tml> 無限落語会・円丈、小ゑんが06年始めた新作落語の会だよ

06年から09年までの記録だよ    



【無限落語は更にパワーアップして変るよ〜ん】

 【無限落語はパワー・アップ】
円丈は渋谷ジャンジャンの「実験落語」、池袋文芸座の「応用落語」、新宿プークの「落語21」そして、「落語ちゃん」と新作の会を立ち上げて来た。そこで06年から円丈ギャグ・アカデミーの協力を得て小ゑんと共にお江戸日本橋亭に「無限落語」を立ち上げた。ネタ下しの会なのだ。

  【イベント主義にシフトするよ】
 しかし、今時、ただのネタ下ろしの会では、発展性がない。そこ3回目からはイベント志向へシフトしたのだ。まず第3回は、「怪談大特集」史上初の出演者全員が、怪談噺をやると言う画期的な落語イベントなのだ。そして夏の第4回は大阪から桂あやめ師匠に来てもらって「女落語VS男落語」と言うイベント企画。
10月はまだ未定だが亜郎を読んでミュージカル落語大特集。もちろん円丈は亜郎に負けないようにJ-POP落語を考えている。とにかく毎回企画もので勝負することにした。もう無限落語からは目を離せない。君!来たまえ(円丈)
【画像:円丈家初代横綱ろっきぃも応援する無限落語:まわし提供:横浜・武田さんより】
   <メニューだもん>
  ◎17回「円丈一門みたいな〜あ」
  ◎14回「東西ガチンコ」大入り、出きよし
  ◎13回は「栄助、かかってこんかい!」
  ◎第6回サウンド・オブ・落語はこう!      ◎第3回,4回の予告だ〜〜よ!
  ◎第5回、男まつり、超満員だよ         ◎第2回は52人多い?少ない?
  ◎第1回は超満員だったよ〜ん!
  ◎小ゑん師匠のページだよ・・http://www.netlaputa.ne.jp/~ventain/KOEN/



次回☆第19回『無限落語』   予告・・・第19回2009年2月28日(土)17:00開場17:30開演

  今回のテーマ「めでためでた昇進!百栄、たん丈」
      三遊亭円丈、柳家小ゑん、三遊亭白鳥、春風亭百栄、三遊亭たん丈

【次回は約三月先だけどわすれないでね】

来年の最初の会は2月28日!ニ月の最後の日だね。今回は、1か月遅れの正月祝い。それと栄助改め百栄くんの真打昇進後、初の無限ゲストでめでたい。

そこに円丈の弟子の問題児たん丈くんが、ついに二ツ目になった!めでたい・・んだっけ?
  とにかく百栄、たん丈のW昇進と一か月遅れの正月でトリプル・めでたの会を開く。それ白鳥が花を添える。 

19回 無限落語   2009年2月28日(土)  17:30開演
 三遊亭円丈、 柳家小ゑん、
 三遊亭白鳥、 春風亭百恵、 三遊亭たん丈

【画像:09年も無限にお客さんがきますように】

<第19回無限落語>
  「
無限落語に川柳、わか馬が『大ガーコン』が殴り込み!」 
【出演】 三遊亭円丈、柳家小ゑん、
     三遊亭白鳥、 春風亭百恵、 三遊亭たん丈
【日時】
2009年2月28日(土)17:00開場17:30開演 !
【場所】お江戸日本橋亭(三越前下車1分) 03-3245-1278
http://www1.odn.ne.jp/~engeijou/nihonbashi.html
【入場料】前売り・電話予約 2200円 / 当日 2500円
【メール/電話予約・問い合わせ】090-9388-3844(留守番電話対応)/
mugenrakugo@yahoo.co.jp (名前、枚数、連絡先を記入して下さい)
【場所】お江戸日本橋亭(三越前下車1分) 03-3245-1278

 


前回第17回「円丈一門会・みたいな〜あ」10月26日:17:30開演〜

        川柳・わか馬、「ガーコン」上・下で
                  殴り込みを軽くいなす

 【おっ、なんだ、なんだ!いつもと客ダネが違うぞ】
 今回の“「大ガーコン」で殴り込み”という企画、結構予約申し込みが、結構多い!いや、ニセ福田前総理こと川柳さんも人気が落ちてないね。
  とにかく普段あまり見かけないお客さんが多いんだね。これは、早い話、ガーコン中毒の罹ったお客さんだね。

  しかし、わか馬クンと組んでガーコン上・下をやると言う。77歳の川柳師さんが、戦後の「ガーコン」をやって、若手のわか馬くんが、戦前の「ガーコン」をやると言う。これがよくわからないけど!!
  今回前半が、「ガーコン」で上・下でどんどんうけて、後半小ゑんさんと円丈、そしてトリはなんと円丈の古典「茶金」で・・しかもドーンと「茶金」で受けた。自分でも驚いたほど!
【画像:休憩で手作りカセット・テープを弟子のつくしが販売!77才でもまだボケてないな】


【本当にやりたい噺はコレ!!】

 

三遊亭玉々丈
  「喫煙体操だよ〜っ」

 今、玉々丈は、激しく新作の壁にぶち当たっているね。このネタは、実は私の前でやってみた噺。新作落語家としてのまず見る、観察する、そして考える!
 そう言う作家的要素がないと良い噺は出来ない。玉々丈はまず何か見ておもしろイと瞬間から噺を作り出す。それじゃ、いい噺は出来ない。ギャグは結構おもしろいのができるだけに是が非でも新作作法を上達させてほしい。今回のは駄作だね。がんばれ、玉々丈!!
全員オープニング
 全員でオープニング!まあ、いつものわあわあオープニングだねえ。・・ぬう生参加せず・・
つくし
「川柳終焉の地」

 師匠の川柳さんと一緒のとこでないと出来ない様な限定ネタ。川柳さん、酔っ払って、ある家に忍び込んで、ネズミ退治のほうさんダンゴを食べて、死んでしまう。するとその家が「川柳川柳終焉の地」として、マニアックな川柳オタクの聖地となり、大騒ぎになる と言うおもしろい噺。
 つくしくん、この1年ぐらいでぐっと新作の腕がグンと上がった。ただ残念なのは、今回のネタもそうだけど、テーマがマニアック過ぎる。もうチョイ一般度のあるネタ。少なくとも寄席では使えるようなネタが、いいと思うね。_

鈴々舎わか馬
    「ガーコン」上 
 「大ガーコン」上!一体、それって何?これは、戦前の昭和ひとけたのあまりメジャーではない歌謡曲のオンパレード!
  わか馬くんは歌がうまいし、曲の文句の取り上げ方もいい。なかなかおもしろい!後半、川柳さんと違う軍歌をやったけど、この部分をもう少し逆に大正時代にシフトしちゃうとかすればもっといい。ただガーコンの部分は、川柳さんがやるからの、ガーコンの前で終わると言うのが、う〜ん、少し悲しいね。
 
自家製カセットまで売ってしまう
      大ガーコンに平服!!
   川 柳 川 柳
      「大ガーコン」下
 77歳の川柳さん、今年の夏は、あの福田総理に似てると言うので小ブレークした。それで福田総理は辞任したのに、。川柳さんは、噺家を辞任する訳でもなく、更に元気なんだ。いやいや、元気だね。
  自分が言いたいことはもう紙に書いてそれを読んでいても誰もなにも言わない。もう貫禄だね。休憩中には、秘蔵の自分んちでダビングした。カセット・テープを2千円で販売して、20本はうれたんじゃないかねえ。しかも円丈小ゑんの2人前のギャラを払って、尚金儲け!えらいねえ。もう芸人の鏡だね。
  で「大ガーコン」下の方は?いや、聴いてない!でもお客さんが、喜んでいたからいいんじゃない。
 お仲入り・・休憩  

懐かしの与太郎青春モノ・
小ゑんワールド
 柳家小ゑん
   「卒業写真」

 「卒業写真」って、確か以前どこかで聴いてるネタだったね。昔の「高校時代の写真部の噺。屋やどん臭い主人公は写真部で!密かに好きな女の子がいて、それで写真部でその卒業写真を作ることになって噺・・。
  それなりに受けていた。あるなつかしもの振り返りモノの小ゑんワールドだね。でも円丈は、この学園ものは、円丈は63歳なのでこれからもやる気がない。


大ガーコンや、新作を
古典 「茶金」 の一席で押し戻してた
 三遊亭円丈
       「はてなの茶碗」

 今日は「大ガーコン」上・下で他全部新作落語!しかし、円丈はなんと今日は、古典落語の「茶金」。しかも他の出演者が全部新作で結構受けている。それなのに、円丈はトリで古典の「茶金」!
 おい、ウケるかよ?全然自信がない。
  でも新作のお客さんって実は古典を良く知ってるお客さん。だから、古典の「茶金」なんて一度は聴いてる客がほとんどだ。 この客の前じゃ、 ダメかと思ってけど、まあ、今日は玉砕でもいいかとやったら、いやあ、ウケたね。ギャグもかなり増やしたてやったけど、想像以上にウケた。
  ラストの方では、 お客さんがこの噺に食らいついて来たのを手ごたえで感じた。終わった後評判も良かった。いや、やったね。一番受けたのは「金髪豚茶金」と言うとこだったけど、いやいや、ヒットしたねえ。でも今回は、完全に好意的に笑ってくれるお客さんだったので・・。次回は一度、アウエー状態の客の前でもうやって、このネタがどの程度ウケるか試したい。

 


前回第17回「円丈一門会・みたいな〜あ」10月26日:17:30開演〜

        円丈・20年振りの幻の名作
          「アマゾンの朝は早い」がクリテイカル・ヒット!!

 【“円丈一門みたいな〜っ”って中途半端な企画だね】
 しかし、今回の円丈一門みたいな〜って、もう苦し紛れの企画と言うのが、丸見えだね。いやいや、どうも最初に考えた企画から少しずれてもんだから・・みたいな企画になった。

 まあ、そのせいか今回が今までで一番少ない客の入りだった。この日一番の問題が円丈のネタだった。今回はもう20年もやっていない「アマゾンの朝は早い」・・アマゾン原住民のホームドラマ!その原住民は、言葉が12しかない部族で・・。登場人物の会話は、全てその2の単語だけ、その間は日本語が出てこない。
 とんでもなく難しいネタなのに殆ど、忙しくて稽古出来ない。覚えられらない。どうしよう!まいったね。

 もう堂々とカンペを2枚、前に置いてやったけど、なんと予想外に受けたね。この日はいつも来る常連客が少なかったけど、円丈フリークとか言うんなら「アマゾンの朝は早い」は聴いとかないねえ。正直、そう言う常連さんがいないのが、ざまあ見ろと思ったね。そう言う意味でも楽しかったね。ただ番組全体で行くと少し低調な感じだったかもしれないね。

【画像:アマゾン原住民を演ずる円丈。ここんとこ、スンゴイ疲れていて、顔に疲労が出てるねえ!でもネタはウケた】


【本当にやりたい噺はコレ!!】

 

三遊亭たん丈
「クイズ版からぬけ」

 師匠からするとこのたん丈が、11月11日から二ツ目に昇進するけど、そこでなんとかなりそうなたん丈の持ちネタ「クイズから抜け」をもっとウケるようにアレンジさせたのが今回の「クイズ版から抜け」。しかし、しかし、アレンジした今回の方がもっと受けない!
  困ったねえ。たん丈は学習障害があるって言ったけど・・、マジだね。一体、どうたん丈をしどうしたらいいのか?悩むなあ。
全員オープニング
 全員でオープニング!まあ、いつものわあわあオープニングだねえ。・・ぬう生参加せず・・
三遊亭ぬう生
「ホスト映画監督」

 ぬう生はが探してきたホスト・キャラは、かなり受ける。しかし、当人も少し悩んでいるようだが、マクラがあまり受けない。今回もそうだった。ホスト・キャラの噺に入ってからは、結構笑いがある。しかし、これからネタが全部、ホスト・ネタってなるとどんなもんだろ?
  まあ、本人もいろいろ考えているみたいだ。打ち上げで少しカラムシーンがあったが、結構ストレスもたまっているのかも知れない。ぬう生、今が踏ん張りどころだ!! _

三遊亭天どん
    「肥辰一代記」 
 上がる前に天どんが、円丈うんこ噺の代表作「肥辰一代記」をやらせて下さいと言う!「ああ良いよ」と上がったが、あまり反応が良くない。
  どうも古典もどきの話し方がこの噺には必要なんだけど、その辺、ややどうなんだろうと思う。終わって降りてきた天どんは、「今年でこの『肥辰』は4回目ですけど、今回は一番受けなかった!」と言う。今までの3回は受けたと言う。ふ〜〜ん、そんなもんかねえ。
柳家小ゑん
   「満月の下で」
 小ゑんさんが言うには、なんでもjかなり昔、一度やったことがあるネタだそうだ。テーマは大体、めでたくない妖怪が、結婚式を挙げて、さあ、どうなるって感じのネタだ。
  頭に中で考えると面白そうだけど、理論と実践が違うと言うのが、新作落語の世界だね。いろんな妖怪が出て来るけど、それが頭の中でイメージ出来にくい、この辺が落語のつらいとこだね。以外と円丈の登場人物は人間が多いね。
 お仲入り・・休憩  
モロ師岡
『北アルプス高山植物物語』
 モロさんの落語って好きなんだ。いいなあ!それとモロさんの出てるCMでBOSSコーヒー微糖のデビ夫人の出てくるの。好きなんだ。単に素人になって、あのCMを直接、高座でやって欲しいなあ。

  いや、やれば受けると思うなあ。今回のモロさんのネタも植物が、喋ると言う擬人化なんだけど・・。
 
  ネタはおもしろいと思うけど、どうなんだろうねえ。擬人化って言うのは?

【画像:高山植物を熱演するモロ師岡さん】
三遊亭円丈
  「アマゾンの朝は早い」
 いやいや、人のネタを云々してる場合じゃない。ここんとこ。仕事が忙しくて、しかも疲れてて、ネタを覚える時間も気力も集中力も落ちれる。
  もう参ったね。そこでカンペを作って、開き直って、堂々と前においてやった。言葉が12しかない。アマゾン奥地の原住民のホームドラマ!会話の中には原住民の言葉しか出てこない。
  いやいや、受けた!受けた!二十数年前にやった時より、受けたね。新作は古くならない。伝説だった「アマゾンの朝は早い」が、遂に二十年振りに復活した。

前回第16回「夏の終わりに・・」:8月31日:17:30開演〜

        夏の終わりに、入りよし、出来よし、よしよし!

 【なんか、ここんとこ、無限落語は良く入るねえ】
 今回もほぼ満員だ。それによくお客さんも笑ってくれる。しかし、前座で上がった11月から二ツ目の弟子のたん丈は、見事に蹴られ!もうこの日のお客さんは「もう笑わせて」って笑う用意をしてるようなお客さんなんだ。、それがシーン!秋には二ツ目だと言うの!もうまいったね。
  そのあとこの落語会のオープニングでみんなで上がって「たん丈が「全然ウケナイ」と言う話で5分持った。そんなに持っちゃいけないんだよ。
  それから亜郎、彦いちくん「さいとう」、そして円丈は以前やった「あんたの聖家族」をサゲの部分をアレンジしてやったが、もう時間がなくてうろ覚え、それでもなんとかごまかしてやる。もう少し稽古をして、ピシッと決めたかったかね。

  仲入り後は小ゑんくんと喬太郎くんの柳家コンビで2本。どっちもバカ受けだった。小ゑんさんのやったの「トニノリ」は電車のドアに焼き海苔を一枚貼り付いていて、それをとことん追っかけると言う噺。
正直、この噺には少しクレームを付けたいとこがある。でもお客さんは受けていた。そして喬太郎くんの「同棲したい」でどかんどかん笑わせていた。いや、とにかく大盛会でよかった。よかった。

【画像:楽屋の高座前、高座後!高座後の円丈と彦いちくん、なんかボケっとして放心状態!一方、高座前の喬太郎くんは、帽子を深めにかぶって、頭の中で必死のネタさらいの最中】


【本当にやりたい噺はコレ!!】

 
三遊亭たん丈「漁師親子」
なんだか陳腐な噺で殆ど反応がなかった。コラ、たん丈、反省せんかあ!
全員オープニング
 全員でオープニング!まあ、いつものわあわあオープニングだねえ。
三遊亭亜郎
「桃園の誓い」

 「三国志」から持ってきたミュージカル落語、いや違ったかな?いやいや、自分の高座が迫っていて、ネタが覚えてないんで・・人のネタを聴いてる余裕がなかった。ごめん!!

林家彦いち
    「さいとう」 
 彦いちくんのネタも自分のネタで手一杯で聞けなかった。ごめん!ただ少し笑いが少なかったかなと言う気がしたけど・・。どだったんだろ?ホントのことはよくわからん。
三遊亭円丈
   「アンタのせい家族」
 最初のネタおろしで受けていらいあまり受けなかったので、しばらくやらなかった噺。今回サゲ部分をアレンジしてやった。もう少し覚えてやればなあ・・。でもこのネタは、チャンとモノになる。確信が持てた!
 お仲入り・・休憩  
柳家小ゑん
   『トニノリ』

 電車のドアに焼き海苔が挟まってして、それが気になって食べたくなって、どこまでも追っかけて行く話。いやあ、よく受けていた!すごい。しかし、電車のドアに挟まった焼き海苔を私は、食いたくならない。だからこの噺は半分までしかおもしろがれない。実は幻の噺で、この噺を円丈がアレンジしてる。「トニノリ」アレンジ版があり、台本は出来上がってる。でも多分死ぬまでやらないだろうね。

柳家喬太郎「同棲したい」

 平凡なお父さんのやり残したこと、それが「同棲」だった・・。受けてたね。これはある種の同世代落語って感じがする。同棲をしたけどできなかったお父さん!・・考えたら殆どみんなそうだね・・。だから良く受けてたね。シャープじゃないけど、目の付けどころが・・!ホンマかいな?


前回「本当にやりたい噺はコレ!」:6月22日:17:30開演〜

        またまた、入りよし、出来よしだよ!!

 【苦し紛れ企画だった「私がやりたい噺はコレ!」】
 少しずつお客さんが増え、なんとか100人入るようになった。まあ、今回も100人を超した。
  今回、円丈はこの1週間前に「円丈白鳥二人会」で白鳥作「シンデレラ伝説」のネタ下ろし!更にこの後、にぎわい座で独演会でしかも古典アレンジ2席でネタ下ろしだもん!もうそれだけでも十分目いっぱいなんだ。そこでなんとか新ネタでなく手抜きでやれる企画はと考えてこの「本当に一番やりたい噺はこれ」にした。

  この日、出演者は結構みんなウケさせてる。ただお客さんの中で異常に笑うお客さんが2.3人いた。最近こう言うお客さんが多いみたいだけど、大阪の繁盛亭で録音をとったら、出演者全員の落語を最初から最後まで御客さんが、ゲラゲラ笑いっぱなしになって殆どその録音は使い物にならなかったと聞いた。ずっと笑ってたんじゃ、なんのこっちゃになるよね。私も笑い過ぎのお客さんと言うか、自己主張の笑いってってそれほど好きじゃないなあ。
 それでこの日の会で一番笑ったのは、前座の玉々丈の時じゃないかね。楽屋ネタの連続みたいなのが良くウケていた。玉々丈、前座のうちに楽屋うちのネタをやるな。そんなので受けたって意味がない!それはともかく出演者が、ドンドン受けて・・そして評判が良かったのが、一番笑いがなかった円丈の愛犬落語「藪ツバキの陰で」だったと言う・・どんでん返しがあったね。

【画像:意味なく楽屋で記念写真:右から円丈、今輔。駒次、白鳥!】


【本当にやりたい噺はコレ!!】

 
全員オープニング
 全員でオープニング!まあ、いつものわあわあオープニングだねえ。
三遊亭玉々丈
「たまちゃんのお見合い」

 最近、客を笑わせる快感を掴んだせいか、下らなくせこい楽屋落ちで笑わせてる。一方で作品も作らせてるが、これは駄作ばっか、でもこの玉々丈は、追い詰めると結構イイギャグを作るので、かなり期待してる。この日のはウケたけど下らない。

古今亭駒次「大お世継狂想曲」
   
 もうこれは3回ぐらい聞いたね。長屋の駄菓子のおじさんが、自分たちのことを皇室とおなじよう呼び方をすると言うネタ。この日も良く受けてた。それに少しずつ改良が進んで、良くなっていた。
三遊亭白鳥
〜長吉とメルヘンの森〜
   「双蝶々」
 人情噺「双蝶々」の白鳥編!あれを「シンデレラ伝説」のようにいろんな噺をブチ込んで「双蝶々」に仕上げた訳だけど、・・・あの師円生も重厚な噺だ。悪の心の中に残った善なる心との葛藤!それがああ言うカル〜〜イ噺でいいの?個人的に感じる。でも受けてたからいいじゃん。 ただ円丈は前から「双蝶々」の主人公長吉の悪なる者として生まれてしまった生い立ちを「双蝶々」別バージョンとして、いつか・・ボケる前にネタ下ろししようと思っている。
柳家小ゑん
   『牡丹灯篭〜42.195キロ〜』
 この「牡丹灯篭」は面白い!下駄を履いた幽霊のマラソンランナーが夜、下駄を鳴らしてカランコロンと走って行く・・。いけるねえ。この噺!
  ただ後半が長過ぎてしかも因縁噺になるけど・・そんなのいらない。必要のないとこをばっさばっさと切ったら、この噺は絶対に後世に残る!小ゑんくん、これを後世に残しなさい。
     お仲入り・・休憩
 

古今亭今輔
 
『チョココロネ政談』

 錦之輔くんが、この春、古今亭今輔くんを襲名して、披露興行がおわった。彼のギャグを作る感覚はかなり独特で面白いと思っていけど、ややオタク・ネタっぽのが、多くてどうだろうと言うことがあった。しかし今輔を襲名してどうなったのかとても興味があってチョイチョイ聞いたけど、良く受けていた。チョココロネをどう食べるのかと言うネタ・・。しかしチャンと聞いてないからなあ。何とも言えないことがある。今度は正座して聞くぞ。
三遊亭円丈
   〜愛犬落語第一弾〜
     『藪ツバキの陰で』

 今回やろうと思ったのは、落語界初の愛犬落語「藪ツバキの陰で」だ。最初にやってから7〜8年経って、今まで3.4回ほどやったが、その反応はあまり芳しいものじゃなかった。 しかし、この噺は絶対いける筈だ。今、こんなにペットブームだし、いける筈だ。それにやる度にムダを省き、アレンジしてきた。
噺は突然ある日、フラッと玄関にやって来たどかない正体不明の超大型犬とその家族の心の交流を描いた愛犬落語、ラストで思わずホロっとさせられる噺なんだ。
 この日、やったが覚えが悪い!少しだけカンペを前に置いて一度だけ見たが、後は見なかった。しかし、稽古不足だねえ。しかし終わったら、なんか評判がいいんだ。なんか結構たまらず泣きましたとか、あんなスゴイ噺を隠しておいたんですかと。いやでもやっと1本使える噺が出来てよかった。





第13回の「栄助、かかってこんかい」の真実:2月15日:18:00開演〜

        栄助、アト、アト、ひと踏ん張りだっ!

 【本音は「栄助、かかってこないで!」だったね】
 今回、60人チョイで、今までよりやや少ない。しかし、どうもお客さんが、多いのに慣らされてしまったようだ。新宿プークでやってる時は60だと多い方!60人も入れば、充分だね。
 しかし、栄助くんが、今年の秋真打ちに昇進!才能、素質は正直、腐るほどある!しかし、しかし、その才能は開いてるのか?う〜〜ん、まだまだだね!もっと開かせないと。でも正直、ここんとこの円丈は最近落語が覚えられない、高座で忘れてコケル!もう大変な状況なんだ。
「栄助、かかってこんかい!」なんて言ってる場合じゃない。正直言えば「栄助、かかって来ないで!」って感じだね。ついに今月の10日まで池袋演芸場でトリを取って、もうくたくたの後、無限落語って63のジジイには応える。でもなんとか頑張らねば・・・20年前やった「JRウオーズ」のアレンジで今回勝負だね。
【正直、出演者全員が頑張ったって感じだったねえ・・栄助君!】
今回は正直、みんなよく頑張ったって感じだね。・・そりゃ、お互いヨイショごっこじゃない。そうかもしんない。しかし芸人って、芸の人なんだ。みんな芸をもってる。それなりに・・みんないいんだじゃない。何より良かったのが63歳でボケ掛った円丈のボケが少し止まって、今回、結構ちゃんと覚えて、それなりチャンと受けた。これが一番ホットした。もう正直、人のことよりまず自分のこと!
  本人がなんともならないのに・・他人のこともないもんだからね。とにかく今回は良かったよかった

【画像:右から小ゑん、円丈、きく麿、駒次(口が隠れている)、栄助(マッシュルーム頭)、しん平】


【栄助かかってこんかい!!】

 
たん丈2分落語のおまけ付オープニング
 全員でオープニング!時間がなくなったので、たん丈の落語をさせる時間がなくなり、オープニングで2分だけやらせる。面白かったら後1分やらせようと思ったが、つまらないので打ち切りって・オープニング。そこで今日のトリは栄助くんと決定〜〜っ!
駒次クンの才能が光った
  古今亭駒次『鉄道戦国絵巻』

 これはJR対東急プラス私鉄連合の戦い。いやいや、あんまり細かくは聞かなかったけど、JRと私鉄の対決ネタ。駒次くんは、正直新作の才能がある。いいねえ、いいねえ!する。この噺のテ−マ自体は面白く、結構ウケていた。ただ正直、ダラダラギャグ入れ過ぎ、思いついたこと全部入れちゃったって感じ。
  もう少しスジとギャグを整理するとシャキッそいぇ良かったと思う。いずれにしろ、駒次くんの才能がキラキラしてたネタだった。いいねえ。

これがしん平のなつかしもの?
    林家しん平『四丁目の夕日』
 もちろん「三丁目の夕日」のしん平バージョンだね。ところどころしか聞かなかつたので・・。これはしん平くんが、その時代にタイムスリップしちゃうんだろうね・・・。しかし、良く知らないで書いてるのスゴイね。  ストーリーの後半はぐっと聴かせる展開になるようだ・・。
「肘掛ウオーズと自動改札ウオーズの2本で
三遊亭円丈『JRウオーズ』
 いやいや。10日トリが終わって、5日後にこのネタ!時間がなさ過ぎ。しかもその貴重な一日がまた「円好を忍ぶ会」(去年秋に亡くなった円丈の弟弟子)の準備に丸一日とられた!アレンジして覚える時間が丸一日にしかない。63歳でガクンと記憶が落ちてる最中にだよ。
  しかし、まあまあ結構受けた!そして特に破綻なく喋れた!いやいや、お客さんは、それほどでもなかったかもしれないけど、円丈自身にっては、もうもう奇跡に近いウケ方と覚え方だった。うん63才にしてはエライ!!
     お仲入り・・休憩
 
しん平と懐かしで重なるかと心配してた
   柳家小ゑん『鳩よ』
 高座に自転車のハンドルに付けるベルを持って高座に上がる!まあ、それがサゲなんだね。「チリンチリン!」って降りてくるんだね。
  小ゑんさんの懐かしモノだね。もうドンドン出てくる。お客さんも笑う笑う!そして止まらなくなってしまう。どれか一つをテーマににすれば、いいんだけどな。面白くて笑って笑って・・。しかし、なつかしいものが出過ぎて、聞き終わった時、どうなんだろう?円丈はかって「グリコ少年」で大ヒットした、あれはあくまでもグリコにこだわりつつ他のお菓子も出した。どうも小ゑんさんにはギャグを考えると全て喋り尽くしてしまう。じゃ、円丈お前はどうなんだ?そうね。ストーリーを破綻させるほどは決して入れない。ストーリーや、バランスを取る方を勿論優先します。
これが道の教え方落語だ・どんなんだ?
  春風亭栄助『激突!ナビバトル』
 栄助くんは今回、道の教え方落語!道を教えるのはこうして教えるべきだみたいな落語。マクラは受けていたけど・・。本題は思ったほどでもない感じ。正直、今年秋真打ちじゃ、少しヤバイ!って感じがしないでもない。
  彼は演じる才能と作る才能が揃ってる珍しい芸人だね。 円丈の一番の心配は、あの栄助ネタみたいなこだわりでズ〜ッやってるけど、果たして、それが、あと20年した時通用するのか?円丈は、ありとあらゆるパターンの噺があってそれで30年もったとも言える。果たして栄助くんはどうなのか?とにかく、かなりの才能がある噺家の栄助くんには、ぜひモノになってほしい。でもホントに今のままでいいんですか?問いたい!どうーなの?




第12回「輝け!2007年無限落語大賞」:12月10日:18:00開演〜

        輝け、無限落語大賞は、誰の手にも輝かなかった

 【よく入ったけど・・130人壁が抜けない!】
 ここ、無限落語は、考えると130人の壁を抜けない。今回は昇太くん、彦いちくんがゲストだし、130の壁を破れるのではと思ったけど・・。だめだった!
  どうも原因はただの予約だから、1割以上のキャンセルがでる。でも十分入ったし、円丈自身、昇太くんは彦いちくんの落語を聴けたし、楽しかった。

【円丈、自作ネタ下ろしをついに覚えて出来る・・あっ、当たり前か?】
 もう、こんな見出しをつけることが、情けない。正直、最近は結構古典に力を入れてるけど、本音を言えば、円丈の軸はやはり新作にある。
  正直、「現役の噺家」と言えるのは自作ネタ下ろしができるかどうか。それが円丈の考える「現役の噺家」なのだ!
 
  とにかく「俺の昔の高座、凄かったんだぜ!」な〜〜〜んて、過去の自慢話をするような」人間にはなりたくない。生涯、現役の噺家を続けたい。そこで今年一年、どうも自作タ下ろしが少なかった。今年最後は何としても、自作でしかもちゃんと覚えてやる!

 そして今回「なんばん」という自作新作をやったら、なんとお客さんが笑って、しかも原稿を高座で見ずに覚えてやれたんだ。すごい!まあ、当り前だけど・・・。とにかく、まず70歳まで自作ネタ下ろしが出来る円丈を目指して!ちょうどこの日が63歳の誕生日だった・・。

【画像:楽屋で台本を見てネタの最終確認をする円丈!】


【輝け!2007無限大賞!!】

 
オープニング・だよ〜〜っ
全員でわあわあ・・きゃあきゃあ
三遊亭亜郎ミュージカル落語『ワン!』

 老犬と若い犬のお噺。ラストではミュージカル・スターだった亜郎くんの歌が入り、終わりとなる。ただ、ところどころ聞いたので・・。ハイ!最近、亜郎の落語は、抑えるところのメリハリが、グンと付き、数段良くなってる。ただこのミュージカル落語は、ごく普通の落語ファンの時、やや弱い感じがする。それを今後どう克服するかだね。

林家彦いち『2007長島の満月』
 これは彦いち自分史のような落語。彦いちらしさが、満載の落語。聞いていてよかった。客として聞いていても楽しかったねえ。
三遊亭円丈『なんばん』
 義理の息子とどんな店へ入るのかでもめる。60代と30代で飲食店に入る時、好き嫌いがちがうのか?60代は、自然と保守的なお店選びになり、またトッピングを敬遠する・・てな噺。円丈作品レベルで並の出来だと思うが、考えていたより、はるかに受けた。よかった。
     お仲入り・・休憩
 
柳家小ゑん『チャルメラの恋』
 実際、チャルメラを持って高座に上がり、屋台のラーメン屋になって、時々チャルメラを吹く、これはいいよねえ。受けなくなったら、吹けばいいんだからね。なんかこの噺がなんたらかんたら・・とか、そんなことを抜いて、なんか、チャルメラの音で心がなごむねえ。なごみ落語かなあ。
春風亭昇太『子供になりたい』
 以前からやっていたネタ。いつも訳の分からない子供を相手にしてる小学校の先生!「そうだ、おれが子供になればいいんだ!」と学校で児童に足してすっかり子供になって・・!児童を困らせる。いいねえ。このパターンを発見した時、すでにこの噺の成功が保証されていた。素晴らしい。このパターンで他にないかね。うん、別パターンで作ってみたいね。



 

第11回「若手VS名人対決」:10月6日:17:30開演〜

 まあ、一応、小ゑん、円丈は名人・・どこが?まあ、ジョ−クだよ。ジョーク!
              新作対決・若手VS名人大会

【円丈の覚えられない地獄がまた起こった!】
 正直、まただよ!久し振りで円丈は自作のネタ下しをした。そして以前なら十分おぼえられる時間をとったけど、それが、全然、覚えられない!結局、講釈台を前に置き、その上に台本を置いて、それを読むと言う・・苦肉の策だね。いや、まいったなあ・・。正直、「若手対名人対決」でネタが覚えられない名人!そんなのどこにいるんだ。
  それで・・始まって、ネタを覚えようと表でブツブツと稽古してる横で栄助くんもブツブツ稽古してた。でもね。円丈はここに来るまでにキチンと覚えて・・。会では、後輩たちの噺をキチンと聞いて、あとでアドバイスなり、するそう言う立場にあるんだからなあ・・、うん、反省!でも若手が着実に伸びてきて、楽しみだ。円丈のもう少しキチンとネタを覚えないと
 

【画像:台本が覚えてないので・・台本を目の前に置きながら、やる円丈!いかんね!】



第11回10月16日17:30開演

【今回のネタ解説員・・モリモリちゃ〜ん】
 本当は円丈が、各出演者のネタを聴いて、ストーリー、解説、や総評を書きたかったが、もう円丈自身がネタが覚えられずに外で稽古をしていたので・・。全然、仲間の噺を聴いていない。

  そこで今回、落語を聴いて五万席と言う「モリモリちゃ〜ん」にお願いして・・。簡単なストーリー。ごく短い評論をお願いした。
この下の各演者のネタの解説、評は、すべてモリモリちゃ〜んの書いたもんだよ。

【画像:無限当日のネタ帳・・たん丈の筆で・・もう少し上手くなれよ!】

【これが若手VS名人の新作対決!!】

 
オープニング・だよ〜〜っ
全員でわあわあ・・きゃあきゃあ
前座・三遊亭玉々丈『高校生ブルース』
 当時も前座だった白鳥に今回は前座替わりのトップで登場。「芝浜」のもじりで「千葉浜」で笑いをどっかんととったね。笑いをとるだけとって営業の仕事に行ってしまった。もう少しつきあえよ。
鈴々舎馬るこ『イタコのメロディ』
  イタコ捜査官という発想、そして人間以外のモノまで呼んでしまい、ギター伴奏付で歌で犯人を当てるという発想が楽しかったです。個人的には、カエルや木魚がしゃべり出すってアリなのかな、と少し疑問に感じましたが。
春風亭栄助『状況説明窃盗団』
 状況説明窃盗団、という強引な設定、そしてオチも読める噺ながら、客を引き込んでいるところは凄いな、と感じました。現代版「だくだく」といった感じで楽しめました。
柳家小ゑん『老人と趣味』
  趣味を求める老人の姿が、小ゑん師匠ならではの豊富なエピソードで綴られ、このまま終わるかと思いきや、意外な展開、ラストで最後まで飽きさせない噺でした。
     お仲入り・・休憩
 
古今亭錦之助『私の彼女はくノ一』
  もしもこんな○○があったら、的な作りでやや安易な感じがしましたが、ストーリー展開の速さで持っていったという感じでしょうか。主人公が意図せざる戦いに「巻き込まれて」いく様が、今輔襲名に戸惑っている?現在を象徴しているような気がしておかしかったです。最後の方は苦しい展開になってしまった感じがありました。
三遊亭円丈『結婚センター5080』
  師匠演じる老人がおかしくて、ギャグも効いていました。台本で読んだ時は「燃えるような恋がしたいんじゃ」などぴんと来なかったのですが、会場で実際のセリフを効くと説得力があって、共感を生んでいた感じを受けました。台本を書いている身としてなるほど、と思うとこえろ大でした。
  ラストの、出会うところ以降で展開が早い感じがしたのかも知れませんが、ポックリ死ぬところがもう少し説得力があれば、全体としていい感じで締まるのではないかと思いました。




第8回「大成功だった・・甦った実験落語」:8月18日17:30開演〜

 この企画で入らなければもう無限落語はやめようと思った・・
              で当日大入り満員でよかった!!

【いやいや】
 正直、今回の甦った実験落語の企画で客が入らなかったら、もう無限落語を止めようと思った。だって、あの伝説になった新作の礎を作った実験落語の企画で・・・もし、お客さんが入らなかったら・・ホントこの落語会を止めようと思ったね。そこまで分らない客の前で落語なんかやりたくないと思った。マジで!

  だけど大入りの無限落語会になった。しかし、懐かしい顔が揃ったね。円丈、米助、清麿、小ゑん、談之助、しん平。当時のベスト・メンバーだね。
 

【画像:打ち上げにて・・左から小ゑん、清麿、円丈、しん平、談の助】


【昔の実験落語は、プロレスのように外人組と日本人組に分かれていた】

  しかし、あまり覚えてなかったが、談之助くんが言うには、当時の実験落語は、日本人組、外人組と分かれていて小ゑん、清麿が、日本人組!円丈、しん平、談之助は外人組だったとか?そう言うれれるとそうかも知れない!

  しかし、この日はお客さんも入ったし、そこそこ喜んでくれたし、円丈の禁煙ボケもどうなやらほぼ治ったようだし、まあ、よかった。実験落語の特集は年に一度はできそうだね。

実験落語からそろそろ30年。早いねえ。かっては新作の実験落語は邪悪な集団のように思われていたけど・・。やっと少し時代が分かったってとこだね。あとひと踏ん張りしないとね。

【画像:高座前にしたにグリコのトレパン、Tシャツを仕込む円丈と弟子のたん丈。それでパッと脱いで・・グリコのランニング姿になるように・・リハを重ね・・・いつものように本番では失敗する!



 

第8回「古典の皮を被った新作落語」:6月18日18:00開演〜

 円丈遂に禁煙ボケで
    最初の「ごめんなさいクーポン券」発行!!

【いやいや、入りは良いし、みんな大笑い、円丈一人蚊帳の外・・】
 今回の無限落語は、予約でもうほとんど満員状態。いやいや、無限落語が定着したと・・も言えるけど、。
  でも毎回来るゲストで入りが結構変わるから、もうこれはゲスト次第だね。今回は結構いい顔で・・それで満員!
  始まってもお客さんは、明るく笑って・・。なんせあの前座のたん丈でさえウケた。もう素晴らしお客さんだね。もう番組中ず〜〜っと笑いが続いて、トリで上がった喬太郎くんは笑わせてから「任侠お節徳三郎」できっちり聴かせた。フィニッシュ!!いやいや、いい会だった。
  禁煙ボケの円丈一人が蚊帳の外。ホゾを噛む思い、砂を噛む思い・・ええとそれからアトなんか噛むものない?・・とにかく、会が大成功だった。

【画像:開演1時間以上前からこの行列!】

【もう腹を?っ捌いて死にたくなった。円丈は円丈を許せない】
 しかし、円丈は、この日もうすんごいダメージを受けたね。いやいや、禁煙ボケが全然抜けないこの時期に無限落語!正直、もうやりたくない。今回あは自分の精神状態からいって、昔らん丈に書き下ろした「風呂敷・仏壇編」を・・ところが、全く・・覚えられない。
  もう自分が情けなくなった。相撲取りなら、医師の診断書を添えて、休場だよ。そんな精神状態。でも逃げる訳にもいかない。
  そこでそこでもう、これは「円丈ごめんなさいクーポン券」(これを3枚集めると円丈グッズと交換出来るというもので・・)遂に今回、初めて第1回で発行した。
それで覚えられないので台本見ながら話した。
  ああ、情けない。もう円丈は円丈を惨殺したくなった。正直、思い出したくもない落語会だった。ウケる、ウケないの前にまず覚えられない!もうムカついて・・自分が腹立たしかった。でもその後、ニコチンパッチを貼って、やっと以前に戻った。

【画像:これが第1回目の円丈のごめんなさいクーポン券・・同一ナンバー3枚ではダメ。楽屋になったチラシの裏で急遽作った


【古典の皮を被った新作落語特集】
【一言コメント】
たん丈「物まねから抜け」
うん、物まねから抜けって・・なんで古典をやるのかと思っていたら、途中から唐突に物まねに
  オープニング・・全員
喬太郎、円丈、小ゑんで・・円丈だけ静か・・・。
「ホスト小言念仏」・・ぬう生
 ホスト・キャラがウケていた。ぬう生からすれば、初めて、新作でウケに入ったともいえる。更に精進、精進!
サラリーマン落語「 OL 饅頭怖い」モロ師岡
 いやいや、饅頭恐いを OL 、女性に変えるって言うのは、いいなあ!受けた。 10 才若かったら、モロさんとこに稽古に行ったね
円丈 「紙入れ・仏壇バージョン」
 まあ、ホント、思い出したもない!禁煙ボケの最中!まったく話が覚えられない。ひどい目にあった!以前らん丈のために書いた「紙入れ」の仏壇バージョン編やる。とにかくまったく覚えられない・・。高座前に腹?っ捌いて、死にたくなったほど・・ひどい、くやしい!ごめんなさいクーポン券を発行した。そのことに関してはお客さん
仲入り
 
「秋葉ぞめき」小ゑん
 「二階ぞめき」の秋葉パターン、良く受けていた。ただ、ストーリー的には同じパターンでだらだら続くのが気になった。チョイ長い。しかし今のお客さんは、そう言うことはあまり感じないみたい。良く笑っていた・・だからいいんだろうね。円丈がなんたらより、お客さんが良ければいい訳だからね。
「任侠お節徳三郎」・・・・・喬太郎
 「お節徳三郎」の上中下をコンパクトにして、ラストにこのストーリーの謎解きになる。それで「任侠」が付くって訳だ。それで 40 分ほどに仕上がってる。お客さんはよく聞いていたし、満足していたね。






第8回無限落語・「小ゑん炸裂!二席!」:4月28日18:00開演

 「オタク男小ゑんが輝いた夜だった」

【出演者全員が良くウケていた・・円丈が少しウケが悪かったね】
 無限落語が、 4月28日行われた。お客さんの数は、80人ほど・・。少し少ないと思うけど、でもネタ下ろしの会としては充分だね。この日のお客さんは、大満足だね。
  なにしろ前座であがった玉々丈が、なんと受けさせていたんだからね。正直ビックリだ!そのあとも栄助、丈二、小ゑん、円丈、小ゑんと最後まで途切れることがなかった。なんと言っても柳家小ゑんニ席!その二席とも円丈の笑いをはるかに凌いだ。いや、立派だね。えっ、お前はどうだったのか?どうも無限落語で、恒例化してしまったのか?
あまりウケてない。しかし、今リベンジを考え出した。正直、何時までも負けていられない。休みは今回までだ・・。(円 丈)

【4月28日18:00開演21:00終演】

これが中身・・・お江戸日本橋亭
 
「不幸な男」   三遊亭玉々丈
早い話、自分このことでただのマクラ・・でもウケていた。楽屋でも先輩とのコトや、玉々丈の名前の話や、楽屋噺をして、ネタに入るかとも思ったら、それで終わった!こら、怠けるな!
「いたちの留吉 In末広」春風亭栄助
円丈作「いたちの留吉」の留吉キャラが、新宿末広に行くと言う噺。結構受けてたけど・・。う〜〜ん!どうせ行くんなら、もっと面白いとこへ行って欲しかった気がするなあ。
「MIHOTOKE」 三遊亭 丈ニ
丈ニが、新作のネタを作る時の良くやる作り方。主人公に変なキャラを持って来てそのギャップで笑をとると言うお得意パターンだね。今回はお寺の住職が外人キャラ!その辺のとこで笑いを取っていた。良くウケていた。う〜ん、いいけどなあ。このパターンを抜けた別なパターンをみたいな。
「悲しみは埼玉に向けて」円丈作・柳家小ゑん
円丈初期の傑作だね。 4.5年前に小ゑんさんから、やらして欲しいと言われたが、断った経緯がある。基本的には全てのネタは、やらして欲しいと言えばやらせる気だけど、でも1本ぐらい円丈だけの作品と思い断った。それを今回、まあ、いいかと言うことでやってもらうことにした。正直、こう言う細かいトコをネタにする「悲しみは埼玉」なんて噺は良く合っていて、良くウケていた。
仲入り
 
「ぐつぐつ」小ゑん作    三遊亭円丈

 今、 NHKテレビでおでんたちが喋る「おでん村」なんてアニメをやってるけど、その元祖の作品。アレンジが前日深夜にまで及び 62才円丈が、なんと当日になって覚えだしたが、なかなか覚えられない。
  そして本番では、カンペと台本を並べて堂々とやった。いやあ、なんかウケが悪いなあ。 2.3回ほどカンペを見たね。しかし一番問題だったのは、“ぐつぐつぐつ”と言う擬音をダレながらやったことだね。キチンと言い切らないと駄目だ。おでんの仕草も時間がなくてあまり上手く行かなかったけど、もう一度、キチンと覚えてやってみようと思う。アレンジ自体は成功だったと思う。

「アクアの男」   柳家小ゑん

水族館オタクが、水族館のお魚ショーをする飼育係の子に惚れてアタックすると言うオタク落語。もう元祖おたく落語家小ゑんならではの作。とてもよくウケていた。いや、具体的な固有名詞を出して笑いにすると言う小ゑん手法が、今の時代にピッタリハマってるね。時代はオタクギャグだね。ドカンドカンとウケていた。スゴイね。
  円丈もオタクっぽいとこがある。 62才でゲーマー!とか、狛犬だとか、オタクの側面はあるけど、オタクギャグでは全く叶わない。歯が立たない。あまり細かいとこにこだわらないので・・、ああ言うギャグは出来ないね。いや、だれにもあの小ゑん方式のオタクギャグでは、彼に勝てる噺家はいない。今、まさにオタクギャグの小ゑんになった。





【画像:この日のネタ帳文字:前座たん丈】

【会が終わってから・・円丈は悔しかったね。やるぞ!】
 今回も良い会だったと思う。もう少し円丈が受ければ文句なかったと思う。いやいや、最近、円丈は自作のネタ下ろしをしていない。もう「ネタ下ろし魂」が頭をもたげたたね。「自作の新作ネタ下しをやりて〜〜〜え!」
  正直、あまり受けない自分が悔しかった。 この会が終わってから反省したね。実は真打になってから3〜4年間、円丈は24時間落語のネタのコトだけ考えて暮らしていたのだ。今の円丈はそうしてるのか?
  答え:全然していない。そこで昔のようにノートにネタ探しをしてなるようなことを書き出した。するとなんとかネタは出来そうだ。そして感じた・・大丈夫だ!まだまだ 62才でもギンギンでバリバリのネタが作れそうだ。最近、古典落語のアレンジでお茶を濁してるが・・でも円丈の王道は自作新作のネタ下ろしなんだ。新作を作りたいと言うエネルギーが、円丈のマグマ貯まりに溜まってる。やるぞ!しかし、次回は「古典の皮を被った新作落語」!ホントは自作の新作で勝負したい。誰のアイデイアなんだ。この企画は?あっ、オレだ。しょうがねえなあ (円 丈)




第7回・「東西対決!福笑見参!」:2月28日18:30開演

 東西対決!福笑襲来・・爆笑の渦!大成功だったね

【画像:トリでやる福笑さん・・爆笑】

【円丈ひとり蚊帳の外って感じで落ち込んだ】
 今回は夜と言うコトもあってか、90チョイ欠ける人数。19時開演だと思って16:30少し前に楽屋入りしたら、18:30に開演!ホンマかいな。福笑さんは既にロング缶が2缶目でエンジン全開!いいよなあ。酒を飲んでも出来るってのなあ。円丈なんかもし酒のんで上がったら、もう息が上がって、落語なんて全然できないもんね。

どうもこの1ヶ月ほど落ち込んでいるんだ。みんな良くウケていた。会自体としてはとてもいい会だったと思う。ただ円丈ひとりが蚊帳の外って感じだね。余計落ち込んだね。あと3日後ににぎわい座で独演会があってそのネタも覚えてないと言うのに、ああ、参ったね。(円 丈)


  第7回2月28日18:30開演21:00終演

【こんな内容だ〜〜よ・・・お江戸日本橋亭にて】
 
  オープニング・・全員
 
「スーパージェンダー」   三遊亭玉々丈
題名はよかったけど・・中身はねえ!
「ジャッキーチェーンの息子」林家 彦いち
体育会系落語の総決算のような得意ネタ・・受けてた
「がまの油」        三遊亭 円丈
「ガマの油」が終わってみたら40分あった!そんな長い「ガマの油」があるか?円丈が、一番ウケが少なかったね。くやし〜〜〜〜い。こんなんじゃダメだなあ。ガックリ!
仲入り
 
「むじな谷の一夜」         柳家小ゑん
家族でキャンプに行くと言う。かなり以前やったネタのアレンジ版・・今回も確実に笑いをとっている。いいねえ。
「宿屋ばばあ」       笑福亭 福笑
すんげえ年寄りの「宿屋ババア」、もう完全にアクションから、全てカンペキだね。ドッカンドカンとウケていた。素晴らしい。円丈も頑張らないとねえ。

無限落語スペシャル・07年5月8日(土)18:00:日本橋亭にて

   「ラジオカフェ」で円丈、小ゑんがニ席ずつやるよ

【「ラジオカフェ」ってな〜〜に?】
 この会は無限落語主催ではなく「ねっとかふぇ」さんから頼まれた。ではそのねっとかふぇってな〜に?実は私も知らない!とにかく、ネットで落語なんかを有料でダウンロードさせるために設立した会社で「ラジオカフェ」!その第1回を円丈、小ゑんが、二席ずつ!やってそれをネット配信すると言うものらしい!

【(注)だから無限落語に予約しないでね!!】
 この会は無限落語主催ではなく「ねっとかふぇ」さんから頼まれただから、無限落語に予約しないでね。予約とか、申し込みなどは分ったらお知らせします。今回は予約の予約みたいなもの。

【ラジオカフェ・・詳しくはここ・・ http://www.radio-cafe.co.jp/




第6回・「無限落語・サウンド・オブ・落語」:12月3日18:30開演

  またまた百人越える・・・・定着したのかね

【画像:集合写真・川柳さんは、死んでも楽屋の差し入れ「はとサブレ」を離しませんでした。左より、亜郎、円丈、小ゑん、川柳】

【来るか?円丈が密かに考える「小ゑんブレーク説」】
 今回も良く入ったね。3日ほど前から予約もグ〜ンと伸びての約110人ほど。今回は「サウンド・オブ・落語特集」!
  前座駒冶くんは、音楽とは関係のないネタだったけど、亜郎が「プレスリー物語」でプレスリーの曲を絶唱すれば、小ゑんさんは、自分の小学生時代の可愛い転校生の女のなつかしネタで到!もうスゴイって言う〜かあ、正直、ゲストで入りで殆ど決まると子を中心にした噺でラストでしみじみと自身で笛を吹く。そして川柳さんの幻の「ジャズ息子」、76歳とはとても思えない芸魂だね。仲入り語後、白鳥が、賞味期限の切れて捨てられる食品に愛を込めて「冷蔵庫賞味期限ブルース」をやり、最後に弾かなくても弾ける不思議なギターで熱唱でやんやんや。そして円丈は「またぎの里旭編」で旭節炸裂!マジかよ?そして最後、お客さんとサゲを熱唱する合唱付きサゲ!まあ、まあ楽しめた会だと思う。
しかし、それにしても小ゑんさんは、ここんところ、良くウケている。しかし考えて見れば、今のオタクの時代にまさに「オタクの小ゑん」!即物的なギャグと言い、実は今の時代にまさにピッタリ合っているのではないだろうか?
  いや、小ゑんさんは、これから「オタクおやじ小ゑん」でブレークするのではないだろうか?円丈は実はこの「小ゑんブレーク説」を考えている。いや、あるね!07年は小ゑんに注目だねえ。(円 丈)


 【12月サウンド・オブ・落語・・これがネタ】(タイトルは全部仮だよ)
 
【第6回12月3日18:30開演21:00終演 ・・お江戸日本橋亭にて】
  古今亭駒次・・・・・・・「結婚葬式」
  三遊亭亜郎・・・・・・・「プレスリー物語」 
  柳家小ゑん・・・・・・・「新竹取物語」
  川柳川柳・・・・・・・・「ジャズ息子」
      ・・仲入り・・
  三遊亭白鳥・・・・・・・「冷蔵庫賞味期限ブルース」
  三遊亭円丈・・・・・・・「またぎの里・小林旭編」
 


【こんなネタ・・円丈一人がへこんだよ!くやし〜〜い!】
  今まで
自分のネタが覚えられずに人のネタを聞く余裕がなかった。前回も聞いたけど、今回はほぼ全員のネタを聴いた。
◎ 前座古今亭狛次「結婚葬式」
  駒冶くんのだけ、色々楽屋でなんだかんだあってそれほど聴けなかったが、早い話、結婚式のノリで、葬式をすると言う噺。そこそこ受けていた。いや、正直前座であれだけ受ければ大したもんだね。
  ただ彼の新作の作法は、あるモノを別なモノと差し替えてギャグを作るってやり方だね。前回の「町内皇族物語」もその辺にいる駄菓子屋のおじさん、おばさんの世界に皇室の作法を持ち込むと言うもの。駒冶くん、見切ったぜ!次回は別のパターンにしようね。
◎三遊亭亜郎「プレスリー物語」
  実はこの亜郎の台本は以前読んだ。プレスリーのある映画のストーリーから引っ張って来たモノ。しかし、さすがミュージカルをやっていただけあって、歌は堂に入ったものだね。それにその場で女性のお客さんを舞台上げて、その人を恋人役に見立てて、歌う。ウケていた。なるほどこう言う手があったかと思ったね。悪くない。ただ少しダジャレが多すぎたのが、たまにキズだね。ダジャレを少なくして、もう少し普通のギャグが入っていれば、言うことなかったね。
◎柳家小ゑん 
「新竹取物語」
  いや全編良くうけていた。小ゑんにチェックを入れた方がいいね。小ゑんさんが、小学生時代の転校生の女の子とかぐや姫をダブらせたすこしメルヘンな噺。とにかくこの噺に具体的に出てくる検便のコトとか、給食のコトとか、小さななつかしの小ネタが見事に入っていて、お客さんは、途切れなく笑ったね。いやいや、このネタはいけるね。実はこの女の子の父親が竹細工祥職人でいい竹を探して全国を探し歩くので、その女の子は、友達が出来た頃になると転向して行くと言う噺。最後、満月の夜にお月見をしてそこでラストで笛を吹いて終わりとなる。メイン・ストリーをもう少し軽めにして、なつかしの学校ネタ・ストーリーみたいな風に多少アレンジすれば、このネタは絶対いけるね。
◎川柳川柳「ジャズ息子」
  ほとんどマクラらしいものをさほど振らずにいきなり「ジャズ息子」に入る。この川柳さんは、絶対音感があるのではないかと思うほど、音感がいい人だね。正直、2〜30年前聞いた「ジャズ息子」と比べるとパワーもウケも少し落ちたね。しかし76だよ!76!スゴイよ。では円丈が76の時、どれほどのことがあるのか?って聞かれたら、返事に困る。ただプロの目から見るとさほど稽古してないと言う感じはした。父親と息子の会話部分、正直、素の川柳さんが喋っていると言う感じがした。ただ川柳さん自身もまったくこの会話部分に重きをおかない感じ。義太夫とジャズの対比の部分に全てを掛けていた。しかし、76でこの「ジャズ息子」大したもんだね。楽屋じゃ、オニギリは2個食って、はとサブレは離さないし、まさに川柳健在なりだね。
◎三遊亭白鳥
「冷蔵庫賞味期限ブルース」
  冷蔵庫にある食品たちが喋る擬人法の噺。ただ次ぎの出番で着替えとか、台本の最終チェックがあって、正直半分も聞けなかった。ごめん!しかも楽屋で人噺を聴いてる内に暖かで頭がぼ〜として、自分の次のネタもよく分からない。着物を着てから、頭を覚ますために表の冷たい空気を吸っていたので・・。でも表まで笑い声が聞こえるほど良くウケていた。ただ関西の噺家でやはり冷蔵庫の食品が話すと言うネタがあるので、少しきになった。すると白鳥はそのことを全く知らなかった。最後、弾かなくても弾ける不思議なギターで2曲うたった。
 

◎ 三遊亭円丈「またぎの里小林旭編」
  以前、これはまだ東北の山奥の村、昭和50年代の前半になってもまだ電気も来ていない辺鄙な村。登場人物が、またぎの六どんに万屋の女将、そこに迷いこんだ噺家が登場し、大騒ぎになって、今度は小林旭のニセモノが登場する。以前は東海林太郎でやったが、どうにも東海林太郎じゃ古すぎるので今回は小林旭にアレンジしてやった。
  このネタは3日目にアレンジが完了して覚えに入ったが、世の中にこんな演じにくい噺はないね。会話の中に歌が入って来て、しかも似てなくてもモノマネの小林旭調で喋るし、噺家は都都逸を唄うし、その上茹蛸の百面相もやって、ラストではお客さんとサゲを合唱する!もうよほど稽古を充分しないと駄目だけど、その稽古が充分じゃなかった。円丈本人は全く不満足の出来だったけど、まあ、お客さん的には、結構喜んでいたように思う。会自体も成功だったと思うね。
  【画像:楽屋でタコの稽古をする円丈】


第5回・「無限落語・男まつり」:10月30日18:30開演

  男まつりはもう超満員・・・・昇太くん、喬太郎くんのお陰!

【予約で最初から一杯】

  いやいや、昇太くんと喬太郎くんが、ゲストで今回の予約は前回8月の会が予約の前から予約が殺到!もうスゴイって言う〜かあ、正直、ゲストで入りで殆ど決まると言う。円丈、小ゑんじゃ客呼べないと言うことだね。正直、少し情けない。もう少し客の呼べる芸人になりたいなあ。でもまあ、いいか?
  今回は昇太くんが初登場!忙しいのでなかなか日程的に合わなかった。そして今回、出演者は、全員、完全ネタ下ろしだね。
やるぞ〜〜っ!!お客さんは平均30代後半じゃないのかね。若い、しかも半分は女性!

 
【画像:月曜の夜なのに、いやいや、よく入ったねえ】


 【10月男まつり・・これがネタだ〜〜よ】(タイトルは全部仮だよ・・)
 
【第5回10月30日18:30開演21:00終演 ・・お江戸日本橋亭にて】
  古今亭駒次・・・・・・・「町内皇族物語」
  柳家喬太郎・・・・・・・「女体盛り」
  柳家小ゑん・・・・・・・「チョッといい話喫茶」
     ・・仲入り・・
  春風亭昇太・・・・・・・「吉田くんの携帯」
  三遊亭円丈・・・・・・・「キレイ町」(禁煙差別)
 

 【こんなネタ・・円丈一人がへこんだよ!くやし〜〜い!】
  今回は、出演者の噺を結構聴いた!もう自分のネタがうろ覚えでカスカスなのに!でもやってみたら・・聴いてる間に更に忘れてあっぷあっぷたになった。(円)
◎ 前座古今亭狛次「町内皇族物語」
  更皇室パロディで、町内の駄菓子のおじいさんが、皇室を気取って、おばあさんを皇后と呼んだりして・・。なかなか着眼点が良い。彼は才能あるね。前座ながらそこそこ受けていた。後半をもう少しすっきりさせると良かったね。
◎柳家喬太郎「女体盛り」
  まず彼は、マクラでガーンと客を掴む。勢いがあるね。この技はスゴイ!そしてネタにはいる。30代の息子と母親の会話から、友達同士の会話で女体盛りがしたい・・。いろんな引きごとを入れて受けるんで・・少し楽屋で、話しをするとストーリーが分からなくなる。とにかくドカーンと受けた!これは間違いない。
◎柳家小ゑん 
「チョッといい話喫茶」
  喬太郎くんが受けたんで、少しやりにくそうだった。まくらもややウケが悪い。それで噺に入るが、導入部、やや笑いが薄い。ママのいる喫茶店で常連客が、チョッいい話をし合う。この本筋に入ってから、お客さんが噺にグッ入ってきた。良い話と思わせて、わざとコケネタとか、いれながら・・少しだけシンミリする話が入ったり、お客さんは、喜んでいた。いいんじゃない!ところでこう言の噺が寄席でどうなのか?全く予測がつかないね。

◎春風亭昇太「吉田君の携帯」
  彼の噺も聴いたね。携帯好きの男が、携帯を拾う。その拾った携帯に電話が掛かってきて、主人公の吉田くんと同じ名前、しかし、主人公の吉田君の電話は上司からの罵声だったり、散々だが、拾った携帯の持ち主の吉田君は、彼女とは美しい別れをするし、友達には、尊敬されるわ、大違い。それでひろった吉田君は、自分の携帯には出なくなる・・・。なるほど。。お客さんは喜んでいたねえ。そうか、ふむふむ・・・。
◎三遊亭円丈「キレイ町」
  まあ、一言で言えば 禁煙差別ネタだね。正直、男の落語でもう少し上の世代の方がうけそうだね。いやいや、言い訳をしてるんじゃないよ。・・・・・・・で受けなかった!円丈のバカヤロウ!もう正直、自分自身はいやになったね。」小ゑんさんの腕の画像がないが、なかなか恐い腕だっ
今回の円丈は、4人でマージャンをやって3人がプラスになって一人だけ、大幅なマイナスみたいな。円丈一人へこみの会だった。畜生!くやし〜〜いよ!

【これより仲入り後・・あ、、ひとり凹みの円丈】
◎春風亭昇太「吉田君の携帯」
  彼の噺も聴いたね。携帯好きの男が、携帯を拾う。その拾った携帯に電話が掛かってきて、主人公の吉田くんと同じ名前、しかし、主人公の吉田君の電話は上司からの罵声だったり、散々だが、拾った携帯の持ち主の吉田君は、彼女とは美しい別れをするし、友達には、尊敬されるわ、大違い。それでひろった吉田君は、自分の携帯には出なくなる・・・。なるほど。。お客さんは喜んでいたねえ。そうか、ふむふむ・・・。
◎三遊亭円丈「キレイ町」
  まあ、一言で言えば 禁煙差別ネタだね。正直、男の落語でもう少し上の世代の方がうけそうだね。いやいや、言い訳をしてるんじゃないよ。・・で受けなかった!円丈のバカヤロウ!もう正直、自分自身はいやになったね。今回の円丈は、4人でマージャンをやって3人がプラスになって一人だけ、大幅なマイナスみたいな。円丈一人へこみの会だった。畜生!くやし〜〜いよ!
【画像:なんだろう、しばらく見ない内に風格みたいなものが出てきたね】


 くやし〜〜〜い!あんまり悔しいので
  ヤケクソ企画そのコケた「キレイ町」台本を大公開→ ここを見よ!!




第6回・12月3日(日)無限落語:18:00開演

  「サウンド・オブ・落語」・・
  川柳さんの「ジャズ息子」、亜郎のミュージカル落語・・もうタイヘン!


 【歳の暮は・・サウンド・オブ・落語】
  音楽の世界で暮と言えば「ベートベンの第九」・・そして落語界でもこの「サウンド・オブ・落語」だ。多分、来年はやらないと思うから・・・来るなんら今年しかない!!

  ◎三遊亭白鳥「カラオケ落語」
  ・・と言うのはやらない!でもなにか考えているようだ。何曲か、間に曲の入るものをやると言うけど・・。
 ◎三遊亭亜郎「ミュージカル落語」!
かって劇団四季のミュージカル・スターの亜郎が、今、遂にそのミュージカル落語をやる。
  ◎柳家小ゑん「ハンダゴテ・サウンド」
ハンダゴテを駆使して、とにかく器械から音が出る落語。効果音としてのサウンドを目下考え中だよ!
  ◎三遊亭円丈「J-POP落語」
  間にJ-POPの入る落語をやいりたい。歌のサビの部分が何度か、繰り返し入る落語をやりたい。しかもそのサビ部分の詩と曲はオリジナルなものにしたい。でもまあ、実際どうなるのか。まだなるのか。まだ分からんね。
  ◎川柳川柳「ジャズ息子」
  もう川柳さんといえば、サウンド・オブ・落語」の元祖のようなもんだね。その川柳さんと言えばこのが最後の「ジャズ息子」・・か、どうか分からないけど、とにかく「ジャズ息子」を聴くなら今だね!



第4回・「無限落語・怪談特集」:8月12日18:00開演

  男落語VS女落語はモウタイヘン!

【良く笑ってくれるいいお客さんにも助けられ大成功】

  いやいや、思ったより、入ったね。どうも予約が伸びなくて、こりゃ、駄目かなとおもったら90人ほど入った。まあ、これだけ入れば充分だね。全く笑いのない前座、たん丈が終わってから、オープニング!
 円丈は、今回ネタ下ろし「寄席沈没」を2日間で作って覚える。61才のジイサンにゃハード過ぎるよなあ。ホントはみんなの噺を聴きたかったけど、覚えてないから、日本橋亭の道路でブツブツと稽古。
しかしこの日のお客さんは、ホントにいいお客さんでよく笑ってくれる。いい客うがいい芸人を育てるね。
  つくしくんもそこそこウケた。良かった。つくしくんは、声にやっと幅が出てきて聞き易くなった。良かった。良かった。それから最近、どうなんだろうと心配してた弟子の丈ニ!ネタ下ろし「リサイクル課長」をやったが、評判がよかった。神田茜さんは、自分のネタを心配してたけどシッカリと笑いを取っていた。小ゑんさんは、安定した笑いだったし、円丈の「寄席沈没」は、出だしは受けたけどもっさりしてた。いやあ、良く覚えてないからな。35分もあった。反省、反省!
  トリはあやめさんと円丈を拍手で決めて、あやめさんと決定。練炭自殺のネタを明るくやった。それからの画像がないが、なかなか恐い腕だっ
  どうも考えると円丈が、出来が良くなかったのでは?・・・そこで翌日プークで受けないとこをアレンジした「改良版寄席沈没」をやって、前ヨリズ〜ッと受けた。それでも30分あった。とにかく61だと普段から日常的に稽古しないと駄目だね。
(注)

【画像:楽屋であやめさんが、着物をはだけてみんなで記念写真。どう言う記念写真だ?前あやめ、えんじょう、後ろ小ゑん、丈ニ】


 【男落語VS女落語・・これがネタだ〜〜よ】
 
  前座たん丈・・「セキュリティ・システム」
  オープニング・・出演者全員
  川柳つくし・・「林!」
  三遊亭丈ニ・・「リサイクル課長」
  神 田 茜・・・「停電の夜」
  柳家小ゑん・・「願い事屋」
    ・・仲入り・・
  三遊亭円丈・・「寄席沈没」
 
 桂あやめ・・・「練炭焚いたらサヨナラ」
  【第4回8月13日18:00開演21:00終演 ・・お江戸日本橋亭にて】


第5回・10月30日(月)無限落語:18:30開場19:00開演

  予約完売!ごめんね!他の時も来てね
       喬太郎くん、昇太くんと
男落語まつり


 【次回は喬太郎、昇太くんを迎えて男落語まつり】
  今回は、男落語VS若手落語だったが、次回の無限落語は、喬太郎くん、昇太くんを迎えて「男落語まつり」・・でもって男落語まつりってなに?
  まあ、フンイキ、フンイキだよ。中身は全然考えてない。とにかく円丈はもうこの無限落語では、完全ネタ下ろしを最低でも3
年は続けるつもりだ。今、円丈はネタ下ろしの燃えている。

 【男落語まつり】
<レギュラー組>
  柳家小ゑん・・50過ぎても全然オタクが抜けない男
  三遊亭円丈・・61になってヤケになって落語に燃える男
    VS
  <ゲスト組>
  柳家喬太郎・・・今若手では、果たして何をするんだろうね?
  春風亭昇太・・・ご存知。若手ボスなのだ。なにをするんだろう?


第3回・「無限落語・怪談特集」:6月13日18:50開演
〜コワイ!もう救急車じゃ間に合わない霊柩車を呼べ〜

  怪談噺大特集・・
   豊志賀の呪いに負けず、Wカップにも負けず・・もうタイヘン

【いやあ、この企画はいけるね。評判よかったよ】

【こんな感じだったよ〜ん】
◎ 前座たん丈・・一分線香怪談噺・・たん丈は、本格怪談噺を作って来た。前座から怪談噺をされてたまるか。なぜ、一分線香怪談噺を作って来なかったと聞いたら、「一分線香」の意味が分からなかった。ええ加減にせえ!
◎柳家小ゑん・・・ハイテク怪談噺「腕」・昔、貞丈先生が、寄席でやっていた怪談噺「腕」!その腕が出るだけでストーリーは、全く違う。小ゑんオリジナルの怪談。風呂屋のさん助のお化け。「洗わしてくれ」「リンスさせてくれ」と腕のお化けが出来てくる。腕は釣竿でぶら下げて客席を漂う。チャンと聞けなかったけど、結構使えるのじゃないかね。時間には、ネタを作るより、この光る腕を作る方が時間が掛かったと言う問題作の1本腕の画像がない!たん丈チャンと撮らんか?もう・・。しかし彼もお化けや腕役で忙しかったからねええ。」小ゑんさんの腕の画像がないが、なかなか恐い腕だっ
◎林家彦いち・おばあちゃんの怪談・・しい彦いち風の新境地?鹿児島弁のおばあちゃんの昔話風のお噺。いやいや、自分のネタで手一杯になり、そんなに聞けなかったのが残念。しかし、これも今後もっと爆笑編のネタになりそう。
(注)

【画像:お化けオープニングの衣装で記念写真・左から彦いち、円丈・これじゃ円丈だかなんだか分からないよね】

【円丈の「豊志賀」はこうだった。うらめしや〜〜あ!】
考えると円丈は、高座でお化けを出して怪談話をやるのは42年の芸人生活で始めただった。どうもアレンジ台本が完成したのが、前日で噺があまり練りこむ時間がなくて少しいい加減になってしまったのがやや残念だったけど・・思った以上に評判は良かった。最初の台本より、アレンジ台本は、良くなっていた。結構よかった。来ないお客さんが、運が悪いねえ。

 
◎三遊亭円丈・・「真景累ケ淵・豊志賀の死」
長講一席と唄ったが、やはり50分あった。なんとなく覚えが不完全だが、なんとなくそれなりに出来た。まだ登場人物のキャラ化が不完全だけど、この段階ならまあ、いいかな。終わってからの評判は思ったよりはるかに良かった。
それほど恐がらせる気はなかったけど、「こんな顔じゃいやだろうね」と言うシーンでは「もういい・・恐いよ」と本気になって恐がっていたお客さんがいたとか、こちらが思ったより、はるかに恐かったんだろうね。もう一回更にシェイプ・アップして本格化した噺に仕上げたい。やるよ。おれは、その内に「やっぱ怪談噺は円丈だね」と言われるまでやってやる。

【画像:「真景累ケ淵」をやる円丈・メガネを最初から外して黒紋付で高座に!釈台の横にひとつだけ照明。怪談のシーンになるとこの照明だけになるが、これが結構恐いよ〜ん】

【怪談もWカップに叶わない。うらめしや〜〜あ!】
 いやあ、6月13日の無限落語からテコ入れしようと今回、怪談特集をすることになったが、いや、あんまり予約が入ってない。そう言やあ、Wカップだもんね。みんなで怪談噺やってもジーコ・ジャパンには叶わないよね。それにもめげず先日リハをした。

  小ゑん師の「腕」は、石鹸メーカーの社長の怪談。全然最初とストーリーが、違っている。しかし、高座には「光輝く腕」のお化けを出現させるらしい。彦いちくんは今ネタを考慮中!おい、大丈夫かい?少し心配だけどね。

【画像:客が来ないのが一番コワ〜〜イ!左から小ゑん、円丈、彦いち】
 

 【怪談噺「真景累ケ淵」では呪われたのでは?】
 円丈は自分でやる「真景累ケ淵・豊志賀の死」を早くから台本のアレンジにとっかかった。しかし豊志賀と言う女の持つ激しい嫉妬心。それが悲劇を生む、もう絶望ラブ・ストーリーだね。この台本のアレンジを始めたら、どうもなんかウチにいるような気がしてきた。しかも肩がズッシリと思い。その上うちのミッキーとろっきぃが良く怯える。しかもなにもないところを見て怯える。しかも円丈自身も精神的に不安定に!そこでとりあえず四谷のお岩稲荷にお参りに行った。しかし何があってもやるぞ!アレンジもやっと完成した。

  【こんな「豊志賀の死」なりそう】

恐さ・・今までの「豊志賀」の中では一番恐い筈、それを意識してアレンジしたからね。それとラストは今までと結構違う筈!
◎女豊志賀としても悲しさ・・こレも表現したかったけど表現出来ていないね。
◎怪談噺の芸として・・師円生に勝ちたい!と言う気持ちだけはある。
◎幽霊・・弟子のたん丈が、お化けになるけどドジだから。大丈夫かなあ。心配だなあ。


【画像:四谷・お岩稲荷神社で一心不乱で手を合わせる円丈】


第4回・8月12日(土)無限落語:17:30開場18:00開演

  男落語VS女落語、果たして勝つのはどっちだ?
       ・・男と女の間には深くて暗い溝がある・・ホンマかいな?


 【桂あやめ!リベンジだ!】
  一時女性噺家は少し注目を浴びたが、最近少し元気がない。果たして女性のやる女落語は、男落語に勝てるのか?
  それと昔応用落語の時、試作落語チャンピオン大会であやめさんが優勝して、新作落語チャンピオン・ベルトを大阪に持って帰ってしまった。く、くやしい!今回はそのリベンジもある。あやめッ!今度は負けへんで〜え!(円丈)

 【男落語VS女落語】
  <<男組>>・・男にしか出来ないネタをやりまっせ〜ッ!!
  三遊亭丈ニ・・「??????」
  柳家小ゑん・・男しか出来ないオタク落語か?
  三遊亭円丈・・円丈作品中もっとも男くさいネタをやるぞ
    VS
  <<女組>>・・女しか出来ない落語をやってもらいまっせ!!
  川柳つくし・・・「??????」
  神田茜
・・・・・果たして何をするんだろうね?
  桂あやめ・・・「大阪から必殺女ネタを披露」
  【第4回8月13日18:00開演21:00終演 ・・お江戸日本橋亭にて】

【第4回・無限落語の会・8月12日(土)17:30開場18:00開演〜21:00終演】

【場 所】お江戸日本橋亭(三越前下車1分) 03-3245-1278
【開 演】開場18:00 開演18:30 終演予定21:00
【出演者】男組・・円丈、小ゑん、丈ニ 
     女組・・あやめ、茜、つくし
 【入場料】前売り・予約(チラシ・ハガキ持参含む)2200円 当日2500円
 
  【ご注意!!・・次回予告受付は・・未定】
  【メール予約】 mugenrakugo@yahoo.co.jp
  (メールはお名前、枚数、ご連絡先を必ず書いて下さい)
  【電話予約】 落語協会03-3833-8563(問い合わせも)

   ◎主   宰  :無限落語協会(そんな協会ホントにあんの?まあまあ)
   ◎協力&協賛 :円丈ギャグ・アカデミー
   ◎お江戸日本橋亭H・Pはココ!



無限落語は2回は52人だよ?第1回はバブルだったみたいだね?
土曜の夜はこんなもん!・・ゆったりした客席52人

【正直、この日、疲れてた円丈】
   16日のアカデミーの相談室で、22日にやろうと思っていた「落語実況中継」の台本を読んでみた。生徒さんに意見を貰ったが、あまり評判が良くない。それなりには受けるようになるだろうけど、大したネタにはなりそうもない。
  そこで7〜8年前に2.3回やったことある殺人をテーマにしたブラックねた「冷血」のアレンジに着手した。殺人をしたいと言う男が主人公。笑えるのか?とにかくギャグを入れて、少しでも明るい雰囲気にせっせと改作した。そして出来上がったのが、前々日、それから覚えだした。当日は午前中に締め切りの原稿を1本書いて、それたら、国立の若手花形落語会のゲストで30分!その後、この無限落語。もうネタをやる前にくたびれきっていた。
  【そして52人のお客さん!うん、ネタ下しにふさわしい人数!】
  近くの喫茶室ルノアールで最後の稽古して、楽屋入り。今回はそれほど多くはない。でもネタ下ろしの会って、そんなに超満員でなくてもいいん。これぐらいが丁度いい。(円)

これが第2回無限落語だ〜〜よ

前座・三遊亭たん丈

「未来爺さん」
三遊亭 天どん
「公園孫対決」
春風亭 栄 助

「騎馬戦いつまでも

柳 家 小ゑん
「趣味は読書」
  仲入り
 
ぺ ぺ 桜 井
「ギター漫談・・みっちり熱演」
三遊亭 円 丈
「落語実況中継?」をやろうと思ったけどブラックねた「冷血」

 【舞台の袖で聴いてみて・・
    今回は大体キチンと出演者の噺を聴いたよ。こんな感じだったね。この日のお客さんはとても好意的な良いお客さんだったね。評判もそこそこ。お客さん、アンタは評判がイイ!

前座三遊亭たん丈
  「未来ジイサン」・・次々に未来を言い当てるジイサンと若い男の噺!

【え〜っが多くて・・ストーリーが散漫だね・・・たん丈】
  たん丈は、43才だけど活舌が悪い。しかも地の部分になると直ぐにえ〜え〜と言う。ホントにもう。これで真打の還暦の時はどうするのかねえ。まずたん丈は基本的にはストーリーを作るのが上手くない。ストーリーを作るじゃなく時間の変化によって状況が分かるのをだらだらと進行する感じ。この日のネタもそうだね。ジイサンが未来を言い当てる度にあっちに行ったり、こっちに行ったり、漂流する噺。お客さんの笑いは・・・殆どない!(円丈)

三遊亭天どん
  「公園孫対決」(仮)・・・・公園でジイサンが、孫を連れて来て、ライバルのじいさんに自慢する。そこで孫がいない爺さんは、犬を熊を孫だと言って連れてくる。
【結構受けてたけど、師匠としては不満!・・天どん】
  天どんには、密かに期待してる。いや、スゴイ期待をしてる。とにかくいつものことだけど、大体、その企画にケチをつけて笑いを取るけど、つまんないね。この手のことは。ネタに入る時、浅草でやる時、年寄りが多くベタ・ネタがないのでこのネタを作ったと言ってネタに入る。この入り方も気に入らない。天どんのマクラはいつも不平・不満・冷笑ばかりで聴いてて面白くない。お客さんはそれなりに笑っているけど、もうそろそろこんな不平不満マクラは卒業して欲しい。こんなセコイまくらえいくら受けたところで、大成することは難しい。
  じいさん同士の対決の噺、お客さんはそこそこ笑っていた。しかし、これその肝心の年寄りが聴いて大して笑わないと思うし、かと言って、若い客が、この噺を聴いて、ひっくりかえるほど面白い訳ではない。正直、どっちつかずのネタのように思う。
天どんは、ギャグは充分作れる。構成力もある。・・しかし計算しすぎると言う悪い癖がある。こんな展開じゃ客はついて来ないとか、こんなギャグじゃ客は引くとか、考えすぎて結果、さほどおもしろくない構成とストーリーになってしまう。
  一度どこかで天どんはひっくり返らないとダメだね。ギャグで作り方でも一度、ひっくり返った時、彼奴は無敵の芸人になる。早く一皮剥けなさい。そこで超度級の芸人になる。
春風亭栄助
  「騎馬戦番外編」(仮)・・ある高校、全く騎馬を組んだこともない騎馬戦クラブが、体育祭で騎馬合戦!・・そして騎馬戦になって、校門から逃げて、電車に乗って、どこまで騎馬戦は行く。
 【受けてたけど、輝きが少しなかった?・・栄助】
  新宿のプークでやった時は、2階席で見て面白かった。しかし舞台の袖で横から見るとお客さんと顔が合うので、カーテン越しに声だけ聴く。するとなんかつまんない。仕草や表情で笑ってもよく分からないんだ。正直、イライラするね。なんで笑ってるの?栄助くんの噺。正直、彼は落語と言うより、ピンのコントみたいなことをやるのか?と思っていたら、なんとキチンとして一席に仕上げて来た。
  栄助くんの初めての新作を聴いたと言ってもいい。割りと静かな感じでストーリーが進行していく。騎馬戦のトコで騎馬の4人が会話するのを声だけ聞くのはつらいね。今一体、どう言う仕草で話しているのか?全然分からない。お客さんが、笑っているだけに余計悔しいね。ねえ?どうして笑ってるの?って聞きたいほど?
  しかし栄助くんは今後、どう言う方向に行く気なんだろう。普通のストーリーの新作で行くのか?それともピンの一人コントに近いラインで行くのか?これは正直難しいなあ。ただこの日のネタにピンのコントをやる時のような輝きがなかったような気がする。ただそれもカーテン越しに見たせいかも知れない。
柳家小ゑん
  「趣味は読書」(仮)・・持てない男が、友達に村上春樹の「ノルウエーの森」とか、いろいろ評論してある本を覚えて、女性を口説けと言われて、それを間違って覚えて、失敗するややオーム返しの新作
【ハンダゴテのまくら・タップリの「趣味は読書」・・小ゑん】
  高座に上がると自分の趣味、ハンダゴテのマクラをタップリ!かなり笑いを取ってからネタへ。持てない男に友達がいろいろアドバイスする。小ゑんさんの平均的なラインだね。ギャグ沢山で多少散漫な感じもする。しかし、シッカリ笑いを取ってから終了。余計なとこをカットして、やれば結構使えるネタになるんじゃないかな。 
三遊亭円丈
  「冷血」・・趣味がボランティアとピストルによる殺人。人殺しと人助けが趣味の男の噺。その男が遂に悪人を一人殺してやろうと盛り場で出ていったと言うブラックな作品。

【疲れていたけど、反応はチャンとあった・・・円丈】
  正直、殺人がテーマって、どんなもんだろ?以前2.3回やったことがあるが、やはり自然にやらなくなってしまった。今回はそれをかなり明るくアレンジ。でもお客さんが、好意的で良く笑ってくれて助かった。言う噺ではない。とにかく笑って!みたいな軽いギャグにダジャレが入っていてドンドン笑う噺なんだね。今、少しし円丈は混乱中なんだ。マクラ・・とにかくあまり暗くならずに多少明るく!まあ、それなりにうける。
  こんなにブラックな噺でもキチンと付いて来てくれる。うれしいねえ。ラストヤクザと撃ち合って、二人とも死んで行くシーンのとこでは、少し笑いが落ちた。しかし後で聞いたら、ここは聞き込んでいたからだと言う。思ったより、反応がズ〜〜ッと良かった。
  【もっとキチンと稽古をしてからやりたかったよ〜〜〜ん】
  まあ、それなりの反応はあったけど、正直あと2日ほど稽古をしたかったなあ。献血車のおばあさん婦長のキャラもチャンと出来てなかったし、ヤクザと撃ち合いになるとこももう少し決めたかった。今度、どこかにトリの時にスキを見てやってみよう。果たしてどうかね???






無限落語は2回で終わり?エッ、ウソだろ?


イヤ〜〜ア、サッパリ予約が伸びないなあ・・2回目で・・

【前回大入りだったけど、今回は夢なのか?】
   ホント前回、大入り満員で今回は、サッパリと言うんで小ゑんさんから泣きが入った。まあ、新作ネタ下しの会ってそんな大体来ないんだよ。しかし無限落語って名前を付けて起きながら、あんまり少ないと発作的にやめたってなるかもしれない。だから来て頂戴。

【ついに登場。ぺぺ先生】
  今回、ついにぺぺ桜井先生に出てもらった。ほぼ円丈と芸歴が同じ!年代が同じ、しかも今も現役でギャグで頑張っている。それも同じだ。当日一体なにをやってもらえるのか、楽しみにしてる。ぺぺ先生が元気なうちは円丈も死ねん!

【今回は若手のバリバリの二人・・栄助と天どん】
  今、落語協会の新作の若手と言ったら天どん、栄助の二人だね。その二人が出る。それに小ゑん、円丈が胸を貸すと言う訳だ。胸貸して、アバラが折れたりして・・。とにかくこの二人には期待してる。実は栄助くん、ピン芸人のコンクールで去年、準決勝戦まで行った。まあ、決勝まで進むには、これはいろいろ事務所の力とか、いろいろあるから実際かなり難しい。そして今回こそ、と思ったら油断だね。準決勝の前で落ちてしまった。
  正直、彼は相当のショックを受けたようだ。しかし才能的には目を見張るものがある。今回は逆に栄助ここにありと言うネタを出してくると思ってる。正直、ここでダメじゃ・・と少し本人にプレッシャーを掛けて置こう。
天どんもそろそろ一皮剥けそうな予感がする。つまり化けると言うのを期待してる。彼の構成力は円丈より上かもしれない。期待してる。

【今回からリハーサル・システムを採用】
  新作のネタ下ろしと言うのは、正直博打!スンゴイ面白くなるか、つまらないのか、やって見ないと分からないと言うところがある。そこでリハーサルをやって、そこで、つまらないとこはカットし、おもしろいとこを伸ばすのだ。このリハをやるとかなり違って来る。
  当日、きてくれるお客さんに少しでもおもしろいものを聞いてもらおう。そのやさしさだね。だから今回はスンゲエ。おもしろくなる・・・・と思うから来てちょうだい!


円丈がやるのは「落語実況中継??」

【円丈本人のネタが大問題だ】
   いやいや、ひとがどうのこうのと言うより、自分のネタが問題だ。10日足らずで独演会2つと池袋のトリでもうヘトヘト。しかも16にアカデミーで学長だから何か講義をしなきゃいけない。その講義の内容も考えないといけない。それで22日がネタ下ろし。もう勘弁して下さい・・・よ。言うと思ったら大間違い。やるよ。ネタ下ろしをやります。完全無欠のネタ下ろしをしてやる。
  円丈は落語をやるのは好きじゃないけど、作るのが好きだ。実はこんな時のために既につくってある予備ネタが、4〜5本はあるんだよ。にんまり!その中から読み返したら「落語実況中継」。うん、いけるじゃないか。これをさらに4.5回アレンジしれリハに挑んで、それからまたアレンジすれば!いけるだろ。やるよ!!!(円)

これが第2回無限落語だ〜〜よ
前座・?????
「??????」
三遊亭 天どん
「??????」
春風亭 栄 助

「??????」

ぺ ぺ 桜 井
「??????」
  仲入り
 
柳 家 小ゑん
「??????」
三遊亭 円 丈
「落語実況中継?」をやる筈だけど・・・。







超満員の第一回・・無限落語


イヤ〜〜ア、大盛り上がりの第一回!!

【無限落語は・・ここだけの話。百チョイのキャパになんと150人!】
   いやいや、来たね。驚いたなあ。日本は何十年ぶりかの寒波が来てるというのに。無限落語は超満員のお客さんの熱気で高座に上がるとメガネが曇った。この日は暖房を止めても大丈夫だったろうね。スゴイ!
  でもその熱気が笑うと言うエネルギーに繋がったね。

【出演者全員ネタ下し】
  いや、ありがたい。出演者全員が、ネタ下し。白鳥くん、喬太郎くんは、他でもネタ下ろしをしてるから、円丈、小ゑん、丈二がネタ下し。白鳥くん、喬太郎くんの二人には、特に注文はつけなかった。そうしたらチャンとネタ下しをしてくれた。うれしいねえ。

【ありえねえほどイイお客さんだった】
  正直ネタ下しの会ってとても危険な会なのだ。 ホントに受けるかどうか、分からない落語が、並ぶのだから!正直、昔の実験落語の時は、お客さんが、一体どんな噺を聴かせられるのか?と言う緊張状態にあって・・しかも演る方が「ホントにうけるのかな」と言う緊張状態。場内は、スンゴイ緊張状態の中でネタ下しが行われた。
  しかし時代が変ったね。無限落語に集まったお客さんは、とても最初からリラックスしてて。前座のたん丈は、ギャグは、受けなかったけど、間違ったとこでチャンと笑う。エライお客さん。この日のお客さんに勲章を上げたい。しかも白鳥、喬太郎くんは、笑わせるツボを知ってるね。キチンキチンと笑わせる。円丈より、この点遥かにプロだね。とにかくそれほど積極的に笑ってくれた。その笑いが最後の円丈まで続いた。とても良い会だったね。もう最大の自画自賛!!

 協力:円丈ギャグ・アカデミーの皆さん、ありがとう!
お世話になったアカデミーの皆に感謝!】
  この無限落語を円丈ギャグ・アカデミーの会員の人が、ボランテイアで手伝ってくれることになった。正直、わたしも小ゑんさんも事務的なことに向いてる人間じゃない。5時から詰めて、しかもお釣り用の小銭まで用意してくれた。うれしいね。

  内堀さん、島崎さん、須田さん、ありがとう!お世話になりました。
    もうスッカリ、個人的なヨイショだったりして・・。でもホントありがたい。

  それに夏にアカデミーのラストでめでたく出産した、小林さんまで、子供を預けるところが、見つかったと言うので駆けつけてくれた。もう弟子のたん丈を保母さんにしても良かったね。でもたん丈じゃ不安だね。(円丈)
 

【画像:芸の力で“寿司ネタ”になり切る、小ゑん師匠!】

これが無限落語の実体だよ
前座・三遊亭たん丈
「Mの悲劇」
三遊亭 白 鳥
「牛丼晴れ舞台」
三遊亭 丈 ニ
「ニート物語・娘・国会議員になる」
柳 家 喬太郎
「東京娘」
  仲入り
 
柳 家 小ゑん
「回転寿司グルグル」
三遊亭 円 丈
「掛け算デカ」作 山岸由典+三遊亭円丈



 【こんなネタだったよ】
   ・・・・いろいろやることがあってチョロチョロとしか噺を聴けなかった。
      違ってるとこがあったらごめん !

前座三遊亭たん丈
  「Mの悲劇」・・男女の恋愛の噺!
【トチったトコだけウケた・・・たん丈】
  たん丈は、新作をやるのがこれが2回目。今回は「Mの悲劇」ってタイトルはカッコイイけど・・。時々、客席から笑いがあるが、全てトチった時のみ。トチり・ギャグ、う〜ん、情けない。でも大体、最初前座で新作やっても殆ど笑わないからね。まあ、普通なんだろうね。しかしたん丈が、とちらなかったら、笑いがゼロだった・・と考えると恐ろしい!!(円丈)
三遊亭白鳥
  「牛丼晴れ舞台」・・牛丼屋のオヤジと店員の噺、オリジナルのテーマ曲付き。
「オリジナルの歌を三番まで聴けた・・白鳥」
  親戚に不幸があったとかで早めに上がって行く。 15年牛丼屋に勤めていて、まだ1本立ちできない店員と店のオヤジの葛藤。なかなか良く受けていたね。そして最後に白鳥作曲のテーマ歌を三番まで歌ってフィナーレ。お客さんは喜んでいたね。しかし、最後にアンコールをしたら、一体、アンコールになにを歌ったのか?興味ふがある。
三遊亭丈ニ
  「ニート娘」・・ニート娘が、国会議員になって、新聞記者がインタビューする噺。
 【やや苦しかった・・丈ニ】
  真打になって最初のネタ下し。真打になって、明るくなって大分ウケるようになった丈ニくん。果たして初のネタ下しは?と思っていた。マクラ、内容は聞いてなかったが、正直笑いはあまりなかったね。噺に入ってニート娘が、記者に「・・て言うか〜あ」なんて感じで噺が進んで行くが、白鳥くんがアレだけ笑いを取った後だけに笑いは少ない。聴いていて「・・て言うか〜あ」と言う話し方が、微妙に浮いてる。ギャグはいろいろ入っていたが、最後まで記者とのインタビューでストーリー展開も少なく。ネタとしても苦しい。

【終わってから落ち込んでいた・・丈ニ】
  終わった後、丈ニは舞台の裏で一人落ち込んでなにか考えていた。あまりウケなくても落ち込まないタイプの彼が・・。真打になったことの重さと自分のこれからのことを考えたのだろうか?真打の辛い洗礼ともいえるだろう。
  普段なら「丈ニ、もっとウケさせろ!あんなんじゃメシ食えねえぞ」と言うんだけど、落ち込んでる彼にそれを言うと首吊りの足を引っ張ることになるから。簡単なアドバイスだけに留めた。丈ニ、このくやしさを武器にして次回、頑張れ!!
柳家喬太郎
  「東京娘」・・田舎から東京で出て歌手になろうと娘と男の噺
【狙ったギャグは外さない・・喬太郎】
  以前、「円丈前、円丈以後」と言う単語があった。「円丈前」は、昔の実験落語の頃の新作噺家のメンバーを指し。そして「円丈以後」が、応用落語からの昇太、白鳥、喬太郎、彦いちくんなどのメンバーを指す。「円丈以後」のメンバーは、ギャグが実践的で良く笑わせるのだ。円丈自身も認めてる。円丈の落語はツボに嵌った時は爆発的にウケるけど、嵌らなかった時はズコーンとそれることが良くがある。どうもすいません!!
  マクラで「小きんを楽しむ会」と間違えて来て、仕方なく入ってしまったお客さんが数人いたが、その話だけで3分持たせて、しかも爆笑!もう名人だね。円丈には到底出来ない。そしてネタに入ってからもシッカリと確実に笑わせていた。参った。も喬太郎くんの弟子になりたい。 
柳家小ゑん
  「回転寿司ぐるぐる」(仮)・・回転寿司のネタが主人公の噺。
【手堅くまとめてた・エライ・・小ゑん】
  小ゑんさんの得意ネタでおでん同士が話しをする「ぐつぐつ」と言う噺があるが、これの開店寿司のネタ・バージョンだね。マクラでそこそこうけさせてから。寿司のネタ同士は話をする。ギャグを作るのは結構得意な小ゑんさん。なかなか客に食べてもらえない寿司の噺。受けていたね。食べ物会話ネタは、柳家小ゑんの独壇場だね。確実に計算できる。
尚、「回転寿司ぐるぐる」は仮のタイトル。なんでも「回転寿司・・」って銘打つとネタバレしちゃうってことだけど・・。しかし殆ど開店寿司のネタだから、別に推理小説のラストって訳じゃなし、そんなにストーリーが入り組んでいる訳じゃないのにね。良いと思うんだけど・・。でも本人がいやだって言うから、タイトルは仮だよ。
三遊亭円丈
  「掛け算デカ」・・新米のデカが、通称掛け算デカと言われる男と組んで。

【小混乱中の円丈・・なんとかウケてほっとする】
  この噺は途中から悲しくなるとか、とても重いテーマがあるとか、そう言う噺ではない。とにかく笑って!みたいな軽いギャグにダジャレが入っていてドンドン笑う噺なんだね。今、少しし円丈は混乱中なんだ。マクラ・・とにかくあまり暗くならずに多少明るく!まあ、それなりにうける。
  噺に入って導入部から、前半は予想以上に笑っていた。後半に入って、怪人ルート2面相が出てきたあたりから、受けが悪くなった。噺がやや荒唐無稽になって、リアリティがゼロ!この辺が問題なのと、後半に入っていたダジャレが、殆ど受けない!!
  わざとコテコテの感じのダジャレもい入れたが、殆ど全滅受けない。サゲも珍しく、「花火のあとを追っかけて命拾い」そこでカーナビと引っ掛けて、「あれはハーナビ」だからで切った。瞬間分からなかったみたいで、中には3日立った今も分からない人がいそうだね。でもまあまあの合格点だと思う。

  それであのあと、受けない部分を削除、後半を全面的に差し替えて、リメイク版「賭け算デカ」が完成し、覚えに入った。いや、前よりうけるはずだとおもうけど。しかし、やる場所が、決まってない。とにかくこの噺は、寄席でも出来る噺に育って欲しい。




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