円丈おなじみトリ.シリ−ズその11
〜2011
年現在、66才!・・とにかく円丈はいつも元気、落語は体力だ!!〜

 円丈トリ日記&イベント日記2011年度版

 【2011年66才・・・・70才をとりあえず?】
  「円丈」は、この先も「円丈」のままなのか?それとも「円生」になるの?そう先のコトは分からない。しかも66才と言う年齢だから集中力、記憶力が落ちる。それをどう補っていくのか?
  それともうひとつ一番円丈の足りない部分は、「楽しむ」ということだ。どんなこともそれ自身を楽しめばいい!
 
  そして一番大切なことは高座を「楽しむ」ことだ。実はいつも何とか笑わせようとして必死に高座に上がっている。だから落語を楽しめない。
  だから今年こそは、この「芸を楽しむ」!そう言う一年にしたいけど、ホントに「芸を楽しめる」かどうかだね。

                    三遊亭  円 丈


【画像:画像撮影の時に・・】

 【メニュ−:2011年】
   ◎名古屋:大須演芸場・円丈3日間ぶっ通し独演会:5月3〜5日昼
   ◎「円丈白鳥親子会」国立演芸場:主催「夢空間」:4月25日;夜
   ◎新宿末広亭・2月下席(21〜28日)昼トリ日記
   ◎浅草演芸ホール・2月中席(11〜20日)昼トリ日記
   ◎「円丈・鯉昇二人会」:1月28日:下北沢:夜18:30開演
  ◎福団冶・円丈二人会:1月20日:夜:大阪天満天神・繁盛亭 

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・・大須演芸場に雪が降る・・
    
「円丈三日間ぶっ通し独演会」
             ・・・ 5月3〜5日・名古屋・大須演芸場:13:00開演〜:

【皆さん、ありがとう!!】
 今年も大須演芸場で今年は円丈3日間ぶっつづけの独演会
   3日・・・懐かしの「昭和ネタ」2本「インドの落日」、「グリコ少年」
   4日・・・評判ネタのリクエスト・・ここ4年の評判ネタをリクエストで
   5日・・・現代芝居噺「双蝶々スカイツリー」1時間長編・ この日雪が降るのだ!
   ゲスト:柳家小ゑん(4.5日)、獅篭(3日)
        のだゆき(3.4日):たん丈(3〜5日)

 いやいや、今年はやはり大地震の影響で予想したより、少し少なかったけど、落語で来は最高によかった。来年は、3日じゃなく2日に戻そうと言うことなりそう。
でもいろんな人が来てくれた。ありがたい!!

【画像:今年の初日の客席・・・・】

大須独演会・・3日

5月3日「懐かし噺しょうわの落語」

 一言コメント
オープニング:みんなでわあわあ
     ・・・・・・・円丈、獅篭、たん丈、のだゆき

 とにかくオープニングは、もう白鳥任せだね。白鳥の質問に答えるだけという感じだね。
毎回お互いのネタを一席ずつやる。今回は、白鳥が円丈作「一ツ家ラブストリー」をやり、円丈が、白鳥作「バー・タクマカラン」(原題「砂漠のバー・止まり木」をやることになった。そんな話とか、円丈が今度、落語協会の「復興支援寄席」の委員長に指名されたというような話を・・10分ほどしてオープニング終了。

あまり大したコト・・
    三遊亭たん丈
       ・・・・「新寿限無」

  名古屋大須は、初の高座!少し気の弱いところがある。マクラを振ってるが、あまりうけない。そして円丈の作った「新寿限無」をやる。しかし円丈独演会で、師匠の良くやってるネタってどんなもんだろう?結構、お客さんで知ってる人が多そうだ。それで円丈の「新寿限無」と比べられてしまう。
 やはり、あまりうけない。いやいや、もう少し受けて欲しいねえ。あしたは頑張れ!!

 結構受けてたね
  雷門獅篭
(しかご)
    ・・・・・・桂三枝作「初恋」  

久しぶりに獅篭に会ったチョッと自分のネタとか、何やかや、あって聞けなかった。結構、笑い声が聞こえてきた。恋愛モノの新作のようだ。降りて来てきいたら、三枝作「初恋」だった。しかし、三枝さんのネタを結構いろんな芸人がやってるけど、ウケてる。いやあ、スゴイ!円丈はそういうのが、あまりないし、やらしてくれっていってこない。
導入部を変えればまだいけそう
    三遊亭円丈
     ・・・・「グリコ少年」

ホントはムービー落語「タイタニック」をやる予定だった。でもあの大地震で・・。船が沈没して大勢の人が死んで・・って、なんか、あの地震を思い出してしまう。そこで「グリコ少年」をやる。
  そこで久しぶりの「グリコ少年」!もう今までやってきた「グリコ少年」でやったネタを全部やる。35分はあったね。導入部で食の安全基準の話は受けなかったけど・・・。あとはそこそこ思ったより、ウケたから、導入部をとってやればまだこの噺はいけそうだ。

仲入り
 

さすが
 のだゆき・・・・
   天才ピアニカ

「天才ピアニカ」のだゆきさん、演芸場の野田氏が、勧めてくれた。どういう芸をやる人か全然知らなかった。唐草のワンピースでピアニカを演奏する。とにかく音大を首席・・ピアニカ!!・・スゴイ。
  もともと演奏の腕は確かだから・・。まだ多少ぎごちなさがあるけど、いいんじゃないかねえ。

ピシッと決まった悲しみ落語
       三遊亭円丈・・「インドの落日」
ラストは「インドの落日」。最近、「これは昭和の時代の噺・・・」と言ってからやりだしたが、それ以来外したことがない。ピタッとはまる。「昭和の時代」といった時、お客さんお雰囲気が、ガラッと変わる。中にはなく準備をしそうなお客さんもいるぐらいだ。
  この噺は登場人物の名前を忘れないように、上がる前に「・・健一、吉徳、さやか・・」と何度も繰り返してから上がる。 名前を間違えないように・・。この時も完全にはまった。
【義援金も結構あつまった】
 この日は、2階がややゆったり目の入り、ネタはニ席ともまあ、良かったと思う。特にとりネタの「インドの落日」がはまった。そのせいか、落語協会で円丈が、復興支援寄席の委員長をやってるので、終わった時に寄せの入口で義援金をを呼びかけることにした。それで思ったより、義援金集まった。

いや、なんか少し悪いかなと思ったけど・・・。いやいや、ホント」!!ありがとうございました。それにここ20年ぐらい毎週、原稿を書いてる「中日スポーツ」からは、花輪をもらった。ありがとうございました。

【画像:賑やかにオープニング、左から獅篭、円丈、たん丈、のだゆき:お客さんにカメラを渡して撮ってもらう】


大須独演会・・4日・・円丈の2席はなかなか良かった!!

5月4日「円丈落語リクエスト特集」

 一言コメント
オープニング:みんなでわあわあ
     ・・・・・・・円丈、小ゑん、たん丈、のだゆき

 今日は今までやったリクエストで・・・。しかし、リクエストと言うと・・少し怖い!まあ、とにかくやってみよう。今日から、小ゑんさんが特別ゲストで出る。その彼にオープニングの司会をしてもらう。
今日の円丈のネタは、古典と新作を一席ずつやることにした。そして拍手の一番多かったネタをやることにした。
 ◎新作・・・「悲しみの大須」
 ◎古典・・・「居残り佐平次」

三遊亭たん丈
       ・・・・「てんしき

今日のたん丈のネタは古典の「てんしき」,う〜〜〜〜ん、「てんしき」って言うとなんか、素人向け、子供向けって感じがする。独演会のお客さん向けじゃないと言う感じだね。
 案の定、あまり受けない。後半受けるとこで結構更にくさくやるが、あまり・・どうも!ラストのとこで少しだけ来たって感じだね。たん丈くん、もう少しマジにならないとねえ。

 結構受けてたね
  柳家小ゑん
    ・・・・・・「ぐつぐつ」  

 名古屋大須初登場の小ゑん!!どんな反応かと見ていたら、最初、何時も東京でやるようなマクラが、思ったほどウケないどうも小ゑんキャラが、浸透していないので、お客さんが、少し戸惑ってる感じがした。それでも時間が経つにつれて、だんだんウケ出して、おでん落語の「ぐつぐつ」をやる。まあまあ、なんとかうけてフィニッシュ!!良かったよかった。

導入部を変えればまだいけそう
    三遊亭円丈
     ・・・・「悲しみの大須」

 リクエストを取ったらドキュメントタリー落語「悲しみの大須」をやることになった。まあ、何度もやってるから、覚えてるだろうと思って、ネタをさらってみたが、噺を思い出ださない。
 まずい!やっぱ、66歳はつらいなあ。そこで必死になって、台本を読み返して、頭にもう一度台本を詰め込む。果たして出来るのか?高座に上がってもう、忘れた部分は抜かしてドンドン先に進もう。ストーリー的にはそれで行ける。もう忘れようとなにしようとバンバン先に進む。そしてフィニッシュ!
  終わってから、言われたのは、「やっぱ、大須で聴く『悲しみの大須』は格別だね」と言われた。かなりの高得点だったね。

仲入り
 

さすが白鳥!!
 のだゆき・・・・
   天才ピアニカ

 天才ピアニカののだゆきさん、今回は衣装が全然ちがう。昨日は、赤い唐草模様のワンピースだったのが、今日はあんと緑色の唐草ワンピース!殆どおなじじゃないか?まあ、そうなんだけど・・。でもまあ、きょうもなかなか受けてた。

完全に得意ネタになったか?
 三遊亭円丈
      ・・「居残り佐平次」

 この「居残り佐平次」は、今度ワザオギから円丈コレクションNO9で売り出そうと思ってるネタが、去年某所で撮った「居残り佐平次」。しかし、聞いたけど、今一つパッとしない。ワザオギでは、なかなかの出来のと言っていたが・・。正直、あの程度の出来では不満だね。
  それでこの日にやったネタ。結構円丈を聞いた人は、最近の中でも今日の「居残り・・」は完全に円丈はじぶんのものにしていたと言った人がいたが、出来はよかったと思う。

【なんか、うまくいってるらしいねえ】

去年から見てもう少しお客さんお入りの期待したが、まあ、大地震の後だし、まあ、これでもかなり入ったと思っていいんじゃないかね。

  それで今日から小ゑんさんが特別ゲスト!今、東京の寄席だとガンガンうけてる。最初、少しお客さんの戸惑いしてるとこがあったが、少しやったら、慣れて笑い出した。

一方、円丈の今日はリクエストで、古典は「居残り佐平次」。新作は「悲しみの大須」をやった。ネタくりをしたら全然覚えてなかったのは、驚いたけど、少しさらって覚えなおした。

  それでやってビシッと決まったね。そして、古典の『居残り佐平次』もまあ、よかった。66歳になるととにかく固有名詞だけは絶対にさらっておくか、カンペを用意しないとドンと忘れてしまう。

 まあ。とにかくなんとかなってよかった。

【画像:毎日新聞の取材で注文により、獅篭とツーショットでパチリ!!】



円丈独演会・5日だよ:最終日・

5月5日「双蝶々スカイツリー」

 一言コメント
オープニング:みんなでわあわあ
     ・・・・・・・円丈、小ゑん、たん丈

 大変だ!今朝から「双蝶々スカイツリー」を稽古してるのに覚えない!こんなオープニングなんかやってる場合じゃない。まずいなあ。いや、実は大地震の翌日、横浜にぎわい座でこの「双蝶々」をやる予定だったのが、前日大地震が来て延期になった。そのころ大分覚えていたのが、あれから1カ月半経ってすっかりネタを忘れてしまった。こりゃいかん!とにかく、オープニングより、今日の「双蝶々」だよ。

不発だった??
   三遊亭たん丈
       ・・・・「秋田弁金明竹」

  今日のたん丈は「秋田弁金明竹」!秋田県生まれのたん丈は、秋田でこの「秋田弁金明竹」でやって、客席が揺れたと言うほどウケたらしい。今日はその得意ネタで勝負と来た。
まあ、最近、よく「地方版金明竹」を聞くが、早い話、円丈の「名古屋版金明竹」の「その他バージョン」と言うことだね。しかし、これはそもそも円丈バージョンではなく、師匠円生が、「お前は名古屋生まれだから、名古屋弁でやれ」と言うのが、始まりだ。と考えるとこの「地方版金明竹」の元は、六代目円生から始まった。
それで「秋田弁金明竹」はウケタのか?正直、うけそこなった感じだね。名古屋の人は、まず秋田弁を知らなかったせいだね・

  変化し続けるネタ強情灸
     三遊亭円丈
        ・・・・「強情灸」

 とにかく長編「双蝶々スカイツリー」が、ウロ覚えだぞ!とにかくその前に慣れたネタでご機嫌伺いだ。そこで「強情灸」。円丈の「強情灸」は、アレンジバージョンの『強情灸』だ。去年やったネタから更に変わってる。今のはサゲも変わってる。
  まあ、名古屋と東京の銭湯のマクラをして、ネタにはいる。なかなかピタッと決まった。しかし、この「強情灸」も円丈コレクション9で「居残り」と一緒に「強情灸」が入ってる。・しかし、このCDのバージョンも去年のだ。今やってるのは違う。正直古いね。なんだか微妙にCDの方の落語が今の円丈より古い、おれも小ゑんさんみたいに自分で録音して自分で売るかな。とにかく鮮度良くて面白いCDを売りたいねえ。   
 結構受けてたね
  柳家小ゑん

    ・・・・・・「鉄の男」

  オタク人間のオタク落語と言えば、SLオタクの噺「鉄の男」、いやいや、かいちょうに受けてる。いいねいいね。これだね。昨日の「ぐつぐつ」より、更に今日はうけるね。うれしい!!
  ドンドンうける。ただ今日は最後まで行ったら、少し後半息切れした感じになった。後半は後半で同じテーマでもべつな噺にした方がいんじゃないかね。

    仲 入 り
 
ラストが締まりそこなって惜しかった
       三遊亭円丈
        ・・・ 「双蝶々スカイツリー」
  去年、国立演芸場で「円丈の『双蝶々』を聞く会」でやって公表を博した。そのネタを更に少しアレンジして、今回にチャレンジ!!今回のは長吉が義理の母お光を背負った時のセリフ、父親と再会した時のセリフが、さらにホロッとくるになったし、おやじが居酒屋長治が、今回はハイボール長治に変わったり、いろいろと少しずつ変わってる。
  ただやってる最中、客席で携帯がなったり、途中から入ってきたお客さんでやってる最中に「ああだこうだ」ってうるさかったり、こラストが少し、ツケや、鳴り物とセリフがどうも今一つうまくいかなくなったとこがあった。
  まあ、照明が、不完全な大須演芸場でのライトの暗転とかあったけど、そういう不十分な中では、まあまあじゃないだろうか。長吉が、母親を背負うとこは、結構うるうるきてたから、まあ、よかったんじゃないかね。

【いやいや、がっくり疲れた】

  とにかく3日間、無事に済んだ。落語の出来はかなりのできだった。最後の日の「双蝶々スカイツリ−」は、少しうまくいかなかったとこもあるけど、全体からみれば、そこそこだったと思う。6月に横浜のにぎわい座でこの「双蝶々」をもう一度やるが、この時は完璧にうまくやってやろうと思う。

 それから毎日、高座が、終わったら義援金のlお願いをした。そして3日間で約八万円になった。いやいや、なごやのお客さんは、あったかいねえ。

そしていろんな人が来てくれた。ありがたい、自分が義援金なんかで援助手助けをしてると思ったら、実際は逆で円丈が大勢の人から助けられて、今いるんだね。本当にありがとうございま〜〜〜〜〜〜す。

【画像:「双蝶々」で雪を降らせるリハ。「こんな百円ショップのカゴで大丈夫?」と見守る小ゑん、円丈!】

 





「円丈の骨、白鳥の肉、親子会、もう・・・超満員の満員御礼!!
              4月25日・国立演芸場:18:30開演〜:主催:夢空間


【画像:白鳥作「バータクラマカン」をやる円丈】

 【来年はイイノホール?・・ほんまかいな】

  今年で4回目になった国立演芸場でやってる「円丈白鳥親子会」、でも今年は大地震があったりして、入りはどうなのだろうと思ったら、なんか結構前にソルド・アウトしてたみたいで、当日は大入り満員。

 国立は、キャパ300ぐらいだから来年は、イイノホールにするらしい。イイノホールは、現在工事中だが、来年から新装オープン!今度はキャパ550とか、そこでやってガラガラってないの?ええかいな。 ホントにそんなに入るの?なんか心配だね。

  さてこの日の客層は、場所が、霞が関だからやはり会社帰りのサラリーマンの姿も目立つ。中年以上も一部いるが、平均若い客層だ。

  今回の会は、笑いは、白鳥、聴かせる円丈みたいな感じだったかな。円丈も66でネタが覚えられない・・・ハンデはある。しかし、どんな時も新しいネタをやり続けたいと思う。まあ、会自体は大成功だったと思う。(円丈)


【画像:円丈作「一ツ家ラブストーリー」をやる白鳥】


これが親子会でやったネタ!

5月27日・円丈の骨・白鳥の肉親子会

 一言コメント
オープニング:なんだかんだ!
               ・・・・・円丈・白鳥

 とにかくオープニングは、もう白鳥任せだね。白鳥の質問に答えるだけという感じだね。
毎回お互いのネタを一席ずつやる。今回は、白鳥が円丈作「一ツ家ラブストリー」をやり、円丈が、白鳥作「バー・タクマカラン」(原題「砂漠のバー・止まり木」をやることになった。そんな話とか、円丈が今度、落語協会の「復興支援寄席」の委員長に指名されたというような話を・・10分ほどしてオープニング終了。

結構苦しんだと言う
   三遊亭白鳥・・円丈作「一ツ家ラブストリー」

  今回、白鳥くんは、「一ツ家ラブ・ストリー」で随分苦しんだとか、円丈の体験を基にしたこの噺でその上、年寄りの恋愛モノだから、ある程度、歳をとらないとシックリ来ないようなところがある。それを白鳥くんは、このネタを演芸ホールでやったらエライ目にあったとか、ホントかよ?でもまあ、そう言わとこもあるかも知れない。
  でも本番ではうまく刈り込んでよく受けていた。ストーリーはかなりアレンジしてやっていた。ただ作者として少し残念なのは、主人公の亀蔵は、婆さんたちを口説くためにウソとマコトの皮膜を行くような微妙さが、嘘の裏に真実があり、真実の裏に嘘があるようなトコがあった亀蔵が、白鳥くんのは、全く新しいキャラ亀蔵になっていたのが、少し残念な気がしたね。

悔しい覚えられねえよう
    三遊亭円丈・・白鳥作「バータクラマカン」

 まいった。まいった!歳だね。噺が、なかなか覚えられないんだよ。この噺は、無限落語の会で一度やったんだ。しかし記憶力が、上がったり、下がったりして、今は下り坂なんだ。
  3日間かけて覚えたけど全然覚えない第一、今回
の「バー・タクラマカン」という単語!このタクラマカンという単語は、500回ぐらい復誦してやっと覚えた固有名詞。もう情けないよ。しかも似た言葉でテクマクマヤコンヤなんて言葉を言うとタクラマカンという単語をわすれいえしまう。 笑いはそれほどでもなかったけど、まあまあかねえ。
  失恋の痛手を克服するためにこのタクラマカン砂漠にやってきて男が、偶然この砂漠のバーにやってきて、悩む男にグラスを磨きながら「その恋はまだ終わってないかもしれませんよ」と客の相談に乗るマスター。最近、白鳥自身このネタを全くやっていないようだが、白鳥作品の中で円丈一押しのネタ。とても雰囲気のあるいい噺だと思う。

仲入り
 

さすが白鳥!!
 三遊亭白鳥・・・・
   「真夜中の襲名・上野にパンダがやってきた」

 しかし、白鳥くんはスゴイ!これは「上野にパンダがやってきた」というネタおろしなんだから、恐れ入るね。しかし、そうはいっても円丈も今まで300本も作っていたんだから、その円丈から見てもそこまで簡単にネタが無尽蔵に出来る訳がない。
  そう思って白鳥くんに「これの元はあるの?」って聞いたら、実はなんとその元があったのだ。ここだけの話だけど、以前、やった。「いっ平・三平襲名!」このネタを最近、全くやってないので、それをそっくりこのパンダに変えたという訳だ。エライねえ。無駄がない。でもそうはいってもパンダに設定を変えるんだから大変だよ。しかもドカンドカンとうけていた。
 だけど「三平襲名」を、「パンダの襲名」に変えられてしまうんだから、三平くん!もっともっと頑張らないだめだよ。先代の三平師匠は、ほんとグレートな噺家だったんだよ。

ピシッと決まった悲しみ落語
       三遊亭円丈・・「藪椿の陰で」
  最後の一席をどうしよう?ニ席のうち一席は古典と言う選択肢もありかなと思うけど、「白鳥円丈親子会」!この親子なら新作親子だから、やはり古典じゃないだろ。新作だろう?
  そこでペット落語「藪椿の影で」をやろうと思った。これが、円丈悲しみ落語、傑作の1本と言われてる。しかもそれほど、回数もやっていないし、いまだにセリフ回しや、言い方で全てがピシッと決まったことがないからこれをやろう!正直、笑いで白鳥に勝つのが、結構難しい。今回は涙路線で・・!いやいや、これが見事はまって、終わった時の拍手すごかった。あれだけ聞いても成功だね。しかも今回、台詞忘れもなく全てうまくいった。





【画像:楽屋でブログ用の写真を撮る円丈、白鳥】

 【すごい強敵に育った白鳥くん、】

 とにかく無事に済んでよかったよかった。 正直66の爺さんには、この親子会はつらい。なんとか白鳥くんに負けないよう笑いを取ろうとするけど負けるね。もう認めちゃう。

  しかももうひとつの強敵が、この66歳という年齢そのものなんだ。50歳過ぎから、固有名詞が出てこないのは当たり前だけど、それが、今や、文章を作るためのいろんな言葉が出てこない。こんなことを表現したいと思ってもそれに合う言葉が出てこない。だからうまくセリフが出来ない。これが情けない。

  普段使える言葉の数がドンドン減ってる感じだね。これでもう85歳なんてなると「うまうま。ぱいぱい、ぶーぶー」なんて幼児と同じになりそうだ。それを克服するためには、純文学とか、頭の痛くなる哲学とか、普段接してない言葉がドンドン出てくる本を毎日読むことだね。

  でもでも内心は、別なことを考えてる。いつも正反対の両方のことを考えることにしている。
それは70歳からブレークしてやろうという野望なのだ。
 「スーパー70!落語は70からだぜ!」宣言をしてやろうと考えてる。だから70歳までに持ちネタを7〜80本ぐらいに磨きをかけて「70からが勝負!」という訳だ。
  でもでも円丈は円丈の脳細胞をどこまで信じられるのか?ということだ。殆どバカ化しつつあるこの脳細胞!それをどうやって、能力が落ちないよう保てるいのか?いやいや、そんな方法はないね。








新宿末広亭トリ日記・・・・喜んでこの8日間は、休みなしだよ!
     (2011/02/21〜28)2月下席(21〜28日)8日間

【ゴホンゴホン・・ゲッ、風邪だよ〜〜っ!】


 まいったね。今日からいよいよ新宿のトリなのに・・。ゲホゲホッって、風邪なんだ。

  このところズ〜〜ッと風邪気味だったけど、2日前ら、本格的な風邪、一昨日なんか、寝てる時咳が出て出て・・。まいったね。それでも起きてる時は、咳も大分おさまってる。

  しかし、不思議なのは、高座では、絶対咳が出ないんだね。とにかく今日から新宿末広亭の昼トリなんだ。いやいや、体調万全でトリを取りたかったね。

  まあ、それより、この芝居は浅草から連続だから、同じネタが、重ならないようにしようか・・でもチョイきついか?

  ねなんて考えてる最中・・とりあえず。しばらくは、ねたが重ならないようにしよう。・・とにかく頑張よ。
   
        三遊亭 円 丈




【2月21日初日・月曜日・・・・・・・・風邪気味だが頑張るぞ〜〜っ】

 【高座に上がるまで・・・・さて初日は何をするのか?】

 いや、全然、風邪が抜けない。稽古寄席に行く前、少し稽古しようrと思ったが、それより。体力回復をしようと眠る。楽屋入りをして、客席を覗くにと結構、中年以上が多い。50代から70代だね。笑い方から推察して、それほど、落語は詳しくなくて、しかもそれほど聞いてもいない感じ。やや反応は遅め!!いつもの新作をやると、少し苦労するネタがありそう。
  もちろん、こう言うお客さんの中に混じって、かなり聴きこんだお客さんがいるもんだ。手抜きは禁物、今日は何となく「ランボー怒りの脱出」をしようと思ったが、いや、もっと分かり易いネタがいい。そこで白鳥作の「シンデレラ伝説」やろう!!結構分かり易い作品なのでこれでいいか?

【実際やって見て・・・ズバリ正解「シンデレラ伝説」】

 とにかく、「シンデレラ伝説」は、とても分かり易いし、誰でもわかる親子の会話だ。そこで少し本編が短いので長めのマクラを振るって、「シンデレラ伝説」に突入!!
  うん、うける!!かなりうける。いいね、いいね!良く笑ってる。これならいいんじゃないの。この「シンデレラ伝説」の問題は、ラストで今一つ、ギャグの盛り上がりに欠ける。それとサゲがない。それでも良く受けて、終わる。最後、幕が締まる時、客席を見ていたら、お客さんは席を立たずに幕が閉じるまで熱心に拍手をし続けていた。うん、お客さんは、殆どのお客さんは喜んでいたんだ。いやあ、よかった。よかった。

【終わってからの感想・・・とにかく、楽までネタを換えたい】

 

 終わってからお弟子さんと焼肉を。風邪を焼肉で吹っ飛ばそう・・と安い焼肉屋「情熱大陸」へ入ろうと思ったら、まだやってない。そこで高めに長春館で焼肉を食う。おいしかった。・・なにがおいしかっただ!バカ!!

  それはともかく、浅草から新宿末廣と2芝居続けてのトリ。全てネタを換えたい。夜席なら、結構、トリ目当てのお客さんも多いが、昼トリだとそうでもない。お客さん全体に喜んで欲しい、するとそんなネタを換えられない。ここが少し難しいねえ。とにかく、ネタを換えられるだけ換えよう。長春館は、肉もうまいけどナベとか、クッパのおじやが、いい味だね。そんなことより、明日のネタの稽古でもしよう!

【画像:肉を挟んでチーズ:左から亜郎、円丈、丈ニ:ごめん、画像紛失中!】



【2月22日ニ日目・火曜日・・・・・・・・ギャオ!!今日は完敗?!!】

 【高座に上がるまで・・・・風邪がひどくなる・・】

 このところず〜っと風邪ギミだったが、今日はヒドイ。咳がひどくて、痰が出て、喉がいたい。高座を休みたいが、トリじゃそうはいかん。・・・しかし熱はない。5度8分!じゃ平熱じゃん。でもつらい。いつもの「六町クリニック」で薬を出してもらう。とにかく薬を出し貰って、それで少し落ち着く・・・。
  楽屋入りすると客席は割と年齢層が高目だ。「小言念仏」なんかそこそこ受けてる。そこで古典の「茶金」(「はてなの茶碗」)はどうだろう?と「茶金」をやる・・いやいや。これが駄目だった。

【実際やって見て・・・「茶金」でここまで静かになるとは??】

 いや、人生は勉強だね。この日は、中高年の団体が、100名ほど入ってた。その中で一番大きな団体が、60人ほどだ。上がってマクラで今風の軽い話しをしていた時はウケていたけど、いざ噺に入って「京都三条木屋町筋に茶屋金兵衛・・」と言った瞬間からお客さんド〜〜ッと引いた。
  いやあ、そんな難しいこと言ってないんだけど・・・それから静かになりっぱなし、どうもとんでもなく難しい噺のように感じたみたいだね。今日の団体は合計100名ほど、この団体が、ほぼ全体の雰囲気を引っ張っていくことになった。とにかく今日のお客さんじはとにかく分かり易い。笑い易い噺を聞きたがっていたんだね。
  いやあ勉強になりました〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜あ!!!!!!

【終わってからの感想・・・お客さんに合わせるがネタは変え続けるぞ!】

 いやいや、なかなか強いお客さんだった。しかし、円丈は負けない!!やるよ。ネタだって変え続けるぞ。少しやるネタの方針を転換しよう。全体に分かり易いネタ、笑い易いネタの新作、古典をやって、しかも前の浅草昼トリからのネタを全部避けながら浅草、新宿全てネタを変えてやるよ。しかし、きっちりウケさせて!!
ただホントは人情噺「百年目」とか、古典「居残り佐平次」とか、「インドの落日」とか、「」藪椿の陰で」の悲しみ系の落語は今回掛けられないかもしれない。
  後は意外に紙芝居落語「地球最後のタヌキ」なんてやるかもしれない、あるいは久々に「イタチの留吉」なんてありかもしれない。とにかくお客さんに笑って欲しいね・・。




【2月23日三日目・水曜日・・・・・・・「いたちの留吉」で 昨日のリターンマッチ、勝負!】

 【高座に上がるまで・・・・*風邪で・・もうタイヘン!】

 今日は風邪が全然治らなくて、こう言いう日に限って、昼仕事!それをこなして、楽屋入りすると、お客さんが昨日と似ていて、高齢者が多い。弟子の丈ニが言うには「昨日より、もっと笑わないかもしれません」「えっ、昨日より、笑わないって、昨日は完敗したんだよ」「とにかく手ごわいお客さんです」「」マジかい?」
  でも昨日、完敗でも連敗は許されない。こう言う時はどんなネタがいいだろう?するとたん丈が言うには「名古屋弁でみゃあみゃあ言う『金さん銀さん』はどうでしょう?』少し前なら高齢者には絶対の切り札だった『金さん銀さん』だが、今どうなんだろう?『いたちの留吉 』42年ぶりに刑務所からシャバに復帰するする噺だが、もう1.2年やってないが、どうなんだろう?まあ、やってみっか?

【実際やって見て・・・今日は合格!!「いたちの留吉 」】

 前に上がった二楽さんのギャグには良く反応していた。確かにどうも高齢者が目立つが、でも1〜2割は、結構落語ファン、円丈ファンだっているんじゃないのか?そこで高座に上がる。「ぬう生とヌードショーを間違えた」と言ういつものこてこてのマクラを振りながら、徐徐に「イタチの留吉ワールド」へ、「元やくざのおじさん」とみんなで叫ぶトコで盛り上がって、その勢いで本題に!!
  しかし、いつもよりウケはやや低いが、それでも反応はいい。そしてフィニッショ「とうとうこの男、マクドナルドに就職をしたと言ういたちのの留吉出世物語と言うおめでたいお噺です」でキッチリうけた。幕が降りる時、みんな喜んで拍手していたから、よかったんじゃないかね。

【終わってからの感想・・・ああ。とにかく疲れた寝よう・・・】

 正直、疲れてる。なんか風邪がだんだんひどくなる感じがする。今日は、よせが終わってから、狛犬研究会があったけど、断った。くたくただもん。これこじらせると肺炎かなんかになっちゃうよね。
  それで明日のネタ・・・・それより、ねよ、ねよ!!




【2月24日四日目・木曜日・・・・・・・・げっ、肺炎の初期症状?疲れる訳だ!!】

 【高座に上がるまで・・・・注射で少し楽に・・・】

 
*今朝、ドッと疲れて、六町クリニックでレントゲンを撮って貰ったら、なんと肺炎の初期状況!えっ、疲れる訳だよな。それで太い注射を1本打って貰って、強めの薬を出してもらって、やっと少しらくになった。トリでなかった。休んでいるね。

  それで寄席に今日は1階が、一杯で2階にも少し入ってる感じ。今日は「一ツ家ラブストーリー」をやる。意地でも浅草からのトリネタを全て変えてやる!一応、軽くネタ浚いをしてきた。ふ〜〜っ、でも疲れた。ら、寄席を休んでいる状態だね、とにかく2日前に病院にいったくすりが全然きかない。

【画像:今度は少し強い高い薬みたいだ。ジェネリックじゃねえぞ:画像紛失!!】

【実際やって見て・・・声がでない、途中で痰がからむ「一ツ家ラブストーリー」】

 それで高座に上がって「待ってました!」と声を掛けられて「声を掛けられたのは、今日で2度目です」と言おうと思ったら、それを「声を掛けられたのは今日で二度目です」と間違って言って客席はキョトン!集中力が全くないし、その上、声がうまく出ないわ、噺に全然集中できないわ、途中で痰が絡んで、声が出なくなるわ、そこで高座に前座さんのお茶を持ってきてもらったら、2分ぐらいかかるわ、いやいや、ダラッとした高座だったけど肺炎の初期症状ならそうだろうね。
  でも66才で肺炎の高座ならこんなもんだろう。まあ、よくやったんだろう。

【終わってからの感想・・・とにかく明日、明日!!】

 とにかく寝よう。ゆっくり寝よう。死んだオフクロが言ってた。「寝るより、楽はなかりけり!」
全ては明日明日!!




【2月25日中日・金曜日・・・・・・・・ごめん!!肺炎のため急遽休み】



【2月26日六日目・土曜日・・・・・・・・病み上がり高座・・「ランボー怒りの脱出」】

 【高座に上がるまで・・・・昨日より楽だけど・・・・・】

 二日続けての注射と先生が「少し強めの薬を出しとくね」と言ったけどこの強い薬が効いたようだ。なにしろ、何時ものは600円台の薬代が、今回1700円、約3倍強い!金と強さは比例にするのか?まあ、そうだね。
  とにかく今朝は昨日より、大分、楽になった。それに呼吸が、弾まないので、なんとか普通に落語が出来そうだ。それで今日から末広亭に復活することにした。
  寄席は、よく入ってるね。1.2階満席で立ち見まで出てる。但し、10〜30人ぐらいの団体が、100名ほど入ってる。今日はアクション落語「ランボー怒りの脱出」をやろうか、どうしようか?この噺、結構体力を使うネタだからなあ。それとも・・・う〜〜ん、もう考えるのは面倒、「ランボー」をやろう。

【実際やって見て・・・息も上がらずなんとかやり通す「ランボー怒りの脱出」】

 

 高座には、肺炎だから、突然、喉が涸れちゃうかもしれないから、湯呑みをつかう。それも円丈は名古屋生まれだから「ドラゴンズ湯呑み」を使用で高座に置いた。

  マクラは、ややウケが少ないかな?それから笑いのボルテージは上がって行ったが、最後のドカーンと言う弾けた笑いにはならない。

やっぱ、病み上がりのせいか?それとも今日のお客さんの特性なのかは分からない。 まあ、病み上がりではスゴイ元気な高座だったと思う。でもいやいや、疲れた!!

【画像:このドラゴンズ湯呑みを高座で使用・・。画像紛失中?】

【終わってからの感想・・・楽まであと二日・・】

 終わったら末広亭の社長がわざわざ楽屋まで訪ねてくれて「大丈夫?無理しないで」と・・「ヘヘヘ〜〜〜ッ」と思うず頭を下げた。とにかくあと二日、頑張ろう!!

【2月27日七日目・日曜日・・・・・・・・紙芝居落語「地球最後のたぬき」・病み上がりでやや不発!】

 【高座に上がるまで・・・・紙芝居のマシーンを持って、あ〜あ〜重いよう!】

 

 今日は先日無限落語でやった「前座生中継」をやろうと思ったけど、どうもうろ覚えになりそうなので・・。そこで一度やってみようと思ったのが、紙芝居落語だ。どんな感じなのか一度やって見ようと思っていた。

  そこではるばる足立区より、紙芝居のマシーン(一般的には「紙芝居の枠」と言う) とそれと紙芝居の絵と着物思ってでたが重い、メチャ重い!ひ〜〜ひ〜重いよ〜っ!
  肺炎の病み上がりには応えるなあ。楽屋入りして、客席を見ると立ち見が出て満員!!まあ、軽い良いお客さんじゃいないかしら。

【実際やって見て・・・・・・上がってやったが、普通の落語より数倍疲れる?】

  まず普通に上がってマクラを振る・・。なんか違和感を感じる。いや、多分、円丈が、病み上がりで、それをお客さんが本能的に感じて、少しうけが悪いのだ思う。それから紙芝居をやる。まず「全部圓生」・・もしかして、こっちのネタをやるべきだったかと思う。食い付きは悪くなかったが、それを少しだけやって「地球最後のたぬき」に入る。でも結構エネルギッシュに動かないといけないんだけど、もう病み上がりで動きたくない。なんかやっていて、だんだん疲れて来て、面倒になって来て・・もう早く終わらせようみたいになってきた。
  病み上がりは紙芝居に向いてないと言うことを発見した。集中力が保てない。 病み上がりは普通の落語の方がいいねえ。 しかし、あ〜〜疲れた!納得できない!!それと普通の寄席では円丈の絵が後ろでは、やや小さいのではないのか。それもウケ方に微妙に影響してるような気がする。ひ〜〜ひI〜〜!あ〜あ、疲れたよう。

【終わってからの感想・・・帰りはぬう生にマシーンを持ってもらう・・】

 *それで帰り、弟子のぬう生くんが「師匠のウチまでマシーンを運びます」なんて殊勝なことを言ってくれたんで、ワンセットもって貰った。ありがとう、助かるよ・・。で明日は何をやろう?





【2月28日千秋楽八日目・月曜日・・・・・・今日は千秋楽うれしい・・・・「前座生中継」】

 【高座に上がるまで・・・・なんか浅草からニ芝居続けてトリ、】

 なんか浅草からニ芝居続けてトリを続けて、しかも肺炎になって、まあ、大事にいたらず、今日が千秋楽!うれしい。とにかく、今日がは、こないだ無限でやった「前座生中継」をやる・・・と思って、けいこしたが全然、覚えられない。やっぱ歳だね。
  今日は朝から冷たい雨が、降り続き、昼には一時雪が降りだした。でも1階は満員だもの。この芝居良く入ってるねえ。ただ少し天気のせいか、お客さんが、ややというか大分と言うか重い感じ。年代層が結構高めと言うところも結構影響してると思う。笑うけど、少し重い。まあ、とにかく、今日はもう「前座生中継」をやろう。とにかく、なんでもやってみなきゅ分からないんだから・・・・。

【実際やって見て・・・カンペ見ながらなんとか「前座生中継」】

 

 いやあ、今日は特に団体はいない筈だけど重い。ギャグでガンと押さないと笑いが弱い。いつもの「ぬう生」のマクラから前座のマクラを振ってから、「前座生中継」に入る。

  ここで笑うと思ったとこで外れたりする。ちょっと「前座生中継」でくるしいとこはあったが、かまわず続ける。全体に少し笑いがたりないとこもあったが、最後フィニッシュ!不満と言えば不満だし、もう少しキチンと覚えたかった。
噺の中でギャグとして川柳さんの名前を上げたが・・殆ど反応がなかった。今日のお客さんは、落語を知らないお客さんが、多いと分かった。 

【画像:楽だからお弟子さんとぬう生、円丈、亜郎、丈ニ:画像紛失、ごめん】

【終わってからの感想・・・・・二芝居トリでネタをすべて変えたぞい】

 いやいや、終わった、終わった!風邪気味から肺炎にかかりながらも、浅草、新宿の連続トリでしかも全てネタを変えた。ざまあ見ろ。
  しかし、今回、長編のネタ、悲しみネタなどを外してる。どうも昼席って、泣かせるような噺は、どうもやりずらいんだ。とにかく、終わって打ち上げでお弟子さんと焼肉を食べた。



◎新宿末広亭2月下席(21〜28日)のトリ日記・毎日見てくれて感謝感謝!






浅草演芸ホール・2月中席(11〜20日)昼トリ日記・10日間(2011/02/11〜20)
     【13、18、20日の3日間休み!17日早上がり・・・・ごめん・・】

【久々の演芸ホールのトリ!!】
 今回は、久々の演芸ホールの今日は浅草昼トリだ。一般的言ってトリを取る時、夜席の方が、割とトリ目当ても多いので、好きなネタをわりと出来るが、昼席は、お客さんが多いだけに一般度も上がるので・・。あまりやりたいネタだけやってると、スコーンと外す場合がある。

  だから今度の浅草の昼トリは、ウケることを考えながら、高座を務めるから・・。
  少しネタが物足りない人もいるだろうが、勘弁してちょうだい。それと結構やすみが多くてごめんねごめんねごめんね。とにかく浅草、新宿とトリが続く・・頑張ってやるよ!!
         三遊亭 円 丈

【画像:・・・楽屋の袖から客席の様子を見る円丈・・紛失中】

 


【2月11日初日・金曜日(祝日)・・・・・・迷ってやったのが「悲しみは埼玉に向けて」】

 【高座に上がるまで・・・・全然ネタが決まらない】

 前日は今月19日にやる無限落語のネタ下ろし!・・・しかしこれがどうも仕上がらない。完成して覚えて19日に出来るのか?やはり66才と言う年齢から来る衰えが、作る時にも確実に現れる。う〜〜ん、いやいや、悩んでる場合じゃない、そんなことより今日の演芸ホールのネタだ。自分の台本から、雪も降ってるし、しばらくやってない暖かいおでんの落語「ぐつぐつ」?寒いとなったら、そりゃ、あつあつ落語の「遥かなるたぬきうどん」もあるし、それから少しずつ稽古したが、なにも決まらないで楽屋入り、今日は雪が降ってても客席は立ち見が出る団体もあったが、それもかなり帰っても立ち見の満員盛況!ありがたいねえ。

【実際やって見て・・・センスを2本持って上がって・・「悲しみは埼玉に向けて」】

 高座の上がる時、扇子を2本を持った。これがあると「ランボ怒りの脱出」と「たぬきうどん」が出来る。懐には帽子のツバだけ(ランボーで使用)で高座に上がって、やったのは「悲しみは埼玉に向けて」!なんだよ全然違うネタじゃないか?そうなんだ。ホントにやりたかったネタは「ぐつぐつ」だった。大体出来るけど、まだうろ覚えだったので「埼玉」をやった。
  上がると方々から「待ってました円丈」とか、掛け声がかかる。結構、円丈を聞きに来たお客と、殆ど寄席を知らないお客さんの混成部隊だね。こう言う時のお客さんが一番怖い。そのお客さんに「埼玉」どうだったのか?
お客さんは少し疲れている感じがしたが、それでもだんだん乗って来た。鉄板ネタの「埼玉・・」だから、外しはしない、でもだからと言ってうけたって当然だからうれしい訳でもないねえ。
  そしてフィニッシュ!果たしてどうだったんだろう?まあ、高座のからの感じは悪くなかったけど・・。まあ、こんなこんだろうね。可もなし、不可もなしってとこかね。

【終わってからの感想・・・和民で打ち上げ・・】

 終了後、弟子の丈ニ、天どん、たん丈の一門とささやかな打ち上げ。寄席から50m前方にある「和民」、雪が降ってても気にならない距離だね。たん丈の完成で料理を注文、それをケチつけながら打ち上げ。
  次の新宿末広までの二芝居(20日間)ネタを変え続けるって、手があるけど、不可能じゃないね。いやいや、そんなことより、早く切り上げて、今晩中は、HPの更新と無限のネタの仕上げ。そして明日の朝は、締め切りの原稿を1本書いて、それからその日のネタの稽古だね。
  しかしそう予定通り、ことが進むのかね。とにかく本日はここまで!!



【2月12日二日目・土曜日・・・・・・昨日やらなかったおでん落語『ぐつぐつ』小ゑん作

 【高座に上がるまで・・・・雪の予報だが外れたよかった】

 天気予報じゃ、雪が積もるとか?それが外れて雪も詰まらず今日は雨。雪ならこの三連休の二日目。お客さんが、ガクッとへるとこだったが、演芸ホールは大入りで立ち見も昨日より、さらに多く、ギッチリ入ってる。それに昨日、今日と結構若い人も多いし、それに昨日よりお客さんも陽気だね、バンザーイ。言うことなし!! 今日は昼間少し稽古したおでん落語『ぐつぐつ』だ。もう66才にもなると稽古なしでやるのは、結構危険なんだ。そこで一応はさらう。もう明日何をやるより、今日何をやるかその日暮らしだ。でも最低でもこの浅草では同じネタはしない。

【実際やって見て・・・まあ、合格点の『ぐつぐつ』】

 高座にあがって客席を見ると立ち見をしてるお客さんが、ギッチリだ。もうこれ以上、立ち見は出来ない状態だ。浅草演芸ホールだと大体、マクラで「円丈の前の名がぬう生」で高座に上がったら「こら、早く、裸になれ!」後で聞いたら「ぬう生とヌードショーと間違えた」と言うマクラをふるが、これも最近さすがにうけかたが悪くなってきた。だからこの日はやらなかった。
  往復はがきで高校生から入門希望が来た・・それから・・「時代が変わって来ました」なんてふって、「ぐつぐつ」。今回は「ぐつぐつ」の擬音のとこで両手をふって陽気アクションをつけた。お客さんもノッテくる感じがした。まあ、多少稽古不足の感じがしたけど、できは悪くない。
  ただ犬が竹輪を食うサゲで「ウ〜ッ、ガツ、ガツ、ガツガツ」ってトコを間違えて「う〜っ、ガブ、ガブ!」とやっちゃった。袖で聞いてた弟子の気がつかなかったぐらいだから、まあ、いいか!いや、良くない。「」やっぱりこのサゲは「ウ〜ッ、ガツ、ガツ、ガツガツ」でないと勢いがでない。でも今日はグーだったと思う。やはりこれを昨日やるべきだったね。

【終わってからの感想・・・とにかく、夜は、19日の無限のネタを・・・・】

 終わってからぬう生、丈二とデニーズへ、軽く食事!さて、ぼんやりしてられない。夜はH・PをUPして、19日にやるネタを・・そして昼はその日のトリのネタの稽古。何しろ稽古嫌いだから、こう言うことでもしないとなかなか稽古をしないからねえ。ホンじゃ、13日休みでごめん。14日ね。



【2月13日三日目・日曜日・・・・・お休み・・・・ごめん】




【2月14日四日目・月曜日・・・・・・やや稽古不足だけど「夢一夜」】

 【高座に上がるまで・・・今日も寒いねえ、寄席は、下がほぼ一杯ぐらい】

 もう寒いのいや!もう冬は飽きたね。まあ、それはともかく66才になるとしばらくやってないネタを突然やると危険なんだ。途中でドンと忘れて、それこそ、どうもすいませんってなっちゃう。だからしばらくやってないネタは、ざっとでもネタ繰りしないと危ない。
  それでまあ、今日あたりは、普段の寄席でも良くやる割と軽めのネタか、それとトリネタなら、末期がんのおやじが大騒ぎする「夢一夜」かね。それで軽く「夢一夜」をさらう。しかし、ホントはもっと稽古したいけど、19日無限でやるネタ下ろしの落語が完成しない。しかもそれを当日までに覚える。結構キツイねえ。
  今日も結構寒くてどうかと思ったら、演芸ホールは1階がほぼ一杯で、いつもの平日より、やや若い・それに明るいお客さんだ。

【実際やって見て・・・「夢一夜」・・・ウケたけど、後半やや息切れ】

 外は寒いけど、お客さんは、あったかだ。マクラから良く笑ってくれる。カミサンが時代おくれで今頃、韓流ドラマなぬえよくやるマクラをふって、日本人ならマクラの上に死にたいなんて「死」のマクラ、振って「夢一夜」に入る。いやいや、思ったより、はるかにウケル。快調なペースでドンドン行く。ただ最後の5分ぐらいのとこが、やや、稽古不足で・・・少し笑いが落ちた。ラストにやや問題があったけど、まあ、いいんじゃない。
  ただ落語が終わって幕が締まってから、お客さんが、立ち上がる時間がややいつもより早い!そこが今日の問題だった。

【終わってからの感想・・・後とりで上がるのが、後3日!!】

 しかし、この芝居は休みが、3日あって、もう一日は早上がりをするから、トリで上がるのが、あと3日間。そう考えるともっときちっとやんないといけないねえ。
  そうかとにかく明日もがんばろう!!!!やるぞ〜〜っ。少しわざとらしいかな。



【2月15日中日・火曜日・・・・・・たまに古典を「強情灸」】

 【高座に上がるまで・・・・・今朝は雪!寄席はチャンとお客さんがそこそこ】

 痩せてるし、夏が好きな円丈は、寒い冬はもう沢山。今朝は東京初の積雪でうちの前を雪かきしたよ。この日、19日やる新作がなんとか完成した。それから、少し今日やるかもしれないネタを少し稽古して楽屋入り、入りは1階がほぼ満員で、2階も半分ぐらい、結構良い入りだ。ただ少し昨日より、かなり年寄りが多くて、典のギャグにも反応する。これは下手に新作やるより、古典の方が良いのではと古典「強情灸」をやることにする。

【実際やって見て・・・この日の『強情灸』あれだけうければ、まあ、いいか!】

 実は今、落語でやってたのしい落語が唯一つこの「強情灸」!円丈のやる『強情灸』だから、今までの『強情灸』より、かなりデフォルメしてある。しかし、その割に自作の新作より、笑いはやや落ちる。でもやってて楽しい。とにかくきゃあきゃあ大騒ぎしながらやる『強情灸』が大好きだ。
  この日、お客さんは、平均年齢層が高いが、後ろの方には若いお客さんもそれなりにチラホラいる。しかし、笑い方が、やや遅いというか?寄席のマクラとか、色んなマクラをふるが、あまり食い付いてこない。それほど落語に詳しいお客さんはそう多くないみたいだ。それから名古屋弁のマクラをふって、名古屋と東京の銭湯違いから。東京の熱い朝湯の噺、江戸っ子が、強情というけど、昔の人間が強情だった。なんて話をして「強情灸」へ、もうお客さんおことなんか、かまわず円丈の強情灸の世界へ、円丈が楽しけりゃそれでいいの!!
  わあわあきゃあきゃあ・・、石川五右衛門は、トンガリコーンになるし、灸はチャッカマンで火を付けるし、おやじは、1200度の釜で焼かれてもへいぐうともいわないし・・・そりゃ、もう大騒ぎさ。そしてサゲは正雀くんに、こんなサゲはと言われて取り入れた「おれは熱くねえが、1200度の釜で焼かれておやじはさぞ熱かったろう!」で下げた。
  円丈の「強情灸」の熱気が、お客さんを浚って持ってった感じだね。
いや、別にそう思わなくたって、円丈が楽しきゃそれでいいんだ。なんせ円丈が楽しめる落語って、今のところこれしかないんだもん。  

【終わってからの感想・・・明日はどうする???】

 *寄席が終わってから、今、ナンのインドカレーにハマっていて、近くでナン・インドカレーの食べ放題のバイキングがあるので、行ったらともう終わってた・・・。そんなことはどうだっていいんだ・・。
  とにかく19日のネタがやっと出来たから、それを覚えて・・。間に合うかね。それで間にトリのネタの稽古も・・。いやいや、もう、どこまで出来るか分からないけど、やるよ。



【2月16日六日目・水曜日・・・・・とにかく『遥かなるたぬきうどん』】

 【高座に上がるまで・・・今日が一番年齢層が高いね】

 寒い日々が続くけど、やっと今日あたりから、陽が差すと温かくなった。早く春が来てほしいねえ。こんな日でも寄席のお客さんは、良く来てくれる。ありがたいねえ。
  今日もお客さんは、来てるけど、今日は平日の中で一番年齢層が高い。さて何をやるか、そうネタとして、「たぬくうどん」か、うちの近所の公園を舞台にした「一ツ家早朝ラブ・ストリー」か、『イタチの留吉』か、あとは・・・。まあ、結構ネタはある。古典でやりたいのは『百年目』か、『居残り佐平次』で三十五分〜四十分あるから、昼トリでは少し長すぎる。まあ、『たぬきうどん』でもやってみるか?

【実際やって見て・・・まあ、「遥かなるたぬきうど」だ】

 あがって見て、今日がもっとも年齢が高い。ホントは分かり易いうけるネタをやるべきだろう。でも多少の冒険は必要だ。そこで、あえて・・「たぬきうどん」に挑戦!多少やりにくさを感じながらも一応、ギャグ、ギャグのところではウケている。しかし、残念ながら、肝心の山頂で「たぬきうどん」を食う辺りから、お客さんが離れ出した。 
  なんとなく正直、噺に集中できない。客席の中からは「まだ噺はつづくんだね」と言う話し声が聞こえてきたりする。それにつられて、噺の方も散漫になる。うどんを食う音も良く出ない。それでもなんとかサゲまで辿りつく。まあ、あまり出来も良くなかった。でも終わって客席を見たが、こう言う時は直ぐに座席を立つもんだが、しかし、なぜか、お客さんは席を立たずに幕が締まるまで拍手を続けた。円丈が思ったより、良かったと思ってるお客さんもいたのかもしれない。
  あまり出来もそう良くはなく、反応もさほどでもなかったが、終わって、なぜかホッとした。不思議だ。

【終わってからの感想・・・明日から、結構迷惑かけます!!ごめん】

 *これで明日は、十二時半に早上がりだし、18日と20日が休み!19日はちゃんとでるけど・・いろいろごめん!それより19日、無限でネタ下ろし、ああ、おぼえられるのか?わあ、わあ、心配だねえ。



【2月17日七日目・木曜日・・・・・・早上がり・・13:00頃の予定

 【高座に上がるまで・・・今日は12時台に早上がり】

 いやいや、寄席ってすごいにね。もう12時前に始まって、12時半の頃は、もう7割方お客さんが入ってるんだから、今日は早上がりして、名古屋の方に仕事!

【実際やって見て・・・「名古屋弁金明竹」をやる】

 高座に上がって「今日は早くあがさせてもらいました」と言ったら、「なぜちゃんとトリに上がらない?」みたいな顔をされてしまった。こりゃ、まずい!と良く振るマクラでウケをとってから普段の寄席で良くやる「名古屋弁金明竹」を掛ける。問題なく笑いをとって、フィニッシュ!!さげを言った時の拍手がやや弱かった。贅沢言ってる場合じゃない。

【終わってからの感想・・・とにかく19日の無限のネタが・・・】

 明日も休みます。ごめんなさい!!・・でもこんなに忙しいことは千年に一度しかないからねえ。それにしても19日の新作ネタ下ろしが、全然覚えられないのがつらい。66だもんねえ!!




【2月18日八日目・金曜日・・・・・・お休み・・ごめんなさい】


【2月19日九日目・土曜日・・・・・・ごめん!今日が千秋楽になってしまった】

 【高座に上がるまで・・・原稿とネタ下ろしの覚えで・・ハア】

 なんかここんとこ忙しい。今日は、締め切りの原稿一本と今日やる無限のネタ下ろしも稽古と今日浅草でやるネタも稽古しておきたい。今日は、どっちかの「ラン」で行こう!!そう「ランボー怒りの脱出」か、「ランゴ。ランゴ」のどちらかにしようと思う。

【実際やって見て・・・少し長めのマクラだったので「ランゴランゴ」】

 今日はお客さんは少なかったが、若い人が結構多く、反応もいい!!もう今日は「ラン」の日と決めてしまうと気が楽だ。あがって、昔の寄席のことや、韓流ドラマのネタをして少し長くやり過ぎたので時間的に少し短い『ランゴランゴ』をやる。とにかく、元気に良く笑ってくれる。乗りのいいお客さんだとやっていて楽しい。良い感じで終われた。

【終わってからの感想・・・*新宿までのトリも全てネタを換えるのか?うん、考え中!!】

 浅草は明日休みなので、今日が千秋楽になる。いやいや、少しやすみが多くてごめんなさい。どうも千秋楽休みと言うのは、どうもピッとしないね。次にトリを取る時は、10日間ミッチリ稽古をして、たきっちりトリをとりたかった。っそれから、つぎの新宿の昼トリとこの浅草のトリを合わせて全てのネタを換えようか、どうかしようと迷ってる。う〜〜ん、どうしよう?


【2月20日千秋楽・土曜日・・・・・・お休み・・ごめんなさい】


   ***** 少し休み多くてごめんなさい!!!*******


「円丈の哀愁、鯉昇のとぼけ」(円丈鯉昇二人会)
      
場所:北沢タウンホール:1月27 19 : 00 開演



【円丈、鯉昇二人会・・「哀愁」と「とぼけ」・・緊張感のあるいい会だった】

 このお客さん

 ほぼ満席!!年代層は、50才以上が多い。まあ、円丈が、66才だからねえ・・。

とぼけ・哀愁のオープニングトーク
   ・・・・・・円丈、鯉昇
 全くなんの打ち合わせもなしでやったけど・・このオープニング・トークは良く受けたねえ。これならこのトークだけで落語はいらないんじゃないかと思ったほどだね。
三遊亭円丈
・・・・ 「悲しみは埼玉に向けて」

 円丈で哀愁うと言ったら・・「悲しみは埼玉に向けて」だろう。高座に上がる。うけるけど・・・・思った程じゃない。どうなんだろう。ことによったら今日のお客さんは、古典が好きなお客さんかと思った。
  噺の半ばあたりから結構ウケ出したが、なんというかお客さんとの一体感がイマイチと言う感じだね。まあ、落語なんてそう毎回、うけるもんじゃないからね。

滝川鯉昇
・・・・「千早や」

 円丈は、ことによるとこの日のお客は鯉昇くんのファンじゃないかと思ったが、実は鯉昇くんもこの日のお客さんは円丈ファンじゃないかと思ったそうだ・・。「千早や」はうけていたけど、鯉昇くんはそう思ったみたいだね。

    仲 入 り

 

  滝川鯉昇
・・・「長屋の花見」

自分のネタのことで手いっぱいで、あまりに聞いてなかったが、モニターからは、客席からの笑い声が伝わってきた。結構受けていた。 
三遊亭円丈
・・・「インドの落日」 

 この二人会では、一席はこの「インドの落日」をやろうと思っていた。笑いを取る噺ともう一席は、聴かせる噺。そして聴かせて、そして円丈の哀愁と言ったら、「インドの落日」だ。
  この噺を「昭和」の時代と銘打ってから外してない。程良く感動出来る見たい。この日は、いつもより、やや手応えが・・という感じもあったが、最後のシーン・・「お父さん、あれがインドの落日だよ」できっちり落として、頭を下げた。その時の拍手の手応えはかなりあった。

【それでみんなアウエー感の中での落語会】

実は鯉昇さんが相手なので、一席は古典をやろうと思っていたが、進行表の高座時間を見たら20分!考えていた古典が30分ある。それで20分で出来て哀愁のある新作は「悲しみは埼玉の向けて」だろうと言うことになった。
  しかし、この日、鯉昇くんも円丈もそして、お客さんもアウエー感を持っていたみたいで・・しかし、それでも最後は、ピシッと決まったと思う。

  【この会は、実は明治バツだった】
この日、円丈、鯉昇くん、二人とも明治大学・・まあ、円丈は2年中退で鯉昇くんは、3年卒業!なんだそりゃ?なんでも3年でカンニングして卒業に必要な全体を取得したとか、そしてこの会館の館長さんも明治閥!これからの落語会は明治によって動く!

  【打ち上げとウンチ】
  それから打ち上げでわあ、わあ、言ってるうちに・・。楽しく最終電車の時間になった。それで慌てて引き上げ、小田急にのったら、直ぐ腹が痛くなって、トイレに行きたくなった。直ぐ電車を降りて、駅のトイレに直行!!
  それで充分ウンチをして、出たらもう電車なし、仕方なしにタクシー乗ったら、九千円かかった。ウンチ代が、九千円!高いねえ。
【画像:楽屋で営業用の顔でポーズ:画像紛失中】


超満員の「福団冶円丈二人会」
        場所:大阪繁盛亭: 1月20日:19:00開演


【福団冶師匠、やり過ぎてごめんなさい!】

 

 【どうもどうもすんません】

  福団冶師匠は、多分私より、2.3年ほど先輩だと思う。初めて見たのがテレビで「ペケペン落語」、ギャグをひとつ言うとペケペン!!おもしろかった。

  それで最近では学校公演で、良くお会いするが、ささやくような声でマクラをふって生徒をクスクスッ、クスクスと笑わせ、それでなかなか笑わない今時の高校生を最後はドカーンと持って行ってしまう。


  円丈は大きな声ガンガン飛ばすが、どうやっても叶わない。どうやったら、ああ軽くやって受けるんだろう。その福団冶師匠に二人会を誘われて
ありがたくさせていただくことになった。

  でも少し時間的に長くやり過ぎてしまって、福団冶師匠!ホントごめんなさい。

【画像:東日本大地震でパソコンが壊れ、画像このがなくったってしまいました。ごめん!】





 このお客さん

 もうキップは、十日ほど前から完売だったとか、当日は完全な満席!

桂福丸
   ・・・「道具屋」
 少し楽屋で聴いていただけど、実にしっかりした芸だね。基礎がしっかりしてる。円丈の弟子にもこう言う福丸くんのような芸のしっかりしたのが欲しいなあ。

桂福団冶
 
・・・・「看板のピン」

チョイ江戸ッ子の感じ親分を関西弁で真似て・・気取るとこがおもしろい。福団冶師匠のかるい味がでいておもしろかった。

三遊亭円丈
・・・・ 「居残り佐平冶」

 持ち時間20分と言ってたけど、せっかく東京から来たんだから、少し長いけど、「居残り佐平次」をやらしてもらった。少し伸びてしまって、イヤイヤすいません。二人会と言うと30分ずつ1時間みたいな気になってしまう。

    仲 入 り

 

座談会・・円丈、文福、松枝、春若、タージン

 福団冶師匠が、企画してくれたコーナー。当日のチラシで初めて知ったコーナー。各師匠も結構やりにくかったんじゃないかね。文福さんに松枝さん、なつかしかったね。タージンさんは、この日初めてあったけど、彼は、落研で昔、「ご乱心」を読んでたと言う・・。
三遊亭円丈
  ・・・「タイタニック」
 新作、古典一席ずつと考えて、新作は最近作の「タイタニック」をやろう。しかし、円丈の新作は、固有名詞が多いのでちっとも覚えない。ウケタけど、それでこれも少しやり過ぎて9時ハネ予定が、円丈が降りたのが、9時10分前!ホント福団冶師匠、すんませんでした。 
桂福団冶
   ・・・「ねずみ穴」 

 久々にこの「ねずみ穴」を聴くが・・・。シトシトとした感じで噺は進み。どんどん客をその世界に引き込み。とても素晴らしい・・出来だった。あれで円丈が、もう少し早く降りれば完璧な落語会だった。




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