2000年9月6日にロッキ−3(柴犬メス)がやって来た。このろっきぃを入れて今まで3頭は全て柴犬。しかし同じ柴なのに性格は見事に違う。ではどこが、どう違うのか?今回は、3頭のロッキ−の性格比べをして見た。  三遊亭 円 丈

   ro-kao1.jpg (6392 バイト)
 初代ロッキ−
 (柴犬オス)
 
 2代目ロッキ−
 (柴犬オス)
 
 3代目ろっきぃ
 (柴犬メス)
飼育時期 1986年4月〜1997年9月 1999年4月〜2000年7月 2000年9月6日〜
飼育方法 生後半年までは庭で!そのアト座敷犬 ず〜〜と座敷犬 ず〜〜と座敷犬
食  事 家族と食卓を囲んで人間と同じ食べ物。「ごはんだよ〜〜」でノソノソやって来た。 主にペットフ−ド、一部人間の食べ物で塩分、糖分のないものを少し。 100%犬用のペットフ−ドを!今後も犬専用の食事になりそう。
寝る場所 来た時は庭。座敷犬になって座布団の上!それから円丈と一緒に寝る。  最初の内だけゲ-ジ。あとは円丈と一緒に! 今のところゲ−ジで
拾い食い 絶対しない。外で人が食べ物をくれても決して食べない。 拾い食い大好き。散歩の時はすぐ食えるように下を見ながら歩く。  拾い喰い大好き。自分のウンチを食べる。母犬は子供のウンチを食べる。そのせいか。
出来たこと お座り、待て、だけ お座り、待て、ジャンプ!ぐらい お座り、待て!伏せ!お手!
恐いもの シャイで雷など恐がった。でも人間には絶対屈服しなかった。  恐いものなし!キンカンを鼻先に持って行った時だけ、逃げた。  スゴイ恐がり。落ち葉が風で揺れても恐い。でも人や犬は大好きで寄って行く。
他の犬 全く感心を示さない。自分を人間と思っていた。 1才前後から同じオスには吠えるようになる。 すぐ寄って行き。歓心を買おうとする。やはりメスか?
他所の人 散歩の時など人間に全く関心を示さない。  人とすれ違うと「ウ〜ッ」と小さな唸り声を上げた。 人間大好き。だれでも寄って行く。特に幼児は大好き!
来 客 とにかく喜んで全力で尻尾を振った。  うれしくても尻尾が振れない悲しい犬。ボ−ルを加えてきた。 もう大歓迎!!
吠える 唸ることはあっても殆ど吠えなかった。 成長するに従い、だんだん吠えるようになった。 恐いものはなんでも吠える!
ダッコと腹見せ ダッコ大嫌い。下手に抱くと噛みつかれた。腹見せなんかとんでもない。 ダッコ嫌い。でも腹見せは大好き。しかし服従ではなく「さすれ」と言う命令だった 臆病なので腹見せを嫌がる、最近慣れてきて腹を見せる。ダッコは好き!
家族順位 自分をボスとおもっていたか、私の次のno.2か、どっちか!他の家族は、完全に下に見ていた。 自分をボスか。かすかに私をボスと認めていたかどうか。他の家族は自分の下! 自分が一番序列の低いと思ってる。娘に一番従うから娘をボスと思ってるようだ。私の順位3番目みたい
しつけ 殆どしつけせず。座敷犬になってからは犬と言うより、客人の扱い。 一生懸命しつけたが超ハイパ−な性格で効果なし。叱るとかえって喜ぶ。 おもらし以外は結構命令に従う。オスより、メスの方がズッとしつけ易いようだ。
悪い癖 噛みつき。威嚇!トコトン強情!治そうとしたが最後まで治らなかった。 超ハイパ-。ぶん殴っても平気!コントロ−ル不可能な犬だった。 おもらし。生後3ヶ月だか毎日2〜3回オシッコをもらす。
家族の評判 3頭の中で「冷たい、噛み付く」と最低の評価。でも私は違う。 しつけられなかった割に評判は良い。ハイパ-だけど可愛い犬。 メスのせいか、かみさんと娘に良くなつき。可愛がられている
家 出 ドアの隙間から良く家出し、1〜2時間で戻ってきた。 時々家出し、追っ掛けると喜んで逃げた。 まだしてない。果たして家出するのか、どうか?
性格 我がままで凶暴な面もあるが、誇り高い貴族の心を持った犬。彼は今も私の友達だ。 底抜けに明るい可愛い犬、ハイパ−で制御不能。それが災いして事故死 とにかく臆病。でも愛情深く、少しおせっかいなところがある。仔犬を産むとセッセと世話をやきそう。
齧り癖 一切なし タバコ、鉛筆、ライタ−、ペンを際限なく齧る。 座布団の端、スカ−ト、ジュウタンなど繊維類を齧る。
注射と車 車は絶対乗らない。注射は大暴れする 車嫌いで必ず吐く。注射は平気 車は平気。注射はショックが強すぎて打ったアト呆然とする!
特技 人間だと思うこと ハイパ−で丈夫! テレビや、鏡を見る初めての犬

 

【初代ロッキ−】

 初代は死んだアト家族にすんごい評判が悪いし、弟子にはバカ犬だと思われているが、私は今もこの犬を尊敬している。3頭の中で最後まで人間に屈服せず、拾い食いも齧る癖も一切なかった誇り高き貴族犬。たた残念なのは最初の飼育3ヶ月になんのしつけもしなかったことだ。
 もしあの間に適切なしつけが行なわれていれば、もっとすばらしい犬になっていたろうし、噛み癖も治せたかも知れない。あのロッキ−をバカ犬にしてしまった責任は全て私にある。本当は幻の名犬だったかも知れない。

 
犬歳年賀用に撮影したロッキ−T

  

【2代目ロッキ−】

 
(きかん坊ロッキ−U)

  2代目ロッキ−は、寝る時に「かわいいねえ」と言って抱いてやると震えるように喜んだ。とても明るい可愛い犬。それとどんな大きな犬も人間も全く恐れることがなかったキモッタマ犬でもある。そしてどんな時も家族に愛されてると100%確信を持って生きていた犬。
  ただ私と家族では、あの超ハイパ−犬をどうにもしつけることができなかった。それがあの事故死にもつながったようでとても残念だ。でも素直で良い奴だった。

 

【3代目お嬢ろっきぃ】

  今度のろっきぃが初めてのメスだが、ホントにオスとメスは違う。愛情深くでおせっかいで甘ったれの淋しがり屋さん。近くを散歩しててもすぐ不安で寄ってくる。

 今はまだオシッコ垂れだが、頭は悪くないし、きっと良い犬になってくれると思う。

 その内、この3代目ろっきぃの子供を産ませ、4代目ロッキ−が誕生すると言うことも考えている。
   
(おすましろっきぃV)

 


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