狛犬ニュース |
狛犬ニュースの2001年からのニュースが集めてありますです。 三遊亭 円丈
【ツーはここを見る〜享保狛犬の足の指】 |
【今回のお勧め狛犬】 神田明神の裏へまわると末社稲荷がある。なんだキツネかぁ…と思いつつも、ブロンズだから目を向ける狛犬ファンも少なくはない。ところが、それだけで通り過ぎてしまうとキツネにだまされたことになる?!さて、その秘密は?(阿由葉) 【ブロンズ擬き狐】 末廣稲荷 享和二壬戌歳正月吉日建立 昭和四拾一年二月吉日再建 千代田区神田鍛冶町 神統御剱教会 安井やす 日本参道狛犬研究会の会長三遊亭円丈師匠の目も欺いたブロンズ擬き(もどき)狐。私もだまされていました。ちなみに参拝に来られた方に「これは何で出来 ているか分かりますか?」と聞いたところブロンズと答えてくれました。 この狐の作り方は、まず番線と呼ばれる針金で狐の形を作りそこにモルタルを塗って、小さな専用の鏝を使い完成させます。これは左官屋の仕事で「モルタル彫刻」と云います。足の細さは石彫では出来ない見事な仕事と云えます。その後十分に乾燥させ青黒い塗料を塗ってブロンズ擬き狐の仕上がりです。 (写真・文;山田敏春) 写真/発見者:山田敏春 文:山田敏春/阿由葉 |
【狛犬ニュース14・・・2004年8月】
切り絵画家風祭竜二氏より・・円丈、直筆狛犬画をいただく どうもすんませんね!! |
【これが鹿島神宮の木造狛犬のスケッチ画】 |
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【狛犬ニュース14・・・2003年6月】
【色は好きなものに変えられる】 |
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【狛犬ニュース・・04/03/22】
初公開、これが狛研で建立する全体デザインが決定!! |
【建立するのは雲の上で風になびく狛犬・全体設計・・石定さん】 ◎まず石工の世界では今も寸法は尺が使われている。上から下まで小松石を使う計画。 (ただ、小松石が高くてそれがネックなんだけど・・) ◎狛犬の足座までが、3尺(約90cm)今時の狛犬から見ると台は、低い方になる。足座に当る雲 |
【狛犬ニュース14・・・2003年2月】
これが室町時代気に書かれた狛犬画!・・湯島天神下・「白梅市」羽黒洞にて 〜江戸開府400年記念展〜午前11:00〜午後6:30・3月8日まで開催中 |
【これが室町期に描かれた狛犬画】 |
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【もちろん、販売もしてるそうだ】 |
【狛犬ニュース13・・・2002年12月】
これは珍しい長野・須坂クラッシック美術館でなんと狛犬展! |
【本物狛犬42点が展示されてるよ】 日本画家岡信孝氏の作品を展示する須坂美術館(長野県須坂市)で今、狛犬展を開催している。岡信孝氏の所蔵する狛犬を日本、中国、沖縄のシーサーなど42点。その他、長野狛犬探検隊の相原文哉氏撮影の長野県の狛犬写真も同時に展示されるようだ。 ぜひ長野に行くときは、須坂美術館によって狛犬展をみて欲しい。狛研などで最近、写真展はやるようになったが、狛犬そのものを見せる狛犬展は、少ない。ぜひぜひ見に行って。私(円丈)もなんとか一度ぐらい見にいけないものかと思っているけど、まだ目途は立っていない。 【いく場合は電話で確認して頂戴!】 |
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【狛犬ニュース12・・・2002年12月】
【まどかちゃん、名画の中に狛犬の大発見?・・報告者大津まどかちゃんより】
【ベラスケス「青いドレスのマルガリータ王女」にあっ、狛犬が!】 全くなあ。平日だからやってると思ったら甘かった。美術館は平日が休みなんだ。その後、時間もなくいけなかった。しかし丸の中を良く見るとどうも獅子がベタッと座ってる感じのようだが、しかしこの獅子のようなものは、元々。精密には描かれていない。ザバッとかいてある。だから真相はどうなんだろう?果たして描かれているのは、江戸はじめタイプの狛犬なのか、それともライオンなのか?(円丈) |
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【狛犬ニュース11・・・2002年12月】
ついに狛犬小説発見!・・報告、木村淑愛(よしえ)さん 「岡本綺堂怪談集」 作 岡本 綺堂 【光文社時代小説文庫】 定価400円 |
【怪談集に「こま犬」と言う短編小説が・・】 |
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【他の意味でもとてもおもしろい本】 |
【狛犬ニュース10・・・2002年8月】
ついに先代狛犬にテレビ・カメラが・・。 【荏原神社】品川区北品川2-30- 先代江戸尾立ち建立年不明 |
【先代は思わず冷や汗!】 9月2日夜:NHK3ch「ETV2002」の「私のB面」で円丈が狛犬テーマでオンエアされる。それに先立ち取材で都内の神社を5.6社回った。 そのとき品川の荏原神社に行った時、この神社の江戸唐獅子の名品を撮影後、この先代も撮りましょう!と言ったらディレクターは「エッ、こんな汚いの?」いやがった。でも元々、狛犬好きになったのは、公園に捨てられていた獅子を見たのがきっかけで狛犬巡りが始まった。狛犬の原点のうようなもの。 さらに勧めて撮るコトなった。しかし撮られる先代の方が、戸惑ってる感じだった。この狛犬の前で先代の話をした。でも結構5〜6時間テープを回していたから果たして当日この部分があるのか、どうか?ちょっと気になるね。 (円丈) |
【今回のお勧め狛犬・・報告者円丈&木下ひろし氏】
【これが最古のオオカミだ】 |
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【狛犬ニュース9・・・2002年5月】
里帰りを待つ狛犬・・果たして帰る日は来るのか? 【山王宮】岐阜県可児市羽崎 元禄15年(1702)8月 (現在、愛知県陶器資料館蔵) |
【盗品の狛犬が愛知県陶器資料館に!】 この陶器製狛犬は、戦争末期に盗難に遭い、それが回り回って、愛知県陶磁器資料館所蔵となって現在に至ってる。山王宮の氏子の皆さんは、変換される日を心待ちにしている。今のままではこれからも陶磁器資料館に置かれそうだ。 しかし、しかし、盗品が堂々と県の資料館に飾られていてはまずいよね。あまりにも非常識過ぎる。美術品の世界では盗品は返還されるのは当然なんだから、所有する神社も分かっているんだから返さなければならないと思う。 名古屋出身の私としては、なんか肩身が狭い。とにかく返して欲しい。神社の関係者も返還を待っていて、しかもこの狛犬たちも「おれたちを戻せよ」なんて言ってるよ。(円丈) 【山王宮】岐阜県可児市羽崎 元禄15年(1702)8月 濃州可児郡羽崎村 亀井彦三郎寄進(阿27cm) |
狛犬ニュース8・・・2002年4月】
狛研会員久保田氏、埼玉2千社全て回る! 『埼玉狛犬』出版か? |
【埼玉全て回るのはタイヘンなんすから・・】 いやいや、私も埼玉は300社以上回ってるけど、埼玉県の全ての神社を回るのは、大変なんだよ。広い上に狛犬がない神社が多い。一日掛けて20社神社を回って狛犬が3対しかなくて、しかも全部、「しょうわ狛犬」だった。なんてことも良くある訳。正直、埼玉を回ってイヤになったこともある。ところが,久保田氏は全て二千数十社を回った。エライ!偉すぎる。それで来年あたりは久保田氏自身で『埼玉の狛犬』を出版するようだ。もちろん狛研も協力する予定! 【なんと円丈も狛犬本の第2弾!企画中】 「まだ正式に決まった訳じゃないから。詳しいことは書かないが、某社から「円丈狛犬辞典」を出さないかと言う問い合わせがあった。今、どんな内容でどんな風にと考えてる最中!もし本決まりになれば来年の春あたりに出るかも知れない。(円丈) |
【狛犬ニュース7・・・2002年4月】
第2回参道狛犬写真展開催・・4月28〜29日 世田谷三軒茶屋キャロット.タワー4Fにて |
【なんとホンモノの狛犬も出る写真展】 1回目は埼玉の狛研の本部で地味にやったが、今回はいきなり世田谷に進出。100点ほど写真が出品、その他にもテンコモリ! 【これが写真展の内容だよ】 「テーマ別出品」 ・・可愛そうな狛犬、変な狛犬・・などなど」 「プロ級カメラマンたちによる狛犬作品集」 「東日本名品狛犬十対」(円丈) 【写真以外のもの】 「なんとホンモノの狛犬出展」 ・・・岡崎住む名工綱川誠志郎氏只今制作中 「狛犬グッズ:狛犬手ぬぐい、阿吽湯飲み」 「狛犬画:東山賢治氏」 「林家しん平制作ミニチュア狛犬」 「狛犬書籍類」 【楽しい狛犬講座】 楽しい狛犬講座を開く(円丈、しん平、小田原丈) 29日13:30ヨリ〜 |
【「タウンボイス」めぐろ・せたがや版4月号にこんなに大きくのったよ】 |
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とにかく写真の他にもいろいろでて、とにかく盛りだくさん。しかも会場には「狛犬解説員」が頼めば親切に解説までしてくれる。そして29日13:30からは、「楽しい狛犬講座」は開催。なにせ、落語家が中心の講座だから。これが楽しい。場所、問い合わせなどはこの下に書いてある。ただ徒歩0分と近いことは近いのだが、意外と場所がわかりにくい。(円丈) |
【狛犬ニュース6・・・2001年12月大盛況】
狛犬写真展、大盛況、参加者なんと400人! |
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【狛犬ニュース5・・・2002年4月】
来たれ、若人!4月に「春の狛犬写真展」やるよ4月28〜29日(日、祝) |
世田谷文化生活情報センター4Fにおいて狛研主催「春の狛犬写真展」を行うことになった。4月28−29日の2日間(日曜と祭日)。大々的に開きます。詳しい時間はまだ未定だが、ぜひ来てお出で頂きたい。去年暮の写真展は少し手を抜いたが(冗談です)。 この4月の写真展は、今年の狛研の最大イベントになるはず。会員は取っておきの写真を出品すると思う。また29日は、円丈、しん平、小田原丈による狛犬ショーも企画中。楽しい写真展になるはず、もうこれは来るしかない。 【場所:日時】世田谷文化生活情報センター4F 【交通】東急世田谷線三軒茶屋駅下車徒歩0分。 【問い合わせ】市民文化センタ−内 TEL:048-822-2548 |
【狛犬ニュース4・・・2001年12月】
狛犬ファン、激増!岡山から自作の狛犬帳が届く |
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このところどうした訳か、狛犬の便りを頂くことが多くなった。つい2.3日前には、千葉の男の方から狛犬の手紙を頂いたし、多くなった。 去年の暮、岡山に住む木村さんと言う女性の方が、自作の「狛犬収集帳」を作り、送って頂いた。 内容は岡山、倉敷、尾道、広島辺りの主だった神社数十社の狛犬画像と分類し、狛犬データが書いてあり、なかなか勉強になった。 木村さんは、現在18才の女性で大学に入ったら民族学を勉強したいとか、将来が楽しみ! 【このような本にして送って頂いた。うれしい】 |
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【狛犬ニュース4・・・2001年12月】
訂正ニュース!フランスで16世紀狛犬?発見!! 【報告】狛犬少女まどかちゃん第2弾! |
前回のフランス狛犬は モンドールのフォントーネ修道院の狛犬!! 場所?建立年(16世紀??) 報告者大津まどかちゃん 【追加情報】狛犬少女まどかちゃんより、お便り第2弾が届きました。場所はパリから特急で1時間ぐらいのところにあるモンドールと言う町、そこのフォントーネ修道院の門を入った処の柱の上にあったものだそうです。 【訂正】手書きの絵の狛犬は、日本国内の別な狛犬なんだそうです。以上訂正します。 |
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【狛犬ニュース3・・・2002年12月】
狛犬新聞「狛犬の杜新聞」合本販売開始! |
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狛研では「狛犬の杜新聞」(通称こまもり)が、1997年8月創刊〜2001年10月の25号発行された。しかし新聞は散逸してしまう。そこで全て一冊に合本する計画があり、2001年12月についに200部限定で販売となった。 値段は2000円、B4版?少し大きいし、まあ表紙の見てくれはさほど良くはないが、内容は編集長の阿由葉氏が心血を注いで作った新聞。 狛犬情報のかなりが納めれている。狛犬ファンならぜひ一冊は欲しい。でも狛犬ファン、そんなにいないか? 【問い合わせ:文化センター(狛犬研究会)までTel048-822-2548】 |
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【狛犬ニュース2・・2002年1月】
フランスで16世紀狛犬?発見!! 【報告】狛犬少女まどかちゃんより! |
フランス16世紀狛犬? 場所?建立年(16世紀??) 報告者大津まどかちゃん 我家に狛犬少女より、大津まどかちゃん(小4)から手紙がきてフランスで謎の狛犬発見を知らせてくれた。偉い!!フランス国内にどうも墓のようだが、詳しいことはまた第2弾でお知らせするが、江戸はじめのような不思議な狛犬を発見。 |
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台石にはそれぞれ奉献の一文字ずつが刻まれているので日本の物で運ばれたもののようだ。それに図を添えてこの情報を知らせてくれた。まどかちゃん。ありがとう。そしてまどかちゃんの手紙には次のような文が添えられていた。 「・・フランスで見つけた狛犬を送ります。すててあるわけじゃないんだけどすててあるような狛犬でした。狛犬じたいは?ですが。たてものぜんたいだできたのが16世紀らしいです。たぶん11.12世紀ぐらいだとおもいます!!」 偉い。まどかちゃんは、狛犬自体は11.12世世紀の製作と推測している。明日の狛犬界はまどかちゃんのものだね。そしてさらに詳しい情報は..。そしてまどかちゃんって。どんな少女なのか。第2弾に続く(たぶん) |
【狛犬ニュース
1・・・2001年11月】
狛研特別顧問 上杉先生『狛犬辞典』を出版! |
『狛犬辞典』上杉千郷先生著 |
戎光祥出版 2001年11月10日発行 定価5,000円+税 |
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【著者略歴】 上杉千郷(うえすぎ・ちさと) 大正12年4月3日岐阜県飛騨古川町の神社々家19代目に生まれる。 神宮皇学館大学附属専門部在学中学徒出陣、第一期海軍飛行専修予 備生徒となり海軍少尉任官、沖縄作戦に参加する。その後、総理府 事務官、法務大臣秘書官、郵政大臣秘書官を経て、全国神社総代会 参事、全国神社会館々長、岐阜県神社庁副庁長、鎮西大社諏訪神社 宮司、長崎県神社庁長を歴任。現在、学校法人皇学館大学理事長。 狛犬を研究・蒐集し、岐阜県下呂温泉に狛犬博物館、同古川町には飛騨古川祭資料館である「起し太鼓会館」併設狛犬館を設置した 。平成七年長崎新聞文化賞を受賞。著書に『茶道の中の神道』がある。(『狛犬辞典』より、抜粋) |