2代目ロッキ−VS飼い主の性格比べ

 「もうロッキ−のわがままで甘ったれ!」とカッとすることがある。しかしホントにダメな犬なのだろうか?そこで飼い主円丈とロッキ−に性格を較べてみることにした。果たして飼い主円丈VSロッキ−の性格較べの結果はいかに!!
 

           
   三遊亭 円 丈



まずその前に
円丈の「犬の意識」についての考え方

 春の陽だまりでロッキ−と並んでお互い気持良さそうにぼんやりしてると。一体、私とロッキ-にどれほどの意識の違いがあるのか?ただ犬は抽象概念や、論理的思考が苦手で話しが出来ないだけ。後の部分、殆んど変わらないじゃないのか?これが基本的なこれが10年以上犬と暮らしてきた感想。これがカエルなら結構違うと思う。..だからカエルの気持は分からない!

 


1ラウンド

激突!知能比べ

 

ロッキ−の知能

円丈の知能

 最初は殆んどカラ馬鹿とも思った。でも「赤いボ−ル!」なんて言うとチャンと持ってくる。犬としての平均か、やや落ちるぐらいではないのか?ただ自分のしたいこと以外はしないだけ。この横着モノ!  人間の平均からするとI.Qは、平均より、やや低い。これは事実。だから全然パソコンが上達しない!しかしその他、想像力、客観判断、思考の柔軟性などではそこそこ。だから半射的I.Qが低くてもあまり気にはしてない。

評 価
 悔しいが引き分け〜〜っ!

2ラウンド
性格比べ
ロッキ−の性格 円丈の性格
 ハイパ−な犬。権勢欲強し。わがままで甘ったれ!下品!陽気で人間好き、犬好きでさみしがり屋。しかし付き合い下手!基本的にどうやって人や犬と付き合っていいか分からないので犬付き合いが下手でその性格が生きない。協調性全くなし!
  大声で怒っても遊んでると勘違いして喜ぶタイプ。食欲旺盛、落ちてる物を平気で食う。 元来犬が持ってる人に尽くすと言う習性はゼロ!!欧米なら充分薬殺の対象になれる資格のある犬だね。

 内向的で内弁慶で皮肉屋タイプ。神経はかなり繊細!アウトロ−のドロップアウトタイプで反抗心と正義心が同居している。
  心理学で言う分裂気質ってやつ。鋭と鈍が同居をしてる。静かで同時に激しい。人付き合いが下手でつい過剰反応しがち。性格上に大勢と共同作業が苦手。
 
新作を作るときは、この性格がプラスとなるが、芸人としての大成を阻む。ああ、人生不可解なり!

評価
  犬も飼い主も共に付き合い下手、引き分け!

 


3ラウンド
欲望比べ

 

ロッキ−の欲望 円丈の欲望
 尻の穴の大きい犬は、欲望が強いと言われるが、このロッキ−はまさにその通り。物凄く食欲、性欲、権勢欲が強い。この欲望があまりにも強いために自分でコントロ−ルが出来ない。
  えっ、犬にセルフコントロ−ルが出来るのか?もちろん、主人の命令を聞ける犬キチンとセルフコント−ロ−ルが出来ている。ところがロッキ−は自分の欲望が強すぎて、それを押えることが出来ずに主人の命令が殆んど聞けない!!
 食欲、性欲、物欲、名誉欲、権力欲あまりない。中でも名誉欲、権力欲は殆んどゼロに近い!義務感としては「芸人は売れなきゃあ」と思うけど。正直面倒だよ。それに正直、食べるが面倒!錠剤で腹一杯になるんならそうする。
  この食欲の強い人間は、全ての欲望が強いと思う。だから「英雄色を好む」と言うが、欲望が強いから英雄になれる。私の場合、英雄にはなれない。物を所有することにあまり興味がない。ス−ツなんて10年買ってない。交うのが面倒。物欲がなくなりつつある。

評価
 強いのならロッキ−。ないのなら円丈の勝ち!



4ラウンド

忠誠度比べ

 

ロッキ−の忠誠度 円丈の忠誠度
 殆んどなし、主人より、欲望に対して忠実!また柴犬特有の主人以外の命令は全く聞かない。  かろうじて円丈の命令にのみ、シブシブ多少従う。この横着もんが!  誰かに対しての忠誠度はゼロ!但し決して裏切ることしない。何時も自分自身に対して忠実でありたいと思ってる。師円生にすら背こうとした。

評価
  引き分け〜っ!ロッキ−やるじゃないか

 


5ラウンド

良い点比べ

 

ロッキ−の良い点 円丈の良い点
 殆んどないけどまあ、どこに触っても決して怒らないとこ。それにロッキ−は、怒って威嚇するのは見たことがない。
  一番、この犬の良い点は、どんな時でも飼い主や家族に愛されていると信じて疑わないことだね。一体なんの根拠にそんな確信が生まれてきたのかと思うが、その信じきる。それがロッキ−の長所。
 思考の柔軟性だと思う。人には良くやさしいと言われる。虫は必要以外には殺さない。しかし小学生の頃、カエルや、昆虫を随分残酷に殺した。今でも同じことをしてたら私はなにも成長してないガキおやじだよ。
 部屋でアリをみればそっとつまんで窓から外に放す。そんなの当たり前だよ。かみさんなんか「あっ虫!」と言った瞬間もう殺してる。良くそんなことが出来るね。だってもし私が、虫で「あっ、虫!」で殺されたらイヤだもん。むかつくよ! ゴキブリは、2回までは見逃すことにしてる。3回目は思わずピシッと行くね。

評価
  一応円丈の勝ち〜〜っ!



6ラウンド

品格比べ

 

ロッキ−の品格

円丈の品格
 初代ロッキ−にはこの品格があった。今度のロッキ−は、いつもガツガツしてて下品犬。落ちてるものも平気で食うし、食事の時、ゴハンを少しだけやるんだけど、もう箸ごとバクッと食う!もう食べたくて足をバタつかせながらくれるのを待ってる。

 顔には品格はないけど、人間としては少しはあると思う。人の足を引っ張ってまで出世しようとは思わないし。弱いものいじめをする位なら首吊って死んだ方がましだ。そんな人間は鶏ほどの価値もない。 でも下品なところある、だれもいないと電子ジャ−のゴハンにそのまま醤油かけて食べる!

評価
  やや円丈の方が上!

 

7ラウンド
悩み比べ

 

ロッキ−の悩み

円丈の悩み
 どうもロッキ−には「満たされぬ愛の悩み」があるようだ。実は愛情表現が下手で、家族が帰ってくると普通の犬なら尻尾をふるが、上手く振れない。そこで靴下とかなにか加え耳を下げ、うろうろするだけ。これが歓迎の愛情表現!本当は尻尾を振って人間の顔でも舐めたいのだろうが、それが出来ない。そこで「満たされない愛」が残り、そこで気を引くために人間のはいてる靴下を齧ったり、あるいは鉛筆、ボ−ルペンを齧ると言う問題行動にでるんのではないだろうか?

 本当に大きな悩みと言うのはない。でも悩むと言えば悩むのが趣味だから良く悩み。悩みがないと探してて悩むぐらい。
  最近は自分以外のことで悩む弟子のこととか、犬のこととか、まあホントはあるけど!なんて。



8ラウンド
最終評価比べ

 

ロッキ−の評価 円丈の評価
 ロッキ−は確かに欠点の多い犬だけど。本当のところはどうなのかロッキ−に聞いてみないと分からない。
  もう自由気ままな犬だ。スパルタ式に訓練すれば多少はましになるだろうが、それも多少だと思う。欧米だったら多分処分されてもおかしくない犬だ。 でもロッキ−だってこんな犬にも生まれたかった訳ではないだろし。ロッキ−に罪はない!飼い主もはぐれモノで自由気ままな人間だから。まあ、いいか!
ロッキ−に聞いて頂戴!!

 

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