最終更新日05/11/22
 円丈の自前でロードショー



 この頃、少しマジに映画を見ようかと考えてるところ。そこでこのコーナーはあくまで円丈が、自前で金を払ってロードショーを見て果たして1800円の価値があるのかどうかを診断するもの。
  1800円払った映画と、レンタルで借りてきたものとウチのテレビでタダで見る映画は、例え同じ映画でも評価は違がって来て当然なのだ。だから映画館までわざわざ出かけて1800円払ってロード・ショーを観るんだから評価はとてもスンゴイ辛いのだ。 円 丈

  【メニュー】
◎11.「私の中の頭の中の消しゴム」
◎10.もっと泣きたかった「シンデレラマン」
◎9.予想通りの「STAR WARSエピソード3」
◎8.平凡な出来「ナショナル・トレジャー」
◎7.今まで見た中で最高!!!「オペラ座の怪人」
◎6.「ネバー・ランド」で泣いたあと・ベタベタ過ぎだよ
◎5・「僕の彼女を紹介します」って言われてもなあ
◎4・ M・ナイト・シャラマン監督の「ヴィレッジ」を見る
◎3・怪物退治の「ヴァン・ヘルシング」を見る
◎2・「スパイダーマン2」悩むヒーローを観る
◎1・韓国ホラー『箪笥』分からなくて恐かった



(11)「の」が3つも付く「私の中に頭の中の消しゴム」
       監督製作イ・ジェハン
            ・・・・・・05年10月22日
封切り




見た映画
 『私の中の頭の中の消しゴム』
05年10月22日封切り:上映時間約2時間00分
主演 チョン・ウソン:ソン・イェジン:監督イ・ジェハン監督

【「心で語り継がれる奇跡の実話」らしいよ】
  無愛想な大工チョルスと、純粋な社長令嬢スジン。住む世界の違う2人が、コンビニでの思わぬハプニングで出会い、まっすぐに恋に落ちる。しかしスジンは若年性アルツハイマーで記憶がドンドンなくなっていく。彼女は言う「私の頭の中に消しゴムがあるだって・・」
  でもあなたのことだけは、忘れたくない。果たして・・?
見ようと思った動機
 円丈は「涙フェチ」だもん。

 悲恋で多いは恋人が、死ぬパターン。これは腐るほどある。しかしこの映画は、恋人は、若年性アルツハイマーになって記憶がなくなって行く。つまり「記憶の死」だ。これは、「命の死」より、切ない。究極の悲恋!それを臭い韓国映画が、どれだけ更に臭く見せて泣かせてくれるのか?正直、もうワクワクするね。泣くの好きだから・・もう見ないで死ねるか?そのぐらい期待を持っていた。

入った映画館  11月6日だったね。有楽町・ピカデリー1へ。館内は、ガラガラッ・・・と言うことはそれほど評判を呼んでないってコトかも知れない。やや不安になる。
  有楽町・ピカデリー1・・ここは途中からも入れる!そんじゃそれって入った訳。
払った金額  またまた見栄で1800円払ってしまった。いかん!いかん!

【「の」が3つは正しい文章とは言えない『私の中の頭の中消しゴム』】
 しかし、この映画、「の」が3つもある。多すぎだよ。大体、原稿なんか良く書くし、落語の台本も書く。でも文を書く時はいつも「の」は二つまでしてる。3つは文として正しくない。だから「ワード」で文章構成機能を使って書いてると。「の」を3つ続けて書くと、その文の下に必ず赤線が、出て間違いですなんて教えてくれる。最近は腹が立つのでこの機能は取って書いてる。でもあのお陰で「の」が3つの場合、必ず2つに減らして、文を書いてる。この映画のタイトル『私の中の頭の中の消しゴム』はやっぱ「の」が多すぎだ。これは『私の頭にある消しゴム』とか直さないとヘンだよね。しかしわざと「の」を3つも付けて人目を引こうとしたのか?う〜ん、なんて考えながら上映を待った。しかし客が少ないねえ。どうも嫌な予感がした。

【診断する医者がまるでコメデイアンっぽくてウソっぽい・・泣けねえよ】
  いきなりコンビニで令嬢スジンが、恋人役の大工の大工チョルスと出会うシーンから始まるが、どうも「若年性アルツハイマー」が、テーマなんだけど・・ノリが軽すぎる。かる〜〜い恋愛映画なんだね。なんか・・どうも・・こりゃ・・最初からややイメージが違う!それにチョン・ウソン演ずる野性的なバンカラ・タイプのチョルスが、設定が、恋愛なんてものと無縁の男の筈なんだけど、それなんかスンゴイ恋愛経験が豊富な男に見えてくる。後半ではそうかんじなくなったけど・・。
  この映画のテーマ若年性アルツハイマーが、キチンと描かれていない。かる〜い恋愛映画のノリだから、感情移入が出来ない。しかもこの映画に出てくる彼女の病気を診察する医者が、なんかコメデイアンっぽい演技に見えて、更にこの映画をうすっぺらなものにしている。この辺の病気の段階や、症状をもっと克明に描かなければ、この映画は名作にならない。

【ラストをぼかしてるのもどうも・・なんだかなあ・・】  
 どうも・・正直、期待はずれの作品だね。ラストの方でアルツハイマーの進行したスジンは、前の恋人に真顔で「愛してます」と言ってしまったりする。結局、スジンは、ドンドンアルツハイマーが進行して、全てを忘れていく。でも愛は永遠ですみたいなぼかした感じで映画は、終わる。なんで全て忘れて愛は永遠なんだよ?訳分かんない。


【そして結論・・スジンは自殺するべきだ!!】
 もう大きなタオル地のハンカチを持って、泣くスタンバイK・Oだったけど、大したことなかった。
  この映画のコピーが、
  「彼女の記憶が消えるとき、愛までも消えてしまうのだろうか?
  すべての記憶の中で最後まで残ってるものが、
  あなたとの想い出でありますように 死より切ない別れがある」
  これに釣られて入ったんだけど・・・。でも映画の方は、全ての記憶がなくなって・・そしてボケだけが残ったってことだよね。それが現実のアルツハイマーなんだ。最後、人格破壊まで起こってしまうらしい。でも映画だったら、ラストでスジンは死ぬべくだね。最後に愛する人を忘れてしまいそうな自分を悲しんで・・派手に涙を誘う自殺だよね。これで映画がグッと締まる。
これなら神社で狛犬を見てた方が良かった。期待してたんだけどね!ダメ!




(10)「シンデレマン」みんなが言うほどは泣けねえよ!!
       監督製作ロン・ハワード
            ・・・・・・05年9月17日
封切り




見た映画
 『シンデレラマン』
05年9月17日封切り:上映時間約2時間24分:制作ブエナ・ビスタ
主演ラッセル・クロウ:レネー・ゼルウィガー:監督製作ロン・ハワード監督

【「心で語り継がれる奇跡の実話」らしいよ】
 アメリカが希望を失った時代・伝説のボクサー・ジム・ブラドッグの物語。本年度アカデミー、最有力作品ってマジ?
見ようと思った動機
 円丈は「涙フェチ」だもん。

 とにかく年のせいか、涙もろくなって・・その上「涙フェチ」だから、そういう時にフェチは使わねえだろ。いいじゃないか?言葉ぐらい自由に使わせてくれ。
とにかく泣くの大好き。笑わせる商売だけど、泣く方がいい。だから円丈自作落語で泣かせるのものも多い。
  「シンデレラマン」のテレビ・CMを見てると有名人が出てきて「今度のは泣けるよ」みたいなコメントがあると・・もうどうしても見たくなる。こいつら金を貰って言ってるのか?それとも本気なのか?ワシがこの目で確かめて見ようと行った訳だね。果たして泣けるのか?

入った映画館  愛知県で午前中仕事をして午後2時に東京着、早い仕事だね。東京駅午後2時着、それで夜の寄席の間にぜひ見たいと有楽町へ、良く行く丸の内ピカデリーに行ったら、うまく時間が合わない。しかも完全1回制で途中からは見られない。そこで新宿に吹っ飛んで行って。
  新宿・ピカデリー1へ・・ここは途中からも入れる!そんじゃそれって入った訳。
払った金額  またまた見栄で1800円払ってしまった。いかん!いかん!

【ジャガリコを食べながら・・もうヒドイ貧乏で泣ける泣ける・・いいぞ!いいぞ!】
 映画館の売店で・・アイス・コーヒーとジャガリコを買ってそれ〜っ、館内!しかしステック状のじゃがりこって、静かな館内に結構響くんだよ。1.2本食って・・残りのじゃがりこは、次の休憩時間に食べることにした。
  開始15分後ぐらいで入った。
  主人公の元ボクサーは、貧乏のどん底!いいぞ、いいぞ、泣けそうだよ。こりゃいいや、寒い冬なのに電気代未納で電気を止められてしまう。3人の子供は、寒くて食うものもなくて。長男が肺炎になる。待ってました!肺炎大好き。泣ける、泣ける。いいぞ。いいぞ!貧乏バンザ〜〜イ!泣きが快調だ。もっと貧乏になれ〜〜〜っ!

  【後半・世界チャンピオンになってハッピー・・泣けねえよ】
 これで一体どうなるのか?更に貧乏で悲しくなるといいなあと思っていたら・・後半からボクシングで主人公が復帰する。これが強い。ドンドン勝って、ついには世界チャンピオンになってめでたし、めでたし!
  おいおい、それじゃ泣けないよ。おい、もっと泣かせろよ。まあ、これは実話だから、実際世界チャンピオンになったんだけど・・。なんか、前半と後半と違うぞ。前半は「貧乏どん底物語」で後半は「ボクサー出世物語」になってしまう。
  俺は貧乏物語の方が良かったな。どうもなんか、ちょっと違うじゃん。


【漫才の遊平かおり先生はあの映画はボクシング・シーンが長すぎるとおっしゃってたぞ】
 この映画を見たあと、寄席に行ったら、漫才の遊平、かおりさんがいて、「シンデレラマン」の話をしたらお二人とも「やっぱり後半のボクシングのシーンが長すぎる」と言っていたもん。「泣ける」を売りにするとヤッパそう思うよね。あの前半の貧乏ったらしいシーンを延ばして、後半のボクシング・シーンの大幅カットだよ。これでアカデミー賞の最有力作品って、そうかね?

【そして結論・・少しは泣けたけど泣き不足だ!!】
 まあ、正直、そんなに泣ける程ではなくほど良く泣ける程度だね。アカデミー賞の候補にはなりそうだけど・これでアカデミー賞って・うん。クエッション???だね。でも今寄席の真打昇進襲名口上「彼は落語界のシンデレラマンです」って言うと受けるから。まあ、それで合格ってコトにしとこうか?

【次回は韓国映画「私の中の頭の中の消しゴム」で大泣きするぞ!】
 もう次に見る泣き映画は決まっている。韓国映画「頭の中の消しゴム」だよ。韓国映画は泣かせのプロだね。この映画は若年性アルツハイマーに罹った女性とのラブ・ストーリーだ。しかも映画のコピーもいい。
 
 
彼女の記憶が消えるとき、愛までも消えてしまうのだろうか?
   すべての記憶の中で最後まで残ってるものが、
     あなたとの想い出でありますように 死より切ない別れがある。
    永久不滅のラブ・ストーリー 「私の中の頭の中の消しゴム」

  いいねえ。究極の悲しいラブ・ストーリーだね。もうコピーだけでも泣けるもん。この設定がいいね。韓国映画は泣かせのプロ。もう絶対見て、泣いてしかもそれを落語のネタにして儲ける。もう一石二鳥だね。絶対、見てやる!




(9)「STAR WARS」って結局SFの「フーテンの寅」なんだね
       監督総指揮ジョージ・ルーカス
            ・・・・・・05年7月9日
封切り



【途中トイレで40分ほど中断したが、その後普通に見れてしまう・・すげえ!】
見た映画
『エピソード3』吹き替え版
05年7月9日封切り:上映時間約2時間21分:制作ルーカス・フィルム
主演ユアン・マクレガー:監督総指揮ジョージ・ルーカス

【封切り前の宣伝攻勢はスゴかったね】
 しかし、今までの映画の中でこの「エピソード3」が、史上最大の映画イベント攻勢だったんじゃない。封切前に民放の名画劇場なんか、ほとんどが「スターウオーズ」を流してた。その他「スターウオーズ」がらみのイベント情報が目白押し。先日、タクシーに乗ったら座席にスターウオーズのキャラが入ったクレジット・カードの宣伝チラシがあった。そこまでやるか?正直、「エピ3」を見る前に日本中スターウオ−ズ漬け・・もう食傷気味だね。
見ようと思った動機
昔ゲーセンの「STAR WARS」3Dゲームが忘れらなくて!

 この「スターウオーズ」は、昔パソコン落語で「やかん」をやった時、実はご隠居がジェダイだったと言う設定にして・・どう言う設定だ?とにかく円丈のパソコン落語にも登場したのだ。そんな落語をやった時もあったからね。
  それとなんと言ってもゲーセンにあった3Dゲーム「STAR WARS」の動きの良さに驚いた。その当時はニ次元のシューテイング・ゲームの中で3Dでしかも臨場感溢れるこのゲームが好きだった。3Dは当時はまだ面で表現出来ないので線だけで構成された画面の3Dだったけど、そのスピードにびっくりした。まあ、そんなのが主な理由だね。

入った映画館 平日でも超満員と思ったら超ガラガラッ・・
  有楽町・みゆき座
払った金額  またまた見栄で1800円払ってしまった。いかん!いかん!

 思わぬアクシデンド続きだった「エピ3」鑑賞
【超満員と思ったら超ガラガラ・・】
 しかし、これだけ日本中スターウオーズ漬けだから、もう平日でも映画館は、超満員だろうと思って入り口で「座れますか?」と聞いたら「大丈夫です」と言われて中に入ると場内はガラガラ・・!これ10%の入り・・よりさらに少ない5%の入りじゃない?池袋演芸場の「どうしてこんなに客が来ないんだろう?」と言う日と同じぐらいの空席率。すると寄席はスゴイ客が入ってるんだ。今回見たのは「エピ3」吹き替え版。まあ、これが直ぐ入って見られる上映時間だったからね。それに「エピ3」は、それほど複雑な演技がある訳でもなし、吹き替え版で充分。それで有楽町・みゆき座に入る。

 【「エピ3」上映前に今までの全「STAR WARS」予告編一挙放映・・ウゼ〜〜え!】

 このみゆき座はキャパ300はないね。結構小さめ。なるべく臨場感を求めて3列目に座る。やがて予告編に続いて画面に「ルーカス・フィルム」のロゴがド〜〜〜ン!
「いよっ、待ってました。エピ3!」
と思ったら、なんと「STAR WARS」の以前の予告編。それが終わってまたルーカス・フィルムのロゴ!今度こそと思ったら・・・また以前の予告編!でまたルーカス・フィルムのロゴで以前の予告編・・これの繰り返し。結局「スターウオーズ」全予告編を一挙放映!7本ばかりこれでもかスターウオーズ攻撃だ!

  正直もう「スターウオーズ」にゲンナリした。いい加減にして欲しいな。俺金払ってんだぞ。しかもシニア割引で千円で見られるのに1800円も払って見てるんだ。やいルーカス!もう二度と見ねえぞ。ホント正直、いやんなったね。いやんなったところに「エピソード3」の上映!これって逆効果だよな!「過ぎたるは及ばざるが如し」ってコトワザをジョージ・ルーカスに教えてやりたい。オレをスタッフに加えろ。ホント見る前からどうでも良いみたいな投げやりな感じになってきた。
【予想通り過ぎる出来の「エピソード3」・・もう途中トイレに行っちゃた!】
 この「エピ3」もうどっから見ても、どう見ても「スターウオーズ」なんだ。正真正銘の「スターウオーズ」なんだ。だから「スターウオーズ」以上でも「スターウォーズ」以下でもない。
  だからなんなんだ?いや、だからそれを楽しいと思うかどうかで評価が分かれるね。あの「スターウオーズ」の世界が大好きな人間には、ホントおもしろい映画だけど、今までにないもう少し別な新鮮味を求める人間にはさしておもしろくないと思う。私はもうち〜〜いと新鮮味が欲しい方だから・・それほど面白くない。「エピ3」が、完結編と言ってるけど信用しない。このあときっと「これがホントの完結編」なんて作りそうだけど・・もう見ない。絶対見ない。あの予告編は失礼だ。

【画面がうるさ過ぎ・・還暦男には合わん】
  最初のシーンが、宇宙船の戦闘シーン。動きも良いし、迫力もある・・でもこれはまさに「スターウオーズ」の戦闘そのもの。別にどうってことはないんだよ。でもこのスターウオーズ戦闘シーンにハマッタ人にはたまらないだろうけど・・。還暦男には正直ウザイ!もっと落ち着いた静かな画面が欲しい。
  とにかく全シーンが派手!どこかの大都市の窓からの眺めは、いつも小型宇宙船が、車のように列をなしていつも飛んでるけど・・どう考えたってウソっぱち。全シーンが動的でダイナミックでガチャガチャしてる。でも映画でも落語でも「静」と「動」だよ。「静」があるから「動」が引き立つのに!全部「動」じゃ山場がないじゃないか?ルーカスさん私をスタッフに加えなさい。
 見ていて 「もっと静かなシーンはないのか?」と思ってしまう。悪く言えば全シーンが子供だましと言う感じがする。ストーリーは「エピ3」の予告編を見てるからスグ分る。いや、単純な筋なので多分何の情報もなくてもスートリーは充分分る。それで一時間ほど見てたらトイレに行きたくなった。普通は最後まで我慢するんだけど・・まあ、良いかって・・オシッコにいった!休憩、休憩!!
【トイレで15分・・帰ってきたらいきなり・トム・クルーズが出てる?うそ!】
 そして・・トイレに15分!長いじゃないか?そう長い。いやトイレで思わぬアクシデントが起こったのだ。えっ、なにがあった?言えん!死んでも言えん。もう恥かしくて言えん。まあ、なにがあったのかは、そのうちに高座とか、落語のマクラで話すかもしれないが、ここでは言えん!
  それで15分後に戻って画面を見たらなんとトム・クル−ズが出てる。「あれ、『エピ3』にトム・クルーズ?ヘンだぞ、しかも映画館が大きくなってる。あれ、トム・クルーズが宇宙船に吸い込まれていく。あれ、どうしたんだ?」
おい、これは 「エピ3」じゃなく、「宇宙戦争」だ!

【なんと間違えて隣のスカラ座に・・そこで急遽「宇宙戦争」を鑑賞!】
 なんとトイレから出て間違えて隣のスカラ座に入ってしまったのだ。スカラ座とみゆき座は同じ建物で繋がってるんだ。そこでトイレを出て間違って隣のスカラ座の「宇宙戦争」を見ていた訳だ。「宇宙戦争」はスピルバーグ!ジョージ・ルーカスVSスピルバーグのSF対決。なんだ、これ、「宇宙戦争」の方がおもしろいし、迫力があるじゃないか?
  ふ〜〜ん、まあ「エピ3」見るより、こっちの方が面白そうだから、ラストまで『宇宙戦争』を見よう。オレもいい加減だね。・・と思っていたら20分ほどで終了。なんだ、ラスト20分を見ただけか?しょうがない。じゃ、「エピ3」に戻ろう!・・しかしどういう映画の見方なんだ?
【40分ほど中断して「エピ3」を見たがなんの違和感もなし!】
 しかし、さすがに「スターウオーズ」はスゴイね。普通40分も映画を中断したら「えっ、これであれからどうなったの?」ってストーリーが分らなくなるもんだけど、もうなんの違和感もない、再び「エピ3」の世界の戻った。40分抜けてる部分を全く感じさせなかった。やっぱ「スターウオーズ」はスゴイねえ。

【結論!!「スターウオーズ」はSFの「フーテンの寅さん」なんだね】
 そして・・1時間後に映画は終わった。フ〜〜ッ、やれやれ・・おわった!これは、ヤッパSFの「フーテンの寅さん」だね。「寅さん」の第何話を見てもみんな「フーテンの寅」なんだ。この「スターウオーズ」もどこから見ても「スターウオーズ」なんだ。登場人物は決まってるし、テーマも決まってるし、そういう映画なんだ。でもまあ、「エピ3」プラス「宇宙戦争」15分を見れたから・・まあいいんじゃない。正直、「宇宙戦争」の方を主にみたかったなあ。でも「スターウオーズ」もう見ない。これでもか!スターウオーズ攻勢には反発しか感じない。バイバイ、スターウオーズ!



(8)客は入っていたけど・・そう、コレが?てな感じ
       ニコラス・ケイジ主演「ナショナル・トレジャー」
            ・・・・・・05年3月下旬 世界32カ国同時NO・1

 

【見てから更新まで時間が掛かるんでみんな古い映画になってしまう・・悲しい】
見た映画 05年3月19日(土)封切り:上映時間約2時間:制作ジェリー・ブラッカイマー
全米2004年11月公開: 主演ニコラス・ケイジ:監督ジョン・タートルトーブ

【映画のコピー】
全米では 2004年11月19日に封切られ、オープニング3日間興行収入で3,514万ドルをあげる空前のNO.1大ヒットを記録。これがキャリアを誇るニコラス・ケイジにとっても歴代NO.1のオープニング成績にあたるとか、天才歴史学者ベン・ゲイジをニコラス・ケイジが演ずるけど・・。
見ようと思った動機

 映画を見ようと思ってこの映画が、一番上映時間が直ぐだったから・・。もう毎回この理由ばっかりだね。でも今、入れ替え制の映画館が多くなったから。上映時間って大切なんだよね。
 
しかし入ってから気が付いた。そう言えばこの映画の予告編見た時に、あんまりおもしろそうじゃないと感じたのを・・入ってから思い出した。遅すぎだ!!そしてその予感は当った。参ったねえ。

入った映画館  有楽町・日劇3
払った金額  またまた見栄で1800円払ってしまった。いかん!いかん!

【予感は的中・・場内は平日なのにほぼ満員だけど・・ね】
 早い話、「インデイ・ジョーンズ」のアメリカ国内版みたいなもん。インディ・ジョーンズって荒唐無稽な宝探し。その舞台が、アメリカ国内の設定になるわけだ。
 しかしこの手の宝探しの荒唐無稽って言うのは、アフリカのとある場所で具体的に良く分らないとこで冒険と宝探しをするから面白い。それがアメリカで現代!予告編を見た時もそう。冒険活劇と言うより、アメリカの単なるアクション映画みたいなんだ。それを忘れて入場!参ったね。しかし場内は平日の昼なのにほぼ満員。
  もうあとはニコラス・ケイジのおもしろさに掛けるしかない!そう思ってみた。


【案の定・・平凡な映画・・ニコラスも平凡・・】
 この映画、まあ、それなりに作ってあるけど、これが宝探しと言う夢物語なんだ。ところがアメリカの現代が舞台だから、どうも夢物語にならない。やはり単なるアクション映画ってぽい。それなりに作ってあるけど「インディ・ジョーンズ」みたいに子供の頃に返って手に汗握るなんて感じは全然なし。
  それに全世界の宝が実はアメリカに集まってたなんて設定は、アメリカ人は喜ぶだろうけど、日本人のわしにはくそ面白くもなんともない。ウソっぽいだけ。
  そしてニコラス・ケイジが、なんと天才歴史学者で登場する。一体、どうニコラス・ケイジがそれを演じるのか?なんかミスマッチっぽいと思ったらけど・・・やっぱミス・マッチだった。あのニコラスの面白さが全然ない。真面目な天才学者で全然ヒョウキンなカケラもない。マジ100%のニコラス・ケイジってつまんねえよ。客は入っていたけど、一体どう思ったのかね?金も掛かってけど・・。平凡な出来の一言。
【そして結論・・はずれは普通だね・・】

 まあ、映画でも野球でも寄席でもサッカーでも良いのは、6回に1回だね!それでホントに良いのは、更にその6回に1回。つまり36回に1回、ホントにいい映画に当るぐらいだ。

  まあ、こんなもん。この映画が悪いんじゃない。予告編の印象を忘れて・・入ってしまった私が馬鹿だったというコトだけだね。

【画像:映画館の前にあった。見つかった財宝・・これで48億円の価値とか・・・?】



(7)全然期待してなかったけどすんごイ〜〜〜イ!
           ミュージカル映画「オペラ座の怪人」・・05年3月上旬


見た映画 ミュージカル映画「オオペラ座の怪人」: 配給いろいろ・(05年1月15日公開)
上映時間2時間23分:2004年アメリカ映画
主演ファントム役・ジェラルド・バトラー:クリスティーヌ役エミー・ロッサム:
制作・作曲・脚本アンドリュー・ロイド=ウエーバー 監督脚本ジョエル・エリソン

【映画のコピー】
「あなたの声で私の花が開きはじめる。・・彼の声は私の心を満たした・・そして音楽が私の心にあふれた・・私の魂はたちまちその音楽に包まれて高く舞い上がった・・」600円で買ったプログラムにそう書いてあった。
見ようと思った動機  上映時間が、すぐだったから!日比谷、有楽町の映画館は、最近、完全座席指定入れ替え制なんだ。そこでこの頃は、行って一番上映時間が早いのを見るようになった。正直、なんでも良かった。
 ◎でも「オペラの怪人」なんて今まで良くあったし、ひいて見たくなかった。
 ◎それにミュージカル自体それほど好きじゃない。
 まあ、しょうがないから入ったというところだね。
入った映画館 日劇1・・とにかく映画は日比谷、有楽町あたりで見ることにした。ここは今まで何回は来てるね。なかなか大きくて立派な劇場だね。
払った金額 1800円・・また1800円払ってしまった。いかん。シニア割引で千円で見られるのに1800円払ってしまった。ヘンな見栄だ。いかん。経済感覚の鋭い名古屋生まれの私が反省。


【げっ、平日の昼なのになんで若い女性が多いの?】
 平日の昼なのに結構若い女性が多い。なんで?そこで気が付いた。そうかこの「オペラ座の怪人」はスリラー映画じゃなく。ファントムとクリスティーヌの悲しいラブ・ストーリーのミュージカル映画なんだ。そう言うこれの予告編を何度もみたよな。それで女性が多いのか?
この映画は全世界で公演されてる「オペラ座の怪人」の映画版のようだ。大体、ミュージカルってそれほど好きじゃない。なんか場違いなとこに来ちゃったのかも知れない。参ったな!

 【すげえぞ!シナリオ、音楽、全部イ〜〜〜イ!】
 しかし映画が始まるとそう言う不安は吹き飛んだ。まず映画は、廃館になったオペラ座の備品のセリのシーンからあのオペラ座全盛時代にス〜ッ入って行く手法は非凡だね。イイねえ。これを見ただけでオッこの映画やるじゃないか?と思わせる。

  しかも「オペラ座の怪人」の音楽がイ〜〜〜イねえ。素晴らしい。最近、J-POPに凝ってるせいもあるのかもしれないけど。今回の映画バージョンでは、前半の方の怪人とクリステーヌの出会いの歌のシーンが追加された。しかしこの歌「ふたりで闇の世界へ・・」なんて歌は、ゾクゾクッとするね。もうたまんないね。キミ!「オペラ座の怪人」DVDででたら必ず見なさい。損はしない。

【画像:スンゲエ良かったんで600円のプログラムを買っちまった。イカッタな〜あ】
【ファントム役のジェラルド・バトラーがセクシーだ】
 しかもファントム役のジェラルド・バトラーは、実に声の容姿もセクシーだね。私が18歳の小娘ならファントムにクラッと来るね。何言ってんだ。60のじいさんが?そうなんだけどそう思わせるほど、ジェラルド・バトラーは光っていた。逆にクリステーヌの恋人役のラウル役のパトリック・ウイルソンが、全然光らなかった。いや、ホントは結構いいんだけど、ファントムの魅力の前に消し飛んでしまった感じだね。
  でも悪いしかも相手役クリスティーヌのエミー・ロッサムも良い。しかしこの子が、18才と言うの知ってまた驚いた。今、日本人の18才でこれだけ存在感ある演技ができるのか?かなり疑問だね。


【いや「オペラ座の怪人」はスゴイ】
 映画は2時間半ほどあって、一部やや退屈な部分もあったけど、2時間半全て飽きさせないなんて無理。とにかく映画を見ながら、もう1回この後、見ようかと言う誘惑に何度もかられた。よかったね。もうDVDが出たら絶対買うね。これは何度も聴きたくなる映画。今までこのコーナーで見た中ではこれがイチオシだ。

【結論・・・1800円だしても2000円出しても惜しくない】
 とにかくいい。最高。180円の価値は充分ある。合格だ。




(6)気持ちが落ち込みなんとなく泣きたくなったので
                 超ド級感動映画「ネバー・ランド」

見た映画 アカデミー賞四部門ノミネート「ネバーランド」: 配給東芝エンターティメント・(05年1月15日公開) 上映時間1時間40分:2004年イギリス・アメリカ映画
主演ジョニー・デップ:監督マーク・フォースター

【映画のコピー】
ピーター・パンの物語は悲しみを乗り越えるため生まれた・たくさんの透き通った涙を夢と希望に変えて・・。「ピーター!そこは夢が叶うばしょなんだ。信じれば必ず行ける」
見ようと思った動機 ・・なんでも良かった。ただ気分が沈んでいた。そこで泣けそうなアカデミー賞四部門なんたらとか書いてあった・・当然受賞かと思ったら、映画館に入ってから、良く見ると四部門トは「アイ・ロボット」を見たかったが、いったら予告編で気に入ってた「ヴィレッジ」を見る。
入った映画館 日比谷映画・・1月20日前後・・正確には忘れた・デジカメも忘れた・・やっぱ、気分が沈んででいたんだね。しかし、日比谷にある映画館にしては、館内があまりきれいじゃないね。ごく普通と言うか、なんか場末の盛り場で見てるような感じだった。そのうちに館内の内装工事をして欲しいなあ。だって日比谷映画だよ。毎回、銀座や日比谷で見てるけど・・ここが一番、普通の館内だったね。
払った金額 1800円・・いやあ、もう保険証を見せれば還暦だからシニア割引で千円で見られる。しかもチャンと保険証を持っていたけど、なぜか見せたくなくて1800円払ってしまった。これってヘンな見栄だね。でも次回からは絶対シニア割引の1000円で見よう。

【涙をぼろぼろ流しながら見終って・・・「ダメだ、こりゃ」と思った・・なんだ。そりゃ?】
 こ現在の円丈は、もうメチャンコ泣き虫なのだ。30代の円丈の1000倍は泣くね。だから円丈が泣くことは、さほどの意味はないんだ。良く泣いたね。
【あらすじ】
 劇作家ジェームズ・マシュー・バリが,舞台劇「ピーターパン」を産み出すきっかけとなったデイヴィス家との交流を繊細に静かに気持ち良く描いた人間ドラマ。

【なぜ、ボロボロ泣いてイイ評価ではないのか?】
 この映画評をネットで見たけど概して評判がいい。私が涙を流してこの映画を見たって。そんなにこの映画の採点は高くない。円丈だって悲しい噺は、結構作ってるし、どうやれば客が泣くかなんてチャンと知ってる。その私から見るとこの映画の泣かせ方は、もう
ミエミエのバレバレだよ。正直、もっとナチュラルな泣きを自然な涙を期待した。正直、期待はずれだった!

【狙いすぎの欲張り過ぎのベタベタ過ぎだ】
  まずテーマが欲張り過ぎだ。デイヴィス家の子供たちとの交流を中心にピーターとの話に絞ればもっとすっきりしたのに。それをデイヴィス夫人と主人公との密かな想いの恋があり、しかもその結果主人公の妻との離婚。つまり大人の愛と子供の愛が入り混じってる。ラブ・ロマンスと子供との友情の2本立て。そりゃ欲張り過ぎぜ。それに子供達との交流シーンが、なんかデイズニーっぽい。これもイヤだね。

  しかもラストで死ぬ間際、デイヴィス夫人が、「“ネバーランド”を見てみたい」と言うんだ。病院で「ネバーランド」の芝居を演じさせてドアを開けると庭には「ネバーランド」が広がってる。さあ、みなさん!泣きましょうって志向なんだよ。おいおい、あざといよ、そんなベタベタの泣かせ技を使うのかよ。狙いすぎだよ。いやだね。しかも許せないのは、そんなの分かっていながら泣いてしまった泣き虫円丈が、いやだ。ホントの涙なんて淡々とストリーが進行して、もう絶対泣くしかない状況でドーッと泣かせるのだ。それがハードな泣かせ方なのだ。ベタベタの涙はいらない。ただピーター役のあの神経質で抱くと壊れそうな男の子の演技と言うか、存在自体が良かったね。

【結論・・泣かせるならハードに泣かせて】
 正直、これだけ泣かせることを狙った映画はいやだね。 見終わったあと、コテコテのギャグで食傷気味になったような感じだった。泣きはハードな涙でなければいけない。


(5)これでもかの5段オチにもう食傷気味に
       ラブ・アクション・スリラー・コメデイ「僕の彼女を紹介します」

見た映画 配給東芝エンターティメント・(04年12月11日公開)
上映時間約2時間:制作2004年韓国映画:配給ワーナー・ブラザーズ
主演チョン・ジヒョン:チャン・ヒョク:監督クァク・ジェヨン

【映画のコピー】
『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン監督とチョン・ジヒョンが再び組んだ。日本人の恋人たちに再び贈るラブ・ストーリー。
見ようと思った動機 横浜に仕事で行き、時間が出来てついでにみた。丁度、上映時間が合い入った。特にこの映画がみたいからではなかった。単なる偶然。
入った映画館  横浜・相鉄ムービル
払った金額 還暦でついに千円で見たぞ!

【もうこれでもかオチには参ったね】
 
とにかく映画でもなんでも欲張っちゃダメだね。この韓国映画は、基本的にはラブ・コメディなんだ。しかもかなりベタベタなギャグのラブ・コメデイなんだ!だからそれだけでいいのに。主人公のギョンジン女警官は、戦うのが好きだからアクション・ラブ・コメディなんだよ。更にギョンジンが死に掛かったり、恋人が死んだりして、更に欲張ってなんと涙まで狙ってるんだ。
  だから涙のアクション・ラブ・コメディになる。これだけだって充分欲張り過ぎなのに。その上、怪奇的なスリラーまでも狙ってる。だから涙のアクション・ラブ・スリラー・コメディになる。これ聞いただけでもいかに欲張った映画か分かるよね。

【しかも更に5段オチの映画・・サービスし過ぎだよ】
この映画、1時間も過ぎるとなんとなくストリーも読めて来て、もうどうでも良くなって、早く終らせててな感じになる。ところが、欲張りなのはテーマだけじゃない。ストーリーまで欲張りなんだ。あっ、これで終わりだな・・・と思うとストーリーは更に続くんだ。落語で言うとオチのあとでまだ噺が続くみたいなもんだよ。それで我慢してると・・おっ、今度こそ、終わりだと思うと・・・・・えっ、まだあるの?ウソ!・・更に映画は続き・・なるほど、もうなって終わりか・・・・なにまだ、まだある?もういいよ。終って・・・それでこうなるのか?・・・ギエッ、まだやるのかよ。・・なんて映画の5段オチみたいな映画だね。落語だってオチの後にまだ続いて5回オチを言ったら、お客さんだって怒るよね。そうなんだ。そういう映画だったね。で見終わった感想・・ただ長くて疲れたね。まあ、そう言う意味で見ごたえだけはあった。


【そして結論】
 一言、過ぎたるは及ばざるが如し映画。こんな疲れる映画は二度と見ないぞ。韓国映画も評価を変えないといけないな。

(4)予告編でスンゴン見たくなった映画
     スリラーの天才M・ナイト・シャラマン監督の「ヴィレッジ」

見た映画 全米NO.1ヒット。「ヴィレッジ」: 配給Feature films・(04年9月11日公開) 上映時間2時間13分
叙述スリラー映画「ヴィレッジ」 M・ナイト・シャラマン(監督、製作、台本)
主演ブライス・ダラス・ハワード、恋人役ホアキン・フェニックス他
見ようと思った動機 ホントは「アイ・ロボット」を見たかったが、いったら予告編で気に入ってた「ヴィレッジ」を見る。
入った映画館 有楽町日劇3・・10月7日
払った金額 1800円

【「決してあの森の中に入ってはならない」と言われるとどうしても入りたくなるものだ】
 この映画の予告編で「決して禁断の森に入ってはならない」という設定にすでに魅せられていたね。「決して・・してはならない」と言う設定には誰もが魅せられてしまう。だから「決して落語だけは聞いてはいけない」と言うとみんな落語を聞くね。「特に円丈の落語だけは絶対、聞いてはならない」と言えば、円丈はブレークする。うん、そうしよう。
  なにやら秘密っぽいこの映画をとにかく見たくなって入った。
【あらすじ】
 あらすじと言ってもスリラー映画だから、設定だけ書くと19世紀末のアメリカ、60人だけの閉ざされた村があってその周りに森には謎の住民が棲んでいて、決してお互いのエリアを犯さないと言う暗黙の取り決めあった。・・それが・・なんと・・ナニ・・うん・・それで・・だから・・みたいなストーリーで最後の大ドンデン返しでギョエ〜〜〜ッとさせるのが製作者の意図、まあ、こんなあらすじ。えっ、分かんない。じゃ金払って見て、結構おもしろいよ。

【考えていたのと全然違うストーリーだった】
 いやいや、この映画は、森に棲む謎の住民たちと最後は戦いになるのかと思って見ていたら、ゼ〜ンゼン見当違い。この叙述スリラーのM・ナイト・シャラマン監督映画って初めて見たのでとんだ見当違いだったね。スリラー映画だから謎解きになって行く訳だけど・・見終わってなるほどとは思った。
(物語を進行させるラブ・ストーリーが素晴らしい)
 シャラマン監督の謎解きもスゴイけど・・正直、今時、そんなビックリする謎解きなんて存在しないよね。それなりには納得するけど、それより、彼の人間描写がホント素晴らしい。閉ざされた村の中で盲目の女アイヴィと寡黙な男ルシアスの恋を中心にストーリーが進行していく。
(盲目の女アイヴィの言葉・・)
 アイヴィは、ルシアスに言う「私が倒れそうなった時、あなたが手で受け止めてくれると思ったけど、手を差し出してくれなかった。その瞬間、あなたが愛してると確信したの。だって愛を隠そうとする者は、決して手出さないものよ」
つまり、愛を隠そうとする者は愛する人に決して手を差し出さない。なるほどねえ。隠す必要のない今の日本ではともかく、世界の多くの国では、こうしているんだろうね。
(手を差出さない応用編)
 この映画のアイヴィの父エドワードとルシアスの母アリスも互いに密かに思いを寄せている。父エドワードはパーティでみんなと握手をするのだが、ルシアスの母アリスだけには手を差し出さない。密かに手を握りたがったアリスのはかない望みは絶たれる。
  そしてアリスの家に謝罪に来たエドワード。ふたりの顔の距離はもう10cm。密かに口付けを期待するアリス。だがエドワードは、手を差し出すこともなく帰ってく。この辺の描写がスゴイねえ。謎解きなんてどうでも良いから愛の物語で行って欲しかったね。


【・・でもいい映画ね】
 これは基本的にスリラー映画で謎解きがメインだから、どっか設定に無理は出てくる。愛によってストーリーが進行するけど、設定の方が最優先されて、ストーリーが脇へ押しやられる。だからベストな筋じゃなくなる。ラストの方で盲目の女アイヴィは、一人で森を抜けるけど、座頭市じゃないんだから、そりゃチョイ無理っぽいだろうって感じがする。でもスリラー映画だからしょうがないやね。でもこの監督はスゴイ才能があるね。彼の映画を今回初めて見たって言う私は情けない!このシャラマン監督は「サイン」の台本を書いた時に脚本料1000万ドル以上とか、これって10億円だよ。おいおい、おれ、100分の1で書くから書かしてくれないかな。
  この監督にスリラーじゃなく普通の人間ドラマの脚本を書かせたいな。きっとスンゴイ感動映画を創りそうだね。その方は、向いてるんじゃない。21世紀のヒチコックになるより、感動大作の監督になって欲しいなあ。
【採点:入場料1800円のところ・・1800円】
 なんだかんだ書いたけど、結構よかった。素晴らしい!大体、スリラー映画って観客をだますためのもん。最後のサゲでなるほどと思うけど、外に出て「んな訳ねえだろ!」と思うもので・・この映画もそう。でもそれが、スリラ−映画の宿命だもんね。
入場料1800円以上価値だと?だけど、1800円の価値はある。初めての+-ゼロ!良かった、良かった。



 

(3)見る前のイメージ通りの映画だった
     怪物退治、これでもかアクション映画「ヴァン・ヘルシング」9月8日公開


見た映画 ユニバーサル映画史上世界興行収入NO.1!!オープニング3日間「ヴァン・ヘルシング」: 配給ユニバーサル映画・(04年9月8日より公開) 上映時間2時間13分
ニューヒーロー冒険映画 主役ヒュー・ジャックマン、アナ王女ケイト・ベッキンセール。
監督、製作、台本ステーブン・ソマーズ
見ようと思った動機 たまたま上映時間がこれからだったから、ホントは「アイ・ロボット」を見たかった。
入った映画館 日比谷スカラ座1・・10月6日
払った金額 1800円


【正直、あんまり見る気がなかった・・イメージ通りの映画】
 映画を見る時は全く成り行き任せ。それほど決めずにいって映画館街に行って適当に見る。しかも有楽町あたりの映画館は、平日でも座席指定だから、結構面倒。だからその日の上映時間が合えば「アイ・ロボット」を見ようと思って、とりあえず日比谷の劇場街へ。たまたまスカラ座1のモンスター退治映画「ヴァン・ヘルシング」の上映時間がピッタリ。ほんじゃと入った訳。

【こんな映画であら筋】
19世紀ヨーロッパ、モンスターハンティングのヴァン・ヘルシング。ローマ・ヴァチカンにある秘密組織の命を受けて怪物伝説のあるトランシルバニアへ旅立つ。代々ドラキュラを倒す一族アナ王女と出会い、ドラキュラとの戦い。

【イメージ通りの映画でイメージ通りの評価】
 正直、PRGゲームを散々やってきた私に取って、CG加工しまくった映画って、当たり前過ぎて、さほどおもしろくはない。
( 予想1:息もつかせぬ展開)
 全くその通りの展開で、息がつげない。ゼンゼン息が継げない。もう見てて息をつきたくなる。だんだん疲れてくる。コラ!少しは息をつかせろ!
(予測2:アクションの連続)
 ほんとアクションの連続でしかも激しいカメラ・ワークで画面が激しく動き、頭痛くなる。こう言う画像は若い内だね。半分ぐらいは静かなカメラ・ワークにして!できれば歌舞伎の所作ぐらいのスピードでアクションをしてくれればついて行けたけど。
(予測3:3D動画、ハメ込み画像は全然おもしろくねえ)
 3D画像なんてゲームで散々やってたから今更興味ないね。CG処理した画面より、この頃はリアリティあるアクションの方がはるかにおもしろく感じる。最初のジキル博士と戦う場面、このジキルが、3D画像だけど、つまんない。いくら画像処理が発達したって現実にあるものとは違和感がある。それならセコク縫いぐるみの方がいい。
(予測4:添え物のラブ・ロマンス)
 アクション映画には添え物的にラブ・ロマンスがあり、この映画もあるけど、添え物過ぎ!もう少しキチッと描いて欲しい。それにドラキュラの悲しみなんかも少し描いてくれる良かったけどね。とにかくあんなにアクションの連続じゃ疲れる。せめて美しいロマンスを入れてホッとしたかった。


 【結論・・サービスし過ぎ映画】
 この映画、確かに息もつかせぬモンスター退治だが、正直、サービスしすぎ、あそこまで激しいカメラワークのアクションの連続だといやんなる。そりゃ飽きることはないけど、この映画の興行成績が、最初の3日間の売り上げが、過去のユニバーサルの最高だそうだ。しかし、3日間最高でそのあとはどうだったんだろうね。ジリ貧だったとか?子供は喜ぶかも知れないけど、ノーサンキュウだね。全編が山場で結局山場がなくなったと言う映画だね。
  あ〜〜あ、また外れてしまったなあ。看板に「世界が震撼!」とあったが、世界が震撼しても私は震撼しなかった。震撼させて!!!
 【評価:1800円のところ・1000円】
◎次回、ここの映画館で上映するジョニー・デップ主演の「シークレット・ウインドウ」を見るぞ!
知的でタフなイメージのジョニー・デップいいな、好きだ。



(2)悩むヒーロー「スパイダーマン2」を観る
       やっぱ、スーパーヒーローは悩んじゃダメ!・・8月20日前後見る

見た映画 悩むスーパーヒーロー「スパイダーマン2」: 配給 : ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(04年7月10日より公開)
見ようと思った動機 前回見損なった『スパイダーマン2』を見ようと思って見る。
入った映画館 有楽町日劇1・・8月20日前後
払った金額 1800円


【ロードショー鑑賞の方針転換・・映画は銀座近くの大映画館で見る!】
 この頃、足立区民の私も映画は銀座で観ることにした。小さな場末の映画館で見てもウジウジしそうなる。観るならドンと銀座まで出て、日比谷か有楽町あたりの大きな映画館で観る!そう決めた。そして帰りには銀座のショーウインドを覗いて「ああ、このスーツはいいな」と見て、なにも買わずに帰ってくる。これが一番!この日は前回見損なった「スパイダーマン2」を見ることにした。入ったのがNITIGEKI PLEXの日劇1だ。キレイな映画館は入っても気持ちが良い。
  客席に上がる階段には、天井から煙りの幕が降りていてそこになにやら画像が映し出される。やっぱ、銀座の映画館は違うわ、スンゴンな〜〜あ。とスッカリ田舎モン気分を満喫したのでありました。(円丈)

【煙りの幕に映写だよ。文明開化だな。やっぱ銀座は違う。足立にゃねえもん】


【テーマ・あらすじ・・恋を取るか?仕事を取るか?だろうね】
 スパイダーマンには、お互い密かに好き合っている舞台女優がいて招待券が送られてきたが、劇場に向かう途中に強盗に遭遇したり、なにやかやでスパイダーマンとして大活躍。しかしそのお陰で劇場に行くのが遅れて、彼女に嫌われてしまう。そして恋とスパイダーマンの狭間で悩み、彼は、スパイダーマンの変身衣装を捨ててしまう・・。果たしどうなるスパイダーマン2!・・・となる。でもまあ、題名からして「スパイダーマン2」だからね。これでスパイダーマンをやめて恋愛映画になったら・・金返せ!となる。
  結局、彼は、スパイダーマンに戻り、悪者をやっつけてめでたし、めでたい!となる。多分、こんな筋だった筈、もう見て20日程たって、殆ど忘れちゃった。こんな感じの映画だったね。



【悩むヒーローってどうなの?「スパイダーマン2」】
 正直、この映画を見るまでは、私も結構悩むタイプだし、悩むスーパーヒーローっていいじゃん。おもしろいじゃん!と思ってた・・・そこで今回はキチンと『スパイダーマン2」を最初から観た。そしてこの映画を見終った時、意見が180度変った。

【見終わって・・スーパーヒーローは悩んじゃダメ!】
 ホント悩むスーパーヒーローってダメ!ちっともおもしろくない。「スパイダーマン」ってアクション映画なんだ。その主役が、アクションもせずに悩んで恋愛してたら「恋愛映画」になっちゃう。
  それでこの「スパイダーマン2」では、恋愛映画とアクション映画のおいしいとこ取りを狙ったようだ。アクション映画だけど恋愛映画。恋愛映画だけどアクション映画!どっちなんだよ?
どっちなんだ?
  これなんだ。この外人の映画監督は日本のとこわざ“ニ頭追う者、一頭も得ず”と言うのを知らないんだね。結局、どっちつかずのどっもどっちになってしまった。まずこのことわざを覚えてからこの映画を作ると良かったね。

【ホント1800円の価値あるの?・・みんな中途半端だったからこれも千円だな!】
 どうもそれにどこまでも中途半端な感じがしておもしろくなかった。
 ◎悩みヒーロー、絶対ダメ。もし「ゴルゴ13」が、暗殺する度に「ホントに殺してよかったのか?」なんて悩まれたら観客はたまらない。「じゃ、ゴルゴやめろよ」となる。ヒーローは、決して悩まないのが。観てて安心できる。
  ◎悪役が中途半端なんだ。少し狂信的な科学者だけど彼の心の奥底には少し良心が残ってる。そういう中途半端な悪役嫌い!それじゃどこまでその悪人を憎んでいいのか?どの程度憎めばいいのか?分からない。悪人はトコトン悪人がいいなあ。
  ◎恋人役の女優が、どうもイヤ!これは好みの問題だけどね。美人ならもっと美人でいいのに・これも中途半端に美人なんだ。

【消化不良になる映画だ!】
 どうも全てが消化不良で終った映画だね。私も新作落語を作る時、アイディア、構想が「これはスゴイ」と作ってみて、理論と実践は違うなあってコトはよくある。その手の映画だね。でもこの監督は、才能はあるんじゃないのかね。次回は期待している。しかし夏休みとあって小学生の子もいたけどきっとスッキリしなかったと思うね。


【普通に見た場合の価値・・1000円だね】

(注)2回共外れだけど、しかしこれだと6月末に観た「トロイ」は良かった。あれは1800円の価値があった。ギリシャ時代のトロイを舞台にした戦争映画だけど、なかなか良かった。でも少し古いんでもう書かないけどね。

 


 

(1)韓国・号泣ホラー映画『箪笥』
     2回も見たけど良く分からなくて恐い〜〜〜よ・・・04年7月末見る

見た映画 号泣する韓国ホラー映画『箪笥』:原題: 2003年、韓国:薔花、紅蓮 / A TALE OF TWO SISTERS (04年7月24日より公開)
見ようと思った動機 ホントは『スパイダーマン2』を見ようと思ったけど、その上映館がミニ・シアター。「スパイダーマン2」ならもっと大画面の劇場で見ようとブラブラあるいて『箪笥』に遭遇!
入った映画館 不忍池のそばの上野スタームービー。座席数:百数十の小さな館
最初から見た? 上映から20分ほど経ったとこからラスト〜2回目のラストまで・・約2回分
恐がり屋さん? 全然恐がりじゃない。ビックリはするけど恐がらない。ここ10年、恐かった体験なし!
払った金額 1800円



【映画館に入るまで・・『スパイダーマン2』をやめて〜え、『箪笥』にGO!】
 悩むヒーローの『スパイダーマン2』は見ようと映画館に行ったら、その映画館の座席数100チョイでスクリーンの幅が3mとか、アクション映画を小さなスクリーンで見るのはどうもおもしろくない!とやめてブラブラあるいて不忍池沿いにある上野スタームービーの看板に「スピルバークが、史上最高額でリメイク権を獲得した韓国ホラー映画『箪笥』(たんす)!」と看板が出てる。スピルバーグ?韓国映画?じゃ見てみよう!と入った。多分、「スピルバーグ」って書いてなかったら入らなかったね。見ると上映20分過ぎてるけど・・・・面倒だ。入っちゃえ!


【テーマ・あらすじ】
 韓国に昔から伝わる幽霊話で継母が娘2人をいじめ殺してしまい・・そのリメイク版らしい。父に連れられて郊外の家へやってきた姉妹スミとスヨン。父の再婚相手のウンジュが出迎えるがどこかぎこちない。やがてスヨンのことでいがみ合うスミとウンジュ。スミは、ウンジュがスヨンを苛めているとしてスヨンをかばうのだが… 。

 

【1回目:俺はボケたの?『箪笥』がサッパリ分からない・・・】
 館内に入って思い出した。ここで昔、『エイリアン』を見た。その時も「こう言う映画はこんな小さな館じゃなくデカイ映画館だと迫力があるのになあ」と思いながら見てすんげえ恐かった!・・で『箪笥』の方はどうなの?入って30分ぐらい恐い。結構恐いよと思ったけど・・・音でびっくりさせられてるだけなんだ。突然デカイ音で「ワッ!」なんて驚くだけなんだ。
  でもこんなんで恐いのなら寄席やる怪談噺の方がもっと恐いよ。なにしろ、前座がお化けになって客席のうしろからそっと客の襟首にタラッと水を垂らしたりするんだから。そりゃあ、ビックリするよ。もっとも最近はこう言う恐がらせ方をすると後でクレームが付くからやらないけどね。
  まあ、入って30分ほどは音でビックリして恐いけど。その後、ドンドン恐くなるのかと思ったら、そうでもないんだね。正直、ストーリーが良く理解できない。
  姉のスミの精神状態がおかしくて、継母ウンジュも精神状態がおかしい。更に途中で訊ねて継母の弟の嫁は、食事中にひっくり返って痙攣するわ、・・・訳が分からないよ。
前半の15分ぐらい見損なっただけだけどラストまで見て・・分からん!幻覚と現実が入り混じっていて、サッパリ、分からん。号泣ホラーらしいけど、どこで号泣すればいいの?ストーリーを理解しようと思うので手一杯。号泣マークでも付けてくれると泣いたのに。いやいや、おれは年を取ってバカになってしまったらしい!ワ〜〜〜イ、タイヘンだぞ。



【2回目:ラストまで見た・・やっぱりわからん!】
  どうにも作品が分からないので、もう1回、最初からラストまで見る。
  その結果!やっぱり良く分からん。どうもこの監督、分からせるように映画を作ってない。わからせないように製作してるね。少しボケ掛かって来た私が見るには、超むずかしい映画だね。大昔の映画でヒチコックの『サイコ』を思い出した。アレは二重人格だったけど少し雰囲気が似てる。
  どうもこの映画の監督は、客をだますのに喜びを感じてるんじゃないの?妹スミンは、姉と一緒に登場するけど、これが全て姉スミの幻覚だったんだよ。それを客は現実だと思って映画の3分の2見せられんだもん。わかんねえよ。こりゃ!しかも最初のシーンが、ラストのシーンでラスト・ギリギリで見るシーンが一番最初に起こったシーンだったんだ。

  それにしても分からない。落語のサゲで廻りオチと言うのがある。同じストーリーを何度もグルグル無限ループすると言うオチだけど、もしかして、それかも知れないと思ったほどだね。つまり精神病院と自宅を無限に入退院を繰り返すストーリーかと先読みしてしまったぐらい。まあ、違ったけど。とにかくわからない映画だね。狐につままれたようだと良く言うけどこの映画は、姉スミにつままれた映画だね。
  泣かせるホラーらしいけど、こんなのストーリーを追うのに手一杯で泣いてるヒマなんかないよ。あと看板にある二人の姉妹が血の付いたドレスでの家族写真!あれが本編には全くない。どうせ幻想と幻覚だらけの映画なんだから、あの家族写真を入れて欲しかったね。しかしスピルバーグがこれをどうリメイクするのか?姉スミは実はE・Tだったとか・・そんなことはないよな。



【ホント1800円の価値あるの?・・・・・1回目からラストまで4.5回見れば元は取れる】
  作品的な質や、映像は、合格ライン行ってると思うけど、みずみずしい映像美のようなものはなかったね。カップルで行ってキャアキャア抱きついて恐がれると言うほど恐くはないし、泣くためには1回見て泣けるほどやさしい作品じゃないし。ホントに泣こうと思ったらコンビニでオニギリ買って1回目から最終回まで見れば最終回あたりで号泣できるかも知れない。

  そうでなければ正直ロード・ショーとしてあまり勧められない。レンタルで見るんならいいんじゃないのかね。
ただ私自身は2回も「なんじゃこりゃ?」と言って観て円丈なりの楽しみ方が出来た。悩みながら楽しめた。そう言うヘソ曲がり人間や、探究心旺盛な人間にはお奨め。そのほかの人には勧めない。

  【普通に見た場合の価値・・1000円だね】



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