2年ほど前から円丈グッズを売ろう考えていた構想が今現実になる!今回は落語狛犬公式阿吽湯のみ。限定300セット。しかしお世話になった方に配ったりしてすでに残りは百五十セットになった。
  まだ標準希望小売価格が、決まってないが、これも近々に発表します。今回は、それに狛茶湯阿吽作法の小冊子をつけての特別頒布となる。ねえ。買って!
             三遊亭 円 丈

 

  【メニュ−】
◎落語狛犬阿吽湯のみ
◎狛茶湯阿吽作法
◎合わせ茶作法(次回)
        どれを?

 


第1回
落語狛犬記念阿吽湯のみ

        【綾瀬稲神社公式献茶茶碗】
        【狛茶湯正式阿吽湯のみ】
        (綾瀬稲荷神社にてお払い済み

 一見、安物そうに見えるが、陶器には、ダイヤの粉末が混ざっている!ホントか?ウソ!
  しかしこの湯のみこそ綾瀬稲神社の落語狛犬に献茶Uする公式阿吽茶碗であり、しかも狛ノ茶道流の正式湯のみなのだ。
  しかも阿吽300セット限定で残150セット。これから発売予定。値段はまだ未定だ。 円 丈

(写真;これが落語阿吽湯のみ 林家しん平画伯力作の絵入り)



第1回

     

狛茶道作法の心得

 狛ノ茶道は阿吽両方の湯のみ1対として作法となす
  一.狛の茶道は阿で始まり、吽で終わる!
  一. 阿湯のみを喫し、あ〜あと嘆息する。
  一. 吽湯のみでう〜〜んと詠嘆をする。
  これ、狛の茶道の作法なり。


 また狛茶湯においては、着からず、簡素に着流しとする。    宗匠 三遊亭円丈
 


 狛茶道、風流の道..初級
 初級 まず飲む者の右側に阿湯のみ。左に吽湯のみを置き。心静かに阿吽とする。
やがて阿の心、自ずからふつふつと沸き出すなり。 万物一切の始まりは阿!
    その思いおのずから阿湯のみに向かい。これを取り、まず一口飲む。
  すると花鳥風月一切の風流が、口の中で巡る。これぞ。風流の極致!思わずあ〜〜〜あと嘆息をする。 するともくもくと吽なる心が沸く。
 そこで吽湯のみ。万物一切の終りは吽なり。静かに深く吽茶を頂く。口中には現世一切のワビサビが、広がり、やがて体の中深くに入る。
  思わずう〜〜〜〜んと詠嘆をする。 阿茶で始まり、吽茶で終わる。これ、大和こころの茶の道なり。(写真:吽湯のみで思わずう〜んと嘆息する宗匠)



 狛茶道...技の道中級

 飲む者、両手より阿吽湯のみを離さず。これ、阿吽のこころなり。そこに狛茶道の技の道、自ずから開ける。 まず阿を喫し、続いて吽を飲む。あうん、あうん、あうんと飲み。終りは、必ず吽にて終わる。これ技の基本なり。

掛け阿吽の技
 基本の技が出来てから阿吽湯のみを交差させて飲む。これ、掛け阿吽の技なり。
 すなわち、阿の側に吽を”吽の側に阿が来るように腕を交差させる。
 この時の飲みようは吽阿、うんあうんあの順で飲み、最後、吽で終わる。こころに乱れある時、この飲みようにて大和こころを取り戻すなり。
(写真:この時宗匠の心に寸分の乱れもない。エライ!)

阿吽五七の技
まず、これを飲む時、花鳥風月一切の風流をこころに想い。阿吽両の湯のみを合わせ、口元へ静かに運ぶなり。阿茶をあ、あ、あ、あ、あと五回飲み。続いて。吽茶をうんうんうんうんうんうんと七回のみ、また阿茶を五回。終りにて静かに号を記す如く吽茶でうんと重く発する。ワビ、サビの心。天に至る。これ、阿吽五七の技の心なり。


天阿吽の技
 天阿吽とは、飲む茶を十五夜の満月のように高く掲げ、飲まざる茶を水に浮かぶ半月のごどく低く持ち。
  高く低く持つのみ方なり。あうん、あうんと飲む。
  心は水、心は月とする。やがていつしか風流の不動心に至るなり。

(写真:心は月になってしまった宗匠)
 



 技の道....上級

共阿吽の技

 この技。阿吽を両茶を合わせ。阿茶、吽茶同時に一口で飲むなり。
  静と動、善と悪、明と暗、森羅万障、一切を一気にて飲み下し、最後の獣の如く鋭くあう〜〜〜〜〜んと吠えるなり。

(写真;湯のみを食べてる訳ではない。2個同時に飲んでいる。決して素人は真似をしないでください)

 



重ね阿吽の技

 この技。重ね阿吽の技と言う。阿吽茶碗を重ね。心の阿と吽を別に浮かべ。その阿と吽を阿吽と想う。心何時しか阿吽になる。
  すると心は形として現れ、自然に阿吽両の茶碗を重ねている。
  心を阿吽にして飲むなり。すると心には一杯で二度おいしい心、沸きいずるなり。

(写真;長い湯のみではなく2段重ねてる。決して素人は真似をしないでください)

 

阿吽狛犬をめでて終る

 最後に飲み切った時、全ての感動を吽に托し、思わずう〜〜〜〜んと発し、飲み終える。

  そして湯のみの狛犬をジッとみて「どちらの狛犬?綾瀬稲荷の落語狛犬!結構な阿吽でございます」
  深々と頭を下げ。阿吽湯のみは終わる。これ、狛ノ茶湯の作法なり。

  (写真;穴の開くほど絵の狛犬を見る宗匠)

【予告】次回は別阿吽作法
 「別作法」とは阿吽で違う茶を喫する。華やかにひろびろとして狛ノ茶道の楽しげな世界を紹介する。乞う。ご期待!!!!


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