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疑惑の狛犬 第1回 三 遊 亭 円 丈 神社は、所有する狛犬を少しでも古く言いたがり、
自称!日本最古の狛犬--弘仁年間(811〜824) 賀茂神社....飛騨高山市上江名子
和尚が彫った?カッパ狛犬疑惑 カッパと言えば遠野のカッパが有名だが、これのなにが疑惑か?伝聞では 今まで四千社の狛犬を見て歩き、色んな狛犬情報も集めてるけど。宮司や、住職の彫った石の狛犬なんて聞いたことがないよ。しかもこのカッパ狛犬の仕上がり具合は、どう見たってプロの石工の仕事だね。キチンとしている。お経しか上げたことのない坊主が、突然ノミを持って出来る仕事ではない。 しかし1ヶ所がだけ下手な仕事がある。それは、頭の上の大きな穴(これがカッパの皿)。これが、ギザギザだらけの穴ボコ!到底プロの仕事とは思えない。つまり石工が狛犬をほり、和尚がへたくそな穴を開けた。それが、後の世に大袈裟に伝わり。和尚が、狛犬を彫ったになったんじゃあないかね。もし本当に和尚がこのカッパを彫ったのなら。石工が、坊主になった!これしかない。
来待石狛犬疑惑
この狛犬も神社側では、1100年代の狛犬と言う説明。狛犬研究家の間であまり、それをストレ−トに信じる者はいない。ただもしかしてと思わせる雰囲気はある。 最大の疑問は、この狛犬が、来待石(きまちいし)と言う物凄く崩れ易い砂岩で彫られてることが、チョッと写真Bを見ていただきたい。明治11年の同じ石で彫られた出雲かまえ獅子。もうボロボロ。百年でご覧の通り、それが、800年もこんな状態で持つのか?と言うことだね。う〜〜〜ん無理っぽい。仮に百歩譲ってもし1100年代に狛犬が彫られたとしても。その後、二度ほど新しく彫りなおしてると思うね。...しかし可能性は、ゼロではない。 てなことで今回はこの辺で!!第2回は公開せまる。待たれよ。
背景には、カマスの干物目玉ネガポジ反転.jpg使用 |
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