狛犬ニュース

 狛犬ニュースの2001年からのニュースが集めてありますです。 三遊亭 円丈


【ツーはここを見る〜享保狛犬の足の指】
    
・・・発見者山田氏・・(文)阿由葉郁夫氏





 
【今回のお勧め狛犬】
神田明神の裏へまわると末社稲荷がある。なんだキツネかぁ…と思いつつも、ブロンズだから目を向ける狛犬ファンも少なくはない。ところが、それだけで通り過ぎてしまうとキツネにだまされたことになる?!さて、その秘密は?(阿由葉)

【ブロンズ擬き狐】
末廣稲荷 享和二壬戌歳正月吉日建立 昭和四拾一年二月吉日再建
千代田区神田鍛冶町 神統御剱教会 安井やす

日本参道狛犬研究会の会長三遊亭円丈師匠の目も欺いたブロンズ擬き(もどき)狐。私もだまされていました。ちなみに参拝に来られた方に「これは何で出来
ているか分かりますか?」と聞いたところブロンズと答えてくれました。
この狐の作り方は、まず番線と呼ばれる針金で狐の形を作りそこにモルタルを塗って、小さな専用の鏝を使い完成させます。これは左官屋の仕事で「モルタル彫刻」と云います。足の細さは石彫では出来ない見事な仕事と云えます。その後十分に乾燥させ青黒い塗料を塗ってブロンズ擬き狐の仕上がりです。 (写真・文;山田敏春)

写真/発見者:山田敏春   文:山田敏春/阿由葉

【狛犬ニュース14・・・2004年8月】
 切り絵画家風祭竜二氏より・・円丈、直筆狛犬画をいただく
                         どうもすんませんね!!
 

【これが鹿島神宮の木造狛犬のスケッチ画】

 あの切り画家風祭竜二氏より、円丈は、直筆狛犬を額に入れて頂いた。うれしいねえ。鹿島神宮の門の内側にある木造狛犬をスケッチしたものだ。絵のことは全く分からないけど、とにかくスケッチした風祭さんの絵は、エネルギーに満ち溢れている。実に血から強いねえ。もうこの絵は家報にしようと思ってる。

 
この風祭さんは、この頃、狛犬に突然興味をお持ちになった。その理由と言うのは、ある日、狛犬の夢を見たんだそうだ。それでうん、これからは狛犬だ!と思って、それ以来、狛犬をスケッチしたり、してるそうだ。

  前にも書いたけど風祭さんと私は、同じ年なんだけど、パワーが、私より、10倍ある。えらいねえ。しかし私も負けてられない。

  なんとか、私も元気になろうと現在、リフレッシュ中だよ。今年の末までにはなんとか、風祭さんより、2倍元気になろうと思ってる。やるぞ〜〜っ。エイエイオ〜〜ッ!!

 

 


【狛犬ニュース14・・・2003年6月】

【色は好きなものに変えられる】
 あの切り画家風祭竜二氏のデザインによる。狛研マークが完成した。もう拝み倒して、ただのような値段で製作していただいた。ありがとうございました。

 
風祭さんは、私(円丈)と同じ年あのだが、エネルギーの塊のような方で、私はスッカリ老境!だからデザインの方もパワーを感じる。

  これは縮小してあるけど原画はもっとイイ。このマークを元に半錬を作るとか、Tシャツだの、ジャンパーだの、色々考えられる。色はちなみに円丈が塗ってみた。結構、どういう色がいいのか、難しい。とにかく狛研マーク。

 【写真:今回はやや地味な色使いで・・

 

【狛犬ニュース・・04/03/22】
初公開、これが狛研で建立する全体デザインが決定!!
【建立するのは雲の上で風になびく狛犬・全体設計・・石定さん】
◎まず石工の世界では今も寸法は尺が使われている。上から下まで小松石を使う計画。
(ただ、小松石が高くてそれがネックなんだけど・・)
◎狛犬の足座までが、3尺(約90cm)今時の狛犬から見ると台は、低い方になる。足座に当る雲



【狛犬ニュース14・・・2003年2月】
 これが室町時代気に書かれた狛犬画!・・湯島天神下・「白梅市」羽黒洞にて
   〜江戸開府400年記念展〜午前11:00〜午後6:30・3月8日まで開催中
 

【これが室町期に描かれた狛犬画】
 いやいや、狛犬の絵ってホントに少ない。その狛犬の絵があることを教えて頂いたのが、湯島天神下の羽黒洞と言う古美術屋さん。現在、江戸開府400年記念展で狛犬画を展示中とご丁寧に案内状を頂いた。絵のサイズは43×120cmで額に入っている。作者不詳で室町時代と言われてるそうだ。

 【写真:二つの額で対になっている。ひとつがこの狛犬。もうひとつは竜の額】


 

【もちろん、販売もしてるそうだ】
 やや、素朴な感じのする絵だが、一体何のために描かれた絵なのかは全く不明で謎の多い絵のようだね。もちろんこの絵は二つセットで販売をするんだそうで。私の場合、今は狛犬の絵を買うより、狛犬を建立する方に興味があるので今回は遠慮しようと思っている。

  もし狛犬画を収集したい人は、買って見るといいかも知れない。まあ、展示されてるので買わなくても一度見てみるといいかもしれない。しかし狛犬画って。どの位あるんだろうね。

【写真:これが吽の狛犬】


【場所】 羽黒洞・文京区湯島4-6-11湯島ハイタウン内 TEL03-3815-0431

 

 【狛犬ニュース13・・・2002年12月】

 これは珍しい長野・須坂クラッシック美術館でなんと狛犬展!
        2002年12月10日〜2003年2月16日

【本物狛犬42点が展示されてるよ】
 日本画家岡信孝氏の作品を展示する須坂美術館(長野県須坂市)で今、狛犬展を開催している。岡信孝氏の所蔵する狛犬を日本、中国、沖縄のシーサーなど42点。その他、長野狛犬探検隊の相原文哉氏撮影の長野県の狛犬写真も同時に展示されるようだ。
  

 ぜひ長野に行くときは、須坂美術館によって狛犬展をみて欲しい。狛研などで最近、写真展はやるようになったが、狛犬そのものを見せる狛犬展は、少ない。ぜひぜひ見に行って。私(円丈)もなんとか一度ぐらい見にいけないものかと思っているけど、まだ目途は立っていない。
 

 【いく場合は電話で確認して頂戴!】
【期 間 】平成14年12月10日〜15年2月16日
【休館日 】月曜日、祝日の翌日
【会館時間】午前9時〜午後5時まで。ただし1月13日は会館
【 注 】1月、2月は午前9時半会館4時半閉館
【入館料】大人300円、小・中学生100円
【交通 】車・・須坂長野東インタ−から5km
【交通 】JR長野駅より、長野電鉄25分須坂駅下車徒歩10分
【住所 】〒382-0087 長野店須坂市大字須坂371番地6
【TEL 】TEL・FAX026-246-6474

 【これが地図だ〜〜〜〜よ】


【狛犬ニュース12・・・2002年12月】
【まどかちゃん、名画の中に狛犬の大発見?・・報告者大津まどかちゃんより

【ベラスケス「青いドレスのマルガリータ王女」にあっ、狛犬が!】
【久しぶりに大津まどかちゃんより、お手紙をもらった。中に上野で12月23日までやってる「ウイーン美術史美術館名品展」の切符が入っていて。その切符の絵が、横の名画「青いドレスのマルガリータ王女」の絵。その王女の後ろにまどかちゃんがつけた丸!その中が大問題。手紙には次のように書いてあった。
「またまた大発見です。円のところに(まどかちゃんが書いた丸い円の中)に狛犬らしき物があるのです。1659年にできた物のようですが、まだやっているので見に行ってください。まどかより」としてあった。そこでこの美術展の開催中に見に行った。すると!
休館日だった。

全くなあ。平日だからやってると思ったら甘かった。美術館は平日が休みなんだ。その後、時間もなくいけなかった。しかし丸の中を良く見るとどうも獅子がベタッと座ってる感じのようだが、しかしこの獅子のようなものは、元々。精密には描かれていない。ザバッとかいてある。だから真相はどうなんだろう?果たして描かれているのは、江戸はじめタイプの狛犬なのか、それともライオンなのか?(円丈)
 【少女の横、丸くペイントされた中に狛犬が・・・?】

 【狛犬ニュース11・・・2002年12月】
 ついに狛犬小説発見!・・報告、木村淑愛(よしえ)さん
  「岡本綺堂怪談集」 作 岡本 綺堂 【光文社時代小説文庫】 定価400円
 

 【怪談集に「こま犬」と言う短編小説が・・】
 今まで出た小説の数は、どう考えても1万は超えそうだね。それ中に1本ぐらい狛犬の小説あっても不思議ではなさそうだ。そう思っていたら狛研会員の木村淑愛(よしえ)さんが、その狛犬小説を発見した。作者はあの「半七捕り物帳」の岡本綺堂。なんと狛犬の短編小説を書いていると言ってその本を1冊頂いた。うれしいねえ。

 この「白髪鬼」と言うタイトルの怪談集は全部で13本の怪談が集められていて。その中の「白髪鬼」という小説がタイトルになっている。この作品集のトップになんと「こま犬」と言う題で書かれている18ページの小品だが、狛犬が悲しい。いいねえ。
【あらすじ】
 四国の讃岐のある町で明治の初め、洪水で明神社が跡形もなく流され、再び神社は再建されることもなく、そのままになり、そこを土地の人は明神跡と呼んだ。その明神跡で毎夜、鳴き声が聞こえるがその正体が不明。やがてこの場所で人が死に大騒ぎになる。・・なんだかんだあった後、その社あとを少し掘ると小さな石の狛犬がでてきた。しかも狛犬の首には黒い蛇が巻き付いていて・・しかし狛犬は1体しか見つからなかった。・・・と言うような・・少しちがうかな。狛犬が洪水で流されて先代になってしまい、離れ離れになって埋められた狛犬が鳴く。すこし悲しい狛犬小説。しかし木村さんは、まだ19才の女の子。
その彼女が狛犬に時代小説が好き、でパソコンは苦手。でもこう言う彼女のような人が日本文化を守るんだろうね。 (円丈)

  【他の意味でもとてもおもしろい本】
 しかしこの岡本綺堂短編集は、大体あ、大正末期から昭和初期に書かれた。しかもその当時の現代小説。2.3篇中に時代小説があったけど。殆どが現代小説。読むと結構面白い。

 ある短編を読んでいたら「50才の老人」とあった。そうなんだね。昭和の初期までは50才は立派な老人だった。それから箱根に行くのに新橋駅に行った。当時はまだ東京駅がなかったとか、関東大震災の時、飛騨にいて大騒ぎになった。
 なにしろ、今みたいに正確な情報が入らず噂だけが飛び交うので東京にいる身寄りの情報もなく大変。読んでいてへえ〜〜っと面白かった。


【狛犬ニュース10
・・・2002年8月】
 ついに先代狛犬にテレビ・カメラが・・。
  【荏原神社】品川区北品川2-30- 先代江戸尾立ち建立年不明 
 
 【先代は思わず冷や汗!】
 9月2日夜:NHK3ch「ETV2002」の「私のB面」で円丈が狛犬テーマでオンエアされる。それに先立ち取材で都内の神社を5.6社回った。
そのとき品川の荏原神社に行った時、この神社の江戸唐獅子の名品を撮影後、この先代も撮りましょう!と言ったらディレクターは「エッ、こんな汚いの?」いやがった。
でも元々、狛犬好きになったのは、公園に捨てられていた獅子を見たのがきっかけで狛犬巡りが始まった。狛犬の原点のうようなもの。
  さらに勧めて
撮るコトなった。しかし撮られる先代の方が、戸惑ってる感じだった。この狛犬の前で先代の話をした。でも結構5〜6時間テープを回していたから果たして当日この部分があるのか、どうか?ちょっと気になるね。 (円丈)



【今回のお勧め狛犬・・報告者円丈&木下ひろし氏

【これが最古のオオカミだ】
【伊賀良神社】長野県下伊那郡阿智村大字伍和寺尾山7564
  オオカミ 寛延2巳6月吉日(1749)  石工森谷要右衛門
  (阿)木地師小椋文右衛門 (吽)同五郎右衛門、小椋久左衛門


 これが新発見の最古のオオカミ。今まで分かっている最古は、埼玉の三峯神社の文化7年(1810)だったから、60年も一挙に古いのが見つかったことになる。飯田に住む木下氏の案内で行った。
  早い話、木下さんが見つけた訳だ。最初、オオカミであることを疑っていたが、ここの氏子さんがオオカミと断言し、お祭りする神様が、山岳系の大山祇之神。もう間違いない。この神社は木地師が建てたものだが、この鳥居、灯篭も狼も全て同年で同じ奉納者のもの。かなりの財力があったんだろうね。
  しかししかし、エライ山の中のしかも分かりにくい神社。もしこの狼を見に行く人は、かなり正確な地図がないと迷うね。充分をだけどなんど見ても前足は4本だ。(円丈)
 

【狛犬ニュース9・・・2002年5月】
 里帰りを待つ狛犬・・果たして帰る日は来るのか?
  【山王宮】岐阜県可児市羽崎 元禄15年(1702)8月 (現在、愛知県陶器資料館蔵)
 
 【盗品の狛犬が愛知県陶器資料館に!】
 この陶器製狛犬は、戦争末期に盗難に遭い、それが回り回って、愛知県陶磁器資料館所蔵となって現在に至ってる。
山王宮の氏子の皆さんは、変換される日を心待ちにしている。今のままではこれからも陶磁器資料館に置かれそうだ。
  しかし、しかし、盗品が堂々と県の資料館に飾られていてはまずいよね。あまりにも非常識過ぎる。美術品の世界では盗品は返還されるのは当然なんだから、所有する神社も分かっているんだから返さなければならないと思う。
 名古屋出身の私としては、なんか肩身が狭い。とにかく返して欲しい。神社の関係者も返還を待っていて、しかもこの狛犬たちも「おれたちを戻せよ」なんて言ってるよ。
(円丈)

【山王宮】岐阜県可児市羽崎 
 
元禄15年(1702)8月 濃州可児郡羽崎村 亀井彦三郎寄進(阿27cm) 

 

狛犬ニュース8・・・2002年4月】
 狛研会員久保田氏、埼玉2千社全て回る!
  『埼玉狛犬』出版か?  
 
 【埼玉全て回るのはタイヘンなんすから・・】
 いやいや、私も埼玉は300社以上回ってるけど、埼玉県の全ての神社を回るのは、大変なんだよ。広い上に狛犬がない神社が多い。一日掛けて20社神社を回って狛犬が3対しかなくて、しかも全部、「しょうわ狛犬」だった。なんてことも良くある訳。正直、埼玉を回ってイヤになったこともある。ところが,久保田氏は全て二千数十社を回った。エライ!偉すぎる。それで来年あたりは久保田氏自身で『埼玉の狛犬』を出版するようだ。もちろん狛研も協力する予定!

 【なんと円丈も狛犬本の第2弾!企画中】
「まだ正式に決まった訳じゃないから。詳しいことは書かないが、某社から「円丈狛犬辞典」を出さないかと言う問い合わせがあった。今、どんな内容でどんな風にと考えてる最中!もし本決まりになれば来年の春あたりに出るかも知れない。(円丈)



【狛犬ニュース7・・・2002年4月】
 第2回参道狛犬写真展開催・・4月28〜29日
  世田谷三軒茶屋キャロット.タワー4Fにて
 
【なんとホンモノの狛犬も出る写真展】
  1回目は埼玉の狛研の本部で地味にやったが、今回はいきなり世田谷に進出。100点ほど写真が出品、その他にもテンコモリ!

 【これが写真展の内容だよ】
「テーマ別出品」
  ・・可愛そうな狛犬、変な狛犬・・などなど」
「プロ級カメラマンたちによる狛犬作品集」

「東日本名品狛犬十対」(円丈)

 【写真以外のもの】
「なんとホンモノの狛犬出展」
・・・岡崎住む名工綱川誠志郎氏只今制作中
「狛犬グッズ:狛犬手ぬぐい、阿吽湯飲み」
「狛犬画:東山賢治氏」
「林家しん平制作ミニチュア狛犬」
「狛犬書籍類」

 【楽しい狛犬講座】
楽しい狛犬講座を開く(円丈、しん平、小田原丈)
  29日13:30ヨリ〜


【「タウンボイス」めぐろ・せたがや版4月号にこんなに大きくのったよ】

 とにかく写真の他にもいろいろでて、とにかく盛りだくさん。しかも会場には「狛犬解説員」が頼めば親切に解説までしてくれる。そして29日13:30からは、「楽しい狛犬講座」は開催。なにせ、落語家が中心の講座だから。これが楽しい。場所、問い合わせなどはこの下に書いてある。ただ徒歩0分と近いことは近いのだが、意外と場所がわかりにくい。(円丈)

【狛犬ニュース6・・・2001年12月大盛況】
 狛犬写真展、大盛況、参加者なんと400人!
 


【ついに狛犬の時代が来た??マジ?】

 
2001年12月23.24日の2日間。さいたま市の文化センターで世界初の「狛犬写真展」が開かれた。この写真展が、朝日新聞都内版にも大きく紹介され、なんと両日で400人が訪れ、主催者の狛研会員が、こんなにきたことにビックリした。その中でも一番驚いたのが、会長の円丈自身。

  とにかく今回はとりあえず内輪でひっそりやり、それで勢いをつけて4月に大々的にやろうと言うことになっていたので。400人にはホント、驚いた。それじゃ8月やった円丈独演会の倍の客じゃないか?

  そのあと狛研の忘年会になり、会員は大騒ぎ口々に「ついに狛犬の時代がきた!」と叫んでいた。ホントかなあ。とにかく2002年は「世界狛犬年」と言うことにしよう。



【こ〜〜〜んなにデッカク紹介されました。「落語家円丈さんら」の文字もみえる。うれしい。朝日新聞都内版・・2001年12月22日朝刊】

【狛犬ニュース5・・・2002年4月】

 来たれ、若人!4月に「春の狛犬写真展」やるよ4月28〜29日(日、祝)
 世田谷文化生活情報センター4Fにおいて狛研主催「春の狛犬写真展」を行うことになった。4月28−29日の2日間(日曜と祭日)。大々的に開きます。詳しい時間はまだ未定だが、ぜひ来てお出で頂きたい。去年暮の写真展は少し手を抜いたが(冗談です)。
  この4月の写真展は、今年の狛研の最大イベントになるはず。会員は取っておきの写真を出品すると思う。また29日は、円丈、しん平、小田原丈による狛犬ショーも企画中。楽しい写真展になるはず、もうこれは来るしかない。

  【場所:日時】世田谷文化生活情報センター4F
  【交通】東急世田谷線三軒茶屋駅下車徒歩0分。
 【問い合わせ】
市民文化センタ−内 TEL:048-822-2548

 



【狛犬ニュース4
・・・2001年12月】
 狛犬ファン、激増!岡山から自作の狛犬帳が届く
 

 このところどうした訳か、狛犬の便りを頂くことが多くなった。つい2.3日前には、千葉の男の方から狛犬の手紙を頂いたし、多くなった。

  去年の暮、岡山に住む木村さんと言う女性の方が、自作の「狛犬収集帳」を作り、送って頂いた。

  内容は岡山、倉敷、尾道、広島辺りの主だった神社数十社の狛犬画像と分類し、狛犬データが書いてあり、なかなか勉強になった。

 木村さんは、現在18才の女性で大学に入ったら民族学を勉強したいとか、将来が楽しみ!

 

【このような本にして送って頂いた。うれしい】


【狛犬ニュース4
・・・2001年12月】

  訂正ニュース!フランスで16世紀狛犬?発見!!
              【報告】狛犬少女まどかちゃん第2弾!

前回のフランス狛犬は
モンドールのフォントーネ修道院の狛犬!!
場所?建立年(16世紀??)
報告者大津まどかちゃん

 【追加情報】狛犬少女まどかちゃんより、お便り第2弾が届きました。場所はパリから特急で1時間ぐらいのところにあるモンドールと言う町、そこのフォントーネ修道院の門を入った処の柱の上にあったものだそうです。
【訂正】手書きの絵の狛犬は、日本国内の別な狛犬なんだそうです。以上訂正します。

 


【狛犬ニュース3・・・2002年12月】

 狛犬新聞「狛犬の杜新聞」合本販売開始!
 

 狛研では「狛犬の杜新聞」(通称こまもり)が、1997年8月創刊〜2001年10月の25号発行された。しかし新聞は散逸してしまう。そこで全て一冊に合本する計画があり、2001年12月についに200部限定で販売となった。
  値段は2000円、B4版?少し大きいし、まあ表紙の見てくれはさほど良くはないが、内容は編集長の阿由葉氏が心血を注いで作った新聞。

  狛犬情報のかなりが納めれている。狛犬ファンならぜひ一冊は欲しい。でも狛犬ファン、そんなにいないか?
 


【問い合わせ:文化センター(狛犬研究会)までTel048-822-2548】

 

【狛犬ニュース2・・2002年1月】

  フランスで16世紀狛犬?発見!!
              【報告】狛犬少女まどかちゃんより!

フランス16世紀狛犬?
場所?建立年(16世紀??)
報告者大津まどかちゃん

 
我家に狛犬少女より、大津まどかちゃん(小4)から手紙がきてフランスで謎の狛犬発見を知らせてくれた。偉い!!フランス国内にどうも墓のようだが、詳しいことはまた第2弾でお知らせするが、江戸はじめのような不思議な狛犬を発見。
 台石にはそれぞれ奉献の一文字ずつが刻まれているので日本の物で運ばれたもののようだ。それに図を添えてこの情報を知らせてくれた。まどかちゃん。ありがとう。そしてまどかちゃんの手紙には次のような文が添えられていた。
  「・・フランスで見つけた狛犬を送ります。すててあるわけじゃないんだけどすててあるような狛犬でした。狛犬じたいは?ですが。たてものぜんたいだできたのが16世紀らしいです。たぶん11.12世紀ぐらいだとおもいます!!」
  偉い。まどかちゃんは、狛犬自体は
11.12世世紀の製作と推測している。明日の狛犬界はまどかちゃんのものだね。そしてさらに詳しい情報は..。そしてまどかちゃんって。どんな少女なのか。第2弾に続く(たぶん)

【狛犬ニュース 1・・・2001年11月】
 狛研特別顧問 上杉先生『狛犬辞典』を出版!

『狛犬辞典』上杉千郷先生著
戎光祥出版 2001年11月10日初版初刷発行
定価5,000円+税
〒113-0024東京都文京区西片2-18-20
TEL03-3813-5544 FAX03-5800-1037


 
狛犬研究第一人者でこの日本参道狛犬研究会(狛研)研特別顧問の上杉先生が、満を侍して狛犬研究書の決定版『狛犬辞典』が戎光祥出版(定価5,000円)出版された。今回はその先生の狛犬集大成。
 内容は
狛犬のルーツ。古代オリエントに生まれ、はるかシルクロードを越え日本に定着し た狛犬の歴史から。古代オリエントのライオンや獅子舞、仏教との関わり、狛犬を木彫り・陶製・石造・金属製などに系統立て。狛犬に関することなら殆ど全てを網羅し、それをわか りやすい文章に300点余りの写真を掲載して解説している。さらに巻末には先生による狛犬や、シーサーに関する研究論文、現在の国指定 重要文化財のデータを収録。もう狛犬ならこの本一冊で充分!それほど充実している。
【主な目次】
◎シルクロードを渡ってきた◎ 狛犬 仏たちが座す獅子座
◎狛犬の角 美の世界へ飛躍する唐獅子 ◎発掘されたメソポタミアの獅子像
◎ツタンカーメンの王座 マツゥーラ、ガンダーラの仏像の獅子
◎なぜ獅子・左で狛犬・狛犬右なのか◎ 狛犬のオスとメス
◎庶民の祈りから生まれた陶器獅子◎ 修験者・山伏が奉納した陶器狛犬
◎狛犬各部に見る形態の変遷 などなど


戎光祥出版
2001年11月10日発行
定価5,000円+税
【著者略歴】
 上杉千郷(うえすぎ・ちさと)
 大正12年4月3日岐阜県飛騨古川町の神社々家19代目に生まれる。 神宮皇学館大学附属専門部在学中学徒出陣、第一期海軍飛行専修予 備生徒となり海軍少尉任官、沖縄作戦に参加する。その後、総理府 事務官、法務大臣秘書官、郵政大臣秘書官を経て、全国神社総代会 参事、全国神社会館々長、岐阜県神社庁副庁長、鎮西大社諏訪神社 宮司、長崎県神社庁長を歴任。現在、学校法人皇学館大学理事長。
 狛犬を研究・蒐集し、岐阜県下呂温泉に狛犬博物館、同古川町には飛騨古川祭資料館である「起し太鼓会館」併設狛犬館を設置した 。平成七年長崎新聞文化賞を受賞。著書に『茶道の中の神道』がある。(『狛犬辞典』より、抜粋)



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