〜緊急報告1、ミッキーが危ない,ろっきぃが危ない(2004年5月〜)〜
◎緊急報告2・・ろっきぃまで下痢?参ったね

鯉の呪い?大変、ミッキーが血便だあ
 大変だ。元野良犬のミッキーは、とにかく拾い食いをする。2匹一緒に散歩だと一瞬の隙にペロッと食われると止めようがないというのが、実際だ。

  そのミッキーが、池から飛び出た鯉を食べた。それから下痢が始まり、柵を壊して脱走するわ、しかも食欲がなくなり、鼻が乾いて来た。
その翌日、完全な赤だけの血便をした。こりゃ、大変だあ。病院、病院!急いで病院だ。  
      三遊亭  円  丈


【寒がりミッキー、5月でも少し寒いと毛布がいる


 ある日、ミッキーは鯉を齧っていた

 ある日、庭の掃除をしてらた。ミッキーが、同じところにズ〜〜ッといる。しかもろっきぃは、そのミッキーをまたズーッ見てる。変だなと思ったら、なんと池から飛び出た鯉をむしゃむしゃ齧ってる。参った。今までも初代、2代目ロッキーも飛び出た鯉がいると所有権を主張して死んだ甥の番をしてたけど、食べなかった
ところがミッキーは、むしゃむしゃ食べてしまう。去年、池の周りに少し柵を作ったが、柵のない部分から飛び出たようだ。ああ、参ったなあ。完全に池のまわりに全部柵をしないとだめだな。
 


【しっかりと足で押さえ鯉を齧るミッキー、こら、やめんか!】

 それから鯉をミッキーから取り上げたら30cmほどの鯉。しかし尾っぽの方が完全にない!骨なんか結構硬いのに、それをうまそうにガリガリと食べてしまった。
 
 
錦鯉、ゴメン!オレの手抜きでこんなことになって、そして鯉を庭に埋めた。しかし、しかしそれが鯉の呪いだったのだ。


【本気で鯉を食べて、こんなになってしまった】




次の日、2階にミッキーのゲロ?ウンチ?どっち事件
 翌日、かみさんが「こら、ミッキーなに、これはどうしたの?」と怒鳴っている。そうしたの。と上がってみると、廊下に犬が食べ物を戻したような粒々が落ちている。
「これ、ゲロだろ?そのゲロをまた食べて少し残ったんだよ」
「いいえ、これはウンチよ。だってウンチの臭いがするから・・」
「えっ、そう?おれ、踏んじゃったよ」
「ダメよ、ふんじゃあ、わあ、汚い」
  どうやら下痢になって我慢できなくなって、2階でやらかしたようだ。それを踏んづけてしまった。
この日、からミッキーは、ピーピーの下痢となった。


ミッキー柵破り脱走事件
 仕事から帰って見ると
「もうミッキーが、下痢で我慢が出来なくなって、柵を壊して脱走したもう大変よ!」と言う。庭ですれば良いけど、犬は外でしたがる。それでアルミの柵2本外して脱走したようだ。でもミッキーは、ソコから外に逃げたが、ろっきぃは、狭くて出られず、1頭でぼんやりしてたそうだ。
 しかしミッキーは、写真のゆがんだ棒2本を外した。そんなに簡単に外せないよ。良くそれを外したね。もう力任せにぶつかって外したんだね。この柵はミッキーを飼育するために建てた柵。それを壊して脱走。でもこんなことをしなくてもいつも物置のうしろをすり抜けて出入りしてる。そこからそのまんま、表に出られるんだけど・・。そう言う知恵はないみたいだね。1時間ほど脱走して戻ってきたきたようだ。柵の棒は、とにかくもう一度はめた。

【中央のゆがんだ柵2本を体当たりで外してミッキー脱走、ろっきぃはここから抜けらなかった】


ろっきぃも柵破りショックでヘンだぞ!
 ミッキーが、柵を壊して脱走してからろっきぃが、全く元気がなくなってしまった。
ろっきぃには「ミッキーは柵を抜けて出られたけど、アタシは出られなかった。負けた!」
  と言うのがすごいショックだったようだ。
  ミッキーは猛烈な下痢になっておかしくなるし、ろっきぃの方は心身症になって全く元気がなくり、おやつをやっても食べない。参るよなあ。更に下痢のミッキーの方を色々世話するのでろっきぃは、余計元気がなくなってしまった。

まずい、ミッキーが病人顔になった!
 3日目になって、そろそろ回復するかと思ったら、下痢は更に激しくなり、しかも食欲がなくなった来た。あれほど食いしん坊のミッキーが、エサを全然食べない。しかも他のおやつも一切食べない。食欲が全くない。
  しかも顔が病人顔になってきて、鼻も乾き気味だ。まずいぞ。犬の場合、下痢は命取りになりかねない。
「明日はミッキーを医者に連れて行こう!」
「でも明日は日曜で休みよ」
「えっ、日曜で休み?そうか、マイったね」

  やっぱ、原因は鯉だね。ろっきぃとミッキーは同じ物を食べてるんだから、ただ鯉はミッキーしか食べなかった。鯉の骨って固いから、それが、胃か腸に刺さったんじゃないのかね。


【顔に精気がない、鼻は渇き気味だし、ミッキー元気を出せ】

ぎゃ、完全に100%血だけの血便
 頻繁に便が出るらしくて窓際や、ドアのところへ来て外に出たがる。深夜2時過ぎ、玄関のドアにいて外に出たがる。
「おいおい、こんな時間にかよ!」
 と思うけど室の 中で下痢便をされたらたまらないので深夜2時の散歩。
  公園でウンチをするけど、完全に液体のみ、固定物ナシ!その中にポツッ、ポツッと赤い物が混じる。血だよ!血・まずいなあ。どんどん確実に悪くなってる。

  そしてこの日の午後、散歩でろっきぃの方に気を取られていて、ひょいとミッキーのいる地面を見ると小豆色のペンキがたれてる。なんでこんなところにペンキが撒かれてるんだ?それがミツキーの血便だった。
 ねっとりとして固形物は一切なく、あれはどこから見ても小豆色のペンキだ。こんな小豆色んも便が、見たことがない。

 

とにかく・・梅島動物病院へ行け!
 とにかく直ぐ梅島動物病院へ!なんだ、その梅島動物病院って?いざと言う場合、動物病院にレントゲンとか、バリュウム検査とか、施設がるところ安心できる。2代目ロッキーもキチンとした設備のある病院だったら多分助かっていたと思う。だからミッキーには、同じ過ちを繰り返したくない。
  この梅島動物病院は日本獣医学会で仕事してる人から
「足立区でキチンとした施設のある病院ならここ!」と教えて頂いた。それだけじゃなく、ここは飼い主仲間でも一番評判が良い。
  やっと探して行ったらなんと
「150分待ち!ギエッ、そんなに待つの?」この病院は、常時7〜8人の獣医さんが、診察してて、それでも150分待ち。流行ってるねえ。一旦帰って、ミッキーより、病院を恐がるろっきぃをおいて出直した。
2頭が競走でおびえてちゃ。困るから。
【東武線梅島駅のすぐ近くにある】



・・でミッキーの診断は!
 この病院はいいねえ。看護婦さんが、ミッキーをやさしく抑え先生が、診察する。
しかも飼い主から話を聞きながら、サービスで犬の爪を切ってくれる。
お尻の穴から棒で便を取って、その場で簡単な検査をしてくれる。
  その結果:多分、原因は鯉の骨だろう。
 ◎レントゲンを撮っても鯉の骨だと小さすぎて映らないことがあるので撮らない。
 ◎点滴をうち、まず体力を回復させる。
 ◎出血止めの薬をうち、同時に絶食させて、内臓を休ませる。
 ◎それでも治らない時はバリウム検査をして・・ナンタラカンタ。
 なるほど・・飼い主の私は、そのまま入院で手術にでもなるかと思ったけど、先生はあくまでも冷静だね。

 
【この梅島動物病院・・意外と安い】
 点滴2本、注射3本、簡単な便の検査、
  爪切ってもらって、病犬用のドッグ、フード一巻
  多分、1万近く掛かるかなと思ったら。三千円チョイ!安いなあ。これだから「150分待ち」なるんだろうね。

 

大暴れしたらと思ったらお利巧だったミッキー!
 しかしこの頃は、ペットも点滴の時代なんだね。点滴は、食塩注射、ブドウ糖の2本。これを飼い主が持ってるけど、一番、心配していた元ノラ犬で臆病なミッキー!しかも昔保健所で檻に入れられたこともあるのでもう大暴れして収集がつかなくなるんじゃ?
  それが心配だったが、なんと意外に静かでおとなしい。まるで飼い犬みたい。あっ、飼い犬なんだ。点滴をしてる間もズーッとおとなしい。注射されてる時もとれも静かなんだ。飼い主の知らないミッキーの一面を見たようだね。
  それに車でニ往復したのに一度も吐かなかった。もっとももう腹には、何もないから出るもんがなかったんだろうけどね。

【30分間、お利巧さんに点滴を受けるミッキー、よし、エライぞ!】

 

点滴と注射で元気になったミッキー
 犬の点滴は、人間と違い。皮下脂肪に点滴をする。だから点滴した背中にコブみたいに背中が、膨らむ。夜になるとそのコブが、引力で下がって来て、写真でつまんでいるのが、点滴が入ってるとろこ。
  それで仕事を終えて帰ってくるとミッキーは、食欲が出て元気になっていた。えっ、そんなに急に良くなるもんなの?驚いたなあ。でもこの日は絶食なのであにも上げない。
 【点滴の翌日、再び病院へ・・検査のみ】
  この日、別な先生、簡単に見ただけで注射も点滴もなし。
「これで2.3日して様子がおかしいようでしたら、また来てください」帰りに3日分の薬と病犬用のドッグ・フードを貰った。
 【2日後、元気、元気】
 朝の散歩で2日ぶりにミッキーがうんち。やや黒い血のようなウンチがでたものの。元気、元気、下痢をする前より、元気になったぐらい。いや、良かった。


【つまんだところに点滴がタップンタップンと入ってる】

【緊急報告2・ろっきぃも血便】
ミッキーが治ったら、今度がろっきぃが下痢だ〜あ
 ミッキーが下痢も止まり、太いウンチもでるようなった。しかも自分も大事にされてると言う確信を持てるようになったんだろうね、前より、元気になって行動も自信に満ち溢れている。
  いやあ、めでたしめでたしと思ったら、全然ねでたいない。今度はろっきぃがピーピーの下痢になった。しかも飼い始めて初めての下痢!参っるね。うちの姉は、転んで足を捻挫するし、円丈は、公園で散歩中に2回も転ぶし、なんか呪われてるんじゃないの?ミッキーの時ほど大変な下痢じゃないけど、頭痛いなあ。ろっきぃ、早く良くなってちょうだい。  
      三遊亭  円  丈

 ミッキー全快の太いウンチの翌日、ろっきぃが下痢に・・。

 かみさんが、朝言うんだね。
「今度はろっきぃが、ピーピーの下痢だね」

「えっ、今度はろっきぃが下痢なの?」
「ええ、
ろっきぃが下痢したのは飼い出して3年経つけど、今度は初めて」

「えっ、そうだったっけ、知らなかったなあ」
別に変な物を食べた訳じゃないのに、どうしたんだろうね」
「原因はストレスじゃないの?」

ミッキーが治ったら今度はろっきぃも下痢、いやいや、参ったねえ!


【ろっきぃ「ええ、わたしも下痢です。寒気がするもんで・・」】




 精神的ショックが下痢の原因?

 ろっきぃの下痢の原因は、ショックだと思うね。
◎まずミッキーが病院に出かけた時、ろっきぃは留守番だった。
 これは初めての留守番。ショックだったろうね。自分の方が上だと思っていたのが留守番!冗談じゃないとなるよね。
◎柵を破ってミッキーが逃げた時、ろっきぃは柵を抜けられなかった。
  ミッキーより、自分が下だと言うのは、これまたすごいショックだと思うね。あれから元気がなくなった。
◎回復したら以前より、ミッキーが元気になった。
  もうこれもミろっきぃからすればたまらないことだろうね。
  そんなこんなでろっきぃが下痢になったと思うね。人間同様、犬同士も大変だ。
私は人間でよかったよ。



 3時間置きに表に行きたがるろっきぃ!
下痢になったろっきぃは3時間置きに表に行きたがる。庭でさせようとしてもお嬢さんろっきぃは絶対に庭ではしない。玄関のところでそわそわしてる。もし連れて行かないと玄関でビリグソされても困るから散歩に・・。

  それで近くの公園に連れて行く。ここで派手にピーとやってくれれば連れて来たかいがある。ところが息張る割りに出る方はポタポタッと五滴ほど。それをもう1箇所で五滴!計10滴だよ。ろっきぃ、頼むからまとめてしてくれよ。効率が悪すぎるよ。
  これで帰るとミッキーが「お前だけ散歩に行って」とろっきぃに怒るんだ、仕方がないから次からミッキーも連れて行く。もうスッカリ我が家の散歩係りになってしまった。しかも時間なんかお構いなし、夜中の2時でも3時でも散歩!
  おい、これまずいよ。ミッキーの下痢以来ここんトコ良く深夜の散歩に行ってる。台風の来る日は、ザーザー降りの雨の中、深夜3時の散歩!もう異常だよ。ろっきぃ早く治ってくれ!


 えっ、ろっきぃも血便?ろっきぃも病院だ〜〜あ!

 3時間置きに表に行くろっきぃもこれで3日目、夫婦もすっかり疲れて来た。しかもこの朝、カミサンは
「ろっきぃも少しだけど血便が混じってるね」
「えっ、ろっきぃも血便?」
「 犬の下痢はとにかく注射1本でその日になおるらしいよ」
「じゃ、もう病院へ連れて行こう!」
ミッキーだけ病院に行ったのもショックだったんだから。今度はろっきぃだけ。連れて行って、ミッキーは置いて行こう。
 ただミッキーを一頭だけにすると何をするか分からない。そこで円丈が、ミッキーと留守番兼見張り役。カミサンが、ろっきぃを連れて病院へ。
 すると病院へ行ったろっきぃはまず車から降りたがらない。しかも病院では大暴れ!もうミッキーの方が数段お利巧だったとか、
  病院の診断結果は「神経性急性胃腸炎」。処置の方法は、ミッキーの時の省略バージョン。
 ◎ 点滴ではなく。点滴代わりに皮下脂肪に直接200cc注射のみ。
  ◎ミッキーの時は点滴と一緒注射3本をいれたが、今回はなし。
 ◎帰りの薬は、下痢止めの薬のみ。
随分、簡単だ。そしてミッキーの時と同じで今夜は絶食!



 その夜、ろっきぃが変だぞ!

 治療を終えて帰ってきたろっきぃ。夜になってどうも様子が変!
「ねえ、ろっきぃが玄関でブルブル震えるよ」
「そう言われれば確かにヘンだな。薬が合わなかったとか、あるんじゃないの?」
 それからしばらくして・・。
「ねえ。ろっきぃ、しばらく寝て起こしたら腰ガ抜けて立てないみいたよ」
「ホントか、おい、大丈夫か?」
  確かに上手く立てないが、しばらくするとまあ、なんとか立てる。

 でもその前の散歩は普通だったから、これはみんなショックが原因なんじゃないの?病院で注射されたのがショック。しかも200ccも点滴が体に入ってタップンタップンしてるのもショック。今夜、食事が貰えないのもショック。全部のショックで少しおかしくなったんだろうね。とにかく一晩様子を見よう。

【治療のあと、更に元気がなくなるろっきぃ】




 3年飼ってやっと分かったろっきぃは感受性の強い犬だった

 うちのろっきぃは、今まで嫉妬深い犬だと思っていたけど、実はとても感受性の強い犬だね。そもそも嫉妬深いって言うのは、感受性が強いから嫉妬を強く感じるんだ。注射もとても恐がるし、全て感覚的に鋭いじゃないかね。だから
◎病院へ行ったコト自体がショック
◎点滴で200ccも打たれた、とんでもないショック
◎しかも帰っても食事が貰えなかったのが大ショック
◎200ccがタップン、タップンしてまたまた大ダイショック
これらが重なって、一時的に震えたり、立てなくなったりしたのじゃないだろうか?
 しかし3年もろっきぃを飼ってきて、こんな感受性の強い犬だって気がつかなかった。この飼い主の感受性の鈍さ。こそ問題だね。いやいや、ろっきぃに対する考え方を改めないとダメだね。ごめんね。ろっきぃ!


 回復してきたけど、う〜〜〜ん!やっぱ2頭飼いは大変だね

 それから2日たって、ろっきぃの体力も体調も大分回復してきた。かみさんが薬をやろうとしたが、止めた。そもそもその薬が、ろっきぃに合わなかったのかも知れない。カミサンは、医師の言う通りにするほうだけど、私は、あまりその通りにしない方。3回飲む時は2回しか飲まない。少なめにしか飲まない。それで薬は止めた。
 とにかくろっきぃは、感受性が強いんだね。普段でもすぐ元気なくすし、以前より、元気はない。一方、ミッキーは、ますます元気になって、もう我が家の主みたいだ。
 その横でろっきぃは、ミッキーをいや〜〜な顔で見てる。いやいや、結構メスの2頭飼いは難しい!ろっきぃが元気になるとミッキーの元気がなくなるし、ミッキーが元気だとろっきぃが元気がなくなる。シーソーみたいなもんだね。この戦いは死ぬまで続くね。

【ミッキーが食べ終わるの確かめてから見せびらかしてろっきぃが食べる】


 


ではではでは今回はここまで・・・。
 
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