意外と知らない
      神社の知識


 普段何気なく通り過ぎたりする神社。しかし意外と知らないことがあったりする。ここではそんなことを取り上げた。 三遊亭 円 丈


第1回
 身内が亡くなりすぐ参拝。コレって平気ですか?

【質問】
 ところでうちのカミサンのお母さんが亡くなったんですが、どうも神社があると参拝する癖があるもんですから。何気なく参拝してました。しかし日本では、喪に服するとか、あるいは神道では、ハレと、ケガレとか言います。考えるとこれはまずいことをしていたのかなと思いますが、これはどうなんでしょうか?...円丈

【答え】
ええ、それはやはりいけませんね。神社庁でも現在、忌服規定(きぶく)と言うのがあります。忌は喪の期間。 服は遠慮の期間です。つまり参拝を遠慮をする期間が、一応は決まっています。次のとうりです。

本人との関係 喪の期間 参拝の遠慮期間
父母・夫・妻・子 (7才未満は半分)10日 遠慮30日
祖父母・孫・兄弟姉妹 5日 遠慮20日
曽祖父母・曽孫・伯叔父母 2日 遠慮7日
その他の血縁者 1日 遠慮4日

【注意1】配偶者の親族は、1項づつ繰り下げた日数になります。
【注意2】また計算方法ですが、 死去の日からで午前12時で区切る。
  ・・・・と言うことですね。(唐松宮司)

【質問】
いやあ、中々大変なもんですね。これは厳格に守らなければならないものなんでしょうか?(円丈)

【答え】
 これは一応の目安と考えて下さい。最終的には各人の心得に任せられてる訳です。終了時には祓えを修する事を基本とします。但しそれぞれの神社で一社伝来の慣例があります。それで・・

【この綾瀬稲荷神社では】
  血服(ちぶく)とも言いまして基本は全て50日(忌に相当)。遠慮100日か1年(服に相当 )となっています。 まあ、都合によっては除服祓えを行って縮減する場合がありますね。..唐松宮司

「玉串料はどのぐらい?」はココ!



◎いやあ、いろいろ勉強になりましたです。ハイ!!円丈


狛研TOPに戻る
落語TOPに戻る
綾瀬稲荷TOPに戻る