帰って来た円丈秘蔵ゲ−ム

  

幻のカセットテ−プ版ゲ−ム達

          
 まずパソコン市販ソフトの媒体は、フロッピ−ディスクになる前。 それはカセットテ−プ版だった!テ−プレコ−ダ−にテ−プを入れ、 「ぴ〜〜ひゃらひゃらひゃら〜〜」なんてロ−ドさせる。のんきなもんだぜ! しかし当時はこれを”デ−タ−レ−コ−ダ−”と言った。なにがデ−タ−レコ−ダ−だ。 カセットテ−プと言え!大体1本のゲ−ムをロ−ドするのに7−8分かかった。 もうゲ−ムの旧石器時代だった。 このコ−ナ−では、そんな懐かしのカセット版ゲ−ムを紹介する。
さあ、頭を16年前にバックギヤ−!
            
三 遊 亭 円 丈

 

これが初期のRPG『クフ王の秘密』
      
発売元コ−エ−。1983年? 4500円

   

 タイトル表示だけでタップリ3分!

 シュミレ−ション.ゲ−ムの「信長の野望」や「三国志」で有名なあのコ−エ−さんの出した初期の初期のロ−ルプレイング.ゲ-ム。なんとプログラムがBASICで書かれてる。しかもゲ−ムをロ−ドするといきなり「タイトル ヲ ミマスカ?」カタカナで聞いて来る。(初期の頃のパソコンは、ひらがなすら表示できなかった。情けないよう!グスン!)

「y」を入力するとタイトル書くのに3分かかる。信じられる?タイトルだけで3分だよ!なんせ、BESICで書くから遅いのなんの。でも最初の頃、市販ゲ−ムもBESICが多かった。それでゲ−ムをするんだけど。もう前進も後退もコマンド入力だよ!信じられる?RPGなんて良く知らなかったから、5.6歩歩くとヘビに噛まれて死んじゃう。もう10歩以上移動できなかった。早い話、このヘビと戦うんだね。それも知らなかったから、死んじゃった訳。さあ、一体、どんあゲ−ムだったんでしょう!

    「偉大なりコ−エ−の社長と奥さん」

  そりゃ、どう言うコ−ナ−だ?このコ−エ−さん。社長も偉いが、奥さんは、もっと偉い。なんでも昔、社長が失業した時。普通は
「アンタ、ぶらぶらしてないで早く仕事でも探してきなさい!」
と亭主を急き立てるもんだが、コ−エ−の奥さんは違った。
「これでしばらく遊んでいたら!」

 なんとパソコンを3台買い与えた。偉い!
それでガチャガチャいじっている内にゲ−ムを作ってしまった。それがコ−エ−の出発点になった、立派だ。奥さんが、いなければコ−エ−そのものがなかった。それに社長も凄い!何しろあの『信長の野望』のシュミレ−ション.システムは、殆ど社長オリジナルのシステムなんだ。これはタイヘンなこと。私自身PRGを製作したことがあるから判るけど、オリジナルなシステムを作ることが、どれだけ大変なのか良く知ってる。凄いことだ。
 まあ公式に信長シリ−ズは、渋沢某なる人物が作者になっているが、作者は社長に決まっている。悔しかったら渋沢某でてこ−い!!ほらあ、どこにもいなんじゃないか!(この事実を日本のパソコン雑誌は宣伝の関係があるから決して書かない。日本マスコミの弱虫!)

 日本のゲ−ムは、ドラクエの堀井雄二と信長コ−エ−の社長の二人が双璧だ。後世、ゲ−ム史を語る時に信長の作者がだれなのかは外せない大問題。だから出てきて欲しいね。しかしその社長を影で今も全面バックアップし続ける奥さんは、もっと偉い。

 

 

 

あのエニックス初期の作品『ドアドア』
   エニックス 1984?年  ?円

     

 エニックスも初期はパソコンゲ−ムを作っていた。
どうも定価と作者ことを忘れしまった。申し訳ない。大体当時のゲ−ムは、3〜4000円代だった。これも3800円とか、そんなもんだろうね。

面白いのは、今知られてるメジャ-なソフトハウスは、既にこの頃、出揃った。勿論エニックスもそのひとつ。これは、エニックスがソフトを公募してしてその時に一位になったソフトを製品化しもの。それが高校3年の少年。その彼が、その後あの『ドラクエ』のメイン.プログラマ−になった。ゴメン!名前が出てこない。知ってる人教えて。そいてエニックスは、パソコンゲ−ムから降り、ファミコン.ソフトだけに特化して行く。

この『ドアドア』!なかなかおもしろいゲ−ムだが、私の持ってたFM-7の機種は、アクション操作がむずかしく、その上大のアクション下手で大苦戦。20面の内4面が最高。面白いゲ−ムがだ、私は面白くなかった。

 

こんなんも出していたエニックス
アドベチャ−.ゲ−ム『女子寮パニック』エニックス ?円 1984年?

    

 15分間本当に動かなかったアドベンチャ−
 これもエニックスがソフトを公募してしてその時の作品を製品化しもの。『ドアドア』名作だったけど、これはバツ!
好きな女の子に会うために女子寮に忍び込む、無事に会えるかってゲ−ムだけど。ホントの初期のアドベンチャ−は、いやんなる。だって絵を描くのがムチャクチャ遅い。

 一番あきれ返ったのは、あるアドベンチャ−をした時、色は三原色でRGB。これを1原色ずつ描き。3色会わせて完成した色にする。各色2分ずつ系6分。これが画面が変る度に待たされる。もういやんなるよ。悲惨だよ。

 でこの『女子寮パニック』のつらかったのは、鍵穴から覗くと「守衛さんがいます。この守衛さんは、15分間動きません。待ちますか?y/n」って聞いてくる。それでyを入力するとホントに15分またされる。そこで15分止まってしまう。新しくロ−ドすれば良いんだけどテ−プだから、また7.8分待つ!もうこんあゲ−ムいや!

 

ハドソン初期の作品『Justice Knight』
ア−ケ−ドゲ−ム 発売元 ハドソン 3200円

  

 ハドソンの中ではすきだったゲ−ム
ハドソンには申し訳ないと思うが、ゲ−ムユ−ザ−としてあまり良い印象をハドソンには持っていない。まだ市販ゲ−ムソフトが少なかった頃、次々にゲ−ムをだし、成長した会社だ。見るべきゲ−ムは殆どなかった。中に「ネズミがちゅう!」(だったと思う)なんてゲ−ムがあったが、ネズミが、釘を抜くとウチに雨が流れ込み水浸しで溺れて死んでしまう。そこでせっせと釘を打つ、するとネズミが釘を抜く!そこで死なないようにせっせと釘をうつゲ−ム。どう言うゲ−ムだ?いまだに分からん。

その中でこの『Justice Knight』は結構やった。まあ追いかけっこの単純なゲ−ムだがあそべた。あとはファミコンの『桃太郎伝説』!これは大好き。

 

 

全然分からなかったコ−エ−のゲ−ム
?ゲ−ム『コンピュ−タ−ジャック』 発売元コ−エ− 3800円

        
  やったけど全く覚えてない!!
山手線アドベンチャ−の2本セット。このゲ−ム。確かにロ−ドした。ロ−ドしたことが覚えているが、どんなゲ−ムだったのか、忘れた。記憶にございません。

 

 

ゲ−ム音楽のハシリ
ゲ−ム音楽 『MICOM GEME MUSIC』 ゲ−ムア−ツ 0円

       

 ゲ−ム音楽を広めるためにただで配った!
 実はこのゲ−ムア−ツさんは、好きなんだ。結構良いゲ−ムを出す。でこの当時のヒットが、アクションゲ−ム『テグザ−』!良かった。しかも音楽が良い!それでゲ−ムア−ツさんが、今まで出したゲ−ム音楽を集めて関係者にくばった。ゲ−ム音楽にいち早く着目してそれを配った。えらい!TBSのラジオに持ってったら、早速天気予報の時に使っていた。

 そう言えば去年セガサタ−ンでだしたゲ−ムア−ツのPRG『グランディア』は、なかなかの出来だった。えっ?当たり前、ゲ−マ−だよ。いくら最近ゲ−ムしないと言っても、そのぐらいはやってるよ。『FF8』とか、『チョコボダンジョン2』とか、『ディアブロ』だって地下24回でデカボスを倒したし、『ポケモン』だって赤と緑ぐらいはやってるよ。言わないだけで!だから私には、落語をケイコする時間がない!!


少しはましになってきたアドベンチャ−ゲ−ム

『幻魔大戦』 ポニ−キャニオン ?円

         
 途中リ−ドエラ−で進めなかったよ〜〜ん
 映画になった「幻魔大戦」のゲ−ム版。なんか凄そう!そこでかったが。途中でリ−ドエラ−で。読めない。先に進めない。だからアドベンチャ−なんて嫌いなんだ。多分全部出来てもそれほどおもしろくはなかったと思うよ。

 

 

これぞ!幻の名作「ドラスレ」
アクションRPG『ドラゴンスレイヤ−』ファルコム ?円

             
 「円丈が最初にハマったゲ−ム」
このソフトで初めてFALCOMとRPGを知った。いやあ、スンゴイ。ゲ−ムだった。この1本で。FALCOMはゲ−ムメ−カ−の基礎を築いた。その後、「ポムコム」と言うパソコン雑誌に連載したのが「円丈のドラスレ」と言うコ−ナ−になった。それほど好きなゲ−ムだった。その後、RPG「ウィザ−ドリィ」で本格的なRPGに目覚めて行くことになった。その記念すべきゲ−ムだ。

 

 

漢字はコレを買わないと表示できなかった!
実用ソフト『theFM漢字』日本ソフト&ハ−ド 4800円

        

 わあ、漢字がでた〜〜〜あと感動したね。
 これは、ゲ−ムじゃないけど初期のパソコンには、漢字を出せなかった。だからゲ−ムは、カタカナばっかりで昔の結婚式の祝電みたいで、読みにくかった。そこで解消すべくこう言うのが発売された。そのあと本体に差し込む漢字ロムになったが、初期は「&h04f8」とか、漢字コ−ドを入力して表示させた。もう大変だったんだよ。ワ−プロもくそもなかった。ああ、悲しいなあ。思い出しても涙だねえ。


ス−パ−マリオの元もあったのだ!

 
アクションゲ−ム『マリオブラザ−ススペシャル』ハドソン ?円

            
 息子が一生懸命やってたけど..。
これは、実はしなかった。当時小学校6年の息子がやっていた。結構マリオはいろんなバ−ジョンがあって、ファミコン『ス−パ−マリオブラザ−ス』は、何作目かの大ヒットだったんだろうね。

 

 

本格マシン語の早いゲ−ム
アクションゲ−ム『スペ−スビ−』 キャリ−ソフト ?円

           
  これは結構はまった!
まだベ−シックの遅いゲ−ムが多かった中でこれマシン語で早かった。アクション下手でそれほどやらない。私もこれだけは、随分遊んだ。それである日読み込み中、リ−ドエラ−が起こり、ロ−ド出来なくなった。残念!!今あるテ−プでホントにロ−ドしてタチャンと動くゲ−ムがるだろうか?

 

美少女もののハシリ『ななこSOS』 
テクノポリス  ?円

         

 殆んど基本的なゲ−ムはすでにあったのだ!
美少女系と言うか、H系ゲ−ムの走りみたいなゲ−ム。具体的にどんなゲ−ムだったか忘れた。このゲ−ムだったかどうか記憶が、はっきりしてないが、美少女の遺伝子から、コピ−を作り、それを鎖で繋いで、足を切ったり、手を切ったり、なんとも後味の悪いゲ−ムがあった。しかもそのシナリオを作ったのが医者!ああ、情けない。

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名作テキスト.シュミレ−ション『B2-BOMBER』
発売元? ?円

 絵の出るシュミレ−ションなんて贅沢だよ!
 えっ?テキスト.シュミってなんだ?それは、文字だけでグラフィックが一切ないシュミ-レ−ション、勿論音楽も!すんごいゲ−ムだね。しかしは当時アメリカでは、それをテキスト.ゲ−ムとか言って良くあったようだ。そのテキスト部分を日本語に直した移植版。それでこれが国内発売を記念して雑誌にプログラムが公開され、それを打ち込んで遊んだ。だからタダ。

 内容:長距離戦略爆撃機のパイロットになってソビエトに侵入し。敵の戦闘機をかいくぐり、原爆を落とし、無事帰還する!凄いゲ−ムだね。しかも移植版が市販されたんだからね。おったまげるね。今ネット上で危ないゲ−ムなんて言ってるけど笑っちゃう!やるならここまでやんなさい。
欠点:絵のないゲ−ムなんてと思ったところがやると
ムルマンスクより、ミグ戦闘機発信」
「北緯**度 東経**度に、敵戦闘機出現」
 COMAND?

 なんて風で中々の緊迫感!ところが、地図表示がないからどこに飛んでいいもんやらサッパリ判らず、直ぐ撃ち落されてしまう。しかしあとで聞いたらなんとこれをやる時は、自分でソビエト全土の地図を入手して、それを広げて場所を確認しながらゲ−ムをする!そんな面倒くさいことできるか!とにかく昔はゲ−ムするのも楽じゃなかった。

...てなことで今回はおしまい!
大体「ドラクエ」がウィザ−ドリ−とウルティマを足して2で割ったゲ−ム!と言う基本も知らないゲ−マなんて!モグリのゲ−マ−だ。えっ、このゲ−ムはどっかから借りて来た?バカ言ってんじゃないよ。今もちゃんと持ってるんだ!じゃあ、また!!!!!!!!!

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