更新日05/10/02 ・・新真打襲名披露報告
 新真打披露興行で円丈、口上のリストラに!


 

  【丈二の披露目で円丈ネタでコケル!!】
  落語協会では、この秋、5人の新真打を世に出した。円丈は、弟子の小田原丈が、丈二で真打になり、披露興行に出ることになった。
  しかし、毎日披露口上や、高座を勤めるが、正直緊張中央するね。その上いつもとお客さんが違う。なんか重い!・・と言うかやりにくいのだ。ことによるとお客さんが緊張してるのか・・いや、円丈自身が緊張してるのか?なんか調子がでないね。
  それに今回は5人の真打で2日ずつトリをとる。すると毎日、トリを取る真打が、お客さんを呼ぶから、毎日違うお客さんになる。しかも丈二のトリの日に、久しぶりに「星を掴んで」を少しなおしてやったが、大コケした。やっぱ、弟子の披露の芝居でなんか冒険しちゃいけないね。でもトリの丈二はウケた。丈二より、師匠の円丈の方が緊張してたんじゃないかね。まあ、でも丈二が受けたから、そんでいいか? 円 丈
【丈二のトリ日、終演後、高座で三本締め。左から雲助師、馬風師、丈二師、円歌師、(新真打)白酒師、(新真打)圓十郎師】


 
初の口上司会役でトチリッぱなし!情けねえ・・

【画像:口上で一緒の雲助師匠と・・新宿・末広・楽屋にて】
  今回、弟子の真打丈二の誕生と一応、落語協会平幹部でもあるので、そこそこ披露興行に付き合うことになったけど、しかし、口上って難しいね。慣れるとどうってことはないけど、口上は落語より、緊張しる。落語なら好き勝手に話せば良いんだけど、それにあんまり馬鹿デカイ声もよくないだろうし、しかも口上となると決めるトコはビシッと決めないといけない!なんかやりにくい。
  それで口上の司会は雲助師がズッとやっていたが、一日だけ、司会役に回ったが、もうトチリッぱなし。新真打の略歴を紹介するんだけど、とても覚え切れないので、書類を見て話したが、それでもトチル。更に口上をする師匠連の紹介でまたトチル。どうも口上向きの噺家じゃないね。終わってから「口上コンプレックス」になってしまった。
 しかし雲助さんに聞いたら、その日、紹介する新真打の略歴はチャンと家で稽古して覚えてくるそうだ。えらい!やっは、なんでも努力だね。そして鈴本の芝居では、7日目以降は、リストラに遭ってしまったのだ。まあ、最初から6日までって決まっていたけどね。(円)

 
 大肥満の亀蔵改め圓十郎クンの悩み!
    果たして披露口上でお辞儀ができるのか?
  この度、真打になった中で亀蔵改め圓十郎クンはとても高座に愛嬌があって可愛い。大好きなキャラなんだ。ところで彼に真打になる時の一番の悩みは、タではなかった。実は彼は元々肥満傾向にあったけど、その後もおおらかに肥り続けて・・いまや身長170cmで体重は170kとか、340kとか、もうとんでもない肥満になってしまった。

 その肥満と真打の披露とどう関係があるんだ?そこだね。実は披露の時、各師匠連が口上を言ってる間、お辞儀をしなくちゃいけない。ところが太っているためにチャンに床に頭がつかない。普段の高座なら、適当に頭をチョイと下げれば、なんとかなる。しかし披露口上となるとそうは行かない。
  果たして圓十郎くんは、チャンとお辞儀ができるのか?楽しみだね。

【画像:実に愛嬌のある圓十郎くん、でもお辞儀が大の苦手だった】
  【そこで真打直前に10キロ以上ダイエットして・・・】
  とにかく自分の真打の披露口上でチャンとお辞儀が出来ないとまずい。そこで披露目の1ヶ月前からダイエットに挑戦して、痩せる想いで10キロ痩せた。当たり前か。だね。
  そしてついにキチンとお辞儀が出来るようになった。その証拠写真がコレ!ホラ、苦しそうだけど、頭がチャンと畳についてる。これがダイエット前には出来なかった。やはりなんでも努力だね。
  しかし今でも160キロほどあるから、それほど長い時間のお辞儀は無理なんだ。これで10分続けると彼は窒息してしまう。でも口上は何度か、頭を上げ下げ出来るし、普通は手と付いてる姿勢だから何とかクリア出来る。あとは圓十郎くん!ネタだよ。あの可愛いキャラでお客さんを魅了して欲しい。頑張れ、圓十郎〜ッ!!

【画像:やった!お辞儀が出来た。・バンザーイ!!】


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