【メニュ−】 ◎落語狛犬阿吽湯のみ ◎狛茶湯阿吽作法 ◎合わせ茶作法(次回) どれを? |
第1回
落語狛犬記念阿吽湯のみ
【綾瀬稲神社公式献茶茶碗】
【狛茶湯正式阿吽湯のみ】
(綾瀬稲荷神社にてお払い済み)
一見、安物そうに見えるが、陶器には、ダイヤの粉末が混ざっている!ホントか?ウソ! |
(写真;これが落語阿吽湯のみ 林家しん平画伯力作の絵入り) |
狛ノ茶道は阿吽両方の湯のみ1対として作法となす
一.狛の茶道は阿で始まり、吽で終わる! 一. 阿湯のみを喫し、あ〜あと嘆息する。 一. 吽湯のみでう〜〜んと詠嘆をする。 これ、狛の茶道の作法なり。 また狛茶湯においては、着からず、簡素に着流しとする。 宗匠 三遊亭円丈 |
その思いおのずから阿湯のみに向かい。これを取り、まず一口飲む。 すると花鳥風月一切の風流が、口の中で巡る。これぞ。風流の極致!思わずあ〜〜〜あと嘆息をする。 するともくもくと吽なる心が沸く。 そこで吽湯のみ。万物一切の終りは吽なり。静かに深く吽茶を頂く。口中には現世一切のワビサビが、広がり、やがて体の中深くに入る。 思わずう〜〜〜〜んと詠嘆をする。 阿茶で始まり、吽茶で終わる。これ、大和こころの茶の道なり。(写真:吽湯のみで思わずう〜んと嘆息する宗匠) |
狛茶道...技の道中級 |
基本の技が出来てから阿吽湯のみを交差させて飲む。これ、掛け阿吽の技なり。 すなわち、阿の側に吽を”吽の側に阿が来るように腕を交差させる。 この時の飲みようは吽阿、うんあうんあの順で飲み、最後、吽で終わる。こころに乱れある時、この飲みようにて大和こころを取り戻すなり。 (写真:この時宗匠の心に寸分の乱れもない。エライ!) |
天阿吽とは、飲む茶を十五夜の満月のように高く掲げ、飲まざる茶を水に浮かぶ半月のごどく低く持ち。 高く低く持つのみ方なり。あうん、あうんと飲む。 心は水、心は月とする。やがていつしか風流の不動心に至るなり。 (写真:心は月になってしまった宗匠) |
技の道....上級 |
共阿吽の技
この技。阿吽を両茶を合わせ。阿茶、吽茶同時に一口で飲むなり。 静と動、善と悪、明と暗、森羅万障、一切を一気にて飲み下し、最後の獣の如く鋭くあう〜〜〜〜〜んと吠えるなり。 (写真;湯のみを食べてる訳ではない。2個同時に飲んでいる。決して素人は真似をしないでください) |
重ね阿吽の技
この技。重ね阿吽の技と言う。阿吽茶碗を重ね。心の阿と吽を別に浮かべ。その阿と吽を阿吽と想う。心何時しか阿吽になる。 すると心は形として現れ、自然に阿吽両の茶碗を重ねている。 心を阿吽にして飲むなり。すると心には一杯で二度おいしい心、沸きいずるなり。 (写真;長い湯のみではなく2段重ねてる。決して素人は真似をしないでください) |
阿吽狛犬をめでて終る
最後に飲み切った時、全ての感動を吽に托し、思わずう〜〜〜〜んと発し、飲み終える。 そして湯のみの狛犬をジッとみて「どちらの狛犬?綾瀬稲荷の落語狛犬!結構な阿吽でございます」 深々と頭を下げ。阿吽湯のみは終わる。これ、狛ノ茶湯の作法なり。 (写真;穴の開くほど絵の狛犬を見る宗匠) |
【予告】次回は別阿吽作法
「別作法」とは阿吽で違う茶を喫する。華やかにひろびろとして狛ノ茶道の楽しげな世界を紹介する。乞う。ご期待!!!!