更新日04/02/23

 総額賞金な〜〜んと135万円!

 落語協会、ついに落語台本募集することなった。最近、結構色んなとこで台本募集をしてるけど、落語協会の新作落語台本は、寄席で使える笑える15分程度の落語を募集している。
  しかも協会の有り金をはたいて135万円もの大金をつぎ込む。21世紀の協会最大のプロジェクトなんだ。ぜひぜひ。おもしろい作品をふるって応募してチョウ〜〜〜ダイ!( 円 丈 )


 そもそも協会で台本募集するキッカケとは?
 柳家喜田八さん。彼は、古典落語と共に新作にも意欲的で作家の書いた小説などを落語にして上演している。その彼が、「円丈さんは、新作をやってて落語協会の幹部なんだから、協会で新作台本募集するように働き掛けて下さい」と言われて、「そうか、オレ、幹部だったんだ!」と思い出した。バカタレ!何が思い出しただ?
  それで協会の事務員の小川さんに相談したら、直ぐに話しが本格化して、準備会を立ち上げるので協会員に通知したら、なんと25人も賛同者が集まり、早速会合して、円窓兄、新志ん五さん、円丈が、委員になり、会が動き出したと言う訳なんです。


募集は現代物と時代物の2ジャンル!
 協会の中には古典派と新作派もいる。それにジャンル訳をしないとその殆どが時代物になったりする。
それを避けるために今回はジャンルを時代物と現代物のふたつに分けるて募集!その中からジャンル別の優秀賞が選ばれるわけだね。


 とにかく笑える、おもしろい台本が欲し〜〜い!
 はっきり言って協会募集の台本は人情噺を求めていない。寄席で出来る、短めで笑える台本。これがムチャクチャ欲し〜〜〜い。
だから15分程度の笑える台本を募集。まあ、泣かせる台本を送ってきてもボツになる可能性が高い。
原稿の分量は、原稿400字15枚程度を目途にして作品を仕上げて欲しい。泣かせる50分あるような台本はそれだけでボツになりそうだね。



 協会員がみんなで脚本を読む。みんな期待している!
 協会の事務所に台本を置いておき、好きな時に噺家が来て、誰でも読めるようにする。
とにかく今回の台本募集の企画に対して、協会の噺家連中の期待は、凄く高い。中には仮にボツになった台本でも面白かったら、
ぜひやらして欲しいとか、実は新作台本に対して大変な意欲を持ってることが分かった。そのつもりで真剣に書いて欲しい。
その集まった台本を全員で討論してまず ノミネート作品を決定する。しかし、果たして意見がまとまるのか?ケンカになったりして!


アレンジさせて貰うよ
上演するに当って台本を完全にそのままやるのは難しいので、多少のアレンジは必要になる。大体、落語ってこうやって何人もの手を通った
出来上がって来る。これが最初の条件になっている。 これはぜひ、了解してチョウダイ。


だれが演じるのか?
 ノミネートされた台本、誰が、どう演じるのか?これまた全く未定!みんなやりたがると思うけど、25人も賛同者がいるから全員は出来ない。
ことによるとモメそうな気もするけど、殴り合いにならないように上手く調整するつもり。


 優勝はノミネート料5万円+最優秀作品賞50万円でなん〜〜と55万円!
   それぞれ、ノミネートや、優勝すると賞金はこうなる。
前期、後期それぞれ作品がノミネートされると 賞金5万円
さらに年間作品に選ばれると 賞金5万円プラスで計10万円
時代物、現代物のジャンル別の優秀作品に選ばれると 部門賞の賞金10万円で計15万円
そして年間最優秀作品賞に選ばれると 5万円+プラス50万円で55万円!
いやいや、これはおいしいねえ。ぜひ、応募してチョウダイ。


プロ・アマは問わない!
 資格は一切なし。プロ、アマ問いません。作家でも噺家でも関係なし!とにかくおもしろい未発表のもの。ただし、審査に加わる噺家は除外!
残念だね。新作台本300本作った円丈としては、55万円になるんなら密か応募してみるか?と思ったけど審査に加わるからね。ダメなんだ。
 いやいや、来年は審査から外れて応募しようかなあ。55万円っておいしいよね?


詳しくは協会のHPか、協会に直接問い合わせして頂戴。
  資一応、したにザッとしたことは書いておいたけど、詳しくは、正確なところは、落語協会、もしくは協会HPの募集要領を見て頂戴。
大体のところは以下の要領!

 **落語協会で落語台本募集!・・総額賞金135万円**

「募集要領」
【テーマ】 1・・現代物 2・・時代物 どちらか
【作品内容】寄席でも出来る15分程度の笑いを中心としたモノ。
【原稿】A4サイズ・・400字詰15枚程度(つまり15分程度の分量)
 テープ、ビデオテープ、CD、FD、DVDも可。但し、その場合、必ず原稿を2部添付して下さい。
【送付方法】必ず郵送(宅配便可)して下さい。
【詳細は落語協会HPまで】

【応募期間】
  前期・・平成16年4月1日〜5月31日(必着)
  後期・・ 平成16年8月1日〜9月30日(必着)

【発表】
  前期・・平成16年7月上旬・発表会の場所未定
  後期・・平成16年12月13日(月)・国立演芸場(夜)

【賞金】
  ノミネート作品(前期5本、後期5本)各5万円
  10本の中から6本を選考し。
 年間最優秀作品(1作品)・・・・・・・・・・・・50万円
 部門賞・・現代物、時代物各1作品・・・・・10万円
 佳 作・・年間最優秀賞発表会参加作品・・5万円
【選考委員】
三遊亭円窓、三遊亭円丈、古今亭志ん五、その他協会所属落語家計25名で

【原稿の変更について】
各演者の創意、工夫により、変更、削除などがあります。予めご了承下さい。

【応募先、問い合わせ】
 ほぼこんな感じ。なお詳しく正確な情報は社団法人落語協会まで!!!
  〒110-0005 東京都台東区上野1-9-5 
 TEL03-3833-8622 FAX03-3833-8599
  ◎ 落語協会HPも近々告示予定!ちなみに落語協会はここ



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