どうも発声がダメ!本当自分でもイヤになる。少し早口言葉なんかもしているが、多少マシになって程度。もおう参ったなあ。そこに発声のプロあろ−がうちの一門になった。 なにしろ劇団四季にいて新人に発声訓練の講師をしていた。早速あろーを先生にして私が弟子に!基本的な発声トレーニング。一体してどうなったか?? 三遊亭 円 丈 |
(毎日、血の滲む特訓、あろー先生と弟子円丈) |
たった1ヵ月でこの進歩! |
本当に悩むね。もう発声が全然ダメ!一応、早口言葉も少しするようになったが、それもほんの少し効果があるだけ。これじゃ昔の林家彦六師匠みたいになっちゃう。そこでワラをもすがる気持であろー先生に演劇流の発声練習を教えて祖手手貰ったが、なななんなんと効果絶大!あろー式奇跡の発声訓練を公開する。 生徒 円 丈
◎1落語で唾が飛ぶよ〜ん!
声の症状その1 | ..落語中バンバン唾が飛ぶ! |
唾が飛ぶ円丈の言い分 | 円 丈「やはり入れ歯だし、それに大きな声を出し過ぎるのでどうしても唾が飛ぶ、これは円丈落語の宿命ですよね。あろー先生!」 |
あろー先生の意見 | あろー「いえ、円丈くん!違います。基本的には、舌根が狭くなってるんです!まあ年を取ると自然に喉が狭くなり、また喉の中年太りで喉の周りに贅肉がついて余計に狭くなるんです。その狭い喉から大量の空気を出すから唾が飛ぶんです」 円丈「そうすかねえ!」 |
そこで対策 | あろー「これも舌根を広げる訓練と舌の腕立て伏せをすれば、唾は飛ばなくなるはずです」 円 丈「唾の飛ばない円丈落語?そ、そんな魔法みたいなこと本当に起こるんですか?うそ!」 あろー「先生を疑るのか?この馬鹿モン!」 円 丈「どうもしいません!」 |
一ヶ月後の効果 |
円 丈「唾は今まで10%程度に押えられるようになりました。しかも以前は少し長く話すと息切れや、疲れがあったんですが、それもかなりなくなりました。先生、感謝!感謝!」 |
発声訓練その1・・唾が飛ばないために |
あろー「舌根を広げる訓練です。舌根を最大限に下げながら、アとイの音を意識して大きい口でア.イ.ウ.エ.オ!」 円 丈「えっ、ただの与太郎だね。そんなみっともないことするんですか?」 あろー「ナニがみっともないだ。更に舌根の腕立て伏せだ。舌根の上下動させることでドンドン舌根を下げる!」 円 丈「それはさっきのより、更にみっともないなあ」 あろー「うるさい。やりなさい!」 円 丈「は〜〜〜〜い」 |
(大マジのあろー先生) |
でこれが効果絶大だったって訳!!
あろー先生の診断
あろー「はい、円丈くんは、唾の飛びが少なくなり、声に芯がでて声に響きが出てきた。声の前座として合格!」
◎2ろれつが回らないよ〜ん!
声の症状その2 | ..ロレツが回らない.早く話せない! |
円丈の言い分 | 円丈「発音がハッキリしないのは本当プロとして恥ずかしい、情けない、悔しい!でも原因はやはり入れ歯。それに早口言葉も少し練習したけどあまり効果はなく、これ以上良くならないですよね」 |
あろー先生の意見 | あろー「イエ、発音は口の筋肉。ベロの筋肉、喉の筋肉で発音します。ですからこれらの筋肉され鍛えれば、かなりクリーンな発音ができるようになるはずです。要は努力です!」 円丈「は〜〜〜い、先生!」 |
そこで対策 | あろー「これも舌根を広げる訓練と口の周りの筋肉を鍛えればかなりのクリーンな発音になり、ロレツが回らないと言うことが解決されるはずです」 円丈「ええ、ほんと〜〜う?」 あろー「また疑ってるのか?」 円丈「ええ、多少!!」 |
一ヶ月後の効果 | 円丈「今までより、かなりクリーンな発音を出来つつある。しかも自分のベストポイントの発音が分ってきた。うれしい!!」 |
発声訓練その2・・正確に発音するために |
あろー「これは.とにかく口を大きく開けます。口の周りの筋肉を徹底的鍛える! はい、あ〜〜〜ん!」 円 丈「これはホント大間抜けトレーニングですねえ」 あろー「うるさい!始め〜〜っ!」 円 丈「あ〜〜〜〜っ!あ〜〜〜〜っ!」 あろー「次にクチビルの形を四角の口にします。口を四角にしてからすばやく閉じる。これを繰り返す!初心者は口に指を挟み、固定して立てに早く上下させるのも効果的です。首の後ろの筋肉が痛くなるまで始め〜〜っ!」 円 丈「口をパクパクパク」 |
(この顔にならないと効果はない!) |
.あろー「それがしたら。ア行とマ行の舌根を最大限下げながらの発声練習。マ行は1回ごとに口を閉じてやる」
円丈「しかし発声訓練ってどれも間抜けですね」
あろー「大きなお世話だ!はじめ〜〜〜〜っ」
・・でこれが効果絶大だったって訳!!
あろー先生の診断
あろー「はい、円丈くんは、かなりよくなった。やはり私の教え方が上手だかね。はははッ!」
◎3高音部がでないよ〜〜ん!
声の症状その3 | ..高い声がでない。 |
高音がでない円丈のいい分 | 円丈「昔、長唄を習っていた時は結構高い良い声が出てたけどもう25年出てない!やはりタバコの吸いすぎ、声の使い過ぎで声帯が壊れたのではないかね。」 |
あろー先生の意見 |
あろー「それも多少影響してますが、基本的にはタバコでも年でもなく最大の理由は舌根が自然に狭くなり、それを無理に高い声をだそうとするからよけい高音がでなくなるんです」 |
そこで対策 | あろー「舌根を広げる訓練をすれば、必ず効果があると思います」 円丈「ほんじゃ、やり方を教えてつかあさい!」 |
一ヶ月後の効果 | 円丈「それなりに出るようになりました。いやあ、先生に感謝!感謝!」 |
発声訓練その3・・高音をだすための |
あろー「高音を出すためにはアンカリングと言う手法で訓練します。重いものを持ち上げると体に支えが出来。それで高い声がでるようになります!このテーブルを持ってあ〜〜〜あ〜〜あ〜〜っ!」 円 丈「なんかだまされてるみたいな訓練ですね。ギックリ腰になりませんかねえ!」 あろー「もうああ言えばこう言う!早くやれ〜〜っ」 円 丈「は〜〜〜い。あ〜〜〜っ、あ〜〜〜っ」 でこれが効果絶大だったって訳!! |
円 丈「でもって。次回はどんな内容ですか?」
あろー「うん、まあ、考えておこう!とりあえず第1回はこれにて終了〜〜っ!」
円 丈「は〜〜〜い」
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