・・・・2002年1月元日 |
元旦そうそう、仕事から帰っていたら、カミサンが「なんかろっきぃが風邪を引いたみたい」 「えっ、風邪?」 「そう時々、震えて全然、元気がないの!」 見ると部屋の隅の方にポツンといる。抱くとブルブルッと震える。ホント風邪のようだな。・・・ところが全然違っていた! 【一方、ミッキーの方はすっかりリラックス!】 |
げえ、震えと発作!重症だ、ろっきぃのミッキー恐怖症・・・・2002年1月3日 |
そして3日の夜、遅く帰るとかみさんが
「犬は風邪を引いても震えないそうよ!だから風邪じゃないらしいの」
「じゃ一体、なんなんだ?」
そこでろっきぃを観察してみると・・。
【次のような症状なんだ・・・】
こんな感じになる | |
症状1 | 抱いた時のろっきぃの体が震える |
症状2 | ミッキーに向かって攻撃のポーズをした瞬間、 「グエッ〜〜ッ」と咳のような吐くような発作に襲われる。 |
症状3 | 何時の間にやらミッキーの方が順位が上になり、ロッキーが座っていてもどかして自分が座る |
症状4 | ろっきぃは明らかにミッキーを恐れている様子。しかもミッキーとは遊ばないし、そばにも寄ろうとしない。遠くにポツンといる。 |
更に混乱!カミサンが「もう外で飼うしかない」と言う・・・・・・2002年1月5日 |
ミッキーは、家族がいるとおとなしいが、ところが出かけて戻ってくると布団の綿は引っ張りだす、ジュウタンはめくれてるわ、そこら中のものは齧るは、もう大騒ぎ。 そこでつい「このバカタレが、パシン!」なんてつい叩いたりする。これがいけない。そしてこんな中で起こった「ミッキー恐怖症」!かみさんは困り果てて 「だからノラを飼うのはいやだったのよ。もう家の中で飼うはイヤ!」と言いだしたぞ。 どうする?どうする?どうするんだああああ? 【ミッキーを抱くと「こら、降りろ!」とろっきぃのヤキモチが炸裂する】 |
ではミッキーをどうするんだ・・・・2002年1月6日 |
しかしいくらかみさんが「外で飼う」と言ってもそれだけはしない!一度、中で飼った犬を外で飼うともう犬と人間の信頼関係がそこで切れ、永遠にミッキーは私たちに心を許さない筈だ。しかもミッキーは更に不良犬になるだろう。
しかも犬を飼う時の鉄則。それは「一度認めたことは最後までそれを許す」と言うものだ。だから一度室内で飼ったものを再び庭に戻してはいけないのだ。
【しかしそれではどうするか、あまり方法はない】
方法その1 | 逃がしてもう一度ノラにする。一番簡単! | しかし保健所から貰い受けた責任がある。出来ない。 |
方法その2 | 半分ノラにし、部屋で飼い、エサと寝る場所を提供し、朝に好きなように開放する。 | ミッキーには最善の方法だけど近所からクレームが殺到する。できない!! |
方法その3 | 外で飼う | これはしない |
方法その4 | 今まで通りに飼う | これはできる |
さてどうするか?
円丈「死んでも中で飼う!」と決意・・・・2002年1月7日 |
【なぜミッキーは不良になったのか?】
そもそもミッキーだけ寝る時、外出の時に荒らすと言う理由で鎖に繋ぐことへの怒りなんだ。
「なんでわたしだけ、繋がれなきゃあいけないの!」 と言う怒りとストレスで怒って大暴れする。逆効果になってる。
【ではなぜミッキー恐怖症になったのか?】
これは推測だが、ミッキーだけ鎖に繋いで留守にした時、
「なんでアンタは繋がれないの!てめえ、このやろう!」
と怒り狂ったようにろっきぃの襲い掛かる。床のジュウタンがかなりめくれているから、すさまじい暴れ方をしていると思う。その怒り狂ったミッキーに見てスッカリ恐怖感を覚え、「ミッキー恐怖症」になり、ミッキーに怯えるようになったのではと思う。
【円丈の反省と今後の対策】
どうも年末年始忙しかったし、イライラもしてたので2頭に
「このバカタレが!」と怒ってばかりいた。とにかく多少の被害があってもミッキーを鎖から解放し、ろっきぃと同じにし、留守の時も凶暴にさせないようする。それで少しずつ恐怖症も治まる・・・かな?でもどんなことがあったも絶対、ミッキーは室内で飼う!!もし外で飼うぐらいなら私が、自分の手でミッキーを殺す・・と決意したほどだ。
【そこで次のような対策を立てた】
ろっきぃ対策 | ろっきぃに自信を持たせるようにいつも「かわいいねえ!」と撫でてやり、まず愛されてると言う自信をつけさせ、励ますことが一番 |
ミッキー対策 | ミッキーには、強く叱ると怯えるのでやめ、やさしく「駄目だよ!」と言うようする。そしてなるべく触って撫でてやる。とにかく何時まで経ってもミッキーの怯えがなくならないのは、飼い主の愛情がそもそも不足してるから、多少のことは大目で見る。 |
ミッキー対策 | 出かける時もミッキーを鎖に繋がない、ろっきぃと同じフリーにする。 |
2頭に対する対策 |
少し遊びの中で噛み合いが始まったら。体力が違うのでミッキーに注意して止めさせる。多少のハンデをつけないとろっきぃが、不利になる。 |
被害への対策 | 被害に遭うようなものを下に置かない・・ゴミボードを作成してゴミ防衛に努める。家の中のゴミにはゴミボードをつけた。 |
まあ、コレぐらいしか思いつかない。とにかくやって見る。でもろっきぃは長引きそうだなああ。
奇跡が起こった・・・・2002年1月10日 |
再び鎖を放し、2頭とも一切大声で怒る事をやめ、「ホントかあいいねえ」と可愛い連発作戦。そしてろっきぃが自信をなくさない程度にミッキーをナデナデした。そしてたった3日でろっきぃのミッキー恐怖症がピタリと治った。なんでそんなに簡単に治るんだ?早い話がろっきぃが単純なのか?人間ならこうは行かないよね。とにかく恐怖症は消えた。再び姉さん風を吹かせるようになった。
第二の奇跡、ミッキーの心が開いた・・・・2002年1月14日 |
しかも奇跡はそれだけではない。ミッキーを完全フリーにして、なるべくなでなでするようにしてから怯えがなくなり、急に落ち着きが出てきた。 ミッキーの中に自分も愛されてると言う自信が気持ちを落ち着かせたんだと思う。奇跡の元は愛だね!人も犬も生きるためは愛が必要なんだね。 ミッキーを可愛がるとろっきぃが、嫉妬に満ちた目で見るので今まで遠慮してた。てもろっきぃを立てながらもナデナデしてる内にミッキーがいい子になり、意外にもドンドン甘えるようになってきた。 今までも触るとあお向けになったが、これは、仕方なしに触らせていたと言う感じだ。しかい今、やっと自分から喜んで触らせるようになった。うれしい。怯えは生涯取れないと思っていたから。ホントにミッキーを飼って良かったとおもった。ミッキーは良い子です! それに反省は、飼い主がイライラすると犬もイライラするんだね。ゆったりと犬と付き合いたいもんだ。 【しかしミッキーも嫉妬深い。ろっきぃを抱くと「コラ、降りろ」とジャンプ!】 |
そして・・ろっきぃのワガママが始まった!・・・・2002年1月19日 |
この数日、本当にミッキーに落ち着きが出て来た。それにイタズラもミッキーは殆どしなくて、ろっきぃの方がするほどだ。ろっきぃの発作も震えも完全に止まった。しかし言いことばかりではない。
ろっきぃがスッカリ我がままになった。とにかくすぐ「外に出せ」とか、「なんかくれ!」といつもぜがむ。なにかろっきぃに愛を確かめられてるような気がする。
「愛してるなら。外にだしてくれるでしょ?」みたいな 。
愛の値踏みされてるようで少しつらい。でもろっきぃは愛一筋に生きる犬なんだ。ろっきぃの夢は、全ての人間から全ての愛を欲しがるような犬。それが良くも悪くもろっきぃなんだ。
「・・でもエサを貰う時だけは仲良しだもんね。そうそう!」・・ろっきぃ&ミッキー |
「ミッキー、アタシの方が先にリンゴを貰うの。あなた。いらないでしょ?ノラはリンゴなんて食べないわよね」 「うるさいわね。リンゴっておいしいのよ」 「雑種がリンゴ食べちゃヘンよ」 「アンタが決めることじゃないの!」 「ダメ。あたしが貰うの」 「柴犬なんて、オカカめしで充分よ」 「うるさいわね。もうお嬢さん犬に向かって・・」 とやっぱり喧嘩を続けるのでありました。 【リンゴを小さくするのを待つろっきぃとミッキー】 |
ではではでは今回はここまで・・・。