更新日08/07/07
〜遂に入れ歯からブリッジへの道!〜
    円丈インプラント報告

 
【円丈インプラントの道】

 今まで永い間、上下入れ歯でかなり喋りづらかったが、落語人生の最後ぐらいせめて下顎だけでもインプラントを何本は埋めて、入れ歯じゃなくブリッジにして、もう一度、喋りをシャキッとしたい。そこで遂に今回7本インプラントを7本植えることにした。
  インプラントも良いけど、いやあ、痛かったね。
  でもいよいよ、本格的にインプラントが、入って入れ歯からブリッジになるよ〜〜う。しかし殆ど半年かかる。ながいねえ。ら麻酔が効かない!

   ◎インプラント計画1・・ついに決行!麻酔6本・・いてえよう
   ◎ インプラント計画2・これが完成への道のりだよ!

【画像:手術直後の写真、ハイチーズ、芸人は手術で痛くてもカメラが向くと本能的ににっこり笑ってしまう。右より、お世話になってる松下先生、円丈、インプラント・プロ田中収先生】



 インプラント報告その2              

    〜インプラントその後の流れ

 今回の下顎にインプラントを7本入れた。しかしなかなか完成までには時間がかかる。結構いたいんだよ。それでは、どんな流れでインプラントの完成となるのか?その流れを見ておこう。   

    インプラント1・・麻酔をかけてインプラントを植える・・正直痛い!!

 このインプラントって、いつも思うことだけど痛い!この辺のことは前回に詳しく書いたのでそっちの方をみてね。入れて3日ぐらいず〜っと痛い。しかし、これはとても順調な方なんだ。知り合いには、インプラントを植えてから、頬が腫れて2週間、腫れがひかなかったとか聞くから、とにかく最初はどうしても多少はそうなる。 これがインプラントを植えて、ボルトでクルクルと一度のインプラントの出てる部分を取り付けてから、外してそれから、歯茎の部分を縫い合わせるんだね。


    インプラント2・・三日後・抜糸!

 三日後、抜糸する。なんとなくまだ痛い!それでも抜糸する。
  次に顎のインプラントを植えたので今までの入れ歯はもう使えなくなってしまったので、インプラント養生用仮入れ歯を入れる。

    インプラント3・・定着させるための養生用入れ歯

これはインプラント養生用仮入れ歯なのだ。インプラントを入れた歯茎がまだ安定してないので、しっかり養生させるため仮入れ歯と歯茎の間に柔らかなプラスチックみたいな緩衝材を入れる。
  これによって、歯茎を養生して、しかも歯茎の再生をさせるうながすように緩衝材で保護する。しかし、この緩衝材は直ぐ固くなってしまうために週に一度は通って、この緩衝材を取り換えてもらう。

   

    インプラント4・・3か月後、入れ歯から仮の仮インプラント・ブリッジ

 
それから約3か月後、・・・いや三か月言っても、例えば下顎の前の部分が薄いので、骨を削った屑を顎の骨の薄い部分に骨の屑を集めて顎に埋めて成長を待つ訳だけど、これが3か月ぐらいは時々痛む!やっと3ケ月を過ぎるころから、あまりいたまなくなる。

  そしてついに3か月後、仮入れ歯バイバイ!今度は仮の仮のブリッジ!とにかくここの松下先生は、噺家と言う職業を十分考えた上で、インプラントの計画を進めるから、なかなか難しいのだ。早い話、普通の人なら、しばらく話せなくても、少しなら我慢してもらうけど、噺家で前から決まってる仕事なんかやるしかない。
  そこでいつでも落語の仕事っが出来るように考えてるから、普通のインプラント更に慎重に行くから遅くなってしまう。

  【画像:円丈入れ歯の塔、円丈過去4代の下の入れ歯の塔。いやあ、お金はかかる】

   

    インプラント5・・仮の仮インプラント・ブリッジがスンゴイそっ歯!

 いや、それで仮の更に仮のインプラント・ブリッジを入れたけど、下の仮仮ブリッジを入れて、入れたブリッジ!これがすんごいソッパなんだ。おい、こんなすんごいソッパのままのブリッジじゃ、いやだな。そこで、先生にその旨をお願いするとそれも入れての仮仮ブリッジ!
「じゃ、下顎のブリッジを極力ソッパを普通の戻しましょう!」とソッパを直すことになった。

    インプラント6・・仮仮ブリッジ・・折れる!

この仮のインプラントブリッジ!なんだか外れるんだ。ご飯食べると時とか、ポロッって外れる。それで自分ではめたらはまるからしばらくその状態にしておいたらポキッと折れちゃった。参ったよね。翌日は落語の仕事がる。電話してなんとか、頼んで直してもらう。いやいや、やれやれ、一安心だね。
  
 

    インプラント7・・仮ブリッジ、入る!

それで仮のブリッッジが入った。なるほど、上顎の入れ歯も修正しながら下顎の仮ブリッジを直していく。かなり下顎のソッパは治った。つぎには更にソッパは治るようだ。さあ、いよいよ!次には完成!本物のブリッジが入る。さあ、いよいよ完成まじかだ〜〜い!

◎さあ、完成はいよいよ近づいてきた。さあ完成は8月になるのか?




 インプラント報告その1              
      〜これが円丈インプラント計画A、Bプランがあった〜
            ・・・・・7本植えて入れ歯からブリッジにする

今度のインプラントは、いつもは松下歯科の松下先生にもう20年近くお世話になっているが、その松下先生の大学の先輩で田中収(おさむ) 先生が、この人はインプラントの父と呼ばれるほどで・・年間2千本ほどインプラント植えるプロ中にプロ!で今回は、松下先生は、手術を補佐すると言う。
今回に計画にはA、Bのふたつのプランがある。
 A プラン・・現在下顎にある最後の2本の歯を抜いて!8本のインプラントを植え、それをブリッチにする・・これがおすすめと言う。
 B プラン・・下顎になる2本の歯を残して6本もしくは7本、時前の歯が残っている方がやや強度が弱くなる。
 でも下顎にある自分の歯2本を抜くのは、なんか納得いかないし、総予算高くなる。そこで B プランをお願いすることになった。

◎Bプラン具体的には手術の当日から約1週間は落語の仕事を控える。
1. インプラントは7本植え・・縫い合わせる。
2.3 〜 4 日、下の歯茎が腫れるために入れ歯が合わない。
3. 少し腫れが引いてから、下顎に入れ歯を入れる。
4. 一週間後に抜糸する、
5. 2か月後、完全にインプラントが根付いてから下顎にインプラントと時前の歯を繋げてブリッチにする!・・・インプラント計画完了。
 手術の時、開いた口の形に切り取られた布を顔に被せる
 いよいよ手術になった時、顔に口だけしか開いてない布を掛けるんだ。これって結構大変な手術なんじゃないの?て〜〜へんだぞお!
インプラントを埋め込むには、まず骨に麻酔注射を打ってから骨を削って、そこにインプラントを埋める。と、ところが右顎の骨がメチャンコ硬くて麻酔注射の針が骨の中に入っていかない。少しガリガリッって削ると・・イテテテッ!
「痛いですか?では麻酔注射を」ってこの麻酔注射が痛い!注射で痛くて削っていたい。じゃ、ズ〜ッといたいんじゃないか?そうなんだ。それでに少しガリガリッと削ると「イテテテッ!」
「まだ痛いですか?では麻酔注射を!」

  痛いんだ。しかも口の中に手術ってうまく息が出来ない。だけど鼻があるだから、鼻の穴で呼吸が出来る筈なんだけど、鼻から息をなんとか吐けるんだけど、吸えないんだ。どうして?
そんなこと知るか!年のせいじゃないの?とにかく息が出来ない。苦しい。息が吸えなくて死んじゃうじゃないかと思ったほどだよ。苦しい!しかも削られて痛い、注射で痛い!!なんで高い金出してこんな痛い思いをしなきゃいけないんだ?もういや!
とにかくインプラント・プロの田中先生!いままで何千人もインプラントの手術ををしてきたけど、
「こんなに硬い骨は初めてだ!」
とにかく私の顎の骨が異常に硬いと言うんだ!そう言われると納得する。

 円丈の右顎下骨が硬い理由
まあ、ああ、そう言われるとそうだろう!と思うことがあった。実は高校 2 年の時、下顎の骨が異常に成長する病気で、その骨を削ったことがある。その話をしたら
「そうでしょう!でなければこんな硬い訳はない」
それで結局、右顎下骨には十数回麻酔注射をうった。いやいや、いてえ〜〜よう。なにしろ、元々痛みに弱いんだから・・。痛いのいやだなあ!

「骨片を拾って・・・その骨で前歯の顎に埋めて厚くする!」
それでも右下には5本インプラントを植えた。骨は普通に人より遥かに多い方だけど、ところが、前歯に方はやや骨が薄い。そこで・・インプラントを埋め込む時に削った骨を集めておいて前歯の部分の骨を厚くするためにその骨片を埋める。いやいや、やはり田中先生はプロだね。
最初7本で入れて1時間半の手術という。ところ骨が異常に硬くて、痛がるもんだから、全然手術は時間通り運ばない。右の5本だけでもう1時間半を過ぎてる!

 よし、チャンと入りましたね
チャリチャリなんて音がする。植えたインプラントに歯の部分をボルトを回して嵌めるように試しにつけてるんだろうね。それを外して
「では埋め込んだインプラントの部分の歯茎を縫いま〜す!ぐ〜ぎ〜〜っ、キュッ!グイ、グ〜〜イ!」みたいな・・なんか歯茎の肉を縫われるのは嫌な感覚だね。
「今日の手術はここまでにしますか?」
「いえ、ぜひ、お願いします」
こんな痛い思いを日を改めてしたくない!いやなことはもう少し我慢して終らせよう。それで手術は続けられた。幸い左の顎は普通の顎だったのであっさり麻酔が効いて、こちらの2本を入れるのに15分という早業。さすがインプラントにプロだね。それで2時間後に7本のインプラント手術が終わった。

その田中先生が言った。
「いや、インプラントが完成するとこんなに発音がしやすかったと驚くほどですよ」
わあ、そりゃうれしいな。そのためにインプラントにするんだから・・。そこで手術が終わったところで記念写真をお願いしたら、あっさり OK がおりたのでパチリ!
「今日は安静にして風呂も入らずに早めにねてください」
といつもかかっている松下先生が言った。下顎は手術した直後で・・そこに入れ歯は入れられない。上だけの入れ歯でしたはなし!

「もう今日は食えないなあ」
終わったころから少しずつ、麻酔が切れて、痛くなって、同時に腹も空いて来た。もう流動食だけだね。この日に口にれたモノはお汁粉、コンポタージュ、プリン、すり下ろしリンゴ、ホントにしゃぶしゃぶの雑炊など!

  翌日から痛いよ〜〜〜う!その上、内出血〜〜っ?
 下顎は、少し腫れが引いたら仮歯を入れるんだけど、2〜3日は腫れるから、下顎の方はそのまま・・!全然噛めねえ・・その上痛い・・。いやだな。しかし、病人じゃないから結構からが減る!でも痛くて食えない、噛めない!
 
 噛めるのは、うどん、良く煮えたジャガイモとか・・そんな程度・・情けないねえ。おかゆと言うはおもゆだね。7本入れたとこ、7か所痛い。痛いよな。その中で一番痛いのが、骨片を埋め込んだ前歯の部分、これは本格的に痛い。ベロで下顎を撫でると糸がある。これが、7本埋めた後に縫った糸だね。1.2日はかなり痛いので、ひんやりするサロンパス系の顔にぺたぺた貼る。これでひんやりとして結構気持ちいい。
  痛む止めとか炎症を防ぐ薬とかいろいろ飲む。

【画像:ひんやり系のサロンパスを、ハサミで切ってぺたぺた!おでこ、喉、顎に貼って・・もう2時間ぐらいでドンドン貼り替える】




 仮歯の下にゴムみたいな柔らか緩衝材を入れて・・・下顎!
 翌日、松下歯科へ行く・・・。少し手術の傷が安定してたら、下顎に仮歯を入れる予定だったけど・・・。もう痛い痛い・・。しかし、松下先生は「今日は無理して下顎に仮歯を入れて、傷口を悪化させるより、今はこのままにしてもう少し傷口を安定させましょう!」

「それで明日あたりは骨を埋め込んだ頬に内出血がでるでしょうね」
「えっ、内出血?」
  すると翌日、なんと言われた通りに頬に内出血!まあ、思ったょり、ずっと少ない内出血の量、しかもなんか、黄色っぽい、へんな内出血なんだ。

【画像:顎部分にやや黄色か、茶色っぽいとこが内出血・・これは数日で消えると言う】

 3日後に仮歯・・8日後・・抜糸・・!上の入れ歯まで痛くなった・・!
 それで3日後になってやっと・・。下顎に仮歯を入った。しかもその入れ歯の下には、インプラントの傷口がまだ癒えない。そこでその傷口を屑にならないように柔らかなプラスチックのようなものを間に入れる。
 しかし、下顎にインプラントを埋めるとかみ合わせのバランスとか、歯茎の腫れとか、あって、上顎の方も少し痛くなる。それに上顔には1本磁石が入っているけど、それを今回、更に強力な磁力を持つ磁石を付けた・・これは、その磁力で上顎の入れ歯と吸いつけて、いればを少しでも安定させようと言う狙いがある。
それでも8日後、抜歯!上顎の入れ歯の調整、下顎の仮歯のプラスチックの再調整・・・。やっと腫れも引いて来て、安定してきた。
 歯が悪くて、随分、歯医者さんに通ったけど。結局、最後は入れ歯は、微調整で決まるね!何度か微調整ををしてピタッと来る入れ歯になる。今回の仮歯でもかなり使える仮歯の状態になった。しかし。インプラントが入るのは・・完全に埋めた骨が完全に他の骨トピタッとくっつかないとダメみたい。すると3か月ほど先の話になりそうだ。

◎さあ・・円丈がビリッジの日はいつくるのか?・・・今回はこれで!


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