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寛文10庚戌天9月良日(1670) 小型。土地柄、当然小松石。境内社(比叡神社)前に、何気なくこ置かれているが、保存状状態も良い。円丈〜阿由葉の小松石ツアーにて発見。
ご存知、大銀杏前にどっしりと構える。はじめタイプとしてはかなり大型でなかなか素晴らしい。銘は「ウン」の台石右にあるが、読むのはかなり苦労する。 沢山の観光客が通るが、この狛犬に注目する人はごく少ない。大銀杏をバックに記念撮影をすると知らぬ間に写っているはず。おい、寛文8年なんだぞ。背中くらい撫でてやってくれい!
万治元戊戌年11月大吉(1658)當村住 中沢金兵衛一の鳥居入って右、小さな境内社<淡島明神>前。腹の彫り残した初期はじめタイプ。素鵞神社と同型。当然素鵞神社の元となったタイプと思われる。 これも同じく円丈〜阿由葉の小松石ツアーで見つけた。 「ウン」の背中に刻まれた文字。これがカギとなる。師匠は「万治元年戊戌」と読んだが、修業の浅い私にはどうしてもそこまで読み切れなかった。Photoshop で解析を試みたが判断不能。円丈師匠の目を信じる。これが輝く神奈川県で一番古い狛犬だ!
神奈川県のはじめタイプはそれほど多くない。 建立年のハッキリしたはじめを見つければ ベスト5入りの可能性は高い。
江戸はじめとは?
関東で最初に石造狛犬として1600年代に現れた 小型で素朴なタイプを言う