更新05/02/16 円丈がJ-POPを斬るコーナー。ホントに斬れるの?斬られるのじゃ?



 【いやいや、結構J-POPは聴いた】
 円丈はMDプレーヤーで聴くのは卒業して今一番新しいフラッシュ・メモリー・タイプのi-AUDIOと言うデジタル・オーデイオを首から下げてどこでも聞きまくってる。このI-AUDIOは韓国製だ。じゃ、日本製より、一段低いと思ったら、アンタは既に時代遅れ。こう言うハイテク機器が日本の独壇場だった時代は、既に終わりつつある。ハード・ディスクタイプのもあるけど重い。このフラッシュ・メモリータイプがいい。
今時のバリバリのアーティストのCDを買っても殆ど外ればっか。でもユーミンの曲は馴染むまで時間が掛かったけど慣れたら中毒した。それと同じでまだ感覚的に馴染めないだけなのかも知れないと多少我慢して聴いているけど、どうもダメみたいだね。
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 ◎コラム1:アーティスト奥田民生と林家こぶ平くん
 ◎コラム2:名古屋出身円丈、幻の名古屋ソング発見

【画像:お弟子さんから還暦祝いにJ-POPのオブニバス版を貰ってニンマリする円丈】




J-POPコラム1
アーティスト奥田民生と林家こぶ平くん...05/02/12
(05年春から正蔵を襲名するこぶ平くんの正蔵の手拭)

 弟子のぬう生が
「こぶ平師匠は、実はもう昔からの大の奥田民夫ファンで、もうコンサートがあると追っ掛けて行くみたいですよ」
「それは個人的な友だちなの?それとも純粋なファンなの?どっち?」
「いやあ、それは分かりませんけどね」
  と
言うんだね。実は奥田民生は、90年代ユニコーンと言うグル-プで活躍して、それから独立したけど、この奥田民生の歌は、悪くないんだけど。メリハリがないと言うかサビのない歌なんだ。単純な円丈は、分かりやすい歌でないとダメなんだね。だから・・どうも奥田民生が、今ひとつ好きになれない。
 【適度の脱力感がいいっす!】
それで先日、楽屋でバッタリこぶ平くんと会ったので聞いてみた。
「こぶ平さんは、なにあのユニコーンにいた?奥田民生のファンだって聴いたんだけど」
「えっ、ユニコーン、知ってんですか?もう最初からのファンでコンサートがあればどこでも行きます」
「で奥田民生のどの辺が好き?」
「あの適度の脱力感がと言うか、力の抜き具合がサイコーっすね」

 【引きの芸もこの脱力世代なのでは?】
 なるほどそれで分かった。あの世代は脱力感が良いんだ。だからああ言うやる気のないような弾き方と歌い方であまりサビもないんだ。そう言えば同世代の福山雅治あたりの歌い方も結構力が抜けたような歌い方だよ。90年代のJ-POPってそう言えば、あまり力を入れない曲が多いのもそんな影響かもしれない。そう言えばギャグでも押すギャグじゃなくて引きのギャグもこの世代以下のような気がする。
  う〜〜ん、一度そう言う力の抜けた脱力感が良いと言う視点でもう一度、奥田民生を聴いてみようか、スンゴイ好きになってしまうかもしれない。こぶ平くんは、もう直ぐ林家正蔵を襲名するけど、脱力感のあるややけだるい人情噺なんてするのかも知れないね。これは注目だ。


J−POPコラム2
名古屋出身円丈、幻の名古屋ソング発見!...05/02/12
 【古いカセットに絶対ヒットしないと言われる「名古屋ソング」を発見!】
 今、MDプレーヤーからパソコンから音楽CDをダウンロードして.mp3ファイルにするフラッシュ・メモリ・タイプのi-AUDIOに切り替えてる。そこでカセットに入ってる古い音楽テープもラインで直接とって.mp3ファイルに落としてる。
するとその中に幻と言われる名古屋ソングを発見した。

 【名古屋の歌は絶対ヒットしないと言う極め付きの】
 昭和30、40年代様々な街の歌がヒットしたが、名古屋だけは例外なんだ。名古屋の局のデイレクターから貰った。しかし名古屋だけは例外だった。もう名古屋をテーマにした歌でヒットした曲が全くないのだ。その幻の名古屋ソング集を発見した。この下の表がそうだね。


【これがその名古屋ソング集】
 【 歌 手 】
「しゃちほこ音頭」
島倉千代子、伊藤満  作曲 古賀政男
「大名古屋音頭」
橋幸夫、三沢あけみ
「なごやラプソデイ」
コロンビア・ローズ、神部一郎
「今池音頭」
ザ・ピーナッツ昭和36年(1961)
「名古屋ばやし」
市丸、宇都美清、喜久丸、他
「尾張の馬子唄」
美空ひばり
「白い街」
石原裕次郎 昭和42年(1967)
 【そうそうたる大歌手が歌ったのにヒットしなかった】
  このカセットは、局の中にあるレコードから名古屋を歌ったものだけをダビングしてくれたものだ。だから市販のカセットではない。しかし今のこのレコードを探そうたってそうそう見つかるものじゃない。しかし、すごいメンバーだね。昭和3〜40年の大御所が歌ってる。でもヒットしなかった。もう謎だね。この中で名古屋生まれで名古屋育ちの円丈が、聴いた曲が1曲ない。なかには盆踊りの時にもしかして聴いたかもしれないと言う程度だね。
「しゃちほこ音頭」島倉千代子
あの古賀政男が作曲して全盛時代の島倉千代子が歌ってダメだったんだよ。しかしこの程度じゃ名古屋人はレコードを買わないんだろうね。
「大名古屋音頭」橋幸夫、三沢あけみ
もう「大東京音頭」の向こうを張って橋幸夫と三沢あけみが満を待して歌ったが・・・これでもやっぱりダメだった。残念!!
「なごやラプソデイ」コロンビアローズ、神戸一郎 これは昭和30年代だろうね。コロンビアローズと神戸一郎でやっぱダメ!
「今池音頭」ザ・ピーナッツ
 名古屋出身のザ・ピーナッツが、名古屋中心の栄町近くにある今池を歌ったがダメだった。曲のラストは“金のしゃちほこ ピッカピカピカピッカピ〜カ〜ア!”なんとなく“モスラ〜ヤ、モスラ〜ア”連想させるけどね。
「尾張の馬子唄」美空ひばり
 これはもう幻モンだね。17.8のおんな馬子さんの歌。シュチエーションが今ひとつ分からない。ラストで金のしゃちほこが出てくるけど、上の名古屋ソングも全部金のしゃちほこが登場する。名古屋人はしゃちほこに飽きてるのかね。
石原裕次郎の「白い街」昭和42年
これも幻だね。大体、昭和40年代は、「白い」がひとつの新しいキ−ワードだった。「白いブランコ」とか、「白い家」とか、「白馬」とか、白きゃ良い時代だった。
  それで「白い街・名古屋」!ところがこの「白い」が名古屋ではマイナス・イメージになった。名古屋は良く「白い街」と言われる。これは緑がなく、道だけ広いみたいな意味で逆イメージに伝わってしまった。だからこの「白い街」全然ヒットしなかった。第一、名古屋生まれの私も知らないんだから・・。かなりマジでヒットさよようとしたようだがやっぱダメだった。


【こんなんも持ってるよ】
 【なぜ名古屋ソングはヒットしないのか?】
 この名古屋ソングが売れないひとつの理由は、名古屋人が名古屋ソングを買わないのが、最大の理由なんだろうね。例えば誰かが、名古屋ソングを歌って時、まず円丈は、それを買うのか?買いません!これは別に私一人のことじゃなくて大体「そんな名古屋の歌なんかアホラして買う気せんがね」と言うのが、かなりの一般的な名古屋人だろうね。他の町ならみんなで買おうとかなるけど、名古屋の場合、まず地元の人間が買わない。
  これもヒットしない大きな理由だね。でも結構、シャイなとこがあって、そう言う名古屋の歌を聴くのが照れくさいと言う点もあるね。
 
  【まだ持ってる名古屋ソング】
 実はこの他にNHK名古屋が開局30周年を記念して「愛知・名古屋ソング」を公募して賞を出した。
  その時のPRテープ。これを貰った。多分、忘れたけどこの前後で名古屋弁のネタの落語をNHK名古屋でやった頃で昭和50年代後半だと思うね。チェリッシュなんかが、歌っているようだ。これもお宝名古屋ソングだね。
  【おもしろいのはつぼイノリオの「名古屋はええよ」!】
 名古屋の歌もいろいろあるけど、一番おもしろいのは「金太の大冒険」のつぼイノリオが歌った「名古屋はええよ」だよ。
ご当地ソングと言うより、コミック・ソングだけどね。笑える!!GOOD!

◎このコーナーはチョクチョク、更新しそうだね。ホンマかいな?

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